フォルクスワーゲン・ゴルフVII

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ゴルフVII (ゴルフ 7)Golf VII)は、フォルクスワーゲン・ゴルフの7代目モデル。

フォルクスワーゲン・ゴルフ(7代目)
5G型
ハイライン 日本仕様
(バイキセノン仕様)
VW Golf VII TSI Highline AUCPT.JPG
コンフォートライン 欧州仕様
(ハロゲン仕様)
VW Golf 1.6 TDI BlueMotion Technology Comfortline (VII) – Frontansicht, 31. Dezember 2012, Düsseldorf.jpg
室内
12-10-03-autostadt-wob-by-RalfR-30.jpg
販売期間 2012年11月 -(欧州)
2013年6月 -(日本)
デザイン ワルテル・デ・シルヴァ
乗車定員 5人
ボディタイプ 3 / 5ドアハッチバック
ワゴン
エンジン 1.2L直4ガソリン(TSI)
1.4L直4ガソリン(TSI)
2.0L直4ガソリン(TSI)
1.6L直4ディーゼル(TDI)
2.0L直4ディーゼル(TDI)
最高出力 77kW(105PS) (1.2L TSI)
103kW(140PS) (1.4L TSI)
162kW(220PS) (2.0L TSI)
最大トルク 175Nm(17.8kgm) (1.2L TSI)
250Nm(25.5kgm) (1.4L TSI)
350Nm(35.7kgm) (2.0L TSI)
変速機 6速/7速DCTDSG
5速/6速MT
駆動方式 FF / 4WD
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:4リンク / トレーリングアーム
全長 4,265mm(ゴルフ)
4,575mm(ゴルフ ヴァリアント)
全幅 1,799mm(ゴルフ)
1,800mm(ゴルフ ヴァリアント)
全高 1,460mm(ゴルフ)
1,485mm(ゴルフ ヴァリアント)
ホイールベース 2,635mm
車両重量 1,320 - 1,350kg(日本仕様)
先代 ゴルフVI
プラットフォーム VW・MQBプラットフォーム
-自動車のスペック表-

概要[編集]

先代までのプラットフォームから一新、車体骨格に新開発のモジュールプラットフォーム「MQB(モジュラー・トランスバース・マトリックス)」を採用した結果、これまで高価格車にのみ限定されていた走行性能や安全装備などを実現できるようになった。グレードは先代同様「トレンドライン」、「コンフォートライン」、「ハイライン」、「GTI」で、「コンフォートライン」と「ハイライン」は5ドアハッチバックモデルと5ドアワゴンモデル「ゴルフ ヴァリアント」の2ボディを設定、「トレンドライン」と「GTI」は5ドアハッチバックのみの設定である。

車体に加えて、エンジン、リアサスペンション等の主要機構も一新された。 「ハイライン」、「GTI」には最先端の省燃費技術である気筒休止システム(ACT)を搭載。

リアサスペンションは「ハイライン」、「GTI」がマルチリンク式サスペンション、他のグレードが小型軽量のトレーリングアーム式サスペンションとなる。

オーディオ・ナビゲーションシステムは一新され、タッチパネルを採用。

日本仕様車はハッチバックタイプの「GTI」を除き、「平成17年基準排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆)」と「平成27年度燃費基準+20%」を達成している。

日本市場においては、輸入車初の日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY 2013-2014)受賞車両でもある[1]

高い安全性・走行性能[編集]

ゴルフ 7の大きな特徴として、高価格車を凌ぐほどの世界最高水準の安全性・走行性能を実現している事が挙げられる。 車体の衝突安全性を高めるために、製造コストが高い超高張力鋼板(日本基準 1,500 MPa級)を高コストなレーザー溶接によって車体全体の37%に使用しており、また車体のうち高張力鋼と超高張力鋼を合わせて7割を占める[2]。超高張力鋼板の多用は安全性だけではなく、剛性が高い車体をつくることができるため、優れた基本設計との組み合わせによりゴルフ 7の高い走行性能に貢献している。なお、欧州の公的自動車安全評価であるユーロNCAPにおいて、ゴルフ7は最高レベルの5つ星を獲得している。

