田中圭一 (漫画家)

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田中 圭一(たなか けいいち、1962年5月4日 - )は、日本漫画家(サラリーマン兼業)。大阪府枚方市出身。近畿大学法学部卒業。

略歴[編集]

大学在学中の1983年、小池一夫劇画村塾神戸教室に第一期生として入学。翌1984年、『ミスターカワード』(『コミック劇画村塾』掲載)で漫画家デビュー。1986年開始の『ドクター秩父山』(『コミック劇画村塾』連載)で一部に人気を得る。

大学卒業後はタカラ(現・タカラトミー)に就職。『週刊少年サンデー』にも不定期で『昆虫物語ピースケの冒険』を連載した。1994年までにタカラを退職[1]。その後は精力的に漫画を発表するようになり、1996年にアートディンク入社後も二足のわらじを履き続けている。

アートディンク在籍中に、素材を組み合わせるだけで漫画が描けるツールの発想を思いつき[2]セルシスにてComicStudioへの機能搭載の提案をしたものの受け入れられずウェブテクノロジに転職、取締役企画営業グループ部長としてゲームソフト開発ツールの販売責任者を務め、同社ソフトのマニュアルイラストも描いた。2008年から田中のプロデュースで漫画作成ソフトの製作に着手。2010年12月『コミPo!』の[3]の発売に至った。2012年8月末にウェブテクノロジ・コムを退職し、株式会社BookLiveに転職した。

作風[編集]

デビュー当時はシュール下ネタギャグ劇画調の絵で描いていたが、不惑を前に手塚治虫の絵柄で下ネタギャグを展開する作風を確立。更に本宮ひろ志永井豪西原理恵子などの絵柄を織り交ぜ、現在も下ネタ漫画で活躍中。近年はサラリーマン経験を活かした作品が多い。

手塚パロディ[編集]

手塚治虫の絵柄・描き文字を習得し、小学館系の雑誌に『ティズニー部分』などを発表。1999年4月発売の『COMIC CUE Vol.SIX』(イースト・プレス)手塚治虫リミックス号に手塚プロダクションの公認パロディ『神は天にいまし 世はすべてことも ないわきゃあない』(黒男緑郎、そして先生が、手塚女性キャラが登場するギャルゲーをプレイするという内容)が掲載。『田中圭一最低漫画全集 神罰』(2002年8月/イースト・プレス)の帯には手塚るみ子(治虫の長女)より「ラ○オンキングは許せても 田中圭一は 許せません!!」とシャレの効いた推薦文をもらう。

また、手塚治虫の未完作品『グリンゴ』の後日談を、手塚プロダクションの協力の下、『グリンゴ2002』として『トラウママンガマガジン』第1号(英知出版、2002年6月)で発表している。バブル景気崩壊後の世相を反映させた非常にシリアスな作品であるが、『トラウママンガマガジン』自体が3号で休刊となったため世間にはほとんど認知されていない。

作品リスト[編集]

  • ミスターカワード
  • ドクター秩父山
  • 昆虫物語ピースケの冒険
  • つっこみドン!!
  • ドクター秩父山だっ!!
  • 田中圭一最低漫画全集 神罰
  • 死ぬかと思ったH (林雄司との共著)
  • 鬼堂龍太郎・その生き様
  • メカ硬派
  • ヤング田中K一
    • サラリーマン田中K一がゆく!
    • マンガ家田中K一がゆく!
  • Comicサイテー
  • プリンセス破天荒
  • 教えてっ!真夢子おね~さん - 『サイゾー』で連載
  • セクシィ古文 (田中貴子との共著)
  • セクシィ川柳(東正秀との共著)
  • みなりの青春 - ドパミン(携帯サイト)で連載
  • ありんす - 『コミック乱TWINS』で連載
  • 夢のカコレクト

ゲームソフト[編集]

アートディンク時代には以下の2つのゲームソフトのプロデュースも行っている。ゲーム開発経験はなかったが、タカラ時代の管理職経験を買われての起用であった[4]

アクアノートの休日2
1999年7月1日に発売されたプレイステーション用ソフト。1995年に発売された『アクアノートの休日』の続編。
建設重機喧嘩バトル ぶちギレ金剛!!
2000年6月1日に発売されたプレイステーション2用ソフト。
キャラクターデザインは本宮ひろ志で、この作品の制作過程で田中圭一は本宮の画風を習得した[4]

脚注[編集]

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  1. ^ COMIC CUE Vol.1』では収入が途絶えたため、恥ずかしい写真を売るとのコメントがある。
  2. ^ 「Twitterで『コミPo!』を検索したら、すごいことになっていた」~「コミPo!」プロデューサー 田中圭一氏に聞く -INTERNET Watch(2010年10月20日)
  3. ^ 絵が描けなくても漫画を制作できるソフト「コミPo!」12月発売 -INTERNET Watch(2010年10月15日)
  4. ^ a b 名物社員の喜びと悲しみ”. デイリーポータルZ. ニフティ (2008年7月25日). 2013年1月12日閲覧。

外部リンク[編集]