コンテンツにスキップ

グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。118.10.173.4 (会話) による 2011年10月4日 (火) 17:38個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎キャスト)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣
監督 明比正行
脚本 高久進
製作 今田智憲、東映
出演者 富山敬石丸博也野田圭一神谷明
音楽 菊池俊輔渡辺宙明
編集 鳥羽亮一
配給 東映
公開 1976年7月25日
上映時間 30分
製作国 日本
言語 日本語
前作 UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー
次作 UFOロボ グレンダイザー 赤い夕陽の対決
テンプレートを表示

グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣』(グレンダイザー ゲッターロボジー グレートマジンガー けっせん だいかいじゅう)は1976年7月25日東映まんがまつりで公開された日本のアニメ映画作品。上映時間は30分。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


概要

永井豪原作の『UFOロボ グレンダイザー』・『グレートマジンガー』・『ゲッターロボG』のクロスオーバー作品であり、劇場版マジンガーシリーズの連続通算第9作目(TV作品の上映を含む)。劇場版としては唯一、オリジナルの主題歌がレコーディングされた。主題歌の歌詞および劇中で「ロボット軍団」の呼称が用いられている。

原作者は当初から劇場最終作を予定し自作のテレビアニメキャラクターを総動員させるつもりだったが、放送局の相異もあり実現しなかった。『鋼鉄ジーグ』に関しては「サイズ(ロボットの身長)関係で遠慮(出演させない)して貰った」と語っている。

『グレンダイザー』以外の作品は既に放送を終了しており、時期的にはダブルスペイザー登場前後である。ボスに関してはゲスト出演していた事もあり重複しない様に兜甲児との絡みは控え目にされ、もう一人の戦友・剣鉄也との絡みがメインとなっている。

主戦場が海と空となったためか、ゲッターロボGの各形態のうちゲッターライガーのみ未登場であった[1]

なお、『マジンガーZ』からはボスボロット以外にもダイアナンAが登場している。

ストーリー

行方を絶った海底調査船バチスカーフの捜索に乗り出した早乙女博士の要請により出動したゲッターチームは海中で巨大な怪物と遭遇する。それこそがバチスカーフを沈め、次々と航行中の船舶を襲っていた元凶ドラゴノザウルスだった。

脅威となる大海獣を倒すべく急遽グレンダイザー、グレートマジンガー、ゲッターロボGの三体にダブルスペイザー、ビューナスA、ダイアナンAを加えた「ロボット軍団」が編成される。しかし、仲間外れにされ功名に逸り抜け駆けしたボスボロットがドラゴノザウルスに呑み込まれてしまい、迂闊に攻撃できなくなる。果たしてロボット軍団は強敵ドラゴノザウルスを倒せるのだろうか?

ゲストモンスター

古代海獣ドラゴノザウルス
太古に死滅したと思われていた大海獣の生き残り。タンカー事故による重油流出など海洋汚染の影響で著しく巨大化し、いつしか石油を常食とするようになる。クラゲに似た形状をしており、傘状の本体と7本ある触手のすべてに龍のような顔がある。生命力が異様に強く、身体の一部を切断されても直ちに再生する。ミサイル攻撃も身体に埋まるだけで爆発せず効果がない。主に海中を徘徊するが、陸上でも活動可能で空を飛ぶことも可能。
ボスボロットを呑み込むが、それをグレートマジンガーが救出した際、胃袋に石油が詰まっていることがわかる。これが攻略の糸口となり、ガスタンクを口に放り込まれた後にグレンダイザーのダブルハーケンとダブルスペイザーのダブルカッターで腹を切り裂かれ、とどめにゲッタードラゴンのシャインスパークを受けて石油に引火し、大爆発を起こして絶命した。
  • 体長:550メートル
  • 体重:40万トン
    ※上記の数値は設定画に書かれていたもの。

キャスト

ほとんどがテレビ版と同じ人物が演じているが、『マジンガーZ』の弓教授のみが変更となっている。

宇宙科学研究所
早乙女研究所
新科学要塞研究所[4]
光子力研究所
その他
  • ボス:大竹宏
  • ヌケ:鈴木泰明[3]
  • ムチャ:緒方賢一
  • 国防軍参謀長官:緒方賢一[3]
  • 予告編ナレーター:山田俊司[6]

スタッフ

  • 製作:今田智憲
  • 企画:有賀健、小田克也
  • 製作担当:横井三郎
  • 原作:永井豪石川賢、ダイナミック・プロ
  • 脚本:高久進
  • 音楽:菊池俊輔渡辺宙明 ※本作主題歌の製作は菊池が行った。渡辺はマジンガーシリーズのBGMの流用のみ
  • 原画:阿部隆、小川明弘、金山通弘、角田紘一、広田全、的場茂夫、森英樹、湖川滋木下勇喜
  • 動画:石山毬緒、薄田嘉信、金山圭子、小林敏明、坂野隆雄、田村晴夫、服部照夫、草間真之介、熊川正雄、平川やすし
  • トレース:入江三帆子、黒沢和子、坂野園江
  • 彩色:阿部慶子、後藤美津子、山内正子、村田邦子
  • セログラフ:林昭夫、茂木明子
  • 仕上検査:森田博、小鯨正豊
  • 仕上進行:平賀豊彦
  • 背景:川井憲、高野正道、佐藤正行、笠原淳二
  • 美術進行:鳥本武
  • 特殊効果:岡田良明、林富喜江
  • 演助進行:福島和美
  • 撮影:目黒宏、相磯嘉雄
  • 編集:鳥羽亮一
  • 録音:波多野勲
  • 記録:宮下滋
  • 効果:伊藤克己
  • 記録:安藤まるみ
  • 録音スタジオ:タバック
  • 現像:東映化学
  • 美術:浦田又治
  • 作画監督:木野達児
  • 演出:明比正行

脚注

  1. ^ 『ゲッターロボG』劇中においてはゲッターライガーは空中戦も可能。
  2. ^ 石丸博世とクレジット
  3. ^ a b c 未クレジット
  4. ^ 作中では台詞の中で触れられているのみで、具体的なデザイン等は未登場。
  5. ^ テレビシリーズでは宇門源蔵と同じ八奈見乗児が演じていた。
  6. ^ 未クレジット

同時上映

関連項目