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「タイロン・ウッドリー」の版間の差分

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==人物・エピソード==
==人物・エピソード==
* 既婚者であり、四児の父である。
* 既婚者であり、四児の父である。
* 近年、ファンからはヒール的な目で見られており、ウッドリー自身も「ファイターの中にはかっこつけて、俺はいつでも誰とでも戦うみたいな事を言う奴がいるけれど、本当にそういう考えを持っているファイターはいない」「もし[[コナー・マクレガー]]が俺と戦いたいのなら彼は何時でも俺と戦うことが出来るし、それは[[マイケル・ビスピン]]、[[ジョルジュ・サンピエール|GSP]]、[[ニック・ディアス]]、[[ネイト・ディアス]]にも同じことが言える。彼らであればいつでも歓迎する。ただ誰も俺と戦おうとしない」とファイター達を挑発している<ref>[http://azulthailand.blogspot.jp/2017/05/gsp.html?m=1 タイロン・ウッドリー「コナー・マクレガー、マイケル・ビスピン、GSP、ニック・ディアス、ネイト・ディアスらが俺と戦いたいのならいつでも歓迎だが、誰も俺と戦おうとしない。」] MMAタイランド</ref>。
* マクレガーが[[エディ・アルバレス]]に勝利し二階級制覇を果たした際に2本のベルトを掲げた姿を見せようとしたがマクレガー陣営のミスでベルトが1本しかなく、直前にタイトルを防衛したウッドリーがベルトを貸し出した<ref>[http://sadironman.seesaa.net/article/443943422.html?amp=1 デイナ・ホワイト、コナー・マクレガーに「2本目のベルトを持って来い!」と言われタイロン・ウッドリーのベルトを借りる] MMA IRONMAN 2016年11月14日</ref>。
* [[ケルヴィン・ガステラム]]との試合(前述)でガステラムが計量オーバーし罰金としてファイトマネー減額分をウッドリーに差し出す制裁処置に対しては「トレーニングキャンプの費用もかかっているし運営側からもきつく叱咤されている」と受け取りを拒むコメントをしている。その結果罰金がどうなったかは不明<ref>[http://sadironman.seesaa.net/article/413429280.html?amp=1 『UFC 183: Silva vs. Diaz』ファイトマネー] MMA IRONMAN 2015年2月3日</ref>。
* [[テストステロン]]補充療法(TRT)の使用に強く反対しており「39歳の時にまるで25歳の頃のように行動できてはいけないだろう」などと語っている<ref>[http://kakuchu.blogspot.jp/2013/06/trt.html?m=1 タイロン・ウッドリー、TRTを利用した練習のヤバさを語る]格中 2013年6月4日</ref>。


== 戦績 ==
== 戦績 ==

2019年9月10日 (火) 13:37時点における版

タイロン・ウッドリー
基本情報
本名 タイロン・ラケント・ウッドリー
(Tyron Lakent Woodley)
通称 ザ・チョーズン・ワン (The Chosen One)
T・ウッド (T-Wood)
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1982-04-17) 1982年4月17日(42歳)
出身地 ミズーリ州ファーガソン
所属 アメリカン・トップチーム
→アメリカン・トップチーム・エボリューション/ルーファスポーツ
身長 175cm
体重 77kg
リーチ 188cm
階級 ウェルター級
バックボーン レスリングボクシング
テーマ曲 I Ain't Turning Back
(Thi’sl)
DNA.
(ケンドリック・ラマー)
総合格闘技戦績
総試合数 24
勝ち 19
KO勝ち 6
一本勝ち 6
判定勝ち 7
敗け 4
引き分け 1
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タイロン・ウッドリーTyron Woodley1982年4月17日 - )は、アメリカ合衆国男性総合格闘家ミズーリ州ファーガソン出身。ミズーリ州セントルイス在住。アメリカン・トップチーム・エボリューション所属。元UFC世界ウェルター級王者。UFC世界ウェルター級ランキング1位。

来歴

13人兄弟姉妹の11番目の子供として生まれる。ミズーリ大学コロンビア校時代はレスリングで活躍し、オールアメリカンに2度輝く。ベン・アスクレンとはチームメイトだった。

2009年2月7日、プロ総合格闘技デビュー。

Strikeforce

2009年6月6日、Strikeforce初参戦となったStrikeforce: Lawler vs. Shieldsでサルバドール・ウッズと対戦し、ダースチョークによる一本勝ちを収めた。

2010年10月9日、Strikeforce: Diaz vs. Noons 2アンドレ・ガウヴァオンと対戦し、パウンドでKO勝ちを収めた。

2011年7月30日、Strikeforce: Fedor vs. Hendersonポール・デイリーと対戦し、3-0の判定勝ちを収めた。

2012年1月7日、Strikeforce: Rockhold vs. Jardineジョーダン・メインと対戦し、2-1の判定勝ちを収め10連勝となった。

2012年7月14日、Strikeforce: Rockhold vs. KennedyのStrikeforce世界ウェルター級王座決定戦でネイサン・マーコートと対戦し、右アッパーの連打でKO負けを喫し王座獲得に失敗した。キャリア11戦目で初黒星を喫した。

