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「ワドルディ」の版間の差分

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'''ワドルディ'''(作品によっては'''ワドルディー''')は、[[ゲームソフト]]「[[星のカービィシリーズ]]」に登場する架空の[[キャラクター]]。いわゆる[[雑魚キャラクター]]で、シリーズ全てに登場している。[[英語]]では"''Waddle Dee''"と表記する。カービィ以外では唯一のシリーズ皆勤賞である。名前のWaddleは「よちよち歩く」という意味である
'''ワドルディ'''(作品によっては'''ワドルディー''')は、[[ゲームソフト]]「[[星のカービィシリーズ]]」に登場する架空の[[キャラクター]]。


ワドルディの派生であるワドルドゥも本項にて記述する。
ワドルディの派生キャラクターであるワドルドゥも本項にて記述する。


== 概要 ==
== 概要 ==
[[星のカービィシリーズ]]の最初に登場し雑魚キャラクター。体型は[[カービィ]]と同じで、かなり丸い。体色は、顔の部分が肌色、それ以外が赤(色違いも存在する)で足が黄色(肌色や茶色、オレンジの場合も)というのが基本。「全身タイツ」といわれる事もあるが、真相は不明。一部の漫画では、その外見や色からか「[[サル|猿]]」と呼ばれていることもあった。
[[星のカービィシリーズ]]において初代『[[星のカービィ]]』から登場している雑魚キャラクター。主人公のカービィ以外では唯一のシリーズ皆勤キャラクターである。[[英語]]では"''Waddle Dee''"と表記する。名前に含まれる''Waddle''は「よちよち歩く」という意味である。体型は[[カービィ]]と同じで、かなり丸い。体色は、顔の部分が肌色、それ以外が赤(色違いも存在する)で足が黄色(肌色や茶色、オレンジの場合も)というのが基本。一部の漫画では、その外見や色からか「[[サル|猿]]」と呼ばれていることもあった。


敵キャラクターの中で最弱を誇り、人畜無害で、基本的に歩いているだけである。にジャンプしたり、ダッシュで追いかけてくるる。
基本的に敵キャラクターの中で最弱を誇る。人畜無害で、基本的に歩いているだけである。ジャンプしたり、ダッシュで追いかけてくる種類る。


ただ、武器の扱いには長けており、パラソルや、[[トロッコ]]などを使っている者も多い。『[[星のカービィ3]]』では、ヌラフという[[イノシシ]]の上に乗っていたこともあり、リボンのようなものを付けている者も確認できることから男性と女性がいると推測できる。『[[星のカービィ スーパーデラックス]]』でヘルパーとなった者は、パラソルを武器に非常に高い攻撃力を発揮する。また、同ゲームのモード『格闘王への道』で何故か[[ボスキャラクター]]に混ざり、単体で登場し(後述)、『[[星のカービィ ウルトラスーパーデラックス]]』の追加ステージでは、長槍を掲げてカービィに襲い掛かる。
ただ、武器の扱いには長けており、パラソルや、[[トロッコ]]などを使っている者も多い。『[[星のカービィ3]]』では、ヌラフという[[イノシシ]]の上に乗っていたこともあり、リボンのようなものを付けている者も確認できることから男性と女性がいると推測できる。『[[星のカービィ スーパーデラックス]]』でヘルパーとなった者は、パラソルを武器に非常に高い攻撃力を発揮する。また、同ゲームのモード『格闘王への道』で何故か[[ボスキャラクター]]に混ざり、単体で登場し(後述)、『[[星のカービィ ウルトラスーパーデラックス]]』の追加ステージでは、長槍を掲げてカービィに襲い掛かる。
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カービィ系のゲームやアニメに総出演しているばかりか、『[[大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]』にも登場している。『[[大乱闘スマッシュブラザーズDX|スマッシュブラザーズDX]]』では「フィギュア名鑑(任天堂のキャラクター図鑑)」のみの登場だが、『[[大乱闘スマッシュブラザーズX|スマッシュブラザーズX]]』ではその他にデデデ大王の登場の際にデデデを担ぐ役、デデデの横必殺ワザである「ワドルディ投げ」と最後の切りふだ「ワドルディ軍団」、同ゲーム内のアドベンチャーパート『亜空の使者』では[[ルイージ (ゲームキャラクター)|ルイージ]]を怯えさせたり(当の彼らはただ歩いているだけ)、デデデ大王が[[ワリオ]]からフィギュア化したキャラクターを強奪する際に大挙してワリオを取り囲んで足止めを食らわせるなど出番が多い。
カービィ系のゲームやアニメに総出演しているばかりか、『[[大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ]]』にも登場している。『[[大乱闘スマッシュブラザーズDX|スマッシュブラザーズDX]]』では「フィギュア名鑑(任天堂のキャラクター図鑑)」のみの登場だが、『[[大乱闘スマッシュブラザーズX|スマッシュブラザーズX]]』ではその他にデデデ大王の登場の際にデデデを担ぐ役、デデデの横必殺ワザである「ワドルディ投げ」と最後の切りふだ「ワドルディ軍団」、同ゲーム内のアドベンチャーパート『亜空の使者』では[[ルイージ (ゲームキャラクター)|ルイージ]]を怯えさせたり(当の彼らはただ歩いているだけ)、デデデ大王が[[ワリオ]]からフィギュア化したキャラクターを強奪する際に大挙してワリオを取り囲んで足止めを食らわせるなど出番が多い。


== 雑魚キャラ以外での登場 ==
== 性格 ==
『スーパーデラックス』「メタナイトの逆襲」では、[[戦艦ハルバード]]の[[船橋|ブリッジ]]要員としても登場。水兵のような帽子を被っている。他のメンバーと比較すると呑気で天然な性格だ時に攻略に役立つことを洩らす。最後の最後(カービィとメタナイトの直接対決時)まで船内に残っていたが、その後の描写はなされていない。
[[カービィ]]に対する敵意はほとんど無く、本人たちもデデデ大王の部下という自覚はあまりないらしい<ref>『[[大乱闘スマッシュブラザーズDX]]』におけるワドルディのフィギュア解説文より。</ref>。パラソルなどの武器を持っていても、ただ遊んでいる事も多い。『[[星のカービィ3]]』に出てくる、カヌーを漕いでいるだけのワドルディはその最たるものである。
また、「激突!グルメレース」ではレースの審判員として登場している。


