大黒埠頭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Yoh-Plus (会話 | 投稿記録) による 2022年5月15日 (日) 04:57個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎ギャラリー)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

大黒ふ頭
大黒埠頭(中央)
大黒埠頭(中央)
大黒ふ頭の位置(横浜市内)
大黒ふ頭
大黒ふ頭
大黒ふ頭の位置
大黒ふ頭の位置(神奈川県内)
大黒ふ頭
大黒ふ頭
大黒ふ頭 (神奈川県)
北緯35度27分59.43秒 東経139度40分57.13秒 / 北緯35.4665083度 東経139.6825361度 / 35.4665083; 139.6825361
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県
市町村 横浜市
鶴見区
町名制定 1978年昭和53年)4月7日
面積
 • 合計 3.122 km2
人口
2021年(令和3年)7月31日現在)[2]
 • 合計 0人
 • 密度 0.0人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
230-0054[3]
市外局番 045(横浜MA[4]
ナンバープレート 横浜
地図大黒ふ頭の位置

大黒埠頭(だいこくふとう)は、神奈川県横浜市鶴見区にある地名および、横浜港の島式埠頭の名称である。貨物の拠点として造られたが、他地域と横浜港背後圏の間の交通のショートカットや、首都高速道路や大型クルーズ客船への乗降等、交通結節点としての機能も持つ[5]。多種多様な経済活動のハブであるため、大黒大橋横浜ベイブリッジといった巨大な橋も架けられている。扇島東扇島と並んで存在している。

埠頭のの字が常用漢字に含まれないため、地名では「大黒ふ頭」と表記されるほか、埠頭の名称としても看板などで同様に記されていることが多い[6][7]。横浜港で初めての本格的な島式埠頭である。

歴史

  • 1971(昭和46)年 着工
  • 1990(平成2)年 完成

事業所

2016年(平成28年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[8]

町丁 事業所数 従業員数
大黒ふ頭 233事業所 3,689人

交通

首都高速道路神奈川5号大黒線及び湾岸線が通過しており、大黒ジャンクション大黒パーキングエリアがある。

公共交通機関は横浜市営バス鶴見駅京急鶴見駅を含む)および横浜駅東口から乗り入れており、横浜スカイウォーク前と大黒海つり公園まで運行されている。

施設

港湾施設のほか、工業用地がある。

バース (着岸施設)

コンテナ船用3バースおよびライナー(定期船)用8バースを含む計25バースある[6][7]。横浜市港湾局および横浜港埠頭株式会社が管理・運営を行っている。

また、自動車輸出量の増加や横浜ベイブリッジの下をくぐることができない超大型客船(海面上の高さ〈マスト高〉が55m以上のパナマックス客船、「大さん橋#パナマックス問題」も参照)への対策[9]として、当埠頭内(同橋東側北緯35度27分28.57秒 東経139度40分46.67秒 / 北緯35.4579361度 東経139.6796306度 / 35.4579361; 139.6796306 (大黒埠頭岸壁改良事業(P-3・P-4バース)))にある既存の自動車運搬船岸壁(T-3〜T-8バース)と隣接岸壁(P-3・P-4バース)[7]を再編改良した上でCIQ施設も整備(2つに増設)し[10][11][12][13][14][15][16]、大型自動車運搬船および超大型客船対応岸壁として2019年4月より供用を開始している(客船施設名は「大黒ふ頭客船ターミナル」)[10][13][14][15][16][注 1]

その他

その他

日本郵便

警察

町内の警察の管轄区域は以下の通りである[19]

番・番地等 警察署 交番・駐在所
全域 鶴見警察署 生麦交番

ギャラリー

脚注

注釈

  1. ^ 後者の客船用途に関しては、本牧埠頭に超大型客船対応多目的岸壁が整備される(2025年整備目標)までの繋ぎとして暫定活用する方針[10][14][15]

出典

  1. ^ 横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2021年8月11日閲覧。
  2. ^ 令和3年(2021) 町丁別人口(住民基本台帳による)” (XLS). 横浜市 (2021年8月6日). 2021年8月7日閲覧。 “(ファイル元のページ)
  3. ^ a b 大黒ふ頭の郵便番号”. 日本郵便. 2021年8月11日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 大黒ふ頭”. www.city.yokohama.lg.jp. 2020年2月16日閲覧。
  6. ^ a b 大黒ふ頭(横浜市港湾局)
  7. ^ a b c 大黒ふ頭(横浜港埠頭株式会社)
  8. ^ 平成28年経済センサス-活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  9. ^ 横浜ベイブリッジをくぐれない大型客船の対応策は?はまれぽ.com 2013年3月24日)
  10. ^ a b c 「横浜港国際旅客船拠点形成計画」を作成しました > 横浜港国際旅客船拠点形成計画アーカイブ (PDF) (横浜市 2017年12月)
  11. ^ 【19年春開業めざす】横浜市、新港・大黒ふ頭のクルーズ船受入機能強化(日刊建設工業新聞ブログ 2017年6月22日)
  12. ^ 横浜市/大黒ふ頭再編改良事業に着手(LNEWS 2017年12月4日)
  13. ^ a b 横浜港・大黒ふ頭で着工 自動車船・超大型客船に対応(神奈川新聞〈カナロコ〉 2017年12月12日)
  14. ^ a b c 横浜市/国際旅客船拠点形成計画/超大型客船対応など受入機能強化(日刊建設工業新聞 2018年1月4日〈5面〉
  15. ^ a b c 客船ターミナル 今年、2カ所新設へ 新港地区と大黒ふ頭にタウンニュース 2019年1月1日号)
  16. ^ a b 横浜港の受け入れ機能向上 大型客船ターミナルなど 大黒ふ頭、岸壁延伸で2隻着岸可能に 新港ふ頭、今秋に新ターミナル開業日本経済新聞 2019年1月30日)
  17. ^ 株式会社 横浜港国際流通センター
  18. ^ 郵便番号簿 2020年度版” (PDF). 日本郵便. 2021年8月7日閲覧。
  19. ^ 地域課”. 鶴見警察署. 2021年10月24日閲覧。

関連項目

外部リンク