音楽隊 (陸上自衛隊)

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音楽隊(おんがくたい)は、諸外国の軍楽隊に相当する陸上自衛隊の部隊である。陸上自衛隊の職種の一つ「音楽科」(おんがくか、: Band)の隊員で編成され、音楽演奏を主な任務とする。同様に海上自衛隊航空自衛隊にも、それぞれ音楽隊が編成されている。

中央音楽隊(2008年4月)


解説[編集]

任務[編集]

東日本大震災における被災者慰問演奏
(東北方面音楽隊、2011年3月29日)

陸上自衛隊音楽隊の任務は次のとおりである。[1]

  1. 隊員の士気高揚のための演奏
  2. 儀式のための演奏
  3. 広報のための演奏
  4. 必要に応じ、指揮所の警備

編成[編集]

陸上自衛隊には次の21隊の音楽隊がある。[2]

中央音楽隊
防衛大臣直轄。
方面音楽隊 (5隊)
方面総監直轄。各隊の名称は「陸上自衛隊○○方面音楽隊」。
師団・旅団の音楽隊(15隊)
各師団・旅団長直轄。各隊の名称は「陸上自衛隊第○音楽隊」。

祭事やオリンピックなどの大規模な行事の際は、複数の音楽隊の合同編制となる場合もある。これら以外で音楽隊を名乗るもの(「○○駐屯地音楽隊」など)は隊員の課外活動であり、音楽演奏を主な任務としている音楽科の部隊ではない。

装備・制服[編集]

通常演奏服装第2種夏服
(北部方面音楽隊、2008年9月)

主な装備品は楽器人員輸送車等。音楽科の隊種標識の色。職種徽章は、リラ(古代メソポタミアエジプトギリシアなどで用いられた竪琴)の下部に桜星を配し、外側をで囲ったもの。音楽隊の隊旗の意匠は、桜色の地色に濃黄の帽章、紺青の横線[1]

音楽科隊員の演奏時の制服は、別途定められており、階級章も装飾の付いた特別なものが用いられる。

隊員の処遇[編集]

採用[編集]

音楽隊員になるためには、自衛官採用試験に合格するだけでなく、各音楽隊で実施される部隊説明会で実技を行う必要がある[3]。音楽隊員になることができる自衛官採用試験の区分は、自衛官候補生一般曹候補生および一般幹部候補生である。自衛官候補生と一般曹候補生は入隊後、採用区分別に、戦闘訓練など自衛官としての基礎教育を3か月間 [4]、一般隊員とともに教育隊で受ける。一般幹部候補生は、将来の隊長候補たる幹部自衛官に必要な知識と技能を身につけるために、陸上自衛隊幹部候補生学校で約10か月間の教育訓練を受ける[5]。その後、中央音楽隊において音楽科教育を受け、修了後に各音楽隊へ配属される。

例年、300人程度の受験者の中から、陸上自衛隊音楽隊全体で30~40人程度が採用される。採用者のほとんどは音楽大学・音楽短期大学および音楽専門学校の出身者である。[3]

教育[編集]

陸上自衛隊では、すべての音楽隊員が理論と演奏の初・中・上級教育を受けるほか、編曲法、ドリルコンテ作成、音響機材操作など専門実務の教育も行っており[5]、音楽隊員に対して次の教育課程がある[2]

陸上自衛隊音楽科の教育課程
課程名 期間
音楽科初級幹部集合教育 12週
上級陸曹特技課程「楽手長」 10週
初級陸曹特技課程「音楽」 18週
一般陸曹候補生課程後期「音楽」 13週
新隊員特技課程「音楽」 13週
陸士初級音楽集合教育 10週・隔年

また、これら内部教育に加えて、幹部自衛官には武蔵野音楽大学東京芸術大学での研修制度もあり、それぞれ1年間、指揮作曲などの教育を受ける。[5]

日常の業務[編集]

日々の訓練においては演奏訓練が主体であるが、自衛隊員として共通の訓練も行う。[1]

