秋津駅

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秋津駅
南口(2013年1月)
南口(2013年1月)
あきつ
Akitsu
SI15 清瀬 (2.2km)
(3.0km) 所沢 SI17
所在地 東京都東村山市秋津町五丁目7-8
駅番号 SI 16
所属事業者 西武鉄道
所属路線 池袋線
キロ程 21.8km(池袋起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
81,309人/日
-2017年-
開業年月日 1917年大正6年)12月12日
乗換 東日本旅客鉄道(JR東日本)
武蔵野線新秋津駅
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北口(2007年2月)
北口(2007年2月)
ホーム(2008年3月)
ホーム(2008年3月)
秋津駅に臨時停車中の上り急行(2013年4月) 多客時には一部の急行系列車が当駅に臨時停車することがある。
秋津駅に臨時停車中の上り急行(2013年4月) 多客時には一部の急行系列車が当駅に臨時停車することがある。

秋津駅(あきつえき)は、東京都東村山市秋津町五丁目にある西武池袋線である。駅番号はSI16

年表[編集]

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。ホーム西側半分と南口は東村山市、1990年に開設された北口と1・2番ホームの一部は埼玉県所沢市、ホーム東側半分は東京都清瀬市で、敷地は1都1県3市にまたがる。駅構造が島式ホーム1面2線だった当時(1973年)は、現在の北口がある方に側線2線が存在していた[2]

2006年までに構内改良工事が施工され、各ホーム間を連絡する跨線橋部分にエスカレーターエレベーターが整備され、1番ホームには待合室が設置されている[3]。北口改札は駅員無配置となっている。

トイレは南口改札内にある[3]。すでに多機能トイレが併設されていたため、先述の構内改良工事においては大きな変化はなかった。2008年度中に全面的な改修が予定されていたが、工事時期は大幅に遅れ、2009年度終わり頃に施工された。

のりば[編集]

ホーム 路線 方向 行先
1 SI 池袋線 下り 所沢飯能西武秩父方面
2 上り 練馬池袋新木場渋谷横浜方面
  • 貨物列車連絡線を経由し武蔵野線に直通していたが、1996年に貨物営業は廃止された。ただし貨物輸送廃止後も線路は現存しており、連絡線は西武の新車搬入、車両メーカーでの改造に伴う搬出、車両譲渡と西武多摩川線で運用されている車両の検査入場・出場時にそれぞれ甲種輸送列車が運行される際に使用される。
  • 南口・北口ともに車椅子対応のスロープと自動改札機を備えている[3]こともあり、2007年秋以降に臨時列車として池袋駅西武秩父駅の間を1往復運転されている秩父サイクルトレインの停車駅に指定されている。通常、当駅は快速以下の種別が停車し特急西武池袋線#快速急行急行は通過するが、この臨時列車に限り当駅停車となり、乗務員交代や進行方向転換目的の運転停車となる飯能駅を除きそれ以外の駅は通過する。
  • 前述の秩父サイクルトレインを除いて、急行以上の優等列車はダイヤ乱れ時を除き、通過していたが、2013年のゴールデンウィーク期間中に、秩父芝桜開花に合わせて、秩父鉄道に直通する下り快速急行2本・上り急行2本が臨時停車し[4]、その後も高麗巾着田曼珠沙華開花に合わせて臨時停車が行われた[5]。2014年のゴールデンウィーク期間中にはこれに加え、飯能行の下り急行2本と西武秩父発の上り急行2本が停車する[6]。2014年の巾着田の曼珠沙華開花時の土曜・休日には副都心線から直通する快速急行2本と池袋方面からの急行1本が臨時停車する[7]
  • 副都心線直通列車は2013年3月16日実施のダイヤ改正で、日中は土曜・休日ダイヤの当駅11:29発各駅停車元町・中華街行のみ停車する[8]。このため、当駅から副都心線方面へ乗降する場合、主要駅などで1回以上の乗り換えが必要である。なお、副都心線渋谷より先の目的地が東急東横線みなとみらい線の各駅である場合、料金・所要時間の面から当駅を利用するよりもJR武蔵野線新秋津駅へ回る方が便利な場合もある[9]

