心霊探偵 八雲

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心霊探偵 八雲
ジャンル ミステリ
小説
著者 神永学
イラスト 加藤アカツキ
出版社 文芸社
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心霊探偵 八雲』(しんれいたんてい やくも)は、神永学小説シリーズである。第1巻は同作者の『赤い隻眼』を大幅にリニューアルしたもの。2010年10月現在は本編と外伝を合わせ9冊が発売中である。

テレビドラマ漫画舞台ドラマCDテレビアニメ化されており、小説はシリーズ累計で350万部を売り上げている。

目次

[編集] 既巻一覧

いずれも文芸社より出版。

いずれも角川文庫より出版。すべてに晴香と八雲のショートショートストーリーを収録。

  • 心霊探偵 八雲1 赤い瞳は知っている
  • 心霊探偵 八雲2 魂をつなぐもの
  • 心霊探偵 八雲3 闇の先にある光
  • 心霊探偵 八雲4 守るべき想い
  • 心霊探偵 八雲5 つながる想い
  • 心霊探偵 八雲 SECRET FILES絆
  • 心霊探偵 八雲6 失意の果てに(上)、(下)
  • 心霊探偵 八雲7 魂の行方

関連書籍

  • 心霊探偵 八雲 赤い事件ファイル(2010年6月発行) - 宝島社より出版。初のファンブック。
    • 心霊探偵 八雲 赤い事件ファイル(2011年9月発行) - 宝島社文庫版。
  • ノベルアクト 1(2010年9月発行) - 角川書店発行。特集:心霊探偵八雲&神永学。

[編集] 海外版

現在、韓国版が出版されている。

  • 心霊探偵 八雲 赤い瞳は知っている
  • 心霊探偵 八雲2 魂をつなぐもの
  • 心霊探偵 八雲3 闇の先にある光
  • 心霊探偵 八雲4 守るべき想い
  • 心霊探偵 八雲5 つながる想い
  • 心霊探偵 八雲6 失意の果てに

[編集] 登場人物

[編集] 主要登場人物

斉藤 八雲(さいとう やくも)
死者の魂が見える赤い左目をもった青年。大学生。その体質や生い立ちのため、これまで誰にも心を開かずにいたが、自分の眼を初めて「きれい」と言った晴香に対して微妙な感情を持ち始め、周囲の人間とも絡むようになった。ずっと黒いコンタクトレンズで赤い目を隠していたが、一心の死以降は、隠すのをやめている。口はかなり悪く、ひねくれ者であるが、内心では命の重さを理解している。しかし自身の命は軽んじることが多く、自ら進んで危険をおかす癖がある。7巻で関わった事件で自分の祖母の詳細を知り、8巻で自らの出生の謎を知った。
車の免許を持っており、運転も出来る。コミックス版と角川文庫版5巻のショートストーリーでは甘党のような描写がある。ドラマ版では1986年8月3日生まれである(原作でも夏生まれと思われる描写がある)。
小沢 晴香(おざわ はるか)
八雲の同年代の友人であり自称助手(八雲曰く『トラブルメーカー』)。友人・美樹が幽霊に取りつかれたため八雲を訪ねる。八雲とともに事件に関わるうちに彼に惹かれていく。八雲が自分一人で悩む事に心を痛め、八雲を支えると誓った。八雲から託された梓の形見のネックレスを肌身離さずつけている。
七歳の時に自分が切っ掛けで双子の姉・綾香が事故死したため、そのことで十三年間苦しんでいたが、八雲によって救われた。父の一裕はよほど娘のことを大事にしているらしく、晴香の母にそそのかされて八雲への食事に石を入れるなどした。
他人に頼まれると断れない性格。明政大学教育学部。オーケストラサークルに所属しフルートを吹く。
後藤 和利(ごとう かずとし)
幼い頃からの八雲を知る刑事。階級は警部補。昔母親に殺されそうになった八雲を助けた。中学生の八雲と再会し、以降不思議な事件を八雲のもとに持ち込むようになる。熊のような風貌を八雲に皮肉られることが多い。一心の死後、奈緒を引き取った。その後、一心の寺に妻と共に住んでいる。8巻で八雲に殺人の容疑がかけられた時、逮捕しに来た西多摩署の私服警官達を妨害し、八雲を逃がしたため警察を懲戒免職処分となる。その後心霊関係専門の探偵事務所を開くことを考えているようだが、八雲からは無協力を表明されている。
石井 雄太郎(いしい ゆうたろう)
後藤の部下。晴香に思いを寄せている。走るとよく転ぶ。後藤に理不尽な事でよく殴られるがその都度健気に耐えている。しかし最近は後藤に意見するようになり、宮川からも信頼されている。8巻で警部補に昇進する。
土方 真琴(ひじかた まこと)
警察署長の娘であり、新聞記者の女性。とある事件で幽霊に取り付かれるも、八雲らに助けられ、以後事件解決のために協力している。石井に思いを寄せているが、幽霊に取り付かれていた際に暴れたことで恐れられている。