国産車との比較において、例えば2013年9月ホンダが発表した新型ホンダ・フィットの超高張力鋼板の使用割合は2%に留まる[3]

また、「全てのフォルクスワーゲン・オーナーに最高の安全性を(車のクラスによって差別しない)」という考えにもとづいて、以下の安全装備を全モデルに標準装備していることも画期的である。

  • 「フロント アシスト プラス」 運転中常にレーダーで前方の車両との距離を検知。衝突の危険が予測される場合には、急速ブレーキのスタンバイ状態を保持するとともに、ドライバーに警告音・警告灯による注意喚起を行う。それでも、ドライバーが回避操作を行わない場合には、システムが自動で車両を減速させて衝突の被害を軽減。この際、30 km/h未満での走行中には自動的にブレーキを作動させて危険を回避。
  • 「マルチ コリジョン ブレーキ」 衝突や追突時の衝撃をエアバッグのセンサーが検知することで作動。自動でブレーキをかけて車両を10 km/h以下になるまで減速させて、対向車線へのはみ出しによって起こる多重事故の危険を低減させる。
  • 「ドライバー疲労検知システム」ドライバーのハンドル操作や角度をモニタリング。疲労や眠気による急なハンドル操作など、通常の運転パターンと異なる動きを検知して、インジケーター表示と警告音で休憩を促す。

日本での販売[編集]

2013年4月9日4月13日から「ゴルフ デア・エアステ」(ドイツ語で「最初の」「No.1の」意味)の先行受注を開始すると発表。フォルクスワーゲン国内正規輸入60周年記念モデルの第1弾。TSI コンフォートラインとTSI ハイラインの2車種が用意され、トランスミッションは7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)のみの設定。ファティーグディテクション(ドライバー疲労検知)システム、レーンアシストフロントアシストプラスなどの安全装備が標準搭載される。コンフォートラインは750台、コンフォートラインの装備に加え、さらにアルカンターラとファブリックのコンビスポーツシートや17インチアルミホイール、ドライビングプロファイルなどが設定されるハイラインは1,250台の限定[4]

2013年5月20日6月25日より日本で発売することを発表。全てのグレードについて5ドアのみで、グレードはTSI トレンドライン、TSI コンフォートライン、TSI ハイラインの3つ。トレンドラインとコンフォートラインが1.2リッター、ハイラインが1.4リッター。トランスミッションは全グレード7速DSGのみの設定となる。 なお、オーディオシステムはドライビングプロファイルやエコドライブアシスト機能設定も含めたコントロールが可能なComposition Mediaとなり、先代に設定のあったディーラーオプションのインダッシュナビゲーションの設定は廃止され、市販品ベースのポータブルナビゲーションを設定。2013年11月14日に、ナビゲーション及びDSRCを搭載したDiscover ProがTSI トレンドラインを除く全車(後述のGTI及びヴァリアントも含む。2014年2月発売のゴルフ Rは標準装備。)にメーカーオプションで設定された[5][6]

2013年9月25日、日本でスポーツモデルであるゴルフ GTI発売開始[7]。エンジンは第3世代の2.0リッターTSI(直列4気筒DOHCインタークーラー付きターボ)。トランスミッションは6速DSGのみの設定となる。GTIとしては初めてBlueMotion Technologyを搭載し、JC08モード燃費は15.9km/L(先代比2.9km/L向上)と大幅に改善された。また、フロントアシストプラスやアダプティブクルーズコントロール、レーンアシスト等の安全装備が標準となり、VW初採用となるプログレッシブステアリング、従来よりも更に進化されたXDS(電子制御式ディファレンシャルロック)を搭載する。

