長谷川洋子 (出版業者)

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長谷川 洋子(はせがわ ようこ、1925年 - )は、日本の出版業者。漫画『サザエさん』の作者である長谷川町子長谷川町子美術館の2代目館長である長谷川毬子の実妹。

経歴[編集]

1925年(大正14年)、福岡にて誕生。8歳の時に一家で上京。東京女子大学国文科に入学後、菊池寛に弟子入りし、「大学なんかやめてボクの社に来なさい」と菊池に勧められ、大学を中退し無試験で文芸春秋社に入社。戦後、姉とともに姉妹社を設立して漫画『サザエさん』の出版業務に携わる。1985年、彩古書房を設立し、児童心理学の本を数多く出版する。

3姉妹で長年同じ家に住んでいたが、新居を建てることになったのを契機に姉たちから独立。激怒した町子・毬子と絶縁状態に陥る。1992年5月に町子が死去した際、毬子は「洋子には絶対、知らせてはならない」と厳命したという。2012年に毬子が94歳で死去すると、長谷川3姉妹の唯一の存命者となった(2017年3月現在)。姉妹の中では唯一子供を儲けている。

家族[編集]

新聞記者の鹿島隆と結婚し、2女を儲ける。(『サザエさんの東京物語』の「長谷川家・年表」より)

夫は1961年に35歳で死去し、母子ともに長谷川姓に復する。娘二人の名前は、漫画『サザエさんうちあけ話』にもしばしば登場している。長女・隆子はフランスパリに移住し、「長谷川たかこ」の名で文筆家として活動している。著書に『パリは恋愛教科書』、『ワカメちゃんのパリのふつうの生活』、『ワカメちゃんがパリに住み続ける理由』がある。

出典[編集]

  • 長谷川洋子『サザエさんの東京物語』文芸春秋、2015年3月10日。ISBN 978-4-16-790331-2