佐和隆光

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佐和隆光
生誕 (1942-11-13) 1942年11月13日(74歳)[要出典]
研究分野 計量経済学科学哲学経済学史日本経済環境経済学
影響を
受けた人物
ローレンス・クライン[要出典]
トーマス・クーン[要出典]
ジョン・ケネス・ガルブレイス[要出典]
アンソニー・ギデンズ[要出典]
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佐和 隆光(さわ たかみつ、1942年11月13日 - )は、日本経済学者。前滋賀大学学長、滋賀大学特別招聘教授。京都大学名誉教授京都大学経済研究所特任教授。専攻は計量経済学環境経済学経済学博士東京大学、1971年)。

経歴[編集]

和歌山県高野町生まれ。1965年東京大学経済学部卒業。1967年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。同大学助手を経て、1969年に京都大学経済研究所助教授就任。[要出典]1971年 東京大学 経済学博士, 論文の題は 「計量経済学の統計理論」[1]1980年教授昇格。この間、スタンフォード大学研究員イリノイ大学客員教授イリノイ大学教授等を務める。2006年立命館大学政策科学部教授に就任。[要出典]現在までに、Econometric SocietyのFellow、京都大学経済研究所所長、東京大学新聞研究所客員教授、京都大学大学院エネルギー科学研究科教授、国立情報学研究所副所長、京都大学経済研究所特任教授、環境経済・政策学会会長、第3回環境経済学世界大会組織委員長、中央環境審議会委員、交通政策審議会環境部会長等を歴任。[要出典]2010年から2016年まで、滋賀大学の学長を務めた。[要出典]

研究活動[編集]

1960年代後半から80年代初めにかけ計量経済学者として多数の論文を公刊し、国際的な研究業績をあげる。[要出典]80年代以降は経済論壇において盛んに活躍、一般向けの著作を多数出版している。[要出典]著書『経済学とは何だろうか』では、トーマス・クーンパラダイムの概念を新古典派~ケインジアン~新古典派総合~ルーカス反革命という一連の経済学説の流れにあてはめて見せた。[要出典]近年は環境問題にも関心を注いでいる。[要出典]

家族[編集]

美術史学者・密教学者で京都市立芸術大学学長を務めた佐和隆研は実父。実弟は元日本銀行勤務、大阪商業大学教授の佐和良作[要出典]

受賞歴[編集]

叙勲歴[編集]

年譜[編集]

  • 1965年 - 東京大学経済学部卒業
  • 1967年 - 東京大学大学院経済学研究科修士課程修了
  • 1967年 - 東京大学経済学部助手
  • 1969年 - 京都大学経済研究所助教授(旧資源経済研究部門)
  • 1970年 - スタンフォード大学研究員( - 1971年
  • 1975年 - イリノイ大学客員教授( - 1977年
  • 1977年 - イリノイ大学教授( - 1978年
  • 1980年 - 京都大学経済研究所教授(産業統計研究部門)
  • 1986年 - 京都大学経済研究所教授(数量産業分析研究部門)
  • 1986年 - 東京大学新聞研究所客員教授併任
  • 1990年 - 京都大学経済研究所所長( - 1994年
  • 1995年 - 京都大学経済研究所所長( - 1999年
  • 1997年 - 京都大学大学院エネルギー科学研究科教授併任
  • 2000年 - 国立情報学研究所副所長( - 2002年
  • 2001年 - 京都大学経済研究所所長( - 2006年
  • 2006年 - 立命館大学政策科学部教授および京都大学経済研究所特任教授
  • 2010年 - 滋賀大学学長( - 2016年

学内における主な役職[編集]

学外における主な役職[編集]

  • 公益財団法人野村財団理事
  • 財団法人社会経済生産性本部理事
  • 財団法人日本環境協会理事
  • 財団法人大林都市研究振興財団理事
  • 財団法人関西エネルギー・リサイクル科学研究振興財団理事
  • 財団法人稲盛財団評議員
  • 財団法人住友生命健康財団評議員
  • 財団法人村田学術振興財団評議員
  • 特定非営利活動法人環境エネルギー政策研究所顧問

著書[編集]

単著[編集]