利用状況[編集]

2017年度の1日平均乗降人員81,309人である[10]。西武鉄道全92駅中9位。

利用者は2009年度まで増加傾向であった。ただし2008年度は76,494人で、前年度統計よりも増加率の大きかった西武有楽町線小竹向原駅(2008年度統計:77,313人)を下回り、順位を1つ下げていたが[11]、2009年度は77,111人で、新宿線田無駅(2009年度統計:76,188人)が減少したことで再び順位を1つ上げている[12]。2016年度では開業以来初めて1日平均乗降人員が80,000万人を突破した。さらに清瀬市内で新築住宅などの建設が相次いでおり、さらなる利用者増加も見込まれている。

近年の1日平均乗降人員および乗車人員の推移は下記の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[13]
年度 1日平均
乗降人員[14]
1日平均
乗車人員[15]
出典
1967年(昭和42年) 14,662 7,363 [* 1]
1968年(昭和43年) 15,779 7,919 [* 2]
1969年(昭和44年) 16,849 8,457 [* 3]
1970年(昭和45年) 17,619 8,793 [* 4]
1971年(昭和46年) 17,981 8,942 [* 5]
1972年(昭和47年) 18,675 9,267 [* 6]
1973年(昭和48年) 25,304 12,738 [* 7]
1974年(昭和49年) 27,164 13,285 [* 8]
1975年(昭和50年) 28,551 14,080 [* 9]
1976年(昭和51年) 29,938 14,770 [* 10]
1977年(昭和52年) 31,188 15,380 [* 11]
1978年(昭和53年) 32,545 16,029 [* 12]
1979年(昭和54年) 33,093 16,485 [* 13]
1980年(昭和55年) 32,971 16,404 [* 14]
1981年(昭和56年) 33,710 16,798 [* 15]
1982年(昭和57年) 34,615 17,259 [* 16]
1983年(昭和58年) 35,328 17,571 [* 17]
1984年(昭和59年) 36,070 17,896 [* 18]
1985年(昭和60年) 37,415 18,544 [* 19]
1986年(昭和61年) 40,383 19,985 [* 20]
1987年(昭和62年) 43,228 21,465 [* 21]
1988年(昭和63年) 47,150 23,565 [* 22]
1989年(平成元年) 50,219 25,153 [* 23]
1990年(平成02年) 53,305 26,780 [* 24]
1991年(平成03年) 57,287 28,860 [* 25]
1992年(平成04年) 59,395 29,996 [* 26]
1993年(平成05年) 62,018 31,391 [* 27]
1994年(平成06年) 64,270 32,495 [* 28]
1995年(平成07年) 65,205 32,831 [* 29]
1996年(平成08年) 65,312 32,756 [* 30]
1997年(平成09年) 65,049 32,503 [* 31]
1998年(平成10年) 65,750 32,662 [* 32]
1999年(平成11年) 65,909 32,728 [* 33]
2000年(平成12年) 65,951 32,799 [* 34]
2001年(平成13年) 66,375 33,036 [* 35]
2002年(平成14年) 67,793 33,833 [* 36]
2003年(平成15年) 69,204 34,621 [* 37]
2004年(平成16年) 70,388 35,246 [* 38]
2005年(平成17年) 71,126 35,648 [* 39]
2006年(平成18年) 72,252 36,211 [* 40]
2007年(平成19年) 73,236 36,509 [* 41]
2008年(平成20年) 76,494 38,138 [* 42]
2009年(平成21年) 77,111 38,456 [* 43]
2010年(平成22年) 76,177 38,019 [* 44]
2011年(平成23年) 76,217 38,109 [* 45]
2012年(平成24年) 77,735 38,838 [* 46]
2013年(平成25年) 78,878 39,397 [* 47]
2014年(平成26年) 78,103 39,014 [* 48]
2015年(平成27年) 79,774 39,869 [* 49]
2016年(平成28年) 80,316 40,123 [* 50]
2017年(平成29年) 81,309

武蔵野線新秋津駅との乗換[編集]

