縁日

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縁日(えんにち)とは、との有縁(うえん)の日のことで、神仏の降誕・示現・誓願などの(ゆかり)のある日を選んで、祭祀や供養が行われる日である[1]。この日に参詣すると、普段以上の御利益があると信じられた。特に、年の最初(または月の最初)の縁日を初(はつ)○○初天神、初観音、初不動など。干支を縁日とする場合は初午、初巳など)と称し、年の最後の縁日を納め(おさめ)の○○または終い(しまい)○○と称される。

近代以降では、神社などで行われる祭り(露店などが多く出る)の日のことを指す場合も多い。

主な縁日

縁日の屋台

屋台。縁日の風物詩の出店として伝統的にみられるもの。盆踊りの出店とほぼ同じ。下記以外にもたこ焼き焼きそば磯辺焼きなど日常見かける屋台も並ぶ。これらは子供はもとより、童心に帰った大人・青年らの関心も集める。なお、これらの一部は、冬季の縁日には出店しない(夏を中心に、4月~10月頃のみ出店する)。 こうした屋台で見られる商品は、粗悪品であったり、原価の数十~数百倍で販売されていることが多い。

神社に出店する屋台(画面右)

脚注

  1. ^ 「年中行事事典」p105 1958年(昭和33年)5月23日初版発行 西角井正慶編 東京堂出版