通常の楽団では裏方に相当する業務、すなわち演奏会の企画などのデスクワークから、車両の運転やステージの設営に至るまで、演奏者である音楽隊員が分担して行う[6]。また、陸上自衛隊の他の職種と同様に駐屯地の警衛(24時間の当直警備)も行う。音楽の前に自衛官としての任務が優先されるため、警衛勤務の直後に演奏会本番に臨むこともある[7]

定年[編集]

自衛隊の多くの職種では、1佐以下の階級の者の定年は60歳未満(2曹・3曹の53歳から1佐の56歳まで4段階)であるが、音楽の職務にたずさわる自衛官の定年は、階級にかかわらず60歳と定められている。[8]

中央音楽隊[編集]

東京都練馬区の陸上自衛隊朝霞駐屯地に所在する、防衛大臣直轄部隊の一つ。音楽科要員の教育を担当するための「教育科」が設けられているため、隊編制ではあるが各職種学校と同等の扱いを受けている。国賓等に対する「特別儀じょう演奏」の任務を与えられている日本で唯一の音楽隊であり[9][10]、また、日本を代表する吹奏楽団を称する[5]

各陸上自衛隊音楽隊から選抜された約100名(うち、演奏者は約70名)の隊員で編成されている[10]

沿革[編集]

総隊総監部正門よりパレード中の1951年(昭和26年)当時の警察予備隊総隊総監部仮分遣隊(警察予備隊音楽隊)。指揮を執る先頭は隊長の須摩洋朔。なお、帝国陸軍職業軍人たる元現役将校であった須摩は、公職追放令が解除されるまでは建前上は「講師」という肩書きで、制服ではなく私服を着用し音楽隊の指揮統率を行っていた[11][12]
  • 1951年(昭和26年)4月1日 - 警察予備隊への音楽隊創設準備業務開始。
  • 1952年(昭和27年)2月29日 - 練馬駐屯地に移駐。
    • 6月7日 - 「音楽隊創設一周年記念 音楽祭」開催(第1回定期演奏会)
1954年(昭和29年)当時の保安隊音楽隊
    • 11月23日 - 警察予備隊の保安隊への改変に伴い「保安隊音楽隊」と隊称変更(須摩洋朔隊長)。
  • 1954年(昭和29年)9月10日 - 保安隊の自衛隊への改変に伴い「陸上自衛隊中央音楽隊」編成完結(須摩洋朔隊長、定員75人)
  • 1957年(昭和32年)8月27日 - 芝浦分屯地に移駐。
  • 1960年(昭和35年)8月16日~10月5日 - 須摩洋朔隊長がローマオリンピック視察団に加わり、ヨーロッパ各国の軍楽隊を訪問。
  • 1961年(昭和36年)11月 - ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団来隊。客演指揮須摩洋朔隊長
  • 1962年(昭和37年)9月1日 - 初代隊長・須摩洋朔1等陸佐離任退官。
  • 1978年(昭和53年) - 朝霞駐屯地に移駐。
  • 2000年(平成12年) - フォンテックから発売のCD「王は受け継がれゆく~イギリス近代名曲選」(FOCD-9135)が同年第55回文部科学省文化庁芸術レコード部門優秀賞を受賞。
  • 2009年(平成22年) - アメリカのJ.P.スーザ財団から世界の優れた軍楽隊に贈られる「ジョージ S. ハワード大佐顕彰優秀軍楽大賞」を受賞[13]。日本からは1992年の航空自衛隊航空中央音楽隊に次いで2隊目。
  • 2011年(平成23年) - 親善訪問の一環として韓国鶏龍市で開かれた韓国鶏龍軍文化祭りに初参加[14]
  • 2014年(平成26年) - ドワンゴが主催するライブイベント「ニコニコ超パーティー」に出演[3][10]
  • 2015年(平成27年)6月~8月 - 防衛省の能力構築支援事業の一環としてパプアニューギニア国防軍から軍人を受け入れ、軍楽隊の育成を目的とした教育を実施[15][16]