秋津駅南口改札内にある武蔵野線新秋津駅の発車案内板

当駅は西側で交差する東日本旅客鉄道(JR東日本)武蔵野線の新秋津駅との乗換駅であるが、優等列車のうち特急や急行などは停車しない。新秋津駅までは徒歩で約5分 (400m) と距離がある上、列車同士の接続も良いとはいえず、乗換駅としては不便な点が多い。新秋津駅開設にあたり西武鉄道の工事責任者は新秋津駅ホームの末端が至近距離にあるので旅客連絡通路を設けるよう国鉄貨物営業局と交渉したところ、もともと武蔵野線は貨物専用線として建設したもの(武蔵野線#歴史)であって、用地買収をする方便として旅客輸送もすることにしたので、旅客輸送を増やすような設備はお断りすると断られてしまったという[16]

乗り換えが不便なのは、地元商店街が商店街を経由しない連絡通路(秋津駅と新秋津駅のホーム間の距離は150mほど)の建設に反対していること、これに伴い東村山市やJR東日本・西武鉄道が連絡通路設置に難色を示していることによるものとされ、これに対しては乗り換え利用者からは批判が多い[17][18][19]

両線の乗換経路は行政区分(都県境・市境)を複雑に跨ぐ形からか[要出典]、商店街のアーケード化も実現せず、雨天時には不便を強いられている。また、乗換経路は道幅が狭く車道、歩道の分離がない。

1991年には長雨と台風により武蔵野線新小平駅が水没し同線が一部区間で長期不通となり、同線の列車が新秋津駅で折り返し運転を余儀なくされたため、西武池袋線による代替輸送が円滑に行えるように連絡通路を仮設する案も出たが、これも商店街の反対で実現しなかった[20]

乗り換え客への便宜を図る目的で、秋津駅南口改札内には、武蔵野線新秋津駅の発車案内が設置されている(反対面、つまり秋津駅に入る側は西武線の発車案内)。

西武線の下り終電は、武蔵野線が遅延している場合、当駅で接続待ちを行う。この時、双方の駅員が無線で連絡し合う。

2008年3月15日より、新秋津駅との連絡定期券が購入可能になった。

アーケード屋根がないことから、雨天時はが必要である。かつては当駅と新秋津駅間で『親切傘』と称したレンタル傘が自治会により設置してあったが、傘の持ち去りが相次いだことから、中止した[21]

駅周辺[編集]

秋津駅と新秋津駅の間にある商店街

南口[編集]

武蔵野線新秋津駅までの間に商店街がある。

駅南口に複合施設が2003年12月に完成した。

北口[編集]

北口への西友出店計画が地元商店街の反対により凍結され、都県および市境という理由もあり駅周辺の開発が遅く、店舗としては北口駅舎横にファミリーマート(構内店舗[22])があるのみ。北口から東へ徒歩約5分の所に、中規模の病院やドラッグストア、いなげや秋津駅前店などが立地する。

隣の駅[編集]

SeibuRailway mark.svg 西武鉄道
SI 池袋線
快速急行・急行
通過(多客期に武蔵野線との乗換の利便性を図るために臨時停車あり)
通勤急行(上りのみ運転)
通過
快速・通勤準急・準急・各駅停車(通勤準急は上りのみ運転)
清瀬駅 (SI15) - 秋津駅 (SI16) - 所沢駅 (SI17)

脚注[編集]

