「フィリピン海」の版間の差分

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2016年5月4日 (水) 14:23時点における版

中央やや東のひし形の海域がフィリピン海

フィリピン海(フィリピンかい、英語: Philippine Sea, タガログ語: Dagat Pilipinas)は、日本台湾フィリピンミクロネシアに囲まれたで、太平洋の付属海である。1952年昭和27年)に太平洋から区域名が分離された。ただし、日本では一般的にこの名称が用いられることは少なく、太平洋として認識されている。

国際水路機関 (IHO) が定めた境界では、フィリピン海は、伊豆半島伊豆諸島小笠原諸島火山列島マリアナ諸島ヤップ島パラオ諸島北太平洋と、淡路島四国瀬戸内海と、九州南西諸島東シナ海と、台湾ルソン島南シナ海と、フィリピン諸島の南方にあるハルマヘラ島インドネシア領)で東インド多島海スル海セレベス海モルッカ海と分けられている。日本海とは日本列島西部で隔てられている。したがって、西日本(伊豆半島より西)の南方の海は、太平洋ではなくフィリピン海ということになる。

第二次世界大戦のフィリピン海海戦(マリアナ沖海戦)をきっかけにアメリカ海軍で使われるようになり、戦後の1952年(昭和27年)にIHOの決定で太平洋から分離され、現在では世界各国でこの名称が浸透している。一方、日本政府はフィリピン海を公式に認めているものの国内ではほとんど浸透しておらず、海上保安庁の発行する公式海図ですらフィリピン海の名称は使用されていない。ただ、地震大国でもある日本では、おもに災害対策の文脈において、将来に起こる可能性があるプレート境界地震の原因プレートの名称としてのフィリピン海プレートの名は頻繁に使用される。

フィリピン海を取り囲む陸地

北から時計回りに

関連項目

外部リンク