  • 『計量経済学の基礎――モデル分析の手法と理論』(東洋経済新報社、1970年)
  • 『初等統計解析』(新曜社 1974年/改訂版、1985年)
  • 『数量経済分析の基礎』(筑摩書房、1974年/増補版、1977年)
  • 『回帰分析』(朝倉書店、1979年)
  • 『経済学の世界アメリカと日本』(東洋経済新報社、1979年)
  • 『経済学とは何だろうか』(岩波新書、1982年)
  • 『虚構と現実――社会科学の「有効性」とは何か』(新曜社、1984年)
  • 『高度成長――「理念」と政策の同時代史』(日本放送出版協会[NHKブックス]、1984年)
  • 『文化としての技術――ソフト化社会の政治経済学』(岩波書店、1987年/同時代ライブラリー、1991年)
  • 『経済学における保守とリベラル』(岩波書店、1988年)
  • 『パラダイム・シフト技術と経済』(筑摩書房、1988年)
  • 『20世紀末の思潮――ポスト・モダンからネオ・モダニズムへ』(朝日新聞社、1989年)
  • 『「大国」日本の条件』(日本経済新聞社、1989年)
  • 『豊かさのゆくえ――21世紀の日本』(岩波ジュニア新書、1990年)
  • 『これからの経済学』(岩波新書、1991年)
  • 『尊厳なき大国』(講談社、1992年)
  • 『成熟化社会の経済倫理』(岩波書店、1993年)
  • 『平成不況の政治経済学――成熟化社会への条件』(中公新書、1994年)
  • 『資本主義の再定義』(岩波書店、1995年)
  • 『日本の難問――閉塞の日本と勃興のアジア』(日本経済新聞社、1997年)
  • 『地球温暖化を防ぐ――20世紀型経済システムの転換』(岩波新書、1997年)
  • 『漂流する資本主義――危機の政治経済学』(ダイヤモンド社、1999年)
  • 『経済学の名言100』(ダイヤモンド社、1999年)
  • 『21世紀の問題群――持続可能な発展への途』(新曜社、2000年)
  • 『市場主義の終焉――日本経済をどうするのか』(岩波新書、2000年)
  • 『資本主義は何処へ行く』(NTT出版、2002年)
  • 『経済学への道』(岩波書店、2003年)
  • 『日本の「構造改革」――いま、どう変えるべきか』(岩波新書、2003年)
  • 『この国の未来へ――持続可能で「豊か」な社会』(ちくま新書、2007年)
  • 『佐和教授 はじめての経済講義』(日本経済新聞社、2008年)
  • 『グリーン資本主義――グローバル「危機」克服の条件』(岩波新書、2009年)
  • 『日本経済の憂鬱 デフレ不況の政治経済学』ダイヤモンド社 2013年
  • 『経済学のすすめ 人文知と批判精神の復権』岩波新書、2016年

共著[編集]

編著[編集]

  • 『キーワードコレクション経済学』(新曜社、1989年)
  • 『現代経済学の名著』(中公新書、1989年)
  • 『サービス化経済入門――その全データと展望』(中公新書、1990年)
  • 『地球文明の条件』(岩波書店、1995年)
  • 『21世紀の問題群――持続可能な発展への途』(新曜社、2000年)
  • 『「改革」の条件――市場主義の貧困を超えて』(岩波書店、2001年)
  • 『経済学用語辞典』(日本経済新聞社、2006年)
  • 『今、義務教育が危ない! 国民のライフラインを守ろう』(ぎょうせい、2007年)
  • 『グリーン産業革命――社会経済システムの改編と技術戦略』(日経BP社、2010年)

共編著[編集]

  • 新藤宗幸)『90年代の選択――世界と日本をよむ』(岩波書店、1991年)
  • (堤清二)『ポスト産業社会への提言――社会経済生産性本部・社会政策問題特別委員会報告書』(岩波ブックレット、1994年)
  • (連合総合生活開発研究所)『環境新時代への挑戦――循環型社会の実現をめざして』(第一書林、2000年)
  • 植田和弘)『岩波講座環境経済・政策学(1)環境の経済理論』(岩波書店、2002年)

監修[編集]

  • 『環境経済・政策学の基礎知識 (有斐閣ブックス)』(有斐閣、2006年)
  • 『株の絵事典 社会をささえる会社の役割』(PHP研究所、2006年)
  • 『入門サステイナビリティ学――循環経済と調和社会へ向けて』(ダイヤモンド社、2008年)

訳書[編集]

  • L・R・クライン『経済予測の理論』(筑摩書房、1973年)
  • A・R・バーグストロム『経済モデルの基礎』(東洋経済新報社、1974年)
  • C・E・V・レッサー『初等計量経済学』(東洋経済新報社、1977年)
  • S・チャタジー, B・プライス『回帰分析の実際』(新曜社、1981年)
  • メアリー・ダグラス、バロン・イシャウッド『儀礼としての消費――財と消費の経済人類学』浅田彰共訳(新曜社、1984年)講談社学術文庫、2013年
  • アラン・S・ブラインダー『ハードヘッドソフトハート』(TBSブリタニカ、1988年)
  • ロバート・カトナー『新ケインズ主義の時代――国際経済システムの再構築』(日本経済新聞社、1993年)
  • アンソニー・ギデンズ『第三の道――効率と公正の新たな同盟』(日本経済新聞社、1999年)
  • アンソニー・ギデンズ『暴走する世界――グローバリゼーションは何をどう変えるのか』(ダイヤモンド社、2001年)
  • スティーヴン・ランズバーグ『ランチタイムの経済学―日常生活の謎をやさしく解き明かす』(日経ビジネス人文庫、2004年)
  • ジョン・K・ガルブレイス『悪意なき欺瞞――誰も語らなかった経済の真相』(ダイヤモンド社、2004年)
  • ブルーノ・S・フライ、アロイス・スタッツァー『幸福の政治経済学―人々の幸せを促進するものは何か』(ダイヤモンド社、2005年)
  • ルイズ・アームストロング『新装版 レモンをお金にかえる法』(河出書房新社、2005年)
  • ルイズ・アームストロング『新装版 続・レモンをお金にかえる法』(河出書房新社、2005年)
  • ジョン・ケイ『市場の真実―「見えざる手」の謎を解く』監訳 佐々木勉訳(中央経済社、2007年)

脚注[編集]

  1. ^ 博士論文書誌データベース

関連人物[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

先代:
成瀬龍夫
滋賀大学学長
第12代:2010年 -2016年
次代:
位田隆一