ワン・ヴィジョン

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ワン・ヴィジョン
クイーンシングル
収録アルバム カインド・オブ・マジック
B面 "ブルレッド・ヴィジョン"
リリース 1985年11月4日
規格 7インチ、12インチ
録音 1985年9月
ジャンル ロック
時間
  • 4分02秒 (シングル)
  • 5分11秒 (アルバム)
  • 6分28秒 (延長版)
レーベル EMI / キャピトル
作詞・作曲 クイーン(クレジット)
プロデュース クイーン、マック
クイーン シングル 年表
サンク・ゴッド・イッツ・クリスマス
(1984)
ワン・ヴィジョン
(1985)
カインド・オブ・マジック
(1986)
カインド・オブ・マジック 収録曲
ワン・ヴィジョン
(1)
カインド・オブ・マジック
(2)
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ワン・ヴィジョン」(One Vision)は、イギリスロックバンドクイーンの楽曲。 『ONE VISION-ひとつだけの世界-』という邦題がつけられている。

概要[編集]

アルバム「カインド・オブ・マジック」収録。クイーンの楽曲の中でもノリの良い曲であり、日本でもサビの部分のギターのサウンドは有名である。この曲の発表直後本国イギリスをはじめ、スイスやドイツなどの国でもチャートインしている。

アルバムに先行して制作、シングルでリリースされた。アルバム版はシングル版にイントロ・アウトロのエフェクトがかかっているパートの延長や楽器の追加、冒頭ギターリフパートの繰り返し回数の増加などをした若干異なるバージョンになっている。そのほかに延長版(extended)も存在しており、こちらはアルバム版から更に後半のドラムソロの前に別の新しいドラムソロが付け加られたものになっている。 クレジットはクイーンになっているが原案はロジャー・テイラーであり、キング牧師の演説『I Have a Dream』に着想を得たと語っている。

スタジオでのデモセッションの映像が残っており、歌詞を考えるメンバーの様子やイントロ等で聞こえるストリングスの音をブライアン・メイがYAMAHA DX7で演奏している様子、フレディが「ジョン・ディーコン」と歌詞にのせて歌う様子などを見ることができる[1]

最後のフレーズは、歌詞カードでは"One vision"と表記されているが、フレディ・マーキュリーは"Fried chicken"と歌っている。

シングルB面曲について[編集]

シングルのB面に"Blurred Vision"(ブルレッド・ヴィジョン)というワン・ヴィジョンをリミックスしたトラックが収録されている。Blurredとは「ぼやけた」という意味であり、ドラムの音を中心にエフェクトを多様したミックスになっている。途中から原曲の半ば過ぎにあるドラムソロパートからラストのサビの部分を使用してる。

ビデオクリップ[編集]

上で述べたデモセッションの映像と同じスタジオで収録された、メンバーが演奏している映像が収められている。曲はシングルサイズを使用している。

冒頭ではボヘミアン・ラプソディのクリップの冒頭と同じ構図で4人が並んでいる場面がある。

また、extended(延長版)と呼ばれる別バージョンのクリップも存在する。こちらのバージョンは延長版の音源をベースに作られている。基本的な構成はシングル版クリップと大きく差はないがシングルと延長版の差分を新規カットの追加や再生速度の変更によって調整、特に新規ドラムソロパートパートにはメンバーのオフショット(食事会やブライアンがプールで泳ぐ様子など)が収録されている。

ライブ・パフォーマンス[編集]

オリジナルメンバーでの最後のツアーであるマジック・ツアーでオープニング・ナンバーに選ばれている。2008年にはクイーン+ポール・ロジャースツアーでもポール・ロジャースのボーカルで歌われている。

「A Kind of Vision」[編集]

2011年に再発されたこの曲が収録されているアルバム「カインド・オブ・マジック」に「A Kind of Vision」と呼ばれるデモ音源が収録されている。これは「カインド・オブ・マジック」のオケ(ただしアレンジは多少異なる)とメロディをベースに「One vision」という単語が散りばめられた歌詞で歌われている。

カバー等[編集]

映画『アイアン・イーグル』の主題歌としても使用された。

2012年のロンドンオリンピックのイギリス選手団のテーマソングとして冒頭の歌詞"One men"を"One team"に変えたものがイギリスの歌手アルフィー・ボーとキムバリー・ウォルシュによってカバーされている。

脚注[編集]

  1. ^ ビデオ「栄光の軌跡」Vol.1やDVD「グレイテスト・ビデオ・ヒッツ2」で確認できる