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エア・ウォーター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エア・ウォーター株式会社
AIR WATER INC.
本社
本社
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 4088
1966年10月5日上場
札証 4088
1950年4月1日上場
大証1部(廃止) 4088
1993年4月1日 - 2013年7月12日
略称 AW、エアウォータ[2]
本社所在地 日本の旗 日本
542-0081
大阪市中央区南船場2-12-8
エア・ウォータービル
北緯34度40分31.7秒 東経135度30分14.7秒 / 北緯34.675472度 東経135.504083度 / 34.675472; 135.504083座標: 北緯34度40分31.7秒 東経135度30分14.7秒 / 北緯34.675472度 東経135.504083度 / 34.675472; 135.504083
設立 1929年(昭和4年)9月24日
(北海酸素株式会社)
業種 化学
法人番号 1430001009475 ウィキデータを編集
代表者 千歳喜弘(代表取締役社長執行役員
唐渡有(代表取締役副社長執行役員
資本金 558億5500万円
発行済株式総数 229,755,057株[3]
売上高 連結:1兆667億9500万円
(2026年3月期)[3]
営業利益 連結:△371億5700万円
(2026年3月期)[3]
経常利益 連結:△514億4700万円
(2026年3月期)[3]
純利益 連結:△662億8200万円
(2026年3月期)[3]
純資産 連結:4109億7000万円
(2026年3月31日現在)[3]
総資産 連結:1兆2162億8700万円
(2026年3月31日現在)[3]
従業員数 連結:21824人
(2026年3月31日現在)[3]
決算期 3月31日
会計監査人 有限責任あずさ監査法人
主要株主 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 11.56%
日本カストディ銀行(信託口) 3.62%
三井住友信託銀行 3.46%
日本製鉄 3.01%
三井住友銀行 2.73%
(2026年3月31日現在)[3]
主要子会社主要関係会社」参照
外部リンク www.awi.co.jp ウィキデータを編集
特記事項:登記上の本店は2019年6月25日まで札幌市中央区北三条西1丁目2番地(旧ほくさん本店)に置かれていた[4]
連結は国際会計基準のため、売上高は売上収益、経常利益は税引前当期利益、純利益は当期利益、純資産は資本合計、総資産は負債及び資本合計。
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エア・ウォーター株式会社: AIR WATER INC.)は、産業ガスメーカーである。本社を大阪市に置く。2000年平成12年)4月に大同ほくさん、共同酸素が合併して誕生した。

産業ガス事業では日本酸素日本エア・リキードと並び、日本での3大産業ガスメーカーの一つである。

大同ほくさんは本来、元ビジネスパートナーである米国企業エアプロダクツ・グループ住友グループ系金融機関(住友信託銀行三井住友銀行)、北海道地方銀行北洋銀行北海道銀行)、大阪ガス系を中心とした民間系の混合である。一方の共同酸素は元・住友金属工業系であり、住友グループ広報委員会に参加していた。

事業概要

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積極的なM&Aによる事業の多角化と強化拡大が特色である。医療や農業食品など最終消費者に近い経営、商材も取り扱っているのも特色である。

  • 産業ガス関連事業(21.9%)
産業ガス、ガス発生装置、ガスアプリケーション機器
  • 医療関連事業(22.0%)
受託滅菌、SPD(院内物流管理)、病院設備工事、医療機器、医療ガスなど
  • ケミカル関連事業(4.4%)
基礎化学品炭素材、タール蒸留品など
  • 農業・食品関連事業(15.7%)
ハムソーセージデリカテッセン冷凍食品、農産物、飲料、菓子など
  • エネルギー関連事業(6.9%)
LPガス灯油天然ガスなど
  • 物流関連事業(6.6%)
物流、流通倉庫、車体架装など
  • 海水関連事業(5.2%)
業務用塩、人工海水
  • その他の事業(17.3%)
防災減災、エコロッカ(人工再生木材)、マグネシア事業、エアゾール事業、Oリング事業など

※( )内は事業別売上高構成比[5]

沿革

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ほくさん

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  • 1929年昭和4年)9月 - 酸素の製造・販売を目的として、北海道札幌市白石区菊水5条2丁目17号に北海酸素株式会社を設立(資本金15万円) 。
  • 1952年(昭和27年)12月 - 溶解アセチレンの製造・販売を開始。
  • 1955年(昭和30年)12月 - LPガスの販売を開始。
  • 1966年(昭和41年)8月 - 商号株式会社ほくさんに変更。
  • 1967年(昭和42年)
    • 4月 - 札幌市中央区北3条西1丁目2番地に本店を移転。
    • 5月 - 北海道室蘭市に酸素オンサイトプラントを建設。
  • 1979年(昭和54年)9月 - 東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
  • 1981年(昭和56年)3月 - 冷凍食品の製造・販売を開始。
  • 1993年(平成5年)4月 - ほくさんを存続会社として、大同酸素と合併。

