クイーン II
『クイーン II』 | ||||
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クイーン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1973年8月 Trident Studios | |||
ジャンル | ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
EMI エレクトラ・レコード キャピトル・レコード(再発売) ハリウッド・レコード(再々発) | |||
プロデュース |
ロイ・ベイカー, クイーン 「Nevermore」「Funny How Love」はロビン・ケーブルとクイーン 「The March of the Black Queen」はロイ・ベイカー、ロビン・ケーブル、クイーン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
クイーン アルバム 年表 | ||||
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『クイーンII』(QUEEN II)は、イギリスのロックバンド、クイーンの2枚目のアルバムである。本国では1974年3月に発表され、日本では同じ年の6月に発売された。
解説
ファーストアルバム『戦慄の王女』(Queen)がプレスから酷評された後の第2作。彼らの最初のコンセプトアルバムである。また、このアルバムはファーストアルバムの音楽性への批判に対する回答でもあった。
レコード発売当時は、ギタリストのブライアン・メイ中心の「サイドホワイト」と、ヴォーカルのフレディ・マーキュリー作の曲のみの「サイドブラック」の2つに分けるという形式がとられた。この「白と黒」というコンセプトは、メドレー形式の曲の収録方法、アルバムジャケットの裏表や見開きの写真にも貫かれており、片面ずつのトータル性や「白と黒」が対になったコンセプトを1枚のアルバムとして押し出していた。 ライヴにおいても、ライティングの効果を無視してこのコンセプトが用いられた。しかし、CD化に際して上述のようなコンセプトも失われた。ただし、できるだけこのコンセプトを守るため、「Ogre Battle」の冒頭には長めの空白が挿入されている。
デビュー当初から、ルックス面におけるグラムロックの影響、作品にみられるクラシックの影響や組曲的、メドレー的な曲構成、レコードのA面B面をトータル・コンセプトの元に作る作風などから、一部ではプログレッシヴ・ロックの要素をアルバムに取り入れたともいわれた。
メインジャケットはフレディ以外のメンバーは白の衣装を着た写真を希望していたが、フレディの強い要望で黒のジャケットが採用された。また「グレイテスト・ビデオ・ヒッツ1」のジャケットにもなっている。
また、ガンズ・アンド・ローゼスのアクセル・ローズは、「オレが死んだらクイーンIIのアルバムを棺に入れてくれ」と述べたという逸話がある。
発売日
チャート最高順位
収録曲
注:長さについてはCDにおける長さをそのまま記述しているため、挿入された空白などは考慮していない。
- サイドホワイト
- プロセッション - Procession (May) - 1:12
- 父より子へ - Father to Son (May) - 6:14
- ホワイト・クイーン - White Queen (As It Began) (May) - 4:33
- サム・デイ・ワン・デイ - Some Day One Day (May) - 4:21
- ルーザー・イン・ジ・エンド - Loser In The End (Taylor) - 4:01
- サイドブラック
- オウガ・バトル - Ogre Battle (Mercury) - 4:08
- イントロは、エンディング部分を逆再生したものである。
- フェアリー・フェラーの神技 - The Fairy Feller's Master-Stroke (Mercury) - 2:41
- ネヴァー・モア - Nevermore (Mercury) - 1:17
- マーチ・オブ・ザ・ブラック・クイーン - March Of The Black Queen (Mercury) - 6:33
- ファニー・ハウ・ラヴ・イズ - Funny How Love Is (Mercury) - 2:48
- 輝ける7つの海 - Seven Seas of Rhye (Mercury) - 2:48(シングルカットA面)
レコード発売当初は、「サイドホワイト」「サイドブラック」と、各面が分かれ、「A面」「B面」という区別がなかった。ジャケットは表裏がブラック、見開きはホワイトが、それぞれ基調とされた。