大橋美加

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大橋美加
生誕 (1959-08-29) 1959年8月29日(64歳)
出身地 日本の旗 日本 東京都

大橋 美加(おおはし みか、1959年8月29日[1] - )は日本のジャズシンガー乙女座・AB型・東京都中野区出身[1]

人物[編集]

父はマルチタレント大橋巨泉、母はジャズシンガーのマーサ三宅東京立正短期大学在学中に東大ジャズ研にスカウトされデビューした。1986年、ファースト・アルバムをリリースし、日本ジャズヴォーカル賞新人賞を受賞。以降、NY録音2枚サンフランシスコ録音1枚を含むリーダー作13枚を発表。TV・ラジオ・コンサート活動の傍ら、シネマ・エッセイストとしても3冊の著作を発表している。JAZZ JAPAN AWARD 2016特別賞受賞。2018年 日本ジャズヴォーカル賞大賞受賞。2019年 14枚目のリーダーCD『Cinemful Life』JAZZ JAPAN AWARD 2019制作企画賞受賞。 自身のルーツである東京・下町を中心に後進指導も手がける。

出演[編集]

作品[編集]

  • 1997年、『美加 & レイ(When Mika Met Ray)』(Paddle Wheel) - 大橋美加 & レイ・ブライアント
  • 2003年4月23日、『Mint Jazz 』(MTCJ-1054 3Dシステム) - 2002年に死去した歌手ペギー・リーの愛唱曲を集めたニュー・アルバム
  • 2005年10月19日、『スウィート・カンバセイション』 - チェット・ベイカーシーラ・ジョーダンとの共演経験を持つピアニスト、 ラリー・ポーターとのデュエットアルバム
  • 2007年7月、『シネマニア』
  • 2010年9月、『ソングマニア』
  • 2012年10月、『バイ・スペシャル・リクエスト』
  • 2014年8月、『With Love to Nat』 - サンフランシスコで録音された12枚目のリーダー・アルバム
  • 2016年9月、『HOME』 - 13枚目のリーダーCD。御年83歳の母親・マーサ三宅を初めてゲストに迎え家族への思いを込めたアルバム。
  • 2019年8月、『Cinemful Life』-14枚目のリーダーCD発表。
  • 2023年8月、『My mother's Music』-母・マーサ三宅の軌跡を辿る意欲作。 ジャズソングばかりでなく、マーサが得意とした名曲、往年のテレビドラマの挿入歌、 美加だから歌える母娘の想い出の曲など、母が歌ってきた さまざまなジャンルの歌曲を収録。日本語詞4曲、美加の和訳詞(DREAM)、 英語作詞(Danny Boy後半)も披露。
著作
  • 唇にジャズソング(1998/7/30、YMM、ISBN 978-4636720082) - 楽譜付き
  • きまぐれレディのJazz in Cinema (ビクターブックス―Pocket Inシリーズ)(1990/3、 ビクター音楽産業、ISBN 978-4893890184
  • 私の偏愛シネマ・ガイド―魅惑のヒロインたち(1996/6、日本テレビ放送網、ISBN 978-4820396161
  • 父・巨泉(2017/6、双葉社、ISBN 978-4575312720

賞歴[編集]

  • 1987年 日本ジャズヴォーカル賞 新人賞(ジャズワールド紙主催)
  • 2017年 CD『HOME』JAZZ JAPAN AWARD 2016特別賞受賞(JAZZ JAPAN誌主催)
  • 2018年 日本ジャズヴォーカル賞大賞受賞(ジャズワールド紙主催)
  • 2019年 CD『Cinemful Life』JAZZ JAPAN AWARD 2019制作企画賞受賞(JAZZ JAPAN誌主催)
  • 2020年 日本ジャズ音楽協会 功労賞受賞

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 『DJ名鑑 1987』三才ブックス、1987年2月15日、42頁。NDLJP:12276264/22 

外部リンク[編集]