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フレッド・ヴァンブリート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フレッド・ヴァンブリート
Fred VanVleet
NBAオールスターゲームでのヴァンブリート
(2022年)
ヒューストン・ロケッツ  No.5
ポジション PG
所属リーグ NBA
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1994-02-25) 1994年2月25日(32歳)
出身地 イリノイ州の旗 イリノイ州ロックフォード
身長 183cm (6 ft 0 in)
体重 89kg (196 lb)
ウィングスパン 193cm  (6 ft 4 in)
キャリア情報
高校 オーバーン高等学校英語版
大学 ウィチタ州立大学
NBAドラフト 2016年 / ドラフト外
プロ選手期間 2016年–現在
経歴
20162023トロント・ラプターズ
2016–2018ラプターズ・905
2023ヒューストン・ロケッツ
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 NBA.com
Stats Basketball-Reference.com

フレデリック・エドマンド・ヴァンブリート・シニアFredderick Edmund VanVleet Sr., 1994年2月25日 - )は、アメリカ合衆国イリノイ州ロックフォード出身のプロバスケットボール選手。NBAヒューストン・ロケッツに所属している。ポジションはポイントガード

経歴

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カレッジ

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ウィチタ州立大学時代はロン・ベイカーとのガードコンビで鳴らし、2013年はNCAAトーナメントで同大学をファイナル・フォーへ導く[1]。更に2014年から3年連続でミズーリ・バレー・カンファレンスのファーストチームに選出され、同カンファレンスの最優秀選手にも2回選出されるなど活躍したヴァンブリートだったが、2016年のNBAドラフトでは評価は高くなかった。 ヴァンブリートはドラフト1巡目では指名されず、ドラフト中に複数球団から「入団後2、3年間はNBAGリーグでプレーすることを前提にドラフト指名しても良い」と伝えられたが、彼はこれらの球団には自身の指名を避けて欲しいと伝え、ドラフト指名を受けることはなくサマーリーグに参加することとなった。

トロント・ラプターズ

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2016年7月のサマーリーグにトロント・ラプターズの一員として参加し、同月28日にトレーニングキャンプに関する契約を締結[2]。熾烈な開幕最終ロースター枠争いを勝ち抜き、10月22日に正式に選手契約を結んだ[3][4]

2年目となる2017-18シーズンにはチーム内のローテーションに定着し、セカンドユニットのまとめ役を担う。この年にはシックスマン賞の最終候補に選ばれた。

2018年のヴァンブリート

2018年7月6日にラプターズと2年総額1800万ドルの再契約を結んだ[5]

翌シーズンから先発で出場する機会を得始め、平均得点も2桁に到達する。プレーオフでは一時不調に陥るが、ミルウォーキー・バックスとのカンファレンスファイナルの最中に長男が誕生。すると第3戦までの不調から一転、同シリーズの第4~6戦で全て二桁得点を決めるなど(第5戦では7本のスリーポイントを成功させるなど21得点を決めた。)[6]、チームのファイナル進出に大きく貢献した。ファイナルでも好調を維持し、5試合で二桁得点を決めた。特に優勝を決めた第6戦では、5本のスリーポイント含めて22得点を決め[6]、ヴァンブリートはMVP投票で1票を獲得した。

2020年11月にラプターズと4年総額8500万ドルの再契約を結び、チームに残留することとなった[7]。2021年2月2日のオーランド・マジック戦では、11本のスリーポイントシュートを沈め、自身のキャリアハイとなる54得点を記録した。この記録は、デマー・デローザンの52得点を上回るフランチャイズ史上最多得点記録であるほか、モーゼス・マローンによる53得点を上回り、ドラフト外選手による1試合最多得点数のNBA記録を更新した[8][9]

2021-22シーズン、カイル・ラウリーの移籍によって役割が増加した。このシーズン、ヴァンブリートは自身初となるオールスターに選出された[10]。なお、ドラフト外選手としてオールスターに選出されたのは、ジョン・スタークスベン・ウォーレスブラッド・ミラーに次いでNBA史上4人目であった[11]

