居合道

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居合道
いあいどう
競技形式 演武
使用武器 日本刀
発生国 日本の旗 日本
源流 抜刀術居合
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居合道(いあいどう)とは、林崎甚助公によって創始された武術である抜刀術居合武道としたものである。

居合道とは、日本刀を用い、抜刀から納刀、および諸作法を通し技能の修練のみならず 人格の涵養なども含めた各自による自己修練のこと。 現在、座った状態で、鞘から刀剣を抜き放ち、さらに納刀に至るまでをも含めた技術を、一つの独立した武道と成している国は、全世界でも日本のみで、実は非常に稀有なものである。

それぞれの団体において段級位制があり精進を重ね、形を演武し所定の審査と試験(筆記、口頭かは各団体により異なる)を経て段位及び範士教士錬士という称号を授かる。級位制度は一級が最高であるが、段位制度は階段を果てしなく昇れるように修行が進むほどに数字が大きくなるように創設された。現在、各団体ごとに允可最高段位を定めており、十段範士を最終段階、最終目的とする団体もある。(団体により目的が異なる)

また、各流派・団体において独自の技(形)が多数存在するが、それらの技を総合し、団体における共通技としていることもある。昇級・昇段審査、競技での評価の対象にもされている。正座姿勢や、歩行からの技も含む。(子細は団体の項目に委ねる)

剣術との相違

剣術との相違点は主に床の間での想定で型が組まれている点にあり、奉納、作法を意識している点も挙げられる。

抜刀道との相違

抜刀道は主に立ち技で試し斬りを行い、居合道は主に座姿から形稽古を行う。

演武会

主に業前()を披露する行事を年に数回行う。また神社にて日頃の精進の成果をご神前に報告する奉納演武を執り行うこともある。

試合

試合は実際に斬りあうのではなく、段位ごとに、各流派の形ならびに、各流派が集まる団体では前述の共通技を加え、演武としての業前(形)を審判の旗の掲示による多数決や採点で評価することで執り行う。高段位においては試合を行わず演武のみになる団体もある。

沿革

居合道専門団体

関連項目