趙晟桓 (野球)

趙晟桓（チョ・ソンファン、ハングル：조성환、1976年 12月23日 - ）は、韓国出身の元プロ野球選手（内野手）、野球指導者。

経歴[編集]

1999年の2次ドラフト8位指名でロッテ・ジャイアンツに入団。

2003年は規定打席に至りかつ3割を打って、レギュラーの地盤を固めるかと首脳陣から思われた。

しかし、2004年のシーズン序盤、手首の骨折でシーズンのほとんどを欠場し、シーズン後、兵役の現役服務の逃れを試みたことが発覚して、裁判で懲役6か月の実刑を宣告された。

服役した後、公益勤務要員の兵役処分を受け2年の服務を経て2008年に復帰。

2008年は、打率.327、80打点の活躍でチームを8年ぶりのポストシーズンに導く立役者になった。鄭守根（チョン・スグン）が失格選手処分を受けて、除名されたあとは彼に代わってキャプテンの役割も務めた。

2009 ワールド・ベースボール・クラシックの予備選手。2009年は負傷や故障が相次ぎ、76試合のみの出場にとどまった。

2010年は2年ぶりに100試合以上に出場し、主将としてチームを引っ張った。

2013年は、若手選手の台頭によりレギュラーを奪われてしまった。

2014年シーズン途中の6月16日、現役引退を発表した。

引退後はスコアラーに転身した。同年8月23日、社稷野球場で引退セレモニーが実施された。

2015年より野球解説者として活動していた。

2018年より斗山ベアーズ、2021年よりハンファ・イーグルスのコーチを務め^[1]、2023年より斗山にコーチとして復帰。

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1999	ロッテ	25	13	10	6	4	1	0	1	8	1	0	0	0	0	3	0	0	2	0	.400	.538	.800	1.338
2000		57	106	93	15	21	3	0	1	27	4	5	1	1	1	9	0	2	17	0	.226	.305	.290	.595
2001		88	112	92	23	18	4	2	0	26	14	6	0	7	0	10	0	3	16	3	.196	.295	.283	.578
2002		104	293	255	38	60	14	0	0	74	21	10	5	10	3	18	0	7	42	2	.235	.300	.290	.591
2003		129	543	486	73	149	25	2	6	196	38	23	11	7	1	37	3	12	57	5	.307	.369	.403	.773
2004		19	87	70	6	18	4	0	0	22	1	3	0	5	0	8	1	4	16	1	.257	.366	.314	.680
2008		123	525	462	79	151	27	3	10	214	81	31	3	4	11	37	0	11	81	6	.327	.382	.463	.845
2009		76	294	269	35	79	19	0	8	122	36	13	2	1	3	19	0	2	33	7	.294	.341	.454	.795
2010		111	458	414	83	139	31	0	8	194	52	8	2	4	3	35	1	4	58	8	.336	.390	.469	.859
2011		117	459	407	45	99	19	0	6	136	36	9	6	10	2	37	1	3	87	11	.243	.310	.334	.644
2012		103	390	345	40	96	14	0	3	119	33	5	2	14	3	28	1	0	58	7	.278	.332	.345	.676
2013		74	194	167	15	40	6	0	1	49	12	3	1	5	3	17	0	2	23	0	.240	.312	.293	.606
2014		6	8	7	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	0	2	1	.000	.125	.000	.125
通算：13年		1032	3482	3077	459	874	167	7	44	1187	329	116	33	66	30	259	6	51	492	51	.284	.347	.386	.732

表話編歴斗山ベアーズ 2024
監督	77 李承燁
一軍コーチ	73 朴興植（首席） 75 金翰秀（打撃） 79 朴廷培（投手） 89 後藤孝志（打撃） 78 芹澤裕二（バッテリー） 92 趙晟桓（守備） 70 曺雄天（投手）
二軍監督・コーチ	76 李正勳（二軍監督） 83 金東漢（作戦走塁） 82 権明哲（投手） 71 李到炯（打撃） 91 李永洙（打撃） 72 曺敬擇（バッテリー） 80 金昣秀（バッテリー） 83 鄭振浩（守備作戦） 84 金尚珍（リハビリ投手） 86 姜錫千（リハビリ） 81 金志容（ブルペン）千鍾珉（トレーニング）趙光熙（トレーニング） 74 趙寅成（リハビリ） 90 賈得焔（リハビリ）
投手	1 朴治国 12 朴正洙 17 洪建喜 19 金愍圭 27 金江栗 28 崔丞鎔 29 李炳憲 30 金呈圩 41 金東周 42 崔智剛 43 ラウル・アルカンタラ 46 金明信 47 郭彬 48 ブランドン・ワッデル 49 朴新知 50 李映河 55 李昇眞 56 金虎峻 61 崔源峻 65 鄭哲元
捕手	20 安乗漢 22 張勝賢 25 梁義智 45 金起演
内野手	6 呉明鎮 7 李有燦 9 朴俊泳 10 金民奕 13 許敬民 14 朴桂範 16 徐藝日 23 姜勝淏 33 金汶秀 35 全珉哉 52 金宰鎬 53 梁碩桓
外野手	4 ヘンリー・ラモス 8 金兌根 31 鄭秀彬 32 金宰煥 33 金仁泰 37 金大漢 44 洪成昊 51 趙修行 57 梁賛烈

表話編歴韓国野球委員会ゴールデングラブ（二塁手）
1980年代	82 車栄華 83 鄭求善 84 鄭求善 85 鄭求善 86 金聲來 87 金聲來 88 金聲來 89 姜起雄
1990年代	90 姜起雄 91 朴正泰 92 朴正泰 93 姜起雄 94 朴鍾浩 95 李明洙 96 朴正泰 97 崔泰元 98 朴正泰 99 朴正泰
2000年代	00 朴鍾浩 01 安慶鉉 02 金鍾国 03 安慶鉉 04 朴鍾浩 05 安慶鉉 06 鄭根宇 07 高永民 08 趙晟桓 09 鄭根宇
2010年代	10 趙晟桓 11 安致弘 12 徐建昌 13 鄭根宇 14 徐建昌 15 ヤマイコ・ナバーロ 16 徐建昌 17 安致弘 18 安致弘 19 朴珉宇
2020年代	20 朴珉宇 21 鄭恩源 22 金慧成 23 金慧成