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O

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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Oo Oo
ラテン文字
Aa Bb Cc Dd    
Ee Ff Gg Hh    
Ii Jj Kk Ll Mm Nn
Oo Pp Qq Rr Ss Tt
Uu Vv Ww Xx Yy Zz
  • 太字で表した字は母音である。

Oは、ラテン文字アルファベット)の15番目の文字。小文字は oギリシャ文字Ο(オミクロン)に由来し、キリル文字О と同系の文字である。

字形

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筆記体
ジュッターリーン体

円である。従って、アラビア数字0(ゼロ)と同じ形(ホモグリフ)であり、タイプライターによっては 0(ゼロ)をこの字の大文字で代用することもあるが、現在のコンピューターでは別の文字として扱う。区別のために、0(ゼロ)に斜線を引いたり(斜線付きゼロ)、この字の大文字の上部に筆記体のようなヒゲを付けたりすることがある。

手で書く場合には円の頂点から反時計回りに円を描く。筆記体では、

  1. 小文字では円の上部で他の文字と接続する。単独で書く場合や語の最後の場合にも、円の上部から右方に、次の字に続くかのように線を書く。
  2. 大文字では、円を描いた後に円の上部内部に小さく円を描いて、外側の円の外に線を導く。

フラクトゥールでは、である。

呼称

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音素

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この文字が表す音素は、/o/ ないしその類似音である。

  • イタリア語では、強勢位置では語によって円唇後舌狭半母音または円唇後舌広半母音、他の位置ではほぼその中間音で発音される。
  • 英語では強勢が置かれる場合、大母音推移により、短音は /ɒ/、長音は /əʊ/ となる。強勢のない場合には曖昧母音化する。また、u の代わり(非円唇中舌狭め広母音)に用いられる。これは、綴字上縦に書かれる線(ミニム)の多かったものを、その見づらさを解消するために置き換えられたものである。

(例)luve→love, cume→come

Oの意味

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O は形が 0(ゼロ)と字体がほぼ同じで紛らわしいため、略号としての使用は避けられることも多い。

符号位置

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大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
O U+004F 1-3-47 O
O
o U+006F 1-3-79 o
o
U+FF2F 1-3-47 O
O
U+FF4F 1-3-79 o
o
全角
U+24C4 Ⓞ
Ⓞ
U+24DE 1-12-40 ⓞ
ⓞ
丸囲み
🄞 U+1F11E 🄞
🄞
U+24AA ⒪
⒪
括弧付き
𝐎 U+1D40E 𝐎
𝐎
𝐨 U+1D428 𝐨
𝐨
太字

他の表現法

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脚注

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  1. ^ "O" Oxford English Dictionary, 2nd edition (1989); Chambers-Happap, "oes" op. cit. Oes is the plural of the name of the letter. The plural of the letter itself is rendered Os, O's, os, o's.

関連項目

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