『[[カービィのきらきらきっず]]』では通信対戦の際に、2P用のキャラクターとして登場する。
『星のカービィ64』において、ムービーのタイトルから、一人称は「オイラ」、口癖は「ッス」だと読み取れるが、公式サイトで自分のことをボクと呼んでおり、無口あったりする事を考えると、そうとは限らない<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nk4j/chara/index.html 星のカービィ64 なかまたち]より。</ref>。


『星のカービィ64』では、カービィの仲間キャラの1人なり冒険の先々で手助けをする。持ち前の器用さを生かし、トロッコを始め、[[索道|リフト]]や[[そり]]など、移動面で協力する。時に可愛らしい一面も見せる。ムービーのタイトルから、一人称は「オイラ」、口癖は「ッス」だと読み取れる。ただし公式サイトでは何故か一人称がぼくになっており、穏やか大人しい口調にって<ref>[http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nk4j/chara/index.html 星のカービィ64 なかまたち]より。</ref>。
後述する『スーパーデラックス』『ウルトラスーパーデラックス』に登場のメタナイトの部下とバンダナワドルディ(『ウルトラスーパーデラックス』のみ)は、2人とも比較的冷静で穏やかな口調となっている。バンダナワドルディの一人称は「ボク」である。特別な口癖は2人ともない。


『[[タッチ!カービィ]]』では[[カービィ]]で一度ゲームをクリアすると、「ワドルディボール」としてカービィに代わるプレイヤーキャラとして操作可能になる。カービィと比べてかなり弾んで移動するのが特徴。
== 雑魚キャラ以外での登場 ==
『スーパーデラックス』では「メタナイトの逆襲」で[[戦艦ハルバード]]の[[船橋|ブリッジ]]要員としても登場。水兵のような帽子を被っている。他のメンバーより影が薄いが時に攻略に役立つことを洩らす。最後の最後(カービィとメタナイトの直接対決時)まで船内に残っていたが、その後の描写はなされていない。


『[[星のカービィ64]]』では、カービィの仲間キャラの1人になり、冒険の先々で手助けをする。持ち前の器用さを生かし、トロッコを始め、[[索道|リフト]]や[[そり]]など、移動面で協力する。時に可愛らしい一面も見せる。また、『[[タッチ!カービィ]]』では[[カービィ]]で一度ゲームをクリアすると、「ワドルディボール」としてカービィの代わりに操作することができる。カービィと比べてかなり弾んで移動するのが特徴。『[[星のカービィ ウルトラスーパーデラックス]]』の新モード「大王の逆襲」では[[バンダナ]]を付けたワドルディがデデデ大王の補佐役として登場する。<!--[[口]]が表面は見えず、とも無口であり、んどしゃべいことが明らかとなっている。{{要出典}}(スパメタナイトの逆襲等の例外もある)-->
『[[星のカービィ ウルトラスーパーデラックス]]』の新モード「大王の逆襲」では[[バンダナ]]を付けた個体がデデデ大王の補佐役として登場する。ゲーム中では主デデデ大王に戦況を報告する役目を果たしり、カービィ戦うのを嫌がる所を見ると臆病性格のようである。一人称は「ボク」で、デデ大王を大王さまと呼ぶ。


『[[星のカービィWii]]』では、カービィと一緒に人助けするデデデ大王とともにカービィと共闘する。さらにマルチプレイ時のプレイヤーキャラとしても使用可能。
『[[星のカービィWii]]』では、カービィと一緒に人助けするデデデ大王とともにカービィと共闘する。さらにマルチプレイ時のプレイヤーキャラとしても使用可能。
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{{ネタバレ}}
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== 派生キャラ ==
== アニメ版でのワドルディ ==
アニメ版『[[星のカービィ (アニメ)|星のカービィ]]』では、ワドルディはデデデ城の中で最も下の立場の家来として登場する。昔、海の向こうから[[プププランド]]へ渡ってきたそうだが、詳しい生態は不明。非常に大勢いて、外見や団体行動、更には運勢まで全員全く同じ。そのため、当のワドルディ達にすら個体の識別ができないらしい。口は普段見えないが少しあり、食べ物は顔の真ん中の皮膚に直接吸い込んで食べている(ただし咀嚼は行う)ことが第92話で判明した。無表情だが、まれに笑顔や怒った顔を見せることがある。普段は言葉を話さないが、ごくまれに「ワニャワニャ」という言葉を話すことがあり(第74話など)、笑い声もある。カービィと同じ体格ながら、足音はカービィのそれと異なり、靴音に近い。

人数については1000人、2000人、数万人など諸説あり、特定されていない。総数がかなりの数に上る事を推測できる逸話としては、第47話で[[ドクター・エスカルゴン|エスカルゴン]]は1580人まで数えたが計測不能という結論を出している。また、68話では[[コックカワサキ]]に[[かつサンド]]を2000人前注文している。

[[ことわざ|一宿一飯]]の恩義を与えてくれた[[デデデ大王]]に忠誠を誓って働いている。そのため食事を与えてもらえなかった時は、「[[革命]]」と称して一斉蜂起した(第92話)(デデデ大王は、ワドルディには口がないので食事代が掛からないと思って雇ったらしい)。主な仕事は城の警備、コック、チャンネルDDDのスタッフ、消防隊、洗濯、崩壊した城の増改築などなど。食事の時は全員が食堂に集まって礼儀正しく豪華な[[精進料理]]を食べている。エスカルゴンの計算によると、プププランドにおいて、ワドルディ全員の1食の食事代は9980万デデンであり、一人分でもデデデ大王の5倍である(第92話。なお、その時のデデデ大王の食事は[[カップ麺]]であった)。

第47話、第72話、第92話など、ワドルディ達は自らが主題になった話でよく悲惨な目に遭う(追い出される、売り飛ばされる、食事を極限まで減らされるなど)。

設定上はデデデ側のキャラクターとなるが、デデデとは違いカービィに対して敵意は全くと言って良いほど持っていない。そのため、ワドルディの食堂にカービィが紛れ込む事があるが、全く気にせずに一緒に食事をしている事がある(第92話)。カービィと共闘して魔獣を倒したこともある(第47話)。