歴代の中央音楽隊長
氏名 階級 在任期間 出身校・期 前職 後職
1 須摩洋朔 1佐 1951.8 - 1962.9.1 陸軍戸山学校 日本交響楽団
トロンボーン奏者
退職・武蔵野音楽大学学長秘書
2 斉藤徳三郎[17] 1佐 1962.9.1 - 1965.9 茨城県立水戸商業高等学校 東京放送管弦楽団 退職
3 玉目利保 2佐 1965.9 - 1968.7 退職
4 川橋又勝 2佐 1968.7 - 1971.7 退職
5 蟻正晃 2佐 1971.7 - 1975.3 陸軍戸山学校 退職
6 高橋良雄 2佐 1975.3 - 1977.1 退職
7 青木進 2佐 1977.1 - 1979.3 退職・東京消防庁音楽隊
8 富家秀則 1佐 1979.3 - 1986.10 武蔵野音楽大学 中央音楽隊副隊長 退職
9 野中図洋和 2佐 1986.10 - 1992.7.31 大阪音楽大学 陸上幕僚監部
10 船山紘良 2佐 1992.8.1 - 1995.8.1 武蔵野音楽大学 退職
11 野中図洋和 1佐 1995.8.1 - 2005.4.1 大阪音楽大学 陸上幕僚監部 退職・陸将補
12 菅原茂 1佐 2005.4.1 - 2007.7.31 武蔵野音楽大学 中央音楽隊副隊長 退職
13 武田晃 1佐 2007.8.1 - 2017.3.22 武蔵野音楽大学
14 樋口孝博 1佐 2017.3.23 - 武蔵野音楽大学 中部方面音楽隊長

方面音楽隊[編集]

方面音楽隊長は3等陸佐および2等陸佐を基準として補職される[18]

北部方面音楽隊[編集]

1952年に札幌市に発足した警察予備隊第2管区音楽隊が前身。1972年の札幌オリンピックでは中心的音楽隊として活動した。

歴代の北部方面音楽隊長
氏名 階級 在任期間 出身校・期 前職 後職
古荘浩四郎 2佐 - 2003.3.22 武蔵野音楽大学 東部方面音楽隊長
澤野展之 3佐 2009.8.1 - 武蔵野音楽大学・94I
加藤良幸 3佐 2012.8.1 - 2015 91I 第2音楽隊長 中央音楽隊
村田茂 3佐 2015 -

東北方面音楽隊[編集]

東北方面音楽隊(2014年2月)

1960年(昭和35年)に創隊し、宮城県仙台市宮城野区の仙台駐屯地に駐屯している。東北6県を広報担当区域として、年間約100回の派遣演奏を行っている。

1988年(昭和63年)には女性自衛官によるカラーガード隊『婦人自衛官フラッグ隊』(現東北方面フラッグ隊)が発足[19]。隊員は東北方面隊の各部隊から選抜され、広報基幹要員として東北方面音楽隊と共に活動している。

歴代の東北方面音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
菅原茂 1989 - 1992.3.22 武蔵野音楽大学 中央音楽隊 東部方面音楽隊長
武田晃 1996.8 - 2001.3 武蔵野音楽大学 中央音楽隊企画科長
田村守 2008.3.23 - 2011.7.31 86I 中央音楽隊教育科教官班長 東部方面音楽隊長
高橋充 2011.8.1 - 2013.11.30 中央音楽隊 東北方面音楽隊
志賀亨 2013.12.1 - 2016.7.31 武蔵野音楽大学・90U 中央音楽隊企画科長 中央音楽隊副隊長
酒井伊知郎 2016.8.1 - 東京芸術大学大学院・98U 中央音楽隊副隊長

東部方面音楽隊[編集]

東部方面音楽隊(2008年4月)

関東地方甲信越地方及び静岡県の1都10県を広報担当区域としている。

沿革[編集]

  • 1960年(昭和35年)1月14日 - 第1管区音楽隊(後の第1音楽隊)から選抜された隊員17名により練馬駐屯地で編成完結。翌2月に36名編成となる。
  • 1966年(昭和41年)8月1日 - 朝霞駐屯地に移駐する。
  • 1975年(昭和50年)7月10日 - 坂田道太防衛庁長官が視察のために来隊する。
  • 1975年(昭和50年)9月6日 - 第1回定期演奏会を川越市民会館で開催する。
  • 1978年(昭和53年)3月25日 - 芝浦分屯地に移駐する。
  • 1982年(昭和57年)3月25日 - 52名編成に定員を改編する。
  • 1989年(平成元年)2月24日 - 大喪の礼における沿道奏楽を新宿御苑正門前で行う。
  • 1990年(平成2年)11月12日 - 即位の礼における沿道奏楽を二重橋前交差点で行う。
  • 1994年(平成6年)7月27日 - 再び朝霞駐屯地に移駐する。
  • 2008年(平成20年)9月14日 - 第50回定期演奏会を東京芸術劇場で開催する。


