GREGORY HORROR SHOW
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『GREGORY HORROR SHOW』 (グレゴリーホラーショー) は、1999年にテレビ朝日系で放映された日本初のフルCGアニメ作品。イワタナオミ原作・キャラクターデザイン、ミルキーカートゥーン製作。通称「グレホラ」「GHS」。
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[編集] 概要
さまよえる魂が集うホテル・グレゴリーハウスに迷い込んだ客の恐怖、心の迷いや現実と虚構の狭間を描く大人向けのホラーアニメ。主人公の視界をそのまま映すカメラワークで画面が作られており(そのため主人公の姿形や声は作中に一切登場しない)、視聴者がよりストーリーに移入しやすくなるようになっている。一話ごとの放映時間が3分程度とごく短く、主題歌なども存在しない。タイトル自体はマイナーだが今でも根強いファンを擁する。
シリーズは全四作。三作目・四作目は主題がホテルから離れ、「THE LAST TRAIN」では一登場キャラクターであるグレゴリーが、「THE BLOODY KARTE」では同じくキャサリンが主役。この二作ではごく普通の第三者的なカメラワークが用いられている。
海外製アニメ(カートゥーン)やアメコミを意識したデザインも特徴で、フィギュアなどキャラクターグッズ販売や携帯電話での動画配信、iアプリなどの携帯電話ゲーム、ムック本やPS2でのゲーム化など幅広いメディアに展開している。
[編集] ストーリー
ごく平凡に日常を生きる主人公はある時ふと見知らぬホテルの前に辿り着く。支配人に部屋を宛がわれ、奇妙な宿泊客たちと交流し、理不尽な恐怖とそれに伴う奇妙な居心地のよさに惑いながら、主人公は徐々に自分の本当の心やグレゴリーハウスとは一体どんな存在なのかに気付いていく。ホテルから脱出し元いた「現実」に帰還すべく奮闘する主人公。果たして彼らは真実を受け止め、無事に帰ることが出来るのだろうか。
[編集] 登場人物
- グレゴリー(声優:茶風林)
- グレゴリーハウスの支配人の老ネズミ。毎回の物語の語り部であり、物語の重要な鍵を呟いては去っていく。人の心を弄ぶのが趣味で「ヒッヒッヒ…」という不気味な笑い声が特徴の老獪なキャラクターだが、主人公の道行に巻き込まれてそれなりに酷い目にも合わされている。
- シリーズ三作目の「THE LAST TRAIN」では彼自身が主人公である。
- ジェームス(声優:山崎依里奈)
- グレゴリーの孫。一見して明るく人懐こいが本性は無邪気とは言いがたい。グレゴリーでさえ手を焼くいたずら好きのトラブルメーカー。
- ネコゾンビ(声優:永澤菜教)
- かつては金持ちの貴族に飼われていた猫。主人の没落と共に悲運の道を辿る。目・口ともに何者かの手で縫い合わされており、全身にも縫い傷がある。ホテル内の鉄扉の石牢で片足を鎖につながれている。グレゴリーとは互いに憎み合っている様子。普段は概ね錯乱状態にあり、常にお腹を空かせていて鉄をも食べてしまう。やってきた客に対して警告しこのホテルから一刻も早く出て行くよう促す。
- トカゲの看護婦。極度のヘマトフィリアで他人の血を採血するのが趣味。採血のためなら手段を選ばず、見境がない。恋多き女性でもあり、思いを寄せる相手に手製の弁当を贈ったりといじましい一面もあるが、大抵の場合採血の欲求に勝てず失恋に終わる。
- シリーズ四作目「THE BLOODY KARTE」の主人公。
- 地獄のシェフ(声優:大友龍三郎)
- グレゴリーハウスの蝋燭の料理長。常に持ち歩いている身の丈ほどの包丁は象の骨をも断ち切る。料理の味を濁すため、タバコを嫌う。極度の被害妄想と強迫観念持ちで、自分の料理を粗末に扱う者は料理の材料にしてしまう。這うような低い声が特徴的だがあまり口数は多くない。頭上の火を吹き消されると動けなくなってしまう。
- ロストドール(声優:松井菜桜子)
- なくした人形を求めてグレゴリーハウスを徘徊する少女。抱き上げると後ろにある顔を現し凶暴化する。自分がすでに人形と一体化しているという自覚がない。
- 「ジャッジメーント!」と言う声とともに現れ、誠意と快楽にまつわる二択の課題を出して相手に選択を迫る。概ねの場合どちらを選んでも結果は散々である。天秤のような外観をしており、廊下の天井に設置されたレールに吊るされて移動する。また一般的な審判小僧が親分と呼ぶ、全身が黄金で形作られた「審判小僧ゴールド」が存在する。その問いは究極の二択とされ、他の審判小僧の行う裁定の比にはならないほど重いものである。