公式ホームページでのキャラクター人気投票では第1位に輝いた(この投票は、カービィは主役のため対象外になっている)。原作ゲームではカービィがステージクリア時にダンスを踊るのが定番だが、アニメにおいてはカービィとワドルディ達が一緒に踊っていた(第47話)。

また、初期の設定では隊長は色の濃いワドルディだったが、第1話のみの登場で(一瞬しか出ていない)それ以降はワドルドゥが隊長となっている。このワドルディの槍は金色である。

=== アニメ版でのワドルドゥ ===
アニメ版のワドルドゥは、[[デデデ大王]]の家来。声は[[水谷優子]]が担当。数え切れないほど大勢いるワドルディ達とは対照的に、城には1人しかいない。ワドルディ達からも信頼されており、数多にいるワドルディを一声で束ねることができる。革命が起こった時はリーダー的存在になっていた。本人曰く「ワドルディとワドルドゥは厳密には別の種族」とのこと(第47話)。

顔の真ん中に大きな一つ目があり、腰には短剣を下げている。ゲーム版では目からビームを出すことができるが、アニメではそのような描写はない。ワドルディの上官で、ワドルドゥ隊長と呼ばれるが、城に1人しかいない隊長であることや、作中での行動を見るに、隊長というより司令長官と言った方が適切かもしれない。ほかにも厨房で料理を作ったり、車の運転をしたりすることもある。語学に長けている。普段は[[日本語]]を話すが、ワドルディの言葉や外国語も話せる。第48話では、[[プププランド]]を訪れた観光客の通訳を担当して「わにゃわにゃ」という外国語を披露した。第47話近くまではデデデ、エスカルゴン以外に敬語を使うことはほとんど無かったがそれ以降は村人にも使うようになっている。

[[デデデ大王]]よりもまともな価値観に従って生きていて、デデデの命令で行動時以外での会話を見ると、むしろ常識的である。デデデ大王に対しては本当の忠誠心を持っており、72話でワドルディが城からいなくなった際、仕事をさせる部下がいなくなってすっかりみすぼらしい姿になったデデデを見て、([[ドクター・エスカルゴン|エスカルゴン]]や大臣一家などと同様、こき使われないようププビレッジに隠れてはいたが)ただ一人「おいたわしい姿」とその様子を嘆いていた。しかし、彼も少なからずデデデに不満を抱いたり、命令に背くこともある。例として93話でデデデにプレゼントを送れるかとエスカルゴンに聞かれた時には「例えご命令でも…」と答えている。また、87話の予告にて「'''陛下は最悪の独裁者であります!'''」と言ったこともある。)。また、最終回でナイトメア要塞に乗り込んで宇宙船での帰還ができなくなった[[カービィ]]達を転送装置でポップスターに転送する際、大破したため修理中だったポップスター側の転送装置の最後の修理部品を修理にあたっていたキュリオ氏に「この[[ネジ]]ではだめですか?」と問い、そのおかげで全員が帰還することができた。

ただし彼にも欠点があり、数多のワドルディをまとめあげる立場にあるが、ワドルディの数は10人までしか数えることができず、それ以上の数を数えるようエスカルゴンに要求された時に至っては「'''10人以上ですから、たくさんです!'''」と真面目な顔で返答するなど、非常に計算能力に乏しい。本人も多少は問題視しているのか、第83話では学校の生徒の一人として授業に臨んでいた。

声が作中で大幅に変化しており、初期は敵であるデデデ側の人物だったこともあり、尖った様な声だったが、中期に入っていくにつれて次第に声質が柔らかくなっていった。

== 漫画版でのワドルディとワドルドゥ ==
; [[星のカービィ (さくま良子の漫画)|星のカービィ(さくま良子版)]]
: ワドルディは、[[ポピーブロスJr.|ポピーブラザーズジュニア]]と共にデデデ大王の部下として登場。全く喋らず、カービィとは仲良し。ワドルドゥは普通にプププランドの住人として登場している。
; [[星のカービィ デデデでプププなものがたり]]
: どちらともプププランドの住人として登場している。
; [[星のカービィ プププランドの仲間たち]]
: ワドルディは、ブルームハッターとキャピィ、スカーフィと共にカービィの友達として登場。カービィの友達4人の中で一番の常識人。ワドルドゥは普通にプププランドの住人として登場している。
; [[星のカービィ カービィとデデデのプププ日記]]
: ワドルディは普通のプププランドの住人や、デデデ大王の部下兼ワドルディたちのリーダー格のパラソルワドルディとして登場している。ワドルドゥはプププランドの住人の他、ドーナツ屋のオーナーとして登場している。
; [[星のカービィ! も〜れつプププアワー!]]
: どちらともプププランドの住人として登場している。
; [[星のカービィ プププヒーロー]]
: ワドルディはデデデ大王の兵士として登場している。ワドルドゥはポピーブロスJr.と共にデデデ大王の部下として登場しており、さらにワドルディたちの隊長となっている。