歴代の東部方面音楽隊長
氏名 階級 在任期間 出身校・期 前職 後職
1 渡邉一 1尉 1960.1.14 - 1965.3.15
2 金谷隆 1尉 1965.3 - 1967.3
3 落合四郎 3佐 1967.3 - 1969.3
4 朝倉経武 3佐 1969.3 - 1970.3
5 緒方太助 3佐 1970.3 - 1974.1
6 富家秀則 3佐 1974.1 - 1976.3 武蔵野音楽大学 東部方面音楽隊副隊長
7 奥山守 3佐 1976.3 - 1981.2 中央音楽隊
8 船山紘良 3佐 1976.2 - 1984.7.31 武蔵野音楽大学 第13音楽隊長
9 櫻井壽一 3佐 1984.8.1 - 1987.7.31
10 横井豊 3佐 1987.8.1 - 1992.3.22 国立音楽大学 西部方面音楽隊長
11 菅原茂 3佐 1992.3.23 - 1996.3.22 武蔵野音楽大学 東北方面音楽隊長 中央音楽隊演奏科長
12 片山伸生 2佐 1996.3.23 - 1999.3.22 国立音楽大学 中央音楽隊副隊長
13 岡野敬三郎 3佐 1999.3.23 - 2003.3.22 武蔵野音楽大学 中央音楽隊運用訓練班長
14 古荘浩四郎 2佐 2003.3.23 - 2005.7.31 武蔵野音楽大学 北部方面音楽隊長
15 吉永雅弘 3佐 2005.8.1 - 2007.7.31 中央音楽隊
16 志賀亨 2佐 2007.8.1 - 2011.7.31 武蔵野音楽大学・90U 中央音楽隊演奏科長補佐 中央音楽隊演奏科長
17 田村守 3佐 2011.8.1 - 2015.8.3 86I 東北方面音楽隊長 退職
18 澤野展之 2佐 2015.8.4 - 2016.3 武蔵野音楽大学・94I 中央音楽隊副隊長
19 加藤良幸 3佐 2016.3 - 91I 中央音楽隊企画科長

中部方面音楽隊[編集]

1952年12月に発足した保安隊第3管区総監部音楽隊を前身として、1960年1月に現名称に変更。北陸東海近畿中国四国の2府19県を広報担当区域としている。大阪府における1970年の万国博覧会や1990年の花の万国博覧会への参加の他、毎年6月に開催される「3000人の吹奏楽」に通算38回出場。2016年現在、陸上自衛隊に2名在籍しているボーカリストのうちの一人・鶫真衣が在籍している音楽隊である[20]

歴代の中部方面音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
野中図洋和 大阪音楽大学 中央音楽隊副隊長
古荘浩四郎 武蔵野音楽大学
岡野敬三郎 武蔵野音楽大学
井田康男 - 2010.7.31 西部方面音楽隊長
酒井伊知郎 2010.8.1 - 2014.12 東京芸術大学大学院・98U 中央音楽隊総務班長 中央音楽隊演奏科長兼ねて企画科長
樋口孝博 2014.12 - 2017.3.22 武蔵野音楽大学 中央音楽隊副隊長(2佐)
2017年1月1日 1等陸佐昇任
中央音楽隊長

西部方面音楽隊[編集]

1953年(昭和28年)に福岡駐屯地に発足した音楽隊を前身とし、現在は52人の編成で九州全域を広報担当区域としている。

歴代の西部方面音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
高橋充 - 2010.7.31
井田康男 2010.8.1 - 中部方面音楽隊長
森良司 中央音楽隊

師団・旅団の音楽隊[編集]

