アルフレッド・バウアー賞
ベルリン国際映画祭におけるアルフレッド・バウアー賞(Alfred Bauer Preis)は、銀熊賞(Silberner Bär)の一部門であり、映画芸術に「新たな視点」をもたらした作品に授与される。
概要
ベルリン国際映画祭の初代ディレクター、アルフレッド・バウアーが1986年に亡くなったことに伴い、1987年に創設された。映画界に画期的な視点を与えた作品に授与される。
主に若手監督に与えられる賞として認知されているが、2009年には82歳のアンジェイ・ワイダが新人のアドリアン・ビニエツと同時受賞し、「若い監督と一緒なのがとりわけうれしい」とコメントした。2014年には91歳のアラン・レネが「常に新しい境地を開拓している」という理由で本賞を授与された。
しかし、アルフレッド・バウアーがナチス政権と癒着関係にあったことが発覚したために、2021年からは廃止となった。