立体未来主義

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立体未来主義(りったいみらいしゅぎ、立体未来派)またはクボ=フトゥリズムロシア語表記:Кубо-Футуризмクボフトゥリーズム:Cubo-Futurism)とは、1910年代前半のロシア革命直前に、ロシアウクライナなどで展開された芸術運動である。

フランスの分析的キュビスムと、イタリア未来派の芸術的要素を融合させたと見られている[1]。 これに分類される主要な作家(画家)としては、

などを挙げることができる。

マレーヴィチは、1913年の展覧会「標的展」に際して、この語を用いたとされる。ロシア特有の「イコン」や土着的主題を強く残している。ゆえに「ロシア・アヴァンギャルド」に入れるか否かは議論がある。

また作品は絵画だけではなく、1913年に発表された前衛オペラである「太陽からの勝利」(太陽への勝利太陽の征服Победа над солнцемパビェーダ・ナツォーンツェム, Victory over the Sun)の舞台装置や舞台衣装は、マレーヴィチの手になるものであるが、これらも立体未来派の代表作とされる。

脚注[編集]

  1. ^ [Cubo-Futurism|url=https://www.rem.routledge.com/articles/cubo-futurism cubo-futurism] 5 August 2023閲覧

関連項目[編集]