第11音楽隊(2007年10月)
陸上自衛隊第11音楽隊の楽器輸送用業務トラック

各隊長は1尉または2尉をもって充てられる。

第1音楽隊[編集]

第1音楽隊(2011年10月)
立川防災航空祭にて撮影
小田原北條五代祭りに参加する第1音楽隊(2009年5月)

第1音楽隊は、現在、東京都・神奈川県・埼玉県・静岡県・山梨県・千葉県・茨城県の1都6県を演奏担当区域とし、練馬駐屯地に駐屯している。

  • 1953年(昭和28年)4月 - 第1管区音楽隊として発足する(当時は保安隊)。
  • 1962年(昭和37年)1月 - 第1師団音楽隊に改編する(司令部付隊に所属)。
  • 1975年(昭和50年)8月 - 第1音楽隊として新編する(師団長直轄部隊に)。
  • 1976年(昭和51年)2月 - 第1回定期演奏会を開催する。
歴代の第1音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
武田晃 武蔵野音楽大学 第2混成団音楽隊長
吉永雅弘
戸田正久 東部方面音楽隊副隊長
土田和男 3尉候補者課程
22 伊東札記 2010.8.1 - 00I 中央音楽隊教育科教務班長 中部方面音楽隊副隊長
23 宍戸隆 2014.8 - 92I 東部方面音楽隊副隊長 西部方面音楽隊副隊長
小川浩英 2016.8 -

第2音楽隊[編集]

第2音楽隊は、1954年に発足した「第2管区音楽隊」がその起源である。1975年に、第2師団長直轄正規編成の「第2音楽隊」となる。2002年には東チモール、2004年にはイラク(自衛隊イラク派遣)へ隊員を派遣した。

2014年8月に、自衛隊史上初の女性音楽隊長として富田淳子1尉が着任した。[5]

歴代の第2音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
星野英裕 西部方面音楽隊音楽班長 東北方面音楽隊副隊長
藤後誠二 2002.3-2005.3 福岡大学 89I 第2混成団音楽隊長 中部方面音楽隊副隊長
加藤良幸 中央音楽隊
稲積英典 - 2009.7 富士教導団音楽隊長 第8音楽隊長
戸田正久 2009.8 - 2012 東部方面音楽隊副隊長
18 菅原信秀 2012.8 - 2014.7 第11音楽隊長 東部方面音楽隊副隊長
19 富田淳子 2014.8 - 愛媛大学教育学部音楽科・01I 北部方面音楽隊副隊長
20 吉川康浩 2016.8 - 11C 北部方面音楽隊音楽班長

第3音楽隊[編集]

第3音楽隊は、1960年4月に第3師団音楽隊として発足し、1975年に現在の正規編成・名称となり現在に至る。近畿2府4県にわたる広報活動のほか、各種行事にも積極的に参加している。

歴代の第3音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
一丸一重
高橋俊雄
岡野敬三郎 武蔵野音楽大学 中央音楽隊付幹部 中部方面音楽隊副隊長
井田康男 中部方面音楽隊音楽班長
宍戸隆 1999 - 2002 92I 東北方面音楽隊音楽班長 中央音楽隊人事班長
15 森上芳郎 - 2007.3 中部方面音楽隊副隊長
16 中井嘉昭 2007.3 - 2010.3 第13音楽隊長 中部方面音楽隊副隊長
17 佐藤文俊 2010.3 - 2014.3 神戸大学発達科学部 中部方面音楽隊音楽班長 中央音楽隊
18 阿部亮 2014.3 - 2015.8 東北方面音楽隊副隊長 中央音楽隊
19 小牧正 2015.8 - 第15音楽隊長
20 渡部栄司 2016.8 - 89I 西部方面音楽隊副隊長

第4音楽隊[編集]

歴代の第4音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
星野英裕 - 2009 東北方面音楽隊副隊長 東部方面音楽隊副隊長
森本陽三 2009 - 05I 西部方面音楽隊音楽班長 第6音楽隊長
鈴木聡
入江和也

第5音楽隊[編集]