- 身辺の世話のために黒子のような生き物を従えているが、黒子は審判小僧たちの世話だけでなくホテル全般の雑事をこなしている様子である。
- ミイラ坊や(声優:佐久間なつみ)
- 頭に斧が刺さっている犬の子供。しかしそれに気づかず頭痛に悩んでいる。自分では病弱なのだと思っているが父親ともどもキャサリンの「治療」を受けて平然としていられるほどにタフ。
- ミイラパパ(声優:高木均)
- ミイラ坊やの父親。頭に靑龍刀が刺さっている。息子と同様、頭痛に悩んでいる。
- カクタスガンマン(声優:幸野善之)
- 新たな客と見るや勝負を吹っかけるサボテンのガンマン。かつては革命軍のリーダーだった。実際はとても臆病。女性である二作目の主人公には初対面で求愛し、更に勘違いしてグレゴリーに勝負を挑んだ。
- カクタスガール(声優:佐藤美佳子)
- カクタスガンマンの妹。兄よりは多少しっかりした性格で、ブラコン気味。自分のファッションセンスに自信がなく、投げ縄を使って客の身ぐるみを剥いでいく。
- ルーレット小僧(声優:浅田葉子)
- 自身の頭がルーレットになっており、部屋に迷い込んだ相手を強制的に等身大のすごろくゲームに巻き込む。マス目ごとのイベントは落雷や爆発など酷い目に遭うものばかりである。
- 死神(声優:広瀬正志)
- 相手の未練を持っている鎌で断ち切ってくれる。たまに失敗する事があり、その場合は地獄のような苦痛を味わうらしい。妙な関西弁。
- クロックマスター(声優:山野井仁)
- 「時の支配者」を自称する時計の親父。時間を操る能力を持つが、いたずらに時間を歪めた挙句、相手の運命を余計にこじれさせてしまう結果になることが多い。普段はバーで飲んだくれている。
- マイサン(声優:伊藤舞子)
- クロックマスターの息子。父親と同じく時間を操る能力を持つ。まだ修行中の身ながらその才覚は父親以上で向学心も旺盛。
- TVフィッシュ
- グレゴリーハウスの中を回遊する謎の電映魚。客の過去の記憶を顔のモニターに映し出す。
- カエル占い師(声優:鈴木勝美)
- グレゴリーハウスの専属占い師。誰を占っても不吉な結果しか出さず、その結果は必ず的中する(させる)。
- エンジェルドッグ/デビルドッグ(声優:佐久間レイ)
- 光とともに現れ、客のピンチを脱出するように誘う。だが、気分次第でデビルドッグに変身し、地獄に落としてしまうこともしばしばである。
- ミラーマン(声優:鈴木勝美)
- 鏡の部屋に現れる真実を映し出す者。鏡の中には何者かが潜んでいる。
[編集] メディア
[編集] アニメシリーズ
- 第1シリーズ・GREGORY HORROR SHOW
- グレゴリーハウスに迷い込んだ男性客の視点で物語が進む。全25話。
- 第2シリーズ・GREGORY HORROR SHOW - THE SECOND GUESUT -
- 同じく女性客の視点で物語が進む。全25話。
- 第3シリーズ・GREGORY HORROR SHOW - THE LAST TRAIN -
- グレゴリーが乗った迷界行きの列車内での物語。 全26話。
- 第4シリーズ・GREGORY HORROR SHOW - THE BLOODY KARTE -
- キャサリンが主人公のコメディタッチの物語。全12話。
[編集] ゲーム
- グレゴリーホラーショー ソウルコレクター(プレイステーション2用ソフト・カプコン・2003年8月7日発売)
- グレゴリーホラーショー (携帯ゲームアプリ・G-mode/原作準拠ストーリーのRPG)
- グレゴリーバキューン (携帯ゲームアプリ・G-mode/GHSキャラクターを使ったシューティング・占いゲーム)
[編集] 漫画
- イワタナオミによる3D・CG漫画『グレゴリーホラーショー』が、講談社「ヤングマガジンアッパーズ」にて2000年から連載開始。
- 鈴木小波によるコミカライズ『GREGORY HORROR SHOW ANOTHER WORLD』が、講談社「モーニング」にて2007年46号から2008年6号にかけて連載。
[編集] 外部リンク
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