2023年4月2日のシャーロット・ホーネッツ戦でキャリアハイかつフランチャイズ記録となる20アシストを含む20得点、5リバウンド、3スティールを記録し、チームは128-108で勝利した。なお、ドラフト外選手が20得点・20アシスト以上のダブル・ダブルを達成したのは、ボブ・デイビスに次いでNBA史上2人目であった[12][13]

2022-23シーズンオフにプレイヤーオプションを破棄し、FAとなった[14]

ヒューストン・ロケッツ

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2023年7月7日にヒューストン・ロケッツと3年総額1億3000万ドルのマックス契約を結んだ[15]。10月26日のオーランド・マジック戦でロケッツデビューを果たし、14得点、5アシストを記録したが、チームは86-116で敗れた[16]。12月18日のクリーブランド・キャバリアーズ戦でシーズンハイとなる17アシストを含む27得点、8リバウンドを記録したが、チームは延長戦の末に130-135で敗れた[17]。2024年1月26日のシャーロット・ホーネッツ戦でキャリアハイとなる6ブロックを含む14得点、3リバウンド、3アシスト、1スティールを記録し、チームは138-104で勝利した[18]。なお、これはポイントガードの選手による1試合最多ブロックであった[19]。4月11日のユタ・ジャズ戦でシーズンハイとなる42得点を含む7リバウンド、7アシスト、2スティール、1ブロックを記録したが、チームは121-124で敗れた[20]

2025年4月28日に行われたゴールデンステート・ウォリアーズとのプレーオフ第1回戦の第4戦で、フランチャイズのプレーオフ記録に並ぶ8本の3ポイントシュートを含む25得点、6アシストを記録したが、チームは106-109で惜敗した[21][22]

6月25日にロケッツと2年総額5000万ドルの再契約を結び[23]、7月12日には第16代NBA選手会会長に選出されたが[24]、シーズン開幕前の9月22日の練習中に右膝前十字靭帯を断裂する怪我を負い、2025-26シーズンを全休する可能性が高いことが発表された[25]

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー数  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー    優勝シーズン

NBA

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レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2016–17 TOR 3707.9.351.379.8181.1.9.4.12.9
2017–18 76020.0.426.414.8322.43.2.9.38.6
2018–19 642827.5.410.378.8432.64.8.9.311.0
2019–20 545435.7.413.390.8483.86.61.9.317.6
2020–21 525236.5.389.366.8854.26.31.7.719.6
2021–22 656537.9.403.377.8744.46.71.7.520.3
2022–23 696936.7.393.342.8984.17.21.8.619.3
2023–24 HOU 737336.8.416.387.8603.88.11.4.817.4
2024–25 606035.2.378.345.8103.75.61.6.414.1
通算 55040131.3.401.371.8623.45.71.4.514.9
オールスター 109.3.500.500---2.03.0.0.06.0

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2017 TOR 704.1.667.400---.1.6.1.02.0
2018 6119.0.333.286.8751.72.2.0.06.8
2019 24024.7.392.388.7741.82.6.8.38.0
2020 111139.1.400.391.8403.96.91.6.619.6
2022 4435.0.352.333.8333.06.31.81.013.8
2025 HOU 7740.0.430.4351.0004.14.41.0.318.7
通算 592326.9.397.383.8622.43.6.9.311.0

カレッジ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2012–13 ウィチタ
ステート
39016.2.386.408.7251.82.3.9.14.3
2013–14 363631.7.484.418.8303.95.41.9.111.6
2014–15 353531.5.430.357.7964.55.21.9.113.6
2015–16 313129.0.390.381.8173.25.51.8.112.2
通算 14110226.8.426.386.8053.34.51.6.110.2

脚注

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  1. Fred VanVleet finds harmony for unbeaten Wichita State Shockers
  2. Van Vleet Has Deal With Raptors
  3. Guard VanVleet lands last spot on Raptors roster
  4. Raptors keep former Shocker Fred VanVleet
  5. Naje, B. (2018年7月6日). Raptors Re-Sign Fred VanVleet”. NBA.com. 2020年10月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月9日閲覧。
  6. 1 2 “[https://www.espn.com/nba/player/gamelog/_/id/2991230/type/nba/year/2019 FRED VANVLEET Stats 2018-19]” (英語). ESPN. 2024年5月17日閲覧。
  7. “Fred VanVleet signs 4-year, $85M US deal with Raptors | CBC Sports” (英語). CBC. オリジナルの2020年11月22日時点におけるアーカイブ。 2020年11月22日閲覧。
  8. Toronto Raptors' Fred VanVleet scores 54 points to break franchise record”. ESPN (2021年2月2日). 2021年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月2日閲覧。
  9. Raptors' VanVleet breaks franchise record for points in a game with 54”. Sportsnet (2021年2月2日). 2021年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月2日閲覧。
  10. NBA球宴のリザーブ選手14人が決定 ラプターズのバンブリートが初出場”. スポニチ (2022年2月4日). 2022年2月7日閲覧。
  11. Rafferty, Scott (2022年2月20日). Raptors' Fred VanVleet joins full list of undrafted players to make NBA All-Star team”. The Sporting News. 2023年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月26日閲覧。
  12. Raptors inch closer to securing spot in play-in tournament”. ESPN (2023年4月2日). 2023年4月2日閲覧。
  13. McGregor, Gilbert (2023年4月2日). Fred VanVleet sets Raptors assists record: Key stats behind record-breaking performance”. The Sporting News. 2023年4月2日閲覧。
  14. Report: Fred VanVleet Declines $22.8M Raptors Contract Option, Will Become UFA (英語). Bleacher Report. 2023年7月7日閲覧。
  15. Rockets Sign Free Agent Guard Fred VanVleet (英語). www.nba.com. 2023年7月7日閲覧。
  16. Rockets 86–116 Magic (Oct 25, 2023) Box Score (英語). ESPN. 2024年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月26日閲覧。
  17. Rockets' Fred VanVleet: Tallies season-high 17 dimes”. CBS Sports (2023年12月18日). 2025年4月30日閲覧。
  18. Rockets' Fred VanVleet: Career-high six blocks Friday”. CBS Sports (2025年1月27日). 2025年5月6日閲覧。
  19. Rose, Aaron (February 24, 2021). “Fred VanVleet Might be Pound for Pound the Greatest Shot Blocker Ever and He Hates It”. Sports Illustrated. オリジナルのNovember 14, 2023時点におけるアーカイブ。 2025年5月6日閲覧。.
  20. M. Davis, Coty (2024年4月11日). Fred VanVleet's 42 Points Not Enough as Rockets Fall to Jazz”. www.si.com. 2024年4月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年7月24日閲覧。
  21. Jimmy Butler returns from injury absence to lead Warriors past Rockets 109-106 for 3-1 series lead”. ESPN (2025年4月28日). 2025年4月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年4月30日閲覧。
  22. DuBose, Ben (2025年4月24日). By the numbers: With 38 points in second career playoff game, Jalen Green in rare air”. USA Today. 2025年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年4月30日閲覧。
  23. Charania, Shams (2025年6月25日). Sources: VanVleet to sign new deal with Rockets”. ESPN.com. 2025年12月14日閲覧。
  24. Helin, Kurt (2025年7月12日). Fred VanVleet elected president of National Basketball Players Association”. NBC Sports. 2025年7月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年7月13日閲覧。
  25. Charania, Shams (2025年9月22日). Sources: Rockets' Fred VanVleet has torn ACL, may miss season”. ESPN. 2025年9月22日閲覧。

外部リンク

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