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緑井 (広島市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 広島県 > 広島市 > 安佐南区 > 緑井 (広島市)
緑井
緑井駅
日本
都道府県 広島県
市町村 広島市
安佐南区
人口
2026年(令和8年)1月30日現在)
  合計 16,133人
等時帯 UTC+9 (JST)
郵便番号
731-0103 
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緑井(みどりい)とは広島市安佐南区の地名。一丁目から八丁目までが設置されている。郵便番号731-0103(安佐南郵便局管区)。2026年1月末現在の人口は16,133人[1]

地理

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緑井は広島市安佐南区東部の地名である。北東で八木、東で川内、南で中須、南西で大町東、西で毘沙門台、北で毘沙門台東と接する。JR西日本可部線の区間列車発着駅の緑井駅山陽自動車道広島インターチェンジがそろっており交通の便がよい場所にある。緑井駅が単式ホームから島式ホームに拡張されると同時に開発され駅の周りなどを中心に大きな開発が行われた。しかし、緑井駅そのものは可部線内の他駅と比較して小規模である。各建造物は歩道橋などによってつながっている。

地名の由来

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「芸藩通志」によると緑井にまつわる二首の和歌が残されている。

  • みどり井の みとりの柳 靑(あお)やきて いと打(うち)みたれ 春雨そふる
  • 春雨の ふる夕くれの ならひかや それとも見えず かすむみどり井

同著にこのような逸話が残されている

「しかしながら、先述した井戸は長い間、その所在が分からなかった。ある公子(貴族の子弟)が、その場所を探し求めると「うへたけ山」と呼ばれる山の麓に古い井戸を発見した。四方三尺ばかり(一辺約90cm)、深さは二尺(約60cm)もある。水はとても清らかであり、なかなか枯れない。霖(ながあめ)が降っても溢れず、里の人が多くの水を汲んでも水は枯れるず、付近にある山の川に流れている。冬の間もいうまでもなく、流れの端も凍ることはない。また、井戸には鰻が住んでいるが、取ることを禁じられている。また、外から中へ入ると死んでしまうと言われている。そうであるので普通の井戸ではない。この水と井戸が在る故に、村の名前が付いたのである」(編集者現代口語訳)[2]

歴史

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年表

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  • 1768年(明和5年)-定用水(八木用水)が完成
  • 1804年 - 八木用水の記録をまとめた文書の中に緑井村で「山抜」(土砂災害)が発生した記述[3]
  • 1871年-広島県に所属
  • 1875年-公立小学校観水舎が中原氏自邸を校舎として設立される。
  • 1882年-大町村の飛び地を編入、一方で緑井村の一部を大町村に割譲。
  • 1889年-市制町村制施行により正式に「緑井村」となる。
  • 1973年-周辺村落と合同して佐東町と名乗る。
  • 2014年 - ゲリラ豪雨広島市土砂災害)を受ける。緑井8丁目では、10軒ほどの民家が土石流で流され5人の高齢者が犠牲になった。災害の発生個所では後に砂防堰堤の建設が行われた[4]

古代

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平安期には「緑井郷」と呼ばれた。「和名抄」では安芸国佐伯郡十二郷の一つと紹介されている。

中世
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鎌倉期~戦国期も平安期と同じく緑井郷と呼ばれる。税収に関するいくつかの文書や毛利氏の支配を記す文書に登場する。中世の表記には「緑井」のほかに「みとるい」「みそろへ」「ミゾノ井」などが見られる。[5]

近世
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江戸期~明示22年までは「緑井村」と呼ばれ、安芸国沼田郡に属した。

史跡

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中城
芸藩通志」によると、緑井村にあり香川次右衛門がこれを作る。[2]

施設

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商業施設

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3施設は歩道橋によって結ばれている。

教育機関

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交通

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鉄道

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西日本旅客鉄道 可部線
---大町駅---緑井駅---七軒茶屋駅---

バス

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緑井循環バス(フォーブル
  • 南循環
    • 緑井駅 - 県営住宅前 - 中調子 - 川内5丁目 - 川内2丁目上 - 緑井駅
  • 北循環
    • 緑井駅 - 川内第一公園 - 八木梅林公園 - ユニクロ - 下八木 - 七軒茶屋 - 緑井4丁目 - 緑井駅
広電バス広島交通
  • 中緑井停留所
  • 緑井天満屋前停留所

道路

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脚注

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  1. chor801h.xlsx 2026年1月末現在,住民基本台帳によるエクセルデータ, 2026-03-18閲覧
  2. 1 2 『藝藩通志 2巻』廣島図書館・裳華房、1907年7月20日(原著1825年)、625頁。
  3. 「資料が語る災害の記録 広島県立公文書館が所蔵文書展」『中国新聞』2020年11月5日朝刊、11面
  4. 「災害が問う地域の絆」『中国新聞』令和2年5月25日朝刊 17面 広島都市圏版
  5. 『角川日本地名大辞典 34 広島県』角川出版、1987年3月8日、773頁。

関連項目

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