自衛隊の学校等一覧

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自衛隊の学校等一覧(じえいたいのがっこうとういちらん)は、防衛省及び陸上自衛隊海上自衛隊航空自衛隊に設置されている学校(これに準ずるものを含む)の一覧である。

共同の学校等[編集]

陸上自衛隊[編集]

(学校機関に準ずる機能を有する部隊)

海上自衛隊[編集]

航空自衛隊[編集]

廃止された学校等[編集]

構想[編集]

  • 防衛短期大学校:防衛庁が五次防計画における質的強化策の一環として計画した短期大学。自衛隊の実戦部隊の中核である曹クラスの大量育成を目的としており、1973年(昭和48年)当時は高校卒業後に自衛隊に入隊して三曹になるのに最短で三年かかるところを、二年間の専門教育により曹を育成して部隊に配置し、装備近代化にともない必要な高度の専門技術者や熟練下級幹部を確保することを狙っていた[1]
  • 防衛高校:防衛庁が四次防に向けて計画していた中学校卒業者を対象とした高校。防衛大学校と同じく全寮制、三食つきで毎月の手当と年三回の期末手当が支給され、就学期間は三年間。基本的には一般普通科高校と同様の教育課程とするが、将来の自衛官としての基礎を育成するために軍事教練を行う。卒業後は四年間の自衛隊入隊義務があり、二等陸・海・空曹に任官する。防衛大学校への進学希望者は学力優秀な者に限り推薦制を採用するとしていた。防衛庁の構想では、防衛高校が軌道にのれば、陸自の少年工科学校と空自の生徒隊は閉鎖して防衛高校に吸収し、海自の少年術科学校だけは艦艇乗務員育成のために存続させることになっていた。四次防に防衛高校のモデル校が設置される計画だったが実現せず、五次防に約200億の予算で全国に五校が開設されることになっていた(1学年600人、五校で3000人、三年制で総計9000人)。防衛高校の構想は松下電器会長の松下幸之助のアイデアであり、防衛高校卒業後の義務的な自衛隊勤務を終えた隊員を企業が就職を引き受けるという構想であった[1]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 林茂夫 『徴兵準備はここまできている』 三一書房 p.107-110

関連項目[編集]