[編集] 主要人物の親族

斉藤 一心(さいとう いっしん)
お寺の住職。八雲の叔父にして名付け親。八雲と同じ苦しみを味わうため左目に赤いコンタクトを入れている。慈悲深い性格で、負の感情さえも飲み込んでしまう器の大きさを持つ。奈緒を引き取り父として育てていた。6巻における事件に巻き込まれて脳死状態になり、八雲が臓器提供に同意した。
後藤 奈緒(ごとう なお)
八雲の異母妹(瞳は両眼とも黒)。一心が亡くなった為、後藤夫妻に引き取られ後藤姓になった。旧姓は斉藤。耳が不自由。テレパシーのような会話をする。
斉藤 梓(さいとう あずさ)
八雲の母親で、一心の姉。両目の赤い男に強姦され望まずとして母となったが、八雲を愛していた。ある事件が切っ掛けで幼い八雲を殺そうとした後、失踪。消息不明だったが、5巻にて死亡が確認された。死後も、命を狙われた晴香や八雲を守った。
後藤 敦子(ごとう あつこ)
後藤の妻で、晴香曰く『美女と野獣』と思われるくらいの美女。しかし性格は豪快である。子供を産めない体で、奈緒を引き取るまでは夫と冷めた生活を送っていた。彼女がよく家出をしていたことで、後藤は八雲にからかわれている。

[編集] 警察関係者

土方(ひじかた)
警察署長。とある事件で失脚する。
井手内(いでうち)
刑事課課長。とある事件で失脚する。
畠 秀吉(はた ひでよし)
検死官。人の死に興味を持っており、解剖する死体にも独特のポリシーを持っている。笑い方が不気味で後藤は『変態』、周りからは『妖怪』や『取って食われる』などと言われているが本人は全く気にしておらず、飄々としている。
宮川 英也(みやがわ ひでや)
井手内の後任の課長。後藤に刑事のいろはを教えた人物。後籐が警察を辞めた後、その穴を埋める形で左遷される。

[編集] 両目の赤い男の関係者

両目の赤い男(雲海)
両目が赤いことからそう呼ばれている。梓、明美を強姦し、八雲と奈緒の父親となった。人の心の隙をつき殺人教唆をする事が得意であり、趣味でもある。非常に冷酷な人物で「悪意そのもの」と呼ばれたこともある。実の息子である八雲を精神的に追い詰めることで八雲と精神を同化させ、肉体をのっとるつもりらしい。肉体は既に亡くなっていて、幽霊となった状態で八雲達の前に現れていた。
幼い頃、額に角(実際は角質)があり、目が赤かった事などから鬼と呼ばれ、母の凛(後記)と共に虐げられていた。
8巻において名前が判明し、梓・一心とは母親の違う兄弟であったことが明かされた。
七瀬 美雪(ななせ みゆき)
八雲の姉を名乗る美女。十歳の時に家族全員を惨殺し、両目の赤い男に助けられ以後ずっと彼を慕い彼と共に暮らしていた。両目の赤い男を父親として、男として病的なまでに愛しており、彼の実の息子である八雲に対して嫉妬したり、両目の赤い男に認められるために人を殺したりするなど、異常な愛を見せる。5巻の事件後、殺人犯として刑務所に収容されていたが、脱走。連れ戻されるも、護送中の車が爆発し、またも逃亡。顔面に火傷、左手首から先を失いながらもいまだ行動を続けている。逃亡後に使っていた木下産婦人科の冷蔵庫に、両目の赤い男の首をホルマリン漬けにしておいてあった(一度警察の手に渡るが奪取している)。

[編集] 第一巻 赤い瞳は知っている

小沢 綾香(おざわ あやか)
幼いころに事故で亡くなった、晴香の双子の姉。

[編集] 第二巻 魂をつなぐもの

[編集] 第三巻 闇の先にある光

神山 栄治(かみやま えいじ)
霊媒師。

[編集] 第四巻 守るべき想い

大森 真人(おおもり まさと)
晴香が担当するクラスの児童。事件の後、転校する。

[編集] 第五巻 つながる想い

小沢 一裕(おざわ かずひろ)
晴香の父親。蕎麦屋を経営。
小沢 恵子(おざわ けいこ)
晴香の母で、斉藤梓の友人。

[編集] 第六巻 失意の果てに

榊原(さかきばら)
一心が収容された病院の医師。

[編集] 外伝 SECRET FILES絆

高岸 明美(たかぎし あけみ)
八雲の中学時代の担任であり、奈緒の実母。梓同様両目の赤い男に強姦され奈緒を出産する。八雲を心の底から心配し、昔家庭教師をしてもらっていた一心に恋心を抱いていた。その後一心にプロポーズされ結婚を誓うが、ある事件に巻き込まれ命を落としてしまう。彼女は最期まで八雲に感謝していた。
佐知子(さちこ)