== 関連キャラ ==
; パラソルワドルディ
; パラソルワドルディ
: 傘(パラソル)を持ったワドルディ。特に攻撃はしない。高位置からゆっくり下降し、着地した瞬間にパラソルを手放してしまう(『スーパーデラックス』では離さずそのまま歩き出したり、『鏡の大迷宮』では着地するとその場で足踏みしている)。コピーするとパラソルになる。『スーパーデラックス』においては「パラソル」のヘルパーとして操作可能。
: 傘(パラソル)を持ったワドルディ。特に攻撃はしない。高位置からゆっくり下降し、着地した瞬間にパラソルを手放してしまう(『スーパーデラックス』では離さずそのまま歩き出したり、『鏡の大迷宮』では着地するとその場で足踏みしている)。コピーするとパラソルになる。『スーパーデラックス』においては「パラソル」のヘルパーとして操作可能。
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: 『ウルトラスーパーデラックス』の「大王の逆襲」に登場。前述の「パラソルワドルディ」と「ヤリワドルディ」の特性を併せ持っている。
: 『ウルトラスーパーデラックス』の「大王の逆襲」に登場。前述の「パラソルワドルディ」と「ヤリワドルディ」の特性を併せ持っている。
; バンダナワドルディ
; バンダナワドルディ
: 『ウルトラスーパーデラックス』、『Wii』で登場。先述「ワドルディ(ボス)」が青いバンダナを被っている(ただし名義はワドルディのまま)。前者ゲの「大王の逆襲」にも登場。下部ウインドウでデデデ大王と会話していたり、最後の「マスクドデデデ」との対決で背景の客およびエピローグのムービーで登場している。ステージ途中で中ボスのような扱いで登場するが、はり込み倒せる後者ではカービィの味方としてプレイヤーキャラクターとして登場。その体型のため基本モーションはカービィと同じ。ちなみにプレイヤーとしてのワドルディでは現在唯一、槍を用いて攻撃を行う。
: 『ウルトラスーパーデラックス』、『Wii』で登場。『ウルトラスーパーデラックス』では先述した「ワドルディ(ボス)」が青いバンダナを被っている(ただし名義はワドルディのまま)。その他、追加モの「大王の逆襲」にも登場。下部ウインドウでデデデ大王と会話していたり、最後の「マスクドデデデ」との対決で背景エピローグのムービーで登場している。同モードのステージ5後半と「格闘王への道」中ボス扱いで登場するが、耐久力通常のワドルディよ反面、攻撃らしい攻撃を一切仕掛けてこないの非常に弱い
: 『Wii』ではカービィの味方としてプレイヤーキャラクターとして登場。その体型のため基本モーションはカービィと同じ。ちなみにプレイヤーとしてのワドルディでは現在唯一、槍を用いて攻撃を行う。
: 関連は不明であるが、『スーパーデラックス』時点から存在するミニゲーム「かちわりメガトンパンチ」でも対戦相手として同じ姿のワドルディが登場している。
: 関連は不明であるが、『スーパーデラックス』時点から存在するミニゲーム「かちわりメガトンパンチ」でも対戦相手として同じ姿のワドルディが登場している。
; コックワドルディ
; コックワドルディ
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ここに示したものは一部である。
ここに示したものは一部である。

== アニメ版でのワドルディ ==
アニメ版『[[星のカービィ (アニメ)|星のカービィ]]』では、ワドルディはデデデ城の中で最も下の立場の家来として登場する。昔、海の向こうから[[プププランド]]へ渡ってきたそうだが、詳しい生態は不明。非常に大勢いて、外見や団体行動、更には運勢まで全員全く同じ。そのため、当のワドルディ達にすら個体の識別ができないらしい。口は普段見えないが少しあり、食べ物は顔の真ん中の皮膚に直接吸い込んで食べている(ただし咀嚼は行う)ことが第92話で判明した。無表情だが、まれに笑顔や怒った顔を見せることがある。普段は言葉を話さないが、ごくまれに「ワニャワニャ」という言葉を話すことがあり(第74話など)、笑い声もある。カービィと同じ体格ながら、足音はカービィのそれと異なり、靴音に近い。

人数については1000人、2000人、数万人など諸説あり、特定されていない。総数がかなりの数に上る事を推測できる逸話としては、第47話で[[ドクター・エスカルゴン|エスカルゴン]]は1580人まで数えたが計測不能という結論を出している。また、68話では[[コックカワサキ]]に[[かつサンド]]を2000人前注文している。

[[ことわざ|一宿一飯]]の恩義を与えてくれた[[デデデ大王]]に忠誠を誓って働いている。そのため食事を与えてもらえなかった時は、「[[革命]]」と称して一斉蜂起した(第92話)(デデデ大王は、ワドルディには口がないので食事代が掛からないと思って雇ったらしい)。主な仕事は城の警備、コック、チャンネルDDDのスタッフ、消防隊、洗濯、崩壊した城の増改築などなど。食事の時は全員が食堂に集まって礼儀正しく豪華な[[精進料理]]を食べている。エスカルゴンの計算によると、プププランドにおいて、ワドルディ全員の1食の食事代は9980万デデンであり、一人分でもデデデ大王の5倍である(第92話。なお、その時のデデデ大王の食事は[[カップ麺]]であった)。

第47話、第72話、第92話など、ワドルディ達は自らが主題になった話でよく悲惨な目に遭う(追い出される、売り飛ばされる、食事を極限まで減らされるなど)。

設定上はデデデ側のキャラクターとなるが、デデデとは違いカービィに対して敵意は全くと言って良いほど持っていない。そのため、ワドルディの食堂にカービィが紛れ込む事があるが、全く気にせずに一緒に食事をしている事がある(第92話)。カービィと共闘して魔獣を倒したこともある(第47話)。

公式ホームページでのキャラクター人気投票では第1位に輝いた(この投票は、カービィは主役のため対象外になっている)。原作ゲームではカービィがステージクリア時にダンスを踊るのが定番だが、アニメにおいてはカービィとワドルディ達が一緒に踊っていた(第47話)。

また、初期の設定では隊長は色の濃いワドルディだったが、第1話のみの登場で(一瞬しか出ていない)それ以降はワドルドゥが隊長となっている。このワドルディの槍は金色である。

=== アニメ版でのワドルドゥ ===
アニメ版のワドルドゥは、[[デデデ大王]]の家来。声は[[水谷優子]]が担当。数え切れないほど大勢いるワドルディ達とは対照的に、城には1人しかいない。ワドルディ達からも信頼されており、数多にいるワドルディを一声で束ねることができる。革命が起こった時はリーダー的存在になっていた。本人曰く「ワドルディとワドルドゥは厳密には別の種族」とのこと(第47話)。

顔の真ん中に大きな一つ目があり、腰には短剣を下げている。ゲーム版では目からビームを出すことができるが、アニメではそのような描写はない。ワドルディの上官で、ワドルドゥ隊長と呼ばれるが、城に1人しかいない隊長であることや、作中での行動を見るに、隊長というより司令長官と言った方が適切かもしれない。ほかにも厨房で料理を作ったり、車の運転をしたりすることもある。語学に長けている。普段は[[日本語]]を話すが、ワドルディの言葉や外国語も話せる。第48話では、[[プププランド]]を訪れた観光客の通訳を担当して「わにゃわにゃ」という外国語を披露した。第47話近くまではデデデ、エスカルゴン以外に敬語を使うことはほとんど無かったがそれ以降は村人にも使うようになっている。

