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1965年のF1世界選手権
1965年のF1世界選手権(1965ねんのエフワンせかいせんしゅけん)は、FIAフォーミュラ1世界選手権の第16回大会である[1]。1965年1月1日に南アフリカで開幕し、10月24日にメキシコで開催される最終戦まで、全10戦で争われた。
シーズン概要[編集]
ドイツグランプリでのジャック・ブラバム、ニュルブルクリンクにて。
1965年はジム・クラークが2度目のタイトルを獲得したシーズンとなったが、第2戦のモナコはインディ500に参加するため欠場したものの、それを除くと6連勝を達成したシーズンであった。ジャッキー・スチュワートはデビューイヤーでシーズン3位を達成、リッチー・ギンサーはメキシコグランプリ自身唯一、そしてホンダにとって初の勝利を挙げた。5年間続いた1.5リッターF1時代最後の一戦での勝利であった。
開催地及び勝者[編集]
エントリーリスト[編集]
チーム
|
コンストラクター
|
シャシー
|
エンジン
|
タイヤ
|
ドライバー
|
出場ラウンド
|
スクーデリア・フェラーリ SpA SEFAC
ノース・アメリカン・レーシングチーム
|
フェラーリ
|
158 1512
|
フェラーリ V8 フェラーリ F12
|
D
|
ジョン・サーティース
|
全戦
|
ロレンツォ・バンディーニ
|
全戦
|
ニノ・ヴァッカレラ
|
8
|
ルドヴィコ・スカルフィオッティ
|
8, 10
|
ペドロ・ロドリゲス
|
9-10
|
ボブ・ボンデュラント
|
9
|
オーウェン・レーシング・オーガニゼーション
|
BRM
|
P261 P61
|
BRM V8
|
D
|
グラハム・ヒル
|
全戦
|
ジャッキー・スチュワート
|
全戦
|
リチャード・アトウッド
|
1
|
チーム・ロータス
|
ロータス
|
33 25
|
クライマックス V8
|
D
|
ジム・クラーク
|
1, 3-10
|
マイク・スペンス
|
全戦
|
ペドロ・ロドリゲス
|
2
|
ゲルハルト・ミッター
|
7
|
ゲキ
|
8
|
モイセス・ソラーナ
|
9-10
|
ブラバム・レーシング・オーガニゼーション
|
ブラバム
|
BT11
|
クライマックス V8
|
G
|
ジャック・ブラバム
|
1-3, 5, 7, 9-10
|
ダン・ガーニー
|
1, 3-10
|
デニス・ハルム
|
2, 4-8
|
ジャンカルロ・バゲッティ
|
8
|
クーパー・カー・カンパニー
|
クーパー
|
T77 T73
|
クライマックス V8
|
D
|
ブルース・マクラーレン
|
全戦
|
ヨッヘン・リント
|
全戦
|
ロブ・ウォーカー・レーシング・チーム
|
ブラバム
|
BT7 BT11
|
クライマックス V8 BRM V8
|
D
|
ヨアキム・ボニエ
|
全戦
|
ジョー・シフェール
|
全戦
|
DW レーシング・エンタープライゼス
|
ブラバム ロータス
|
BT11 33
|
クライマックス V8
|
D
|
ボブ・アンダーソン
|
1-8
|
ポール・ホーキンス
|
2-3, 5, 7
|
レグ・パーネル・レーシング
|
ロータス
|
25 33
|
BRM V8
|
D
|
トニー・マグス
|
1
|
リチャード・アトウッド
|
2-3, 5-10
|
マイク・ヘイルウッド
|
2, 5
|
イネス・アイルランド
|
3-6, 8-10
|
クリス・エイモン
|
4, 7
|
ボブ・ボンデュラント
|
10
|
ジョン・ウィルメント・オートモビルズ
|
ブラバム
|
BT11 BT10
|
BRM V8 フォード L4
|
D
|
フランク・ガードナー
|
1-3, 5-8
|
ポール・ホーキンス
|
1
|
クリス・エイモン
|
6
|
ジョン・ラヴ
|
クーパー
|
T55
|
クライマックス L4
|
D
|
ジョン・ラヴ
|
1
|
デヴィッド・プロフェット
|
ブラバム
|
BT10
|
フォード L4
|
D
|
デヴィッド・プロフェット
|
1
|
オテレ・ヌッチ
|
アルファロメオ LDS
|
スペシャル Mk 2
|
アルファロメオ L4 クライマックス L4
|
D
|
ピーター・デ・クラーク
|
1
|
ダグ・セリュリエ
|
1
|
ローソン・オーガニゼーション
|