歴代の第5音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
15 松田寛史 作陽音楽大学中退・00I 東北方面音楽隊音楽班長 西部方面音楽隊副隊長
16 小林崇浩 2010.3.23 - 2014.03.23
17 鍋澤勇雄 2014.3.23 - 第5音楽隊副隊長

第6音楽隊[編集]

第6音楽隊は、1954年に保安隊第6管区音楽隊として発足し、1962年に第6師団音楽隊、さらに1975年に現名称となり現在に至る。山形県・秋田県・宮城県・福島県の4県にわたる広報活動のほか、各種行事にも積極的に参加している。

歴代の第6音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
戸田正久
水木勝行
冶部恒善 2008.3.26 -
山下顕 2010 -
森本陽三 - 2015.8 05I 第4音楽隊長 東部方面音楽隊副隊長
菅原信秀 2015.8 - 東部方面音楽隊副隊長

第7音楽隊[編集]

第7音楽隊は、1959年5月に発足した「第7混成団音楽隊」がその起源である。1962年1月には東千歳駐屯地に移駐し、同年8月には第7師団音楽隊に改称された。その後、1971年1月には日本国で開かれた初の冬季オリンピックである札幌オリンピックを支援した。1975年8月には、「第7音楽隊」が編成完結した。1993年4月には、UNTAC第2次カンボジア派遣にも隊員を派遣した。2000年3月には、有珠山噴火災害派遣に際して隊員を派遣した。現在、第7師団管内の胆振・日高および南空知地方を中心とした広範な地域で演奏活動を行っている。

歴代の第7音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
菅原茂 1980 - 武蔵野音楽大学
竹原和男

第8音楽隊[編集]

北熊本駐屯地に駐屯。

歴代の第8音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
20 蓑毛勝熊 2015.8 - 第9音楽隊長

第9音楽隊[編集]

第9音楽隊は、1957年に第9混成団音楽隊として発足し、1962年に第9師団音楽隊、さらに1975年に現名称となり現在に至る。
長年、青森県・岩手県において広報活動を行ってきたが、1997年3月からは秋田県も担当区域に加わった。
なお、青森県には同隊の他にも海上自衛隊大湊音楽隊(むつ市)、航空自衛隊北部航空音楽隊(三沢市)がそれぞれ駐屯しており、東京都以外で唯一、三自衛隊の音楽隊が揃っている。

歴代の第9音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
井田康男
蓑毛勝熊
小川浩英 97I

第10音楽隊[編集]

第10音楽隊は、1959年1月第10混成団音楽隊として発足、1962年1月第10師団音楽隊と改称し守山駐屯地に移駐。1975年8月師団音楽隊の改編により第10音楽隊として独立新編され現在に至る。10師団管内の東海・北陸地域を主に、年間100回以上の演奏活動を行っている。

歴代の第10音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
兒玉周
田村守 1992 - 1995 86I 第2混成団音楽隊長 中央音楽隊演奏幹部
神山直三 1998.3-1999.8 幹候64期 中央音楽隊 中央音楽隊
戸田正久
16 伊藤弘 2002.8-2006.3 80I 中央音楽隊
17 伊東札記 00I 西部方面音楽隊音楽班長 中央音楽隊教育科教務班長
18 小川浩英 2009.3.23 -2011.8 97I 中央音楽隊
19 今井裕樹 2011.8 -2013.8 広島大学教育学部・07I 東部方面音楽隊音楽班長 第13音楽隊長
20 松田寛史 2013.8 -2016.8 作陽音楽大学中退・00I 西部方面音楽隊副隊長
21 稲積英典 2016.8 - 中央音楽隊教育科教務班長

第11音楽隊[編集]

  • 昭和37年:第11師団音楽隊編成
  • 昭和50年:第11音楽隊編成
歴代の第11音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
神山直三 1987.3 - 1992.3 幹候64期 東部方面音楽隊 中央音楽隊
田村守 1998 - 2002 86I 中央音楽隊演奏幹部 北部方面音楽隊副隊長
宍戸隆 2005 - 2009.3 92I 中央音楽隊人事班長 第14音楽隊長
藤倉幸彦 2009.3 - 2009.10 死亡
菅原信秀 2009.10.26 - 2012.08.01 北部方面音楽隊副隊長 第2音楽隊長
北川裕二 2012.08.01 - 北部方面音楽隊訓練幹部
山下顕