[[デデデ大王]]よりもまともな価値観に従って生きていて、デデデの命令で行動時以外での会話を見ると、むしろ常識的である。デデデ大王に対しては本当の忠誠心を持っており、72話でワドルディが城からいなくなった際、仕事をさせる部下がいなくなってすっかりみすぼらしい姿になったデデデを見て、([[ドクター・エスカルゴン|エスカルゴン]]や大臣一家などと同様、こき使われないようププビレッジに隠れてはいたが)ただ一人「おいたわしい姿」とその様子を嘆いていた。しかし、彼も少なからずデデデに不満を抱いたり、命令に背くこともある。例として93話でデデデにプレゼントを送れるかとエスカルゴンに聞かれた時には「例えご命令でも…」と答えている。また、87話の予告にて「'''陛下は最悪の独裁者であります!'''」と言ったこともある。)。また、最終回でナイトメア要塞に乗り込んで宇宙船での帰還ができなくなった[[カービィ]]達を転送装置でポップスターに転送する際、大破したため修理中だったポップスター側の転送装置の最後の修理部品を修理にあたっていたキュリオ氏に「この[[ネジ]]ではだめですか?」と問い、そのおかげで全員が帰還することができた。

ただし彼にも欠点があり、数多のワドルディをまとめあげる立場にあるが、ワドルディの数は10人までしか数えることができず、それ以上の数を数えるようエスカルゴンに要求された時に至っては「'''10人以上ですから、たくさんです!'''」と真面目な顔で返答するなど、非常に計算能力に乏しい。本人も多少は問題視しているのか、第83話では学校の生徒の一人として授業に臨んでいた。

声が作中で大幅に変化しており、初期は敵であるデデデ側の人物だったこともあり、尖った様な声だったが、中期に入っていくにつれて次第に声質が柔らかくなっていった。

== 漫画版でのワドルディとワドルドゥ ==
; [[星のカービィ (さくま良子の漫画)|星のカービィ(さくま良子版)]]
: ワドルディは、[[ポピーブロスJr.|ポピーブラザーズジュニア]]と共にデデデ大王の部下として登場。全く喋らず、カービィとは仲良し。ワドルドゥは普通にプププランドの住人として登場している。
; [[星のカービィ デデデでプププなものがたり]]
: どちらともプププランドの住人として登場している。
; [[星のカービィ プププランドの仲間たち]]
: ワドルディは、ブルームハッターとキャピィ、スカーフィと共にカービィの友達として登場。カービィの友達4人の中で一番の常識人。ワドルドゥは普通にプププランドの住人として登場している。
; [[星のカービィ カービィとデデデのプププ日記]]
: ワドルディは普通のプププランドの住人や、デデデ大王の部下兼ワドルディたちのリーダー格のパラソルワドルディとして登場している。ワドルドゥはプププランドの住人の他、ドーナツ屋のオーナーとして登場している。
; [[星のカービィ! も〜れつプププアワー!]]
: どちらともプププランドの住人として登場している。
; [[星のカービィ プププヒーロー]]
: ワドルディはデデデ大王の兵士として登場している。ワドルドゥはポピーブロスJr.と共にデデデ大王の部下として登場しており、さらにワドルディたちの隊長となっている。


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2013年4月3日 (水) 07:50時点における版

ワドルディ(作品によってはワドルディー)は、ゲームソフト星のカービィシリーズ」に登場する架空のキャラクター

ワドルディの派生キャラクターであるワドルドゥも本項にて記述する。

概要

星のカービィシリーズにおいて初代『星のカービィ』から登場している雑魚キャラクター。主人公のカービィ以外では唯一のシリーズ皆勤キャラクターである。英語では"Waddle Dee"と表記する。名前に含まれるWaddleは「よちよち歩く」という意味である。体型はカービィと同じで、かなり丸い。体色は、顔の部分が肌色、それ以外が赤(色違いも存在する)で足が黄色(肌色や茶色、オレンジの場合も)というのが基本。一部の漫画では、その外見や色からか「」と呼ばれていることもあった。

基本的に敵キャラクターの中では最弱を誇る。人畜無害で、基本的に歩いているだけである。中にはジャンプしたり、ダッシュで追いかけてくる種類もいる。

ただ、武器の扱いには長けており、パラソルや、トロッコなどを使っている者も多い。『星のカービィ3』では、ヌラフというイノシシの上に乗っていたこともあり、リボンのようなものを付けている者も確認できることから男性と女性がいると推測できる。『星のカービィ スーパーデラックス』でヘルパーとなった者は、パラソルを武器に非常に高い攻撃力を発揮する。また、同ゲームのモード『格闘王への道』で何故かボスキャラクターに混ざり、単体で登場し(後述)、『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』の追加ステージでは、長槍を掲げてカービィに襲い掛かる。

カービィ系のゲームやアニメに総出演しているばかりか、『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』にも登場している。『スマッシュブラザーズDX』では「フィギュア名鑑(任天堂のキャラクター図鑑)」のみの登場だが、『スマッシュブラザーズX』ではその他にデデデ大王の登場の際にデデデを担ぐ役、デデデの横必殺ワザである「ワドルディ投げ」と最後の切りふだ「ワドルディ軍団」、同ゲーム内のアドベンチャーパート『亜空の使者』ではルイージを怯えさせたり(当の彼らはただ歩いているだけ)、デデデ大王がワリオからフィギュア化したキャラクターを強奪する際に大挙してワリオを取り囲んで足止めを食らわせるなど出番が多い。

雑魚キャラ以外での登場

『スーパーデラックス』の「メタナイトの逆襲」では、戦艦ハルバードブリッジ要員としても登場。水兵のような帽子を被っている。他のメンバーと比較すると呑気で天然な性格だが、時に攻略に役立つことを洩らす。最後の最後(カービィとメタナイトの直接対決時)まで船内に残っていたが、その後の描写はなされていない。 また、「激突!グルメレース」ではレースの審判員として登場している。

カービィのきらきらきっず』では通信対戦の際に、2P用のキャラクターとして登場する。

『星のカービィ64』では、カービィの仲間キャラの1人になり、冒険の先々で手助けをする。持ち前の器用さを生かし、トロッコを始め、リフトそりなど、移動面で協力する。時に可愛らしい一面も見せる。ムービーのタイトルから、一人称は「オイラ」、口癖は「ッス」だと読み取れる。ただし公式サイトでは何故か一人称が「ぼく」になっており、穏やかで大人しい口調になっている[1]

タッチ!カービィ』ではカービィで一度ゲームをクリアすると、「ワドルディボール」としてカービィに代わるプレイヤーキャラとして操作可能になる。カービィと比べてかなり弾んで移動するのが特徴。

