高知工業高等専門学校

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高知工業高等専門学校
Kochikosen.jpg
略称 高知高専
英称 Kochi National College of Technology (KNCT)
設置者 国立高等専門学校機構
種別 国立工業高等専門学校
設立年 1964年
学科 機械工学科
電気情報工学科
物質工学科
環境都市デザイン工学科
専攻科 機械電気工学専攻
物質工学専攻
建設工学専攻
所在地 783-8508
高知県南国市物部乙200番地1
ウェブサイト http://www.kochi-ct.ac.jp/
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高知工業高等専門学校(こうちこうぎょうこうとうせんもんがっこう、英称: Kochi National College of Technology)は、高知県南国市にある日本の国立高等専門学校。1963年に設置された。全国の高専の中で私立として開校し、その後国立に編入されたのは高知工業高等専門学校だけである。略称は高知高専

沿革[編集]

  • 1962年4月1日 - 私立高知工業高等専門学校開校、機械工学科・電気工学科・化学工学科設置。
  • 1963年3月31日 - 私立高知工業高等専門学校閉校、学生は国立高知工業高等専門学校へ転入。
  • 1963年4月1日 - 国立高知工業高等専門学校が開校、機械工学科・電気工学科・工業化学科を設置。
  • 1966年4月1日 - 土木工学科設置。
  • 1995年4月1日 - 工業化学科を物質工学科へ改組。
  • 1996年4月1日 - 土木工学科を建設システム工学科へ改組。
  • 2000年4月1日 - 専攻科設置。
  • 2004年4月1日 - 独立行政法人へ移行。
  • 2008年3月31日 - 売店廃止(実際は4月中頃まで延長されていた)。
  • 2008年4月30日 - 5月11日 - 麻疹による学校閉鎖。
  • 2009年4月1日 - 電気工学科を電気情報工学科に、建設システム工学科を環境都市デザイン工学科に名称変更。

設置学科[編集]

本科(準学士課程)[編集]

  • 機械工学科 (M)
  • 電気情報工学科 (E)
  • 物質工学科 (C)
  • 環境都市デザイン工学科 (Z)

専攻科(学士課程)[編集]

  • 機械・電気工学専攻
  • 物質工学専攻
  • 建設工学専攻

学生数[編集]

本科は基本的に、1クラス(1学科)に40人、これが1学年に4学科で160人、5学年あるので800人となるが、留年や退学・休学などで1年生以外はほとんどが多いか少ないかである。また3-5学年には留学生や4年次での編入生がいるクラスもある。

2008年度からは1年生に高校と同じクラス制を取り入れ科別のクラス分けは2年生からとなった。2009年度には高専開校以来初となる1年生5クラスが設置された。

専攻科は3つのコース×2学年である。

進路状況[編集]

大学への進学者数は電気・物質・建設システムでは毎年クラスの半数以上の進学者がいるが、機械では就職組のほうが多い。

進学・就職ともにほぼ100%である。

学生生活[編集]

本科1年の男子学生は基本的に全寮制。ただし、認められた場合は自宅からの通学も可。本科2-5年及び女子学生は希望者を選考し、合格すれば入寮できる。本科3年以上はバイク通学(原付及び小型のみ)ができる。本科3年の夏休み以降は自動車免許を取得可(ただし本科学生の通学は認められていない)。また普通自動二輪車(中型)免許は5年次以降で取得可能である。一度、高知駅からの通学バスの運行が検討されたが、アンケートを行った結果、運行されないことになった。

赤点はJABEEの関係上60点未満である。

音楽・美術の授業は本科1年次に各1単位(週1時間)開講している。式典時には、学生全員で吹奏楽部の演奏に合わせ校歌を歌うが、校歌を習う唯一の場である音楽の授業が1年生の時にしかないので、上級生のほとんどは校歌を歌いたくても歌えない。

家庭科の授業はない。

1-3年生は高等学校の生徒と同じ扱いであるが、学生手帳は存在せず、携行品は1枚物の学生証のみ、規定などが詳しく記されている「学生便覧」については携行を前提としない冊子としている。

授業中における携帯電話の使用は、当然許可されていない。にもかかわらず、担任や先輩、部活動顧問の教員からは、授業中に携帯に連絡が入ったりする場合がある。

制服[編集]

本科1-3年の学生は男子学生の場合、冬は学ラン、他は合服。学ランの襟の部分には校章と科章 (M, E, C, Z) がある。女子学生の場合はブレザーネクタイリボンを着ける。ネクタイ、リボンは特に指定はない。本科4、5年及び専攻科学生は制服についての規定はない(何らかの式典のときはスーツの着用義務あり)。

服装については3年からは基本的に頭髪の変色、ピアスなどの規定はない(ただし前記の内容は学則に表記されているわけではない)。

イベント[編集]

高専祭(文化祭)と体育祭が隔年で行われていたが、2007年度は高専祭と体育祭が1つの祭りとして3日間連続(1日目は体育祭、2・3日目は高専祭)で行われた。

高知市の中心部から遠い(距離にして約20km、はりまや橋バス停からは空港連絡バスで35分、運賃は700円)ため、高専祭や体育祭の開催日には高知駅前からはりまや橋経由で無料送迎バスが運行される。