UFC

2013年2月2日、UFC初参戦となったUFC 156ジェイ・ヒエロンと対戦。試合開始直後に右フックでダウンを奪い、追撃のパウンドでKO勝ち。

2013年6月15日、UFC 161ジェイク・シールズと対戦し、1-2の判定負け。

2013年11月16日、UFC 167ジョシュ・コスチェックと対戦し、カウンターの右フックで1RKO勝ち。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2014年3月15日、UFC 171でウェルター級ランキング2位のカーロス・コンディットと対戦し、コンディットの負傷により2RTKO勝ち[1]

2014年6月14日、UFC 174でウェルター級ランキング2位のローリー・マクドナルドと対戦し、0-3の判定負け。

2014年8月23日、UFC Fight Night: Bisping vs. Leでウェルター級ランキング10位のキム・ドンヒョンと対戦し、カウンターの右フックをテンプルに当て、パウンドでTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2015年1月31日、UFC 183でウェルター級ランキング7位のケルヴィン・ガステラムと対戦し、2-1の判定勝ち。この試合はガステラムの体重超過により81.6kg契約で行われた。

UFC世界王座獲得

2016年7月30日、1年6か月ぶりの復帰戦となったUFC 201のUFC世界ウェルター級タイトルマッチで王者のロビー・ローラーに挑戦し、右フックでダウンを奪い、追撃のパウンドで1RKO勝ちを収め王座獲得に成功。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2016年11月12日、UFC 205のUFC世界ウェルター級タイトルマッチでウェルター級ランキング2位の挑戦者スティーブン・トンプソンと対戦し、1-0の判定ドローで王座の初防衛に成功。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2017年3月4日、UFC 209のUFC世界ウェルター級タイトルマッチでウェルター級ランキング1位の挑戦者スティーブン・トンプソンとダイレクトリマッチで再戦し、2-0の判定勝ちを収め2度目の王座防衛に成功した。

2017年7月29日、UFC 214のUFC世界ウェルター級タイトルマッチでウェルター級ランキング1位の挑戦者デミアン・マイアと対戦。マイアの21度に渡るタックルを全て切り、3-0の判定勝ちを収め3度目の王座防衛に成功するも、マイアのタックルを警戒していためか、慎重な試合運びとなってしまい、会場からはブーイングが沸き起こった。ウッドリーは1Rに右肩の関節唇を損傷し再建手術を受けた。


2018年9月8日、約1年2か月ぶりの復帰戦となったUFC 228のUFC世界ウェルター級タイトルマッチでウェルター級ランキング2位の挑戦者ダレン・ティルと対戦。2Rに右ストレートでダウンを奪い、追撃のパウンドから最後はダースチョークを決め、一本勝ち。4度目の王座防衛に成功し、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。勝利直後にオクタゴン内でブラジリアン柔術黒帯を授与された。

世界王座陥落

2019年3月2日、UFC 235のUFC世界ウェルター級タイトルマッチでウェルター級ランキング2位の挑戦者カマル・ウスマンと対戦。ウスマンのプレッシャーとテイクダウンに終始苦戦を強いられ、0-3の5R判定負けを喫し、王座陥落した。

ファイトスタイル

重量級並みの威力と軽量級顔負けのスピードを誇るパンチを最大の武器としている。特に、パンチを放つ際の踏み込みの速さは、ウェルター級で随一である。また、学生時代にオールアメリカンに2度選出された程のレスリングスキルをあわせ持つ。テイクダウンからのグラウンド&パウンドも得意としている。スタミナ面でも問題はなく、難なく5ラウンドを戦い抜くことができる。また、最近のデミアン・マイア戦やスティーブン・トンプソン戦のように、相手の土俵には全く付き合わないという堅実なファイトスタイルを確立している。その結果、カウンター待ち、受けに回る余り凡戦になることも多々ある。

レスリングの下地を生かしたテイクダウンスキルに加え相手からのテイクダウンディフェンスのスキルも高い。ジョン・ジョーンズダニエル・コーミエに並ぶテイクダウンディフェンス率を記録している。

人物・エピソード

  • 既婚者であり、四児の父である。
  • 近年、ファンからはヒール的な目で見られており、ウッドリー自身も「ファイターの中にはかっこつけて、俺はいつでも誰とでも戦うみたいな事を言う奴がいるけれど、本当にそういう考えを持っているファイターはいない」「もしコナー・マクレガーが俺と戦いたいのなら彼は何時でも俺と戦うことが出来るし、それはマイケル・ビスピンGSPニック・ディアスネイト・ディアスにも同じことが言える。彼らであればいつでも歓迎する。ただ誰も俺と戦おうとしない」とファイター達を挑発している[2]
  • マクレガーがエディ・アルバレスに勝利し二階級制覇を果たした際に2本のベルトを掲げた姿を見せようとしたがマクレガー陣営のミスでベルトが1本しかなく、直前にタイトルを防衛したウッドリーがベルトを貸し出した[3]
  • ケルヴィン・ガステラムとの試合(前述)でガステラムが計量オーバーし罰金としてファイトマネー減額分をウッドリーに差し出す制裁処置に対しては「トレーニングキャンプの費用もかかっているし運営側からもきつく叱咤されている」と受け取りを拒むコメントをしている。その結果罰金がどうなったかは不明[4]
  • テストステロン補充療法(TRT)の使用に強く反対しており「39歳の時にまるで25歳の頃のように行動できてはいけないだろう」などと語っている[5]