星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』の新モード「大王の逆襲」では、バンダナを付けた個体がデデデ大王の補佐役として登場する。ゲーム中では主にデデデ大王に戦況を報告する役目を果たしており、カービィと戦うのを嫌がる所を見ると臆病な性格のようである。一人称は「ボク」で、デデデ大王を「大王さま」と呼ぶ。

星のカービィWii』では、カービィと一緒に人助けするデデデ大王とともにカービィと共闘する。さらにマルチプレイ時のプレイヤーキャラとしても使用可能。 武器は槍で容姿は頭にバンダナをつけた状態のワドルディ(後述するがウルトラスーパーデラックスではバンダナワドルディと表記している)。 同じく仲間キャラだった『64』では雑魚敵としてのワドルディは登場しなかったが、今作では雑魚敵としてのワドルディも登場する。 この作品でのプレイヤーキャラ4人の中ではかなりのテクニカル系で技は今作で新設されたコピー能力「スピア」をベースとしている。

ワドルドゥ

ワドルディ同様、星のカービィシリーズの最初に登場した雑魚キャラクター。英語では"Waddle Doo"と表記する。

アニメ版のワドルドゥについては後述の「アニメ版でのワドルドゥ」の項を参照。顔の部分は大半が巨大なに占められており、肌色の部分は無く、体色は赤(色違いも存在する)で足は黄色(初期は緑で、肌色やオレンジ、紫の場合も)というのが基本。頭に2本(初期は3本)のが生えているのが特徴。

性格はワドルディに比べて攻撃的で、カービィを見つけると積極的に目からビームを発射してくる他、パラソルをもっている者もいる。攻撃されると涙を流す。

吸い込むと「ビーム」をコピーできる。シリーズで初めて登場する能力を持った敵がこのワドルドゥである。

星のカービィ64』では、ダーク・リムラに乗っ取られたワドルディが酷似する姿になっているが、ビームは放たない。

また『大乱闘スマッシュブラザーズX』でのデデデの横必殺ワザである「ワドルディ投げ」と最後の切り札「ワドルディ軍団」でたまにワドルドゥが出現する事がある。ワドルディと違い、たまにビームを放つ。

一部の漫画では目の下に口がある。

性格

ワドルディとは対照的で、カービィに対する敵意はあり、前述のように目からビームを放つなどやや好戦的。

雑魚キャラ以外での登場

タッチ!カービィ』ではワドルドゥボールとしても登場し、プレイヤーキャラとして使用可能。ポーズ時に見られるキャラクター説明では「ついに登場 ドゥ隊長!」と記述されている(「ついに登場」とあるのは、ゲーム中ではニンテンドーDSのダブルスロット機能を使わない限り、他のキャラクターボール4人でゲームクリアしなければ使用できないため)。また、ワドルドゥボールのカラーリングはアニメ版のもの(オレンジ色)を意識しており、クリア後に見られるムービーでは見張りらしき行為をしている。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


