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抜海駅

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抜海駅
駅舎(2005年5月)
ばっかい
Bakkai
W77 勇知 (8.3 km)
(11.7 km) 南稚内 W79
所在地 北海道稚内市抜海村字クトネベツ
北緯45度19分0.7秒 東経141度38分40.4秒 / 北緯45.316861度 東経141.644556度 / 45.316861; 141.644556座標: 北緯45度19分0.7秒 東経141度38分40.4秒 / 北緯45.316861度 東経141.644556度 / 45.316861; 141.644556
駅番号 W78
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 宗谷本線
キロ程 245.0 km(旭川起点)
電報略号 ハツ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1924年(大正13年)6月25日
備考 無人駅
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ホーム
1977年の抜海駅と周囲約500m範囲。上が稚内方面。隣の勇知駅を180度向きを変えた様な駅で、相対式ホーム2面2線と駅舎横稚内側に貨物積卸場と引込み線がある。外側の名寄側にも引込み線がある。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

抜海駅(ばっかいえき)は、北海道稚内市抜海村字クトネベツにある、北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線駅番号はW78。

駅構造

稚内駅が管理する無人駅で、無人駅としては日本最北端に位置する。駅舎は開業時に建設された木造のものがそのまま使用されている[1]相対式2面2線のホームを持ち、列車交換に対応する。幌延方面に構内踏切がある。当駅は、冬季間の地吹雪が激しいため、駅舎のホーム側などが厳重な覆いで囲まれている。


駅名の由来

アイヌ語の「パッカイ・ペ(子を背負うもの)」より。抜海市街はずれにある抜海岩が、子を背負う母親のように見える重ね岩であることから。

駅周辺

駅前には1~2軒の民家があるほかは牧草地が広がっていて、店舗等はない。道道106号までは一直線の道路が伸びており、抜海原生花園を挟んで日本海を望むことができる。抜海の市街地は道道106号を羽幌方面に1.5kmほど下った抜海漁港付近にある。なお、同港付近では冬季にゴマフアザラシの群れが見られることがある。

  • 抜海郵便局(約1.8km)
  • 抜海原生花園(約1km)
  • 稚内市立抜海小中学校{2007年3月廃校}(約1.7km)
  • 抜海市街地(約2km)
  • 抜海岩(約2km)
    • 地名・駅名の由来となっている重ね岩。稚内市指定文化財。
  • 抜海漁港・稚内漁業協同組合抜海支所(約2km)
  • 旅人宿ばっかす(約2km)
  • 抜海岬(約2km超)

当駅を過ぎさらに南稚内駅へ向け北上すると、車窓左手に日本海をはさんで利尻島が望まれる場所があり、一部列車において徐行サービスを実施している。

歴史

隣の駅

北海道旅客鉄道
宗谷本線
勇知駅 (W77) - 抜海駅 (W78) - 南稚内駅 (W79)

その他

映画南極物語』やテレビドラマ少女に何が起ったか』の撮影に使われた。有人時代には小泉今日子らの写真が飾ってあった。 現在でもかつての出札窓口跡部分のボードにドラマの写真が貼られている。 また、いわゆる『駅ノート』も置かれている。


・駅前に郵便ポストは設置されていない。

脚注

  1. ^ 交通新聞2011年4月18日

関連項目

外部リンク