[編集] 第七巻 魂の行方

由美子(ゆみこ)
大森真人の友達。凛の幽霊に取り付かれた。
若林(わかばやし)
長野署の刑事。由美子の親戚で、由美子を助けるために、管轄の異なる後藤に事件の情報を伝える。
栗田(くりた)
長野署の警官で、若林の部下。
凛(りん)
八雲の祖母、両目の赤い男の母親。息子を連れて村に流れてきた。しかし、“鬼女”と呼ばれ、拷問や蹂躙の果てに惨殺された。

[編集] 第八巻 失われた魂

夏目 葉子(なつめ ようこ)
西多摩署の刑事。8巻の事件で石井と組まされるが、本人は男性を毛嫌いしており、当初は石井に対して突き放すような態度だった。

[編集] テレビドラマ

2006年4月3日から同年6月26日までテレビ東京関東ローカル)で放送。2006年10月11日より、ミステリチャンネルで放送。2006年11月17日から2007年2月16日までYahoo!動画で無料配信された。

[編集] キャスト

[編集] スタッフ

[編集] サブタイトル

  1. 飛び降りる女①
  2. 飛び降りる女②
  3. 飛び降りる女③
  4. 飛び降りる女④
  5. 赤い邂逅
  6. 少女①
  7. 少女②
  8. 少女③
  9. 少女④
  10. 開かずの間①
  11. 開かずの間②
  12. 闇のトンネル①
  13. 闇のトンネル②
テレビ東京 月曜26:00~26:30
前番組 番組名 次番組
トランス☆LOVER
(2006.1.9 - 2006.3.27)
心霊探偵 八雲
(2006.4.3 - 2006.6.26)
GiRLS LoVER
(2006.7.3 - 2006.9.25)

[編集] 漫画(別冊花とゆめ)

別冊花とゆめ」(白泉社)にて2007年5月号から2008年3月号まで連載された。作画は都戸利津。コミックスは全2巻。

ストーリーは第一巻の『赤い瞳は知っている』に沿ったもので、「開かずの間」・「トンネルの闇」・「死者からの伝言」の3つのストーリーをそれぞれ3回ずつ描いた全9話構成。 原作にはないオリジナルシーンがいくつか追加されている。

なお原作者の神永学は、別冊花とゆめ2008年1月号のインタビューで、都戸が描いたバックを持っている晴香のキャラクターデザインを見て、女性は外出する際には必ずバックを持っているものだと気付かされ、それ以来女性のファッションを特に意識して書くようになったと語っている。

[編集] 漫画(月刊Asuka)

月刊Asuka」(角川書店)にて2009年8月号から連載開始。作画は小田すずか。連載中。現在コミックス6冊が発売されている。

原作第一巻『赤い瞳は知っている』の「開かずの間」に沿っており、上記漫画化と同じく原作にないシーンがいくつか追加されている。

また、コミカライズ記念として袋とじ企画「心霊探偵調査報告八雲録」と読者参加企画「開かずの間の真相を追え!犯人はお前だ!!クイズ」が同時進行。

[編集] 舞台版 「心霊探偵八雲 いつわりの樹」

舞台版「心霊探偵八雲 いつわりの樹」2008年3月6日-13日、青山円形劇場にて上演。(11ステージ)

ストーリーは原作者自ら脚本も担当した書き下ろしのオリジナル。

[編集] キャスト

ほか

[編集] スタッフ

[編集] 舞台版 「心霊探偵八雲 魂のささやき」

2009年6月19日-28日、紀伊國屋サザンシアターにて上演。(13ステージ)

ストーリーは原作者自ら脚本も担当した書き下ろしのオリジナル。

[編集] キャスト

[編集] スタッフ

[編集] ドラマCD

2009年11月26日フロンティアワークスより発売。定価2,940円(税込)。

原作第一巻『赤い瞳は知っている』をドラマCD化。ジャケットイラストは「月刊Asuka」にて同作を連載中の小田すずか

[編集] 声の出演

2010年12月15日には、原作ストーリー『死者からの伝言』がflying DOGから発売された。定価2,625円(税込)。

[編集] テレビアニメ

2010年10月から12月までNHK BS2にて放送された。全13話。

[編集] 声の出演

[編集] スタッフ

  • 原作 - 神永学
  • キャラクター原案 - 小田すずか
  • 監督 - 黒川智之
  • シリーズ構成 - 川崎ヒロユキ
  • キャラクターデザイン - 芝美奈子
  • 美術監督 - 朝倉千登勢
  • 色彩設計 - 小島真喜子
  • 撮影監督 - 堀内美咲
  • 編集 - 黒澤雅之
  • 音響監督 - 高寺たけし
  • 音楽 - R・O・N
  • