第40回ベルリン国際映画祭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第40回ベルリン国際映画祭は1990年2月9日から20日まで開催された。
目次 |
概要 [編集]
1990年のベルリン国際映画祭は、1989年11月のベルリンの壁崩壊を受けて、これまで分かれていたベルリンの両側で初めて開催された。
コンペティション部門には23本の長編映画と16本の短編映画が出品され、社会主義体制下のチェコスロヴァキアを描いた『つながれたヒバリ』と、ギリシャ人監督のコスタ=ガヴラスがアメリカに渡り監督したサスペンス『ミュージックボックス』の2本が金熊賞を受賞した。
また、パノラマ部門では多くのアルメニア映画・ソ連映画が上映された。
受賞 [編集]
- 金熊賞:『つながれたヒバリ』(イジー・メンツェル)、『ミュージックボックス』 (コスタ=ガヴラス)
- 銀熊賞
- 審査員特別賞:『Asteniceskij sindrom』 (キーラ・ムラトワ)
- 監督賞:ミヒャエル・セントフレーベン (『ナスティ・ガール』)
- 男優賞:イアン・グレン (『Silent Scream』)
- 共演賞:ジェシカ・タンディ、モーガン・フリーマン (『ドライビング Miss デイジー』)
- 芸術貢献賞:『Coming Out』(Heiner Carow)
- 個人貢献賞:シェ・フェイ(『黒い雪の年』)
上映作品 [編集]
コンペティション部門 [編集]
- 長編映画のみ記載。アルファベット順。邦題がついていない場合は原題の下に英題。
| 題名 原題 |
監督 | 製作国 |
|---|---|---|
| A halálraitélt (On Death Row) |
ヤノーシュ・ソンブリアイ | |
| Asteniceskij sindrom (The Weakness Syndrome) |
キーラ・ムラトワ | |
| アタメ ¡Átame! |
ペドロ・アルモドバル | |
| 黒い雪の年 本命年 |
シェ・フェイ | |
| 7月4日に生まれて Born on the Fourth of July |
オリヴァー・ストーン | |
| Coming Out | ハイナー・カーロフ | |
| ナスティ・ガール Das schreckliche Mädchen |
ミヒャエル・ヘルホーファン | |
| ドライビング Miss デイジー Driving Miss Daisy |
ブルース・ベレスフォード | |
| シャドー・メーカーズ Fat Man and Little Boy |
ローランド・ジョフィ | |
| 深夜の逃走/クロッシング・ボーダー Herzlich Willkommen |
ハーク・ボーム | |
| Il segreto (The Secret) |
フランチェスコ・マゼリ | |
| Karaul (The Guard) |
Aleksandr Rogoschkin | |
| 女の復讐 La vengeance d'une femme |
ジャック・ドワイヨン | |
| Les noces de papier (The Paper Wedding) |
ミシェル・ブロー | |
| Los ángeles (Angels) |
ジェイコブ・バージャー | |
| ミュージックボックス Music Box |
コスタ=ガヴラス | |
| Silent Scream | デヴィッド・ヘイマン | |
| つながれたヒバリ Skrivánci na niti |
イジー・メンツェル | |
| ウィンター・ウォー/厳寒の攻防戦 Talvisota |
ペッカ・パリッカ | |
| 侍女の物語 The Handmaid's Tale |
フォルカー・シュレンドルフ | |
| ローズ家の戦争 The War of the Roses |
ダニー・デヴィート |
- 短編映画の中で、後に『コーヒー&シガレッツ』として公開されるジム・ジャームッシュ監督の一編”Coffee And Cigarettes (Memphis Version) “が出品された。
コンペティション外 [編集]
- ウディ・アレンの 重罪と軽罪 – ウディ・アレン (アメリカ)
- テラコッタ・ウォリア 秦俑 – チン・シウトン (香港)
- 天国への300マイル – マーチェイ・ディチェル (ポーランド・デンマーク)
- 春のソナタ – エリック・ロメール (フランス)
- マグノリアの花たち – ハーバート・ロス (アメリカ)
- もうひとつのラブストーリー – カレル・ライス (イギリス・アメリカ)
- Resan till Melonia – Per Ahlin (スウェーデン)
- Spur der Steine – フランク・バイヤー (西ドイツ)
日本映画 [編集]
フォーラム部門で大島渚の『儀式』、高嶺剛の『ウンタマギルー』、利重剛の『ザジ ZAZIE』が、レトロスペクティブ部門では黒木和雄の『TOMORROW 明日』、市川崑の『ビルマの竪琴』、清水宏の『蜂の巣の子供たち』、衣笠貞之助の『地獄門』、岡本喜八の『日本のいちばん長い日』がそれぞれ上映された。
審査員 [編集]
- ミヒャエル・バルハウス (ドイツ/撮影監督)
- Vadim Abdraschitov (ソ連/監督)
- スザナ・アマラウ (ブラジル/監督)
- Lívia Gyarmathy (ハンガリー/監督)
- ヘルケ・ミッセルヴィッツ (ドイツ/監督)
- スティーヴン・バック (アメリカ/プロデューサー)
- マルガレート・メネゴス (フランス/プロデューサー)
- ロベルト・ベニーニ (イタリア/監督・俳優)
- オットー・ザンダー (ドイツ/俳優)
- リタ・トゥシンハム (イギリス/女優)
- スティーヴン・シルバーマン (アメリカ/)
外部リンク [編集]
- 公式サイト (ドイツ語・英語)
|
||||||||