第12音楽隊[編集]

第12音楽隊(2007年4月)

第12音楽隊は、1975年に発足した。以来、群馬県・栃木県・長野県・新潟県という九州地方とほぼ同じ規模の広範囲を担当地域としている。群馬県榛東村にある相馬原駐屯地(第12旅団司令部)に駐屯し、地域に密着した広報活動はもとより、担当区域外の東京・埼玉・神奈川・山梨等でも広報活動を行っている。1都10県の陸海空音楽隊が対応できない広報を最終的に請け負う音楽隊のため、演奏数はもとより、移動距離・時間は他の音楽隊の群を抜いている忙しい音楽隊である。ここ数年では、平成16年の新潟県中越地震、平成19年の中越沖地震において、現地避難所へ慰問演奏のため派遣されているが、上級部隊である東部方面音楽隊などの各音楽隊がマスコミの多く集まる大きな避難所での慰問演奏を実施し注目される中、それをよそに被災状況が著しく、マスコミも逆に皆無で移動困難な地域の小さな各避難所や老人ホームを朝から晩まで巡回演奏を地道に実施していたのは、この音楽隊である。平成18年の第10次イラク復興支援群へも要員を派遣していた。 日本唯一の空中機動力を高めた旅団の音楽隊であり、音楽隊員は音楽以外にもヘリコプター又は、高所からロープを使って降下するリペリング能力を有している。


歴代の第12音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
村上康広
神山直三 2010.3 - 幹候64期 中央音楽隊
16 阿部安誌雄 2011.8 - 中央音楽隊管理班長
17 渡辺寛 東部方面音楽隊音楽班長

第13音楽隊[編集]

歴代の第13音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
8 船山紘良 - 1976.2 武蔵野音楽大学 東部方面音楽隊長
田尻達仁
中井嘉昭 - 2007.3 第3音楽隊長
藤後誠二 2007.8 - 2009.3 福岡大学・89I 中部方面音楽隊副隊長 中央音楽隊総務班長
渡部栄司 2009.3 - 13I 西部方面音楽隊副隊長
今井裕樹 広島大学教育学部・07I 第10音楽隊長
加藤久仁明 東部方面音楽隊運用訓練幹部

第14音楽隊[編集]

第14音楽隊は、1981年3月の第2混成団創設と同時に発足した第2混成団音楽隊を起源とし、2006年3月27日に第2混成団第14旅団に改編されたことに伴い、「第14音楽隊」となった。四国における唯一の自衛隊音楽隊である。

歴代の第2混成団音楽隊長及び第14音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
第2混成団音楽隊長
武田晃 武蔵野音楽大学 第1音楽隊長
田村守 1990 - 1992 86I 北部方面音楽隊音楽班長 第10音楽隊長
柳田明
志賀亨 1995 - 武蔵野音楽大学・90U 中央音楽隊 中央音楽隊
藤後誠二 1998-2002 福岡大学・89I 第2音隊長
森良司 西部方面音楽隊副隊長
酒井伊知郎 2004 - 2006.3.26 東京芸術大学大学院・98U 北部方面音楽隊音楽班長 第14音楽隊長
第14音楽隊長
1 酒井伊知郎 2006.3.27 - 2007.3 東京芸術大学大学院・98U 第2混成団音楽隊長 中央音楽隊演奏班長
2 神山直三 2007.3 - 2009.3 幹候64期 東部方面音楽隊副隊長 中央音楽隊
宍戸隆 2009.3 - 2012.8 92I 第11音楽隊長 東部方面音楽隊副隊長
守屋陽介 2012.8 - 2015 東京芸術大学・08U 東北方面音楽隊副隊長
奥津猛 2015.8 - 国立音楽大学・11I 中部方面音楽隊音楽班長

第15音楽隊[編集]

2010年9月、第15音楽隊とアメリカ海兵隊第3海兵遠征軍軍楽隊のジョイント・コンサート(柴田昌宜指揮)