ロータス クーパー
|
21 T51
|
クライマックス L4 マセラティ L4
|
D
|
アーニー・ピータース
|
1
|
デヴィッド・クラプハム
|
1
|
スクーデリア・スクリバンテ
|
ロータス
|
21
|
クライマックス L4
|
D
|
ネヴィル・レダール
|
1
|
クライヴ・ピュージー
|
ロータス
|
18/21
|
クライマックス L4
|
D
|
クライヴ・ピュージー
|
1
|
サム・ティングル
|
LDS
|
Mk 1
|
アルファロメオ L4
|
D
|
サム・ティングル
|
1
|
レイズ・エンジニアリング
|
RE
|
1
|
アルファロメオ L4
|
D
|
レイ・リード
|
1
|
テッド・ランフィアー
|
ロータス
|
22
|
フォード L4
|
D
|
ブラウッシュ・ニーマン
|
1
|
トレヴァー・ブロクダイク
|
クーパー
|
T59
|
フォード L4
|
D
|
トレヴァー・ブロクダイク
|
1
|
ジャッキー・プレトリウス
|
LDS
|
Mk 1
|
アルファロメオ L4
|
D
|
ジャッキー・プレトリウス
|
1
|
ブライアン・ルーベンハイマー
|
ロータス
|
20
|
フォード L4
|
D
|
ブライアン・ルーベンハイマー
|
1
|
デイヴ・チャールトン
|
ロータス
|
20
|
フォード L4
|
D
|
デイヴ・チャールトン
|
1
|
アレックス・ブリグノート
|
クーパー
|
T55
|
クライマックス L4
|
D
|
アレックス・ブリグノート
|
1
|
ホンダ・レーシング
|
ホンダ
|
RA272
|
ホンダ V12
|
G
|
ロニー・バックナム
|
2-4, 6-10
|
リッチー・ギンサー
|
2-10
|
スクーデリア・セントロ・スッド
|
BRM
|
P57
|
BRM V8
|
D
|
ルシアン・ビアンキ
|
3
|
ウィリー・メレス
|
3
|
マステン・グレゴリー
|
3, 5, 7-8
|
ジョー・シュレッサー
|
4
|
ロベルト・ブッシネッロ
|
7-8
|
ジョルジオ・バッシ
|
8
|
ボブ・ジェラード・レーシング
|
クーパー
|
T60 T73
|
クライマックス V8 フォード L4
|
D
|
ジョン・ローズ
|
5
|
アラン・ローリンソン
|
5
|
イアン・ラビー・レーシング
|
ブラバム
|
BT3
|
BRM V8
|
D
|
イアン・ラビー
|
5, 7-8
|
クリス・エイモン
|
5
|
ブライアン・ガビー
|
ロータス
|
24
|
クライマックス V8
|
D
|
ブライアン・ガビー
|
5
|
1965年のドライバーズランキング[編集]
ポイントは1位から順に6位まで 9-6-4-3-2-1 が与えられた。ベスト6戦がポイントランキングに数えられた。
|
色 |
結果
|
金色 |
勝者
|
銀色 |
2位
|
銅色 |
3位
|
緑 |
ポイント獲得
|
青
|
完走
|
† 完走扱い(全周回数の90%以上走行)
|
規定周回数不足(NC)
|
紫 |
リタイア(Ret)
|
赤
|
予選不通過(DNQ)
|
予備予選不通過(DNPQ)
|
黒 |
失格(DSQ)
|
白
|
スタートせず(DNS)
|
レース中止(C)
|
水色
|
プラクティスのみ(PO)
|
金曜日テストドライバー(TD) 2003年以降
|
空欄
|
プラクティス出走せず(DNP)
|
除外 (EX)
|
到着せず (DNA)
|
欠場 (WD)
|
|
1965年のコンストラクターズランキング[編集]
ポイントは1位から順に6位まで 9-6-4-3-2-1 が与えられた。ベスト6戦がポイントランキングに数えられた。各コンストラクターとも最上位の車両にポイントが与えられた。
ノンタイトル戦結果[編集]
ランドグランプリは3リッターカーによる初のF1レースであった。
- ^ FIA Yearbook, 1974, grey section, pages 118-121
- ^ a b ベスト6戦がポイントランキングに数えられた。ポイントは有効ポイント、括弧内は総獲得ポイント。
外部リンク[編集]
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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