派生キャラ

パラソルワドルディ
傘(パラソル)を持ったワドルディ。特に攻撃はしない。高位置からゆっくり下降し、着地した瞬間にパラソルを手放してしまう(『スーパーデラックス』では離さずそのまま歩き出したり、『鏡の大迷宮』では着地するとその場で足踏みしている)。コピーするとパラソルになる。『スーパーデラックス』においては「パラソル」のヘルパーとして操作可能。
パラソルワドルドゥ
パラソルワドルディと同じ。なお、コピーするとパラソルになる。手を離すなどでパラソルを失った場合はビームをコピー可能。
ワドルディ(ボス)
『スーパーデラックス』『ウルトラスーパーデラックス』の「格闘王への道」と『鏡の大迷宮』の「勝ち抜きボスバトル」で出てくる防御力が非常に高いワドルディ。但し、動かずにその場で足踏みしているような状態(『鏡の大迷宮』『ウルトラスーパーデラックス』では普通のワドルディと同じく歩く)。しかも吸い込むと一発で倒した事になるなどと、カービィシリーズ史上最弱とも言えるボスキャラクター。しかし、接触ダメージが大きいので吸い込み以外では意外と厄介なキャラクターでもある。『ウルトラスーパーデラックス』のものは外見が後述のバンダナワドルディになっているが、名義は「ワドルディ」のままである。
ワドルディの絵
ペイントローラーによって描かれたワドルディの絵が動き出したもの。実物より多少すばやく移動するが、やはり能力は無い。
ワポッド
ワドルディの幽霊のようなキャラクター。から無限に出てくるが、全く動かないため、本家ワドルディよりも弱い。壺を壊せば復活しなくなる。
エヌゼット
『64』において、ワドルディの代役として登場したスカキャラ。とはいえ、ワドルディが各ゲームの多くのレベルで広く登場するのに対し、こちらはゲーム序盤と最終盤のステージにしかいない。ゆっくり歩いていたり、全く動かなかったり、まれにジャンプする。体型はワドルディ以上に丸い。後頭部の2本の角が特徴。体色は灰色。
デカエヌゼット
『64』で登場。一応、中ボス(同ゲームの呼び名ではルームガーダー)だが、何もしてこないので簡単に倒せてしまう。
ビッグワドルディ
高さ、幅共に2倍ほどの巨大なワドルディ。吸い込みにくく、空気弾やスライディングは効かない。
ミニー
ワドルディに似たキャラだが、足は体の下にあり、体が長く下半身を引きずっているように見える。とても小さく、吸い込むと「ミニマム」をコピーできる。
トロッコワドルディ
トロッコに乗り、エアライドのコースを走るワドルディ。2台連結している時もある。
タンポポワドルディ
『タッチ!カービィ』で登場。タンポポの綿毛につかまり、ゆっくりと降下するワドルディ。タンポポに触るとダメージを受ける。綿毛をタッチすると砕け、ワドルディ本体は着地する。
ヤリワドルディ
『タッチ!カービィ』と『ウルトラスーパーデラックス』の「大王の逆襲」、『毛糸のカービィ』に登場する槍を持ったワドルディ。ワドルディにしては攻撃的で、槍を投げて攻撃してくる(後者の2作品では突っついて攻撃)。アニメ版の影響を受けて登場したキャラクターともとれる。
ゴールデンワドルディ
『参上!ドロッチェ団』に登場する、その名の通り金色の体のワドルディ。ステップ内を落ち着き無く走り回っており、放って置くとたいがいガケに落ちてしまう。倒すと宝箱を出す。なお、このワドルディを倒すにはステップ内の仕掛けをうまく利用して誘導するパズル的なテクニックを必要とする。『あつめて!カービィ』にも1体だけ登場。宝箱などは落とさないが、ミッション対象となっている。
パラソルヤリワドルディ
『ウルトラスーパーデラックス』の「大王の逆襲」に登場。前述の「パラソルワドルディ」と「ヤリワドルディ」の特性を併せ持っている。
バンダナワドルディ
『ウルトラスーパーデラックス』、『Wii』で登場。『ウルトラスーパーデラックス』では先述した「ワドルディ(ボス)」が青いバンダナを被っている(ただし名義はワドルディのまま)。その他、追加モードの「大王の逆襲」にも登場。下部ウインドウでデデデ大王と会話していたり、最後の「マスクドデデデ」との対決で背景やエピローグのムービーで登場している。同モードのステージ5後半と「格闘王への道」では中ボス扱いで登場するが、耐久力は通常のワドルディより高い反面、攻撃らしい攻撃を一切仕掛けてこないので非常に弱い。
『Wii』ではカービィの味方としてプレイヤーキャラクターとして登場。その体型のため基本モーションはカービィと同じ。ちなみにプレイヤーとしてのワドルディでは現在唯一、槍を用いて攻撃を行う。
関連は不明であるが、『スーパーデラックス』時点から存在するミニゲーム「かちわりメガトンパンチ」でも対戦相手として同じ姿のワドルディが登場している。
コックワドルディ
『ウルトラスーパーデラックス』の「グルメレース」の概要説明で登場。食べ物を作ってコンベアに乗せている。
クラッカーワドルディ
『スーパーデラックス』『ウルトラスーパーデラックス』の「グルメレース」で登場。数字の書かれた看板でカウントダウンをしたのち、クラッカーを鳴らしてスタートの合図を出す。なお、クラッカーワドルディは公式の名前ではなく、名前は明かされていない。
ワドルディ(タイトル)
『ウルトラスーパーデラックス』でDSのソフトを選ぶ画面でソフトの名前の横(DSi/LLは下)に出る絵にカービィと一緒に写っている。
ワドルディ(2人でぼうけん)
『ウルトラスーパーデラックス』のデータを選択する画面で、データを選択した後に出てくるプレイ人数を選択するときの『2人でぼうけん』のほうの絵に写っている。DSらしきものを持っている。
また、同じくデータ選択画面で、『2人ではるかぜ』を選ぶと、DSらしきものを持ったワドルディが登場する。
ユミワドルディ
『毛糸のカービィ』で登場。実際にはアミーボ・アモーレによって作り出されたワドルディである。
フーセンワドルディ
『毛糸のカービィ』で登場。ユミワドルディと同じく本物のワドルディではない。
ブロックワドルディ
『毛糸のカービィ』『あつめて!カービィ』で登場。前者はブロックを担いで他のワドルディに投げ渡し合う。後者はブロックを被った巨大なワドルディで、中ボスとして上からブロックを降らして攻撃してくる。
バクダンワドルディ
『毛糸のカービィ』『あつめて!カービィ』で登場。威力の高い爆弾を投げてくる。ステージの背景から攻撃してくることもあり、その場合は一旦引きずりだす必要がある。他にも、ヤシの木に登りリンゴやヤシの実を投げてきたり、雪のステージで木の上から雪玉を投げてくるワドルディ(名称不明)も存在する。今作のワドルディは珍しく中盤以降にしか登場せず、ただ歩いているだけのワドルディも全くいない。
パペットワドルディ
『Wii』で登場。ビッグワドルディを模した継ぎ接ぎだらけの着ぐるみを着た3体のワドルディ。一定のダメージを与えると着ぐるみが壊れて中から3体のワドルディが飛び出る。
アーマーワドルディ
『Wii』で登場。上記のパペットワドルディの発展型で、3体のワドルディが操るロボット。パペットワドルディ同様、ある程度攻撃を加えると外装が壊れて中から3体のワドルディが飛び出てくる。
キングスドゥ
『Wii』で登場。ワドルドゥをそのまま大きくした中ボスで、黄色い体に長い前髪が特徴。ワドルドゥ同様ビームを放ってくる他、体当たりもしてくる。また、空中に静止してビームを回転させながら放つこともある。エクストラモードでは体が白色になる。
ウォンキィ
『Wii』で登場。ゴールデンワドルディのような姿をしたサル。キャリーキーを持っていることが多く、ステップ内を逃げ回る。倒すとキャリーキーを奪還可能。なお、ウォンキィを倒すにはステップ内の仕掛けを利用して誘導したり、ウォンキィより先に回り込むテクニックを必要とする。
ハルカンドルディ
『Wii』で登場。ハルカンドラに生息するワドルディ。ゆっくり歩いてきたり、全く動かなかったりする。一部の個体は小部屋にいることが多い。
パラソルハルカンドルディ
『Wii』で登場。傘を持ったハルカンドルディ。パラソルワドルディやパラソルワドルドゥ同様、高位置からゆっくり降下してくる。パラソルをコピー可能。
アーマーハルカンドルディ
『Wii』で登場。上記のアーマーワドルディのハルカンドラ版で、3体のハルカンドルディが操る。アーマーワドルディ同様、一定の攻撃を加えると外装が壊れて中から3体のハルカンドルディが飛び出てくる。

ここに示したものは一部である。

アニメ版でのワドルディ

アニメ版『星のカービィ』では、ワドルディはデデデ城の中で最も下の立場の家来として登場する。昔、海の向こうからプププランドへ渡ってきたそうだが、詳しい生態は不明。非常に大勢いて、外見や団体行動、更には運勢まで全員全く同じ。そのため、当のワドルディ達にすら個体の識別ができないらしい。口は普段見えないが少しあり、食べ物は顔の真ん中の皮膚に直接吸い込んで食べている(ただし咀嚼は行う)ことが第92話で判明した。無表情だが、まれに笑顔や怒った顔を見せることがある。普段は言葉を話さないが、ごくまれに「ワニャワニャ」という言葉を話すことがあり(第74話など)、笑い声もある。カービィと同じ体格ながら、足音はカービィのそれと異なり、靴音に近い。