同年12月25日、日本でワゴンモデルであるゴルフ ヴァリアントのフルモデルチェンジを発表(2014年1月6日販売開始)[8]。グレード体系は1.2L車の「TSI コンフォートライン」と1.4L車の「TSI ハイライン」の2タイプで、トランスミッションは日本仕様の7代目ゴルフ同様、7速DSGのみの設定である。エンジンのMQB対応化に加え、BlueMotion Technologyの採用により、全車で燃費を向上。また、ラゲージスペースは先代より100 L増加して605 Lとなったが、専用レバーを引いて後席を倒すことで最大1,620 Lに拡大することができ、トノカバーやラゲージネットパーティションも床下に格納させることができる。「TSI ハイライン」は、「TSI コンフォートライン」の装備内容に加え、レーンキープアシストシステム、ダイナミックコーナリングライト、パークディスタンスコントロール、オプティカルパーキングシステム、パドルシフト、ドライビングプロファイル機能、アダプティブクルーズコントロール(ACC)が追加されるほか、ヘッドランプはバイキセノン(オートハイトコントロール機能・LEDポジションランプ付)に、エアコンディショナーは2ゾーンフルオートタイプ(運転席/助手席独立調整、自動内気循環機能付)に、運転席・助手席はアルカンターラ&ファブリックスポーツシートに、ステアリングホイールはレザー3本スポークマルチファンクションタイプ(オーディオコントロール付)にグレードアップし、タイヤ・アルミホイールは17インチにサイズアップされる。

2014年2月20日、日本でフラッグシップモデル「ゴルフ R」発売開始[9]。先代から引き続き採用している2.0L TSIエンジンを更に鍛え上げ、最高出力を24PS、最大トルクを50Nmそれぞれ向上し、最高出力280PS・最大トルク380Nmと歴代ゴルフ史上最強のハイパワーエンジンに進化。併せて、「GTI」同様にBlueMotion Technologyを搭載したことでJC08モード燃費で14.4km/Lとなり、環境性能も両立した。また、電子油圧制御式オイルポンプで作動する第5世代ハルデックスカップリングを採用した第5世代四輪駆動システム「4MOTION」とESP統合型の電子制御ディファレンシャルロック「XDS」を搭載するとともに、プリクラッシュブレーキシステム「Front Assist Plus」、シティエマージェンシーブレーキ、レーンキープアシストシステム「Lane Assist」といった先進の安全装備も新たに供えられた。外観はロゴ付きブラックグリル、専用バンパー、ディフューザー(整流板)を備えるなど、既存のゴルフと差別化する装備が随所に取り入れられている。

諸元表[編集]