戦績

総合格闘技 戦績
24 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
19 6 6 7 0 1 0
4 1 0 3 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× カマル・ウスマン 5分5R終了 判定0-3 UFC 235: Jones vs. Smith
【UFC世界ウェルター級タイトルマッチ】
2019年3月2日
ダレン・ティル 2R 4:19 ダースチョーク UFC 228: Woodley vs. Till
【UFC世界ウェルター級タイトルマッチ】
2018年9月8日
デミアン・マイア 5分5R終了 判定3-0 UFC 214: Cormier vs. Jones 2
【UFC世界ウェルター級タイトルマッチ】
2017年7月29日
スティーブン・トンプソン 5分5R終了 判定2-0 UFC 209: Woodley vs. Thompson 2
【UFC世界ウェルター級タイトルマッチ】
2017年3月4日
スティーブン・トンプソン 5分5R終了 判定1-0 UFC 205: Alvarez vs. McGregor
【UFC世界ウェルター級タイトルマッチ】
2016年11月12日
ロビー・ローラー 1R 2:12 KO(右フック→パウンド) UFC 201: Lawler vs. Woodley
【UFC世界ウェルター級タイトルマッチ】
2016年7月30日
ケルヴィン・ガステラム 5分3R終了 判定2-1 UFC 183: Silva vs. Diaz 2015年1月31日
キム・ドンヒョン 1R 1:01 TKO(右フック→パウンド) UFC Fight Night: Bisping vs. Le 2014年8月23日
× ローリー・マクドナルド 5分5R終了 判定0-3 UFC 174: Johnson vs. Bagautinov 2014年6月14日
カーロス・コンディット 2R 2:00 TKO(右膝の負傷) UFC 171: Hendricks vs. Lawler 2014年3月15日
ジョシュ・コスチェック 1R 4:38 KO(右ストレート) UFC 167: St-Pierre vs. Hendricks 2013年11月16日
× ジェイク・シールズ 5分3R終了 判定1-2 UFC 161: Evans vs. Henderson 2013年6月15日
ジェイ・ヒエロン 1R 0:36 KO(パウンド) UFC 156: Aldo vs. Edgar 2013年2月2日
× ネイサン・マーコート 4R 1:39 KO(スタンドパンチ連打) Strikeforce: Rockhold vs. Kennedy
【Strikeforce世界ウェルター級王座決定戦】
2012年7月14日
ジョーダン・メイン 5分3R終了 判定2-1 Strikeforce: Rockhold vs. Jardine 2012年1月7日
ポール・デイリー 5分3R終了 判定3-0 Strikeforce: Fedor vs. Henderson 2011年7月30日
タレック・サフィジーヌ 5分3R終了 判定3-0 Strikeforce Challengers 13 2011年1月7日
アンドレ・ガウヴァオン 1R 1:48 KO(右ストレート→パウンド) Strikeforce: Diaz vs. Noons 2 2010年10月9日
ネイサン・コイ 5分3R終了 判定2-1 Strikeforce Challengers 8 2010年3月21日
ルディ・ベアーズ 1R 2:52 肩固め Strikeforce Challengers 5 2009年11月20日
ザック・ライト 2R 3:38 腕ひしぎ十字固め Strikeforce Challengers 3 2009年9月25日
サルバドール・ウッズ 1R 4:20 ダースチョーク Strikeforce: Lawler vs. Shields 2009年6月6日
ジェフ・カルステンス 1R 0:48 チョークスリーパー Respect is Earned 2: Brotherly Love Brawl 2009年4月30日
スティーブ・シュナイダー 1R 1:09 ギブアップ(パンチ連打) Headhunter Productions: The Patriot Act 1 2009年2月7日

獲得タイトル

表彰

  • ブラジリアン柔術 黒帯
  • レスリング NCAAディビジョン1オールアメリカン(2003年、2005年)
  • UFC ノックアウト・オブ・ザ・ナイト(1回)
  • UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(3回)
  • UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト (1回)
  • Strikeforce ライジングスター・オブ・ザ・イヤー(2010年)

出演

映画

脚注

関連項目

外部リンク

前王者
ロビー・ローラー
第11代UFC世界ウェルター級王者

2016年7月30日 - 2019年3月2日

次王者
カマル・ウスマン