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  1. ^ 『写真で見る西武鉄道100年』(ネコ・パブリッシング)70ページ
  2. ^ 武蔵野線 - 街と駅の半世紀 -(アルファベータブックス)p.22 - 23「新秋津駅」のページ
  3. ^ a b c 秋津駅 駅構内マップ - 西武鉄道
  4. ^ 芝桜の開花時期に合わせ、臨時特急電車を増発! (PDF) - 西武鉄道、2013年4月19日
  5. ^ 高麗・巾着田の曼珠沙華開花時期に合わせ、特急レッドアロー号の一部が高麗駅に臨時停車・増発します! (PDF) - 西武鉄道、2013年8月13日
  6. ^ 芝桜の開花時期に合わせ、臨時特急電車を増発! (PDF) - 西武鉄道、2014年4月3日
  7. ^ 高麗・巾着田の曼珠沙華開花時期に合わせ、特急レッドアロー号の一部が高麗駅に臨時停車・増発します! (PDF) - 西武鉄道、2014年8月14日
  8. ^ 該当する時間帯は、副都心線経由東急東横線みなとみらい線直通の快速急行が運転されており、地下鉄線直通列車は毎時2本運転の新木場発着のみ。
  9. ^ 一例として、秋津 - 武蔵小杉の間を利用する場合、新秋津駅利用・府中本町駅で乗り換えるルートが切符・IC利用時共に550円、ひばりヶ丘駅乗換えで地下鉄副都心線・東急東横線の直通列車を利用するルートは710円(IC利用時は699円)、西武線池袋駅乗換えでJR湘南新宿ラインを利用する場合のルートは770円(IC利用時は768円)である。
  10. ^ 駅別乗降人員(2017年度1日平均) (PDF) - 西武鉄道
  11. ^ 駅別乗降人員 2008年度 1日平均 (PDF) - 西武鉄道
  12. ^ 駅別乗降人員 2009年度 1日平均 (PDF) - 西武鉄道
  13. ^ 東松山市の統計 - 東松山市
  14. ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  15. ^ 東京都統計年鑑
  16. ^ 「西武鉄道でのこと」『レイル』No.92、プレスアイゼンバーン、2014年、44頁
  17. ^ 埼玉県議会平成10年6月定例会における大石忠之議員の質問および青木信之総合政策部長の答弁
  18. ^ 埼玉県議会平成18年12月定例会における田中龍夫議員の質問および橋本光男総合政策部長の答弁
  19. ^ 埼玉県議会では、このほかにも秋津駅・新秋津駅接続に関する件は1985年ごろから幾度となく議題にのぼっている。
  20. ^ 埼玉県議会平成4年12月定例会における伊藤祐一郎企画財政部長の発言
  21. ^ 宮本八惠子「秋津商店街界隈今昔物語」69 - 70頁
  22. ^ 秋津駅の店舗情報 - 西武プロパティーズ

出典[編集]

東京都統計年鑑
  1. ^ 東京都統計年鑑(昭和42年)
  2. ^ 東京都統計年鑑(昭和43年)
  3. ^ 東京都統計年鑑(昭和44年)
  4. ^ 東京都統計年鑑(昭和45年)
  5. ^ 東京都統計年鑑(昭和46年)
  6. ^ 東京都統計年鑑(昭和47年)
  7. ^ 東京都統計年鑑(昭和48年)
  8. ^ 東京都統計年鑑(昭和49年)
  9. ^ 東京都統計年鑑(昭和50年)
  10. ^ 東京都統計年鑑(昭和51年)
  11. ^ 東京都統計年鑑(昭和52年)
  12. ^ 東京都統計年鑑(昭和53年)
  13. ^ 東京都統計年鑑(昭和54年)
  14. ^ 東京都統計年鑑(昭和55年)
  15. ^ 東京都統計年鑑(昭和56年)
  16. ^ 東京都統計年鑑(昭和57年)
  17. ^ 東京都統計年鑑(昭和58年)
  18. ^ 東京都統計年鑑(昭和59年)
  19. ^ 東京都統計年鑑(昭和60年)
  20. ^ 東京都統計年鑑(昭和61年)
  21. ^ 東京都統計年鑑(昭和62年)
  22. ^ 東京都統計年鑑(昭和63年)
  23. ^ 東京都統計年鑑(平成元年)
  24. ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
  25. ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
  26. ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
  27. ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
  28. ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
  29. ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
  30. ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
  31. ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
  32. ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
  33. ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
  34. ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
  35. ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
  36. ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
  37. ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
  38. ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
  39. ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
  40. ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
  41. ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
  42. ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
  43. ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
  44. ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
  45. ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
  46. ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
  47. ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
  48. ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
  49. ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
  50. ^ 東京都統計年鑑(平成28年)

参考文献[編集]

  • 宮本八惠子「秋津商店街界隈今昔物語」『東村山市史研究』第16号、東村山市 東村山ふるさと歴史館、2007年、69 - 70頁

関連項目[編集]

外部リンク[編集]