1972年3月に臨時第1混成群音楽隊として北熊本駐屯地において編成され、同年10月に那覇駐屯地に移駐。1980年3月より第1混成団音楽隊。沖縄本島および島嶼部の巡回演奏を精力的に行い、ステージ演奏やマーチングの他、コンボ編成による軽音楽など、さまざまなスタイルで演奏活動を行っている。各種行事・イベントへの参加の他、在沖縄県アメリカ合衆国海兵隊軍楽隊とのジョイント・コンサートなども行っている。2010年3月26日、第15旅団への改編に伴い「第15音楽隊」に改称。

歴代の第1混成団音楽隊長及び第15音楽隊長
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
第1混成団音楽隊長
樋口孝博 武蔵野音楽大学
12 小川浩英 2005 - 97I 中央音楽隊 中央音楽隊
13 柴田昌宜 2007 - 2010.3.25 大阪音楽大学専攻科・03U 東部方面音楽隊音楽班長 第15音楽隊長
第15音楽隊長
1 柴田昌宜 2010.3.26 - 大阪音楽大学専攻科・03U 第1混成団音楽隊長 中央音楽隊
2 河野尚文 第15音楽隊副隊長
3 小牧正 2014.3 - 2015.8 中央音楽隊 第3音楽隊長
4 石村俊之 2015.8 - 中央音楽隊

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 音楽隊の任務”. 第3音楽隊. 2015年5月18日閲覧。
  2. ^ a b 中央音楽隊パンフレット 2015年4月。
  3. ^ a b c 広田稔; Coニコニコ出版部(仮) (2014年3月4日). “国賓、五輪、W杯で演奏 ニコニコ超パーティー出演“自衛隊中央音楽隊”がスゴ過ぎ”. 週アスPLUS. 2015年7月3日閲覧。
  4. ^ 洗足学園音楽大学 卒業後のキャリア”. リクナビ進学. 2015年5月28日閲覧。
  5. ^ a b c d e 平成27年度一般幹部候補生(陸上自衛隊(大卒程度試験)音楽要員)採用のご案内 (PDF)”. 中央音楽隊. 2015年7月3日閲覧。
  6. ^ コラム 第2回 バックステージ”. 中央音楽隊. 2015年4月20日閲覧。
  7. ^ 月刊JWings編集部、2015、「それゆけ!女性自衛官 #137 陸上自衛隊中部方面音楽隊 鶫真衣1等陸士」、『月刊JWings』(210)、イカロス出版 pp. 78-79
  8. ^ 自衛官の階級 (注)2”. 防衛省. 2014年10月12日閲覧。
  9. ^ セレモニアル・バンド”. 中央音楽隊. 2014年3月3日閲覧。
  10. ^ a b c 加藤一陽. “陸上自衛隊中央音楽隊「ニコニコ超パーティー」に出動!その理由、その正体”. ナタリー. 2014年3月3日閲覧。
  11. ^ 陸上自衛隊中央音楽隊 歴史(1)
  12. ^ 陸上自衛隊中央音楽隊 歴史(2)
  13. ^ 陸上自衛隊中央音楽隊プロフィール”. 中央音楽隊. 2015年5月7日閲覧。
  14. ^ 韓国2011鶏龍軍文化祭りへの参加のための陸上自衛隊中央音楽隊の派遣並びに同部隊の派遣に係る航空輸送及び大韓民国空軍部隊への親善訪問の実施について”. 防衛省 (2011年10月3日). 2015年7月3日閲覧。
  15. ^ パプアニューギニア国防軍軍楽隊の育成について (PDF)”. 防衛省 (2015年6月19日). 2015年8月21日閲覧。
  16. ^ “パプアに軍楽隊を 陸自に2人留学”. 読売新聞夕刊: p. 14. (2015年8月21日) 
  17. ^ 陸上自衛隊幹部候補生学校校歌作曲者
  18. ^ 幹部自衛官の経歴管理に関する達 (PDF)”. 防衛省 (2010年3月15日). 2014年3月19日閲覧。
  19. ^ 東北方面フラッグ隊
  20. ^ 【動画】陸自の歌姫鶫真衣さん、デビュー1年「歌で人の心を救いたい」(MSN産経、2015/7/25)

外部リンク[編集]