窃盗症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
窃盗症(クレプトマニア)
分類および外部参照情報
診療科・
学術分野
精神医学, 心理学
ICD-10 F63.2
ICD-9-CM 312.32
MeSH D007174

窃盗症(せっとうしょう、: Kleptomania, クレプトマニア)とは、経済的利得目的以外で、窃盗行為という衝動を反復的に実行する症状で、精神障害の一種である[1]

これは、「利益のための窃盗」という金銭目的よりも、窃盗行為実行時の緊張感と成功時の満足感が目的になっていることで「窃盗のための窃盗」といわれている。衝動制御障害に含まれる同様の症例として「放火のための放火」を繰り返す放火症と共に、自身の行動する地域で窃盗や放火など「衝動」を繰り返す。そのため、彼らが「衝動」を露出する地域は彼らが逮捕されるまで被害を受け続けるため、被害店舗の破綻や経営者・所有者の自殺に繋がることもある。他者に被害をもたらす病のために彼らの被害を受ける側に多くの者が心を寄せ、周囲から同情が得られにくい病である。誰かが衝動を監視するように見続けてあげるのも不可能であり、常習性から心を寄せてきた親族も諦めて縁を切っていることが多い[2]

衝動が性的なものに起因する場合、窃盗愛好者(クレプトフィリア kleptophilia)といわれることもある。このクレプトマニア(kleptomania) の語ははギリシャ語の語根 κλέπτειν (kleptein), "to steal"(盗むこと)に由来する。( クレプトフィリア、クレプトクラシー、またオスマン帝国時代のギリシャの山賊であるクレフテスもこの語根に由来する。) である。

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ 福島章編集『犯罪ハンドブック (ハンドブック・シリーズ)』新書館 (1995/2/1) p120,ISBN 978-4403250057
  2. ^ 福島章編集『犯罪ハンドブック (ハンドブック・シリーズ)』新書館 (1995/2/1)p121 ISBN 978-4403250057