人数については1000人、2000人、数万人など諸説あり、特定されていない。総数がかなりの数に上る事を推測できる逸話としては、第47話でエスカルゴンは1580人まで数えたが計測不能という結論を出している。また、68話ではコックカワサキかつサンドを2000人前注文している。

一宿一飯の恩義を与えてくれたデデデ大王に忠誠を誓って働いている。そのため食事を与えてもらえなかった時は、「革命」と称して一斉蜂起した(第92話)(デデデ大王は、ワドルディには口がないので食事代が掛からないと思って雇ったらしい)。主な仕事は城の警備、コック、チャンネルDDDのスタッフ、消防隊、洗濯、崩壊した城の増改築などなど。食事の時は全員が食堂に集まって礼儀正しく豪華な精進料理を食べている。エスカルゴンの計算によると、プププランドにおいて、ワドルディ全員の1食の食事代は9980万デデンであり、一人分でもデデデ大王の5倍である(第92話。なお、その時のデデデ大王の食事はカップ麺であった)。

第47話、第72話、第92話など、ワドルディ達は自らが主題になった話でよく悲惨な目に遭う(追い出される、売り飛ばされる、食事を極限まで減らされるなど)。

設定上はデデデ側のキャラクターとなるが、デデデとは違いカービィに対して敵意は全くと言って良いほど持っていない。そのため、ワドルディの食堂にカービィが紛れ込む事があるが、全く気にせずに一緒に食事をしている事がある(第92話)。カービィと共闘して魔獣を倒したこともある(第47話)。

公式ホームページでのキャラクター人気投票では第1位に輝いた(この投票は、カービィは主役のため対象外になっている)。原作ゲームではカービィがステージクリア時にダンスを踊るのが定番だが、アニメにおいてはカービィとワドルディ達が一緒に踊っていた(第47話)。

また、初期の設定では隊長は色の濃いワドルディだったが、第1話のみの登場で(一瞬しか出ていない)それ以降はワドルドゥが隊長となっている。このワドルディの槍は金色である。

アニメ版でのワドルドゥ

アニメ版のワドルドゥは、デデデ大王の家来。声は水谷優子が担当。数え切れないほど大勢いるワドルディ達とは対照的に、城には1人しかいない。ワドルディ達からも信頼されており、数多にいるワドルディを一声で束ねることができる。革命が起こった時はリーダー的存在になっていた。本人曰く「ワドルディとワドルドゥは厳密には別の種族」とのこと(第47話)。

顔の真ん中に大きな一つ目があり、腰には短剣を下げている。ゲーム版では目からビームを出すことができるが、アニメではそのような描写はない。ワドルディの上官で、ワドルドゥ隊長と呼ばれるが、城に1人しかいない隊長であることや、作中での行動を見るに、隊長というより司令長官と言った方が適切かもしれない。ほかにも厨房で料理を作ったり、車の運転をしたりすることもある。語学に長けている。普段は日本語を話すが、ワドルディの言葉や外国語も話せる。第48話では、プププランドを訪れた観光客の通訳を担当して「わにゃわにゃ」という外国語を披露した。第47話近くまではデデデ、エスカルゴン以外に敬語を使うことはほとんど無かったがそれ以降は村人にも使うようになっている。

デデデ大王よりもまともな価値観に従って生きていて、デデデの命令で行動時以外での会話を見ると、むしろ常識的である。デデデ大王に対しては本当の忠誠心を持っており、72話でワドルディが城からいなくなった際、仕事をさせる部下がいなくなってすっかりみすぼらしい姿になったデデデを見て、(エスカルゴンや大臣一家などと同様、こき使われないようププビレッジに隠れてはいたが)ただ一人「おいたわしい姿」とその様子を嘆いていた。しかし、彼も少なからずデデデに不満を抱いたり、命令に背くこともある。例として93話でデデデにプレゼントを送れるかとエスカルゴンに聞かれた時には「例えご命令でも…」と答えている。また、87話の予告にて「陛下は最悪の独裁者であります!」と言ったこともある。)。また、最終回でナイトメア要塞に乗り込んで宇宙船での帰還ができなくなったカービィ達を転送装置でポップスターに転送する際、大破したため修理中だったポップスター側の転送装置の最後の修理部品を修理にあたっていたキュリオ氏に「このネジではだめですか?」と問い、そのおかげで全員が帰還することができた。

ただし彼にも欠点があり、数多のワドルディをまとめあげる立場にあるが、ワドルディの数は10人までしか数えることができず、それ以上の数を数えるようエスカルゴンに要求された時に至っては「10人以上ですから、たくさんです!」と真面目な顔で返答するなど、非常に計算能力に乏しい。本人も多少は問題視しているのか、第83話では学校の生徒の一人として授業に臨んでいた。

声が作中で大幅に変化しており、初期は敵であるデデデ側の人物だったこともあり、尖った様な声だったが、中期に入っていくにつれて次第に声質が柔らかくなっていった。

漫画版でのワドルディとワドルドゥ

星のカービィ(さくま良子版)
ワドルディは、ポピーブラザーズジュニアと共にデデデ大王の部下として登場。全く喋らず、カービィとは仲良し。ワドルドゥは普通にプププランドの住人として登場している。
星のカービィ デデデでプププなものがたり
どちらともプププランドの住人として登場している。
星のカービィ プププランドの仲間たち
ワドルディは、ブルームハッターとキャピィ、スカーフィと共にカービィの友達として登場。カービィの友達4人の中で一番の常識人。ワドルドゥは普通にプププランドの住人として登場している。
星のカービィ カービィとデデデのプププ日記
ワドルディは普通のプププランドの住人や、デデデ大王の部下兼ワドルディたちのリーダー格のパラソルワドルディとして登場している。ワドルドゥはプププランドの住人の他、ドーナツ屋のオーナーとして登場している。
星のカービィ! も〜れつプププアワー!
どちらともプププランドの住人として登場している。
星のカービィ プププヒーロー
ワドルディはデデデ大王の兵士として登場している。ワドルドゥはポピーブロスJr.と共にデデデ大王の部下として登場しており、さらにワドルディたちの隊長となっている。

脚注

  1. ^ 星のカービィ64 なかまたちより。