大同酸素

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  • 1933年(昭和8年)3月 - 酸素の製造・販売を目的として、大阪府大阪市西成区津守町67番地に大同酸素株式会社を設立(資本金30万円) 。
  • 1944年(昭和19年)6月 - 大阪府堺市に堺工場を建設。
  • 1961年(昭和36年)9月 - 東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
  • 1983年(昭和58年)10月 - 米国エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ・インコーポレーテッドと資本提携並びに技術援助契約を締結。
  • 1991年(平成3年)4月 - 近畿冷熱(現・大阪ガスリキッド)との共同出資により、クリオ・エアーを設立(現在は持分法適用関連会社)。
  • 1993年(平成5年)4月 - ほくさんを存続会社として合併。

大同ほくさん

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  • 1993年(平成5年)
  • 1995年(平成7年)12月 - 栃木県宇都宮市に酸素・窒素等の製造工場を建設。
  • 1997年(平成9年)
    • 1月 - 米国エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ・インコーポレーテッドとの共同出資により、大同エアプロダクツ・エレクトロニクスを設立。
    • 9月 - タテホ化学工業(元・大証(現・東証)1部上場。現在は連結子会社)の第三者割当増資を引受け。

共同酸素

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エア・ウォーター

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  • 2000年(平成12年)4月 - 大同ほくさんを存続会社として共同酸素と合併し、商号をエア・ウォーター株式会社に変更。
  • 2002年(平成14年)9月 - 住金ケミカル株式会社に資本参加。
  • 2003年(平成15年)
    • 6月 - 名古屋証券取引所市場第一部上場廃止。
    • 10月 - 川重防災工業(現・エア・ウォーター防災)に資本参加(現在は連結子会社)。
    • 10月 - 東京エアゾル化学を存続会社として、にエー・ダブリュー・アイ・ゾルおよび近畿エアゾル工業と合併し、エア・ウォーター・ゾルを設立(現在は連結子会社)。
  • 2006年(平成18年)
    • 2月 - タテホ化学工業を株式交換により完全子会社化。
    • 4月 - エア・ウォーター・ケミカル(旧・住金ケミカル)、並びにエア・ウォーター・ベルパールと合併し、ケミカル事業部を設置。
  • 2007年(平成19年)
    • 8月 - エア・ウォーター防災を株式交換により完全子会社化。
    • 9月 - 日本海水に資本参加(現在は連結子会社)。
    • 10月 - 長野県松本市に総合開発研究所を開設。
  • 2009年(平成21年)5月 - 相模ハムに資本参加。
  • 2012年(平成24年)
    • 3月 - 相模ハムを株式交換により完全子会社化(春雪さぶーるに合併)。相模ハムの販売子会社である相模ハム販売が相模ハムの名称を継承。
    • 9月 - ゴールドパックを完全子会社化(現在は連結子会社)。
  • 2015年(平成27年)6月 - 川崎化成工業に資本参加。
  • 2016年(平成28年)
    • 4月 - 大同エアプロダクツ・エレクトロニクス株式会社を吸収合併。
    • 8月 - マルハニチロ北日本(マルハニチロ連結子会社)から十勝工場を分割買収し、エア・ウォーター十勝食品を設立。
    • 9月 - 大山ハム株式会社を日清製粉グループから買収し、子会社化。
    • 10月 - TOKYO PRO Market上場の歯愛メディカルに資本参加。菓子・デザート、洋菓子類の製造卸販売を手掛けるプレシアを完全子会社化。
    • 12月 - 東証二部上場の川本産業TOBにて50.11%の株式を取得し、子会社化。
  • 2018年(平成30年)2月・5月 - 川崎化成工業をTOB及び株式売渡請求により完全子会社化(現在は連結子会社)。
  • 2019年令和元年)6月26日 - 登記上本店を札幌事業所から大阪本社に変更[4]
  • 2023年(令和5年)9月13日 - 北大阪健康医療都市にウェルネス分野の新事業拠点「エア・ウォーター健都」を開所[6]
  • 2025年(令和7年)10月10日 - 損失計上の先送りや過大な在庫の計上など不適切な会計処理が発覚。7月に実施した自主点検で、子会社の日本ヘリウムで19億円の不適切な処理を確認したという。その後の調査では、エア・ウォーターのプラントガス部や別の子会社2社でも同様の不正が発覚した4社で25億円としていた。結果、11月14日に予定していた2025年4〜9月期連結決算の公表を延期すると発表する事態となった[7]
  • 2026年(令和8年)
    • 2月13日 - 昨年10月10日に発表した不適切会計に関するその後の調査で、不適切な会計処理の影響額は、エア・ウォーターとグループの合計37社で20年3月期〜25年3月期に209億円(営業利益ベース)のマイナスを確認したとの発表を行った[8]
    • 4月30日 - 東京証券取引所は上場契約違約金として上限額の9120万円の支払いを求めると発表[9]
    • 5月1日 - 内部管理体制の改善が必要として、東京証券取引所と札幌証券取引所から特別注意銘柄の指定を受ける[10][11][12]
    • 5月12日 - 特別注意銘柄の指定に伴い東証株価指数TOPIX Mid400)・JPX日経インデックス400・JPX日経インデックス人的資本100から除外[13]

