頭上の敵機

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頭上の敵機
Twelve O'Clock High
監督 ヘンリー・キング
脚本 バーン・レイ・Jr
サイ・バートレット
ヘンリー・キング(クレジット無し[1]
原作 バーン・レイ・Jr
サイ・バートレット
製作 ダリル・F・ザナック
音楽 アルフレッド・ニューマン
撮影 レオン・シャムロイ
編集 バーバラ・マクリーン
配給 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 1949年12月21日
日本の旗 1950年11月14日
上映時間 133分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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頭上の敵機』(Twelve O'Clock High)は、ヘンリー・キング監督による1949年のアメリカ戦争映画である。なお、"Twelve O'Clock High"とは、時計盤を水平に置いて「前方(12時の方向)上方に敵機」の意であり、12時の方向を「頭上」としたのは誤訳である。

あらすじ[編集]

1949年、英国・ロンドン。米国人旅行者・ストーヴァルは、とある店先で古いトビー・ジョッキ(老人の顔を象った陶器製のビアジョッキ)を見つける。それは、第二次大戦中、彼が勤務していたアーチベリーの第918爆撃航空群で搭乗員達に出撃を報せる為に使われていた物だった。数年ぶりにアーチベリーを訪れた彼の脳裏に、戦時中の思い出が去来する。

1942年。駐英米陸軍航空隊・第918爆撃航空群は、連日の出撃で多大の損害を出していた。温情家の指揮官・ダベンポート大佐は部下たちから慕われていたが、その温情が仇となっている事を統括司令官・プリチャード少将から指摘され、解任される。代わって赴任して来たのはプリチャードの懐刀でダベンポートと旧知の仲でもあるフランク・サベージ准将だった。サベージは徹底的に人事を刷新、容赦なく賞罰をあかし、連日の猛訓練を全員に課した。そのやり方に搭乗員たちの間に不満がわき興ったが、訓練の成果により戦果が上がり始め、戦死者の数も激減する。副官のストーヴァル少佐や前任者ダベンポートたちのサポートもあり、部下たちは徐々にサベージに信頼をおくようになっていった。だが連日の出撃と激戦により自分の後を託すべき指揮官候補たちを次々に失い、サベージは肉体的・精神的に疲労の極限に追い込まれていった・・・

戦後のアーチベリー飛行場。今は草むしたかつての滑走路に、万感の思いで佇むストーヴァルの姿があった。

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹替
フランク・サベージ准将(第918爆撃航空群基地司令) グレゴリー・ペック 城達也
キース・ダベンポート大佐(〃前任司令) ゲイリー・メリル 小林修
ハーヴィ・ストーバル少佐(〃司令副官) ディーン・ジャガー 宮川洋一
ベン・ゲートリー中佐(〃先任将校) ヒュー・マーロウ 家弓家正
ジョー・コッブ中佐(〃飛行隊長) ジョン・ケロッグ 大塚周夫
ビショップ中尉(〃飛行隊長) ボブ・パットン 井上真樹夫
カイザー大尉(〃軍医) ポール・スチュワート 村瀬正彦
トワンプリー大尉(〃従軍牧師) ローレンス・ドブキン
マクレニー“ヘニー”軍曹(〃司令部付下士官) ロバート・アーサー
パット・プリチャード少将(駐英米航空群統括司令) ミラード・ミッチェル 久松保夫
リチャード・アンダーソン

評価[編集]

1998年にアメリカ国立フィルム登録簿に登録された[2]

映画賞受賞・ノミネート[編集]

部門 候補 結果
アカデミー賞 作品賞 ノミネート
主演男優賞 グレゴリー・ペック
助演男優賞 ディーン・ジャガー 受賞
録音賞 20世紀フォックス・サウンド部
ニューヨーク映画批評家協会賞[3] 男優賞 グレゴリー・ペック 受賞

テレビシリーズ[編集]

1964年より同題のテレビシリーズが放送された。

参考文献[編集]

  1. ^ Twelve O'Clock High (1949) - Full cast and crew”. IMDb. 2011年4月21日閲覧。
  2. ^ アメリカ国立フィルム登録簿 1988年”. allcinema. 2011年4月21日閲覧。
  3. ^ 1950 Awards”. NYFCC. 2011年4月21日閲覧。

外部リンク[編集]