また、毎年四国6高専(高知、阿南高松詫間電波新居浜弓削商船)で総合文化祭が行われる。会場は毎年変わる(6年に一度主幹校となる)。

そのほか、クラスマッチや、寮でのイベントが存在する。

2学期制を採用しているため、定期テストは前期中間・前期末・後期中間・学年末の年4回実施される。ただし、専攻科は年2回。

その他[編集]

高知学園系列である(創立1年目のみ)。

学校、寮ではあらゆる場所でインターネットができる(学校中に無線LANが張り巡らされている)。これは全国の数ある高専の中でも最大規模である。しかし、本科1、2年生は寮にパソコンを持ち込むことができないため、使用することができなかった。iPod touchの貸与により、全学生がキャンパス無線LANを使えるようになった。

建依会館1Fの売店には2007年度から菓子類の販売が禁止になった。ただしドーナッツは晩年でも販売されていた。2007年10月のみコパンも登場。高知大学医学部にある売店とは経営母体が同じ。また,2010年からTwitter板が配置され学生同士のコミュニケーションに微力ながら活用されている.売店は菓子類の販売禁止により売り上げが激減し、2008年3月31日付で廃止されると言うニュースが同年1月10日に報じられた。2008年度からの売店の存続は未定。売店があった元の場所はいまだ閉鎖中(12月20日現在)。しかし、学生会が努力し、売店が復活した。内装も綺麗になり、商品のバリエーションも若干増えている。特に、900ml入りペットボトルのポカリスエット(160円)は破格の値段設定であり、人気が高い。

  • クラブハウスを除くすべての施設に冷暖房完備。
  • 全学科ともにJABEE認定を受けている。
  • 隣にある高知大学農学部から、牛の糞の臭いが漂ってくると近いうちに雨が降るといわれている。

交通アクセス[編集]

バス[編集]

鉄道[編集]

飛行機[編集]

関連施設[編集]

  • 一般科棟 - 本科1-3年生の全クラスの教室がある。また1Fには保健室、学生課がある(図書館1Fから移転)。
  • 機械工学科棟 - 文字通り機械工学科の棟である。本科4、5年の教室がある。
  • 電気情報工学科棟 - 現在は本科電気工学科4、5年の教室がある。
  • 物質工学科棟 - 文字通り物質工学科の棟である。本科4年の教室がある。
  • 生物科棟(物質工学科の所有・管理) - 本科5年生の教室がある。
  • 環境都市デザイン工学科棟 - 文字通り環境都市デザイン工学科の棟である。本科4、5年の教室がある。
  • 専攻科棟
  • 切正寮(せっせいりょう) - 下記に詳細を表記。
  • 図書館(1F: 視聴覚室・フリースペース、2F: 図書館)
  • 事務課棟(喫煙所もこの建物に入居)
  • 黒潮会館
  • 機械工場
  • 風洞実験室(機械工学科の管理)
  • 建依会館(食堂、売店、理髪店、その他)
  • 第1・2体育館
  • 第1・2武道館
  • 弓道
  • 25m×7レーンのプール
  • 運動場 - 400mトラックを有し、その周りには野球部とソフトボール部の練習スペースがそれぞれある。またゴルフの練習場もある。
  • コンクリートブロック製のクラブハウスおよび倉庫
  • プレハブ小屋の軽音楽部の部室

切正寮[編集]

高知高専の学生のために設置された学寮で、読み方は「せっせいりょう」。寮は学校敷地内には無く、道路を挟んだところにあり、運動場の向かいに位置するため、校舎からは若干離れている。建物は1-6号館および教養棟(集会などに使われる)、風呂場、食堂、ゴミ捨て場によって構成されていて、一部の他高専にあるような建物の個別の名称はなく、すべての施設をひとまとめにして切正寮と呼ばれている。近年まで建築当初のままだったので破損箇所などが目立ったが、耐震工事に伴う改築で4号館を筆頭に順次リフォームされている。またその際にエアコンの取り付け工事も行われている。

建物内にはそれぞれ、キッチン冷蔵庫テレビなどが設置されている補食室がある。また洗濯機は建物内部に設置されていたり、外に設置されていたりと、建物によってバラバラである。建物のほか、飲料、アイス、パンの自販機や公衆電話が設置されている。

学校同様、周辺に買出しのできる施設がなく、また2005年頃に寮内の売店が廃止されたため、寮生は南国市内のサニーアクシス南国店やよどや、香南市内のフジグラン野市店、よどや野市店、マクドナルド野市R55号店、モスバーガー野市店、その他多数の店舗まで行くことになる。どの店舗も、距離にしておよそ3km以上はなれているため、放課後に気軽に行くのは難しいのが現状である。

入浴時、脱衣所に置いていた財布から現金が抜き取られていたり、前述の補食室の冷蔵庫に保管してあった食べ物や飲み物が勝手に食べられていたりすることがある。

周辺施設[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]