主要関係会社

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  • エア・ウォーター防災
  • エア・ウォーター・メディカル - 元・テルモ系。2022年に株式会社医器研から現社名に変更
  • エア・ウォーターメディエイチ - 伊藤忠商事系のヘルスケアーテックとエア・ウォーターの地域事業会社の滅菌事業を統合
  • エア・ウォーター・ライフサポート
  • エア・ウォーター・ハイドロ - 高圧ガス工業との合弁
  • エア・ウォーター炭酸
  • エア・ウォーター・マテリアル - 旧・井上喜及び旧・阿部電材。井上喜は元三井物産子会社、阿部電材は独立系
  • エア・ウォーター・エレクトロニクス
  • エア・ウォーター・メカトロニクス - 旧・日本パイオニクス。2023年1月に現社名に変更。
  • エア・ウォーター・リアライズ - 旧三菱系、独立系を統合
  • エア・ウォーター薬化
  • エア・ウォーター・プラントエンジニアリング - 旧・エア・ウォーター・メンテナンスを吸収合併
  • エア・ウォーターNV - エア・ウォーターから金属表面処理事業を分割して設立
  • エア・ウォーター・マッハ
  • エア・ウォーター・エコロッカ
  • エア・ウォーター物流
  • エア・ウォーター・パフォーマンスケミカル
  • 北海道車体
  • 神鋼エア・ウォーター・クライオプラント - 神戸製鋼所との共同事業会社
  • 神鋼エアーテック(上に同じ)
  • 歯愛メディカル
  • オリオン・ラドセーフメディカル - オリオン電機とラドセーフテクニカルサービスが合併[14]
  • ミサワ医科工業 - 旧・斎藤医科工業を吸収合併
  • エムシー・サービス
  • デンケン・ハイデンタル
  • エア・ウォーター・リンク - 旧・西村器械が旧・半田と合併
  • 川本産業
  • 九州屋
  • エア・ウォーターアグリ&フーズ
    • 大山春雪さぶーる - エア・ウォーターアグリ&フーズの子会社
  • 日本海水
  • タテホ化学工業
  • ゴールドパック
  • AWアグリトラスト
  • AWアグリフーズテクノ
  • 日本ヘリウム - 三井物産との合弁
  • 日本電熱 - 元・三井物産→タカラ系、MBOでの資本独立を経て子会社化
  • ホクエイ

製造拠点

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地域事業会社

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  • エア・ウォーター北海道(札幌市中央区)
  • エア・ウォーター東日本(東京都港区
  • エア・ウォーター西日本(大阪市中央区)

海外事業拠点

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出典:[15]

  • 中国・台湾
  • 東南アジア
  • インド
  • 北米
  • 南米
  • ヨーロッパ

脚注

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  1. 方針・体制”. エア・ウォーター株式会社. 2025年11月30日閲覧。
  2. 日本経済新聞サイト内エア・ウォーター「基本情報」(2023年10月3日閲覧)
  3. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 2026年3月期有価証券報告書エア・ウォーター
  4. 1 2 登記上の本店所在地の変更に関するお知らせ (PDF). エア・ウォーター (2019年6月4日). 2024年4月2日閲覧。
  5. エア・ウォーター公式サイト内「セグメント別情報
  6. 「ウェルネス」に関わる新事業の創造、開発、発信拠点『エア・ウォーター健都』が9月13日に開業~産官学民連携によりオープンイノベーションを推進、「健やかで楽しい暮らし」を創造~エア・ウォーター(2023年9月11日)2023年10月3日閲覧
  7. エア・ウォーター、不適切会計の影響額25億円 特別委で詳細調査エア・ウォーター 日本経済新聞(2025年10月10日)2026年2月14日閲覧
  8. [https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF1372U0T10C26A2000000/ エア・ウォーター最終赤字100億円 26年3月期、減損や不適切会計で 日本経済新聞(2026年2月13日)2026年2月14日閲覧
  9. “「ニデック」「エア・ウォーター」「KDDI」の3社、東証がそれぞれ9120万円の上場契約違約金”. 読売新聞. 2026年4月30日. 2026年5月1日閲覧.
  10. 特別注意銘柄の指定及び上場契約違約金の徴求:エア・ウォーター(株)東京証券取引所 2026年4月30日
  11. エア・ウォーターを特別注意銘柄に指定 JPX、不正会計で日本経済新聞 2026年4月30日
  12. 特別注意銘柄の指定について札幌証券取引所 2026年4月30日
  13. JPX日経インデックス400及びJPX日経インデックス人的資本100の構成銘柄の除外について日本経済新聞、JPX総研 2026年5月1日
  14. 会社の歩み オリオン・ラドセーフメディカル
  15. 海外事業拠点 エア・ウォーター

関連項目

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外部リンク

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