グレード 1.2 TSI BlueMotion Technology 1.2 TSI BlueMotion Technology 1.4 TSI BlueMotion Technology 1.4 TSI BlueMotion Technology 1.4 TSI BlueMotion Technology ACT 2.0 TSI BlueMotion Technology
販売期間 2012年11月 - 2013年3月 -
エンジン
エンジン種類 直列4気筒ガソリンエンジン
燃料噴射方式 直噴
吸気方式 ターボ
排気量 1,197cc 1,197cc 1,395cc 1,395cc 1,395cc 1,984cc
最高出力 63kW(86PS)
4,300 – 5,300rpm
77kW(105PS)
5,000rpm
90kW(122PS)
5,000rpm
103kW(140PS)
4,500 – 6000rpm
103kW(140PS)
4,500 – 6000rpm
162kW(220PS)
4,500 – 6,200rpm
最大トルク 160Nm
1,400 – 3,500rpm
175Nm
1,550 – 4,100rpm
200Nm
1,500 – 4,000rpm
250Nm
1,500 – 3,500rpm
250Nm
1,500 – 3,500rpm
350Nm
1,500 – 4,400rpm
伝達装置
駆動方式 前輪駆動
変速機 5速マニュアル 6速マニュアル
/7速DSG
6速マニュアル
/7速DSG
6速マニュアル
/7速DSG
6速マニュアル
/7速DSG
6速マニュアル
/6速DSG
走行性能・環境性能
最高速度 179km/h 192km/h
192km/h(7速DSG)
203km/h
203km/h(7速DSG)
212km/h
212km/h(7速DSG)
212km/h
212km/h(7速DSG)
246km/h
244km/h(6速DSG)
0–100km/h加速 11.9秒 10.2秒
10.2秒(7速DSG)
9.3秒
9.3秒(7速DSG)
8.4秒
8.4秒(7速DSG)
8.4秒
8.4秒(7速DSG)
6.5秒
6.5秒(6速DSG)
燃料消費量
L/100km(総合)
4.9 4.9
4.8(7速DSG)
5.2
5.0(7速DSG)
5.3
5.0(7速DSG)
5.2
4.7(7速DSG)
6.4
6.0(6速DSG)
CO2排出量(総合) 113g/km 114g/km
112g/km(7速DSG)
120g/km
116g/km(7速DSG)
119g/km
116g/km(7速DSG)
109g/km
110g/km(7速DSG)
148g/km
139g/km(6速DSG)
欧州排出基準 Euro 5 Euro 6
グレード 1.6 TDI BlueMotion Technology 2.0 TDI BlueMotion Technology 2.0 TDI BlueMotion Technology
販売期間 2012年11月 - 2013年3月 -
エンジン
エンジン種類 直列4気筒ディーゼルエンジン
燃料噴射方式 コモンレール直噴
吸気方式 ターボ
排気量 1,598cc 1,968cc 1,968cc
最高出力 77kW(105PS)
3,000 – 4,000rpm
110kW(150PS)
3,500 – 4,000rpm
135kW(184PS)
3,500 – 4,000rpm
最大トルク 250Nm
1,500 – 2,750rpm
320Nm
1,750 – 3,000rpm
380Nm
1,750 – 3,250rpm
伝達装置
駆動方式 前輪駆動/四輪駆動 前輪駆動
変速機 5速マニュアル
/7速DSG
6速マニュアル
/6速DSG
6速マニュアル
/6速DSG
走行性能・環境性能
最高速度 192km/h
192km/h(7速DSG)
187km/h(4WD 5速MT)
216km/h
212km/h(6速DSG)
211km/h(4WD 6速MT)
230km/h
228km/h(6速DSG)
0–100km/h加速 10.7秒
10.7秒(7速DSG)
11.5秒(4WD 5速MT)
8.6秒
8.6秒(6速DSG)
8.6秒(4WD 6速MT)
7.5秒
7.5秒(6速DSG)
燃料消費量
L/100km(総合)
3.8
3.9(7速DSG)
4.5(4WD 5速MT)
4.1
4.4(6速DSG)
4.7(4WD 6速MT)
4.2
4.5(6速DSG)
CO2排出量(総合) 99g/km
102g/km(7速DSG)
119g/km(4WD 5速MT)
106g/km
117g/km(6速DSG)
122g/km(4WD 6速MT)
109g/km
119g/km(6速DSG)
欧州排出基準 Euro 6

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 【COTY】“今年のクルマ”はVW ゴルフ…輸入車初の栄冠 Yahoo!ニュース2013年11月23日
  2. ^ VWの車体骨格はどのように強度を出しているのか -JB Press
  3. ^ [ホンダ新型フィット ホットスタンプ材活用し大幅な軽量化] -日刊自動車新聞 2013年9月9日付
  4. ^ 新型ゴルフ導入記念限定車「ゴルフ デア・エアステ」先行受注開始 (PDF) - フォルクスワーゲン グループ ジャパン、2013年4月9日
  5. ^ フォルクスワーゲン、新型ゴルフをフルモデルチェンジし発売 (PDF) - フォルクスワーゲン グループ ジャパン、2013年5月20日
  6. ^ フォルクスワーゲン 新型インフォテイメントシステム「Discover Pro」発売 (PDF) - フォルクスワーゲン グループ ジャパン、2013年11月14日
  7. ^ 新型「ゴルフ GTI」販売開始。GTIのダイナミックな走りにさらに磨きをかけながら、”BLUEMOTION TECHNOLOGY”採用により15.9km/Lの低燃費を達成、環境性能と動力性能を高次元で両立 (PDF) - フォルクスワーゲン グループ ジャパン、2013年9月25日
  8. ^ フォルクスワーゲン 新型「ゴルフ ヴァリアント」の販売を開始 (PDF) - フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社 プレスリリース 2013年12月25日(2013年12月26日)
  9. ^ [http://www.volkswagen.co.jp/content/medialib/vwd4/jp/volkswagen/news/2014/001065_2_web/_jcr_content/renditions/rendition.download_attachment.file/001065_2_web.pdf 「ゴルフ」史上最強の「ゴルフR」。ついに日本上陸。280ps、380Nmの大パワー、フルタイム4駆の4MOTIONシステムを搭載 (PDF) - フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社 プレスリリース 2014年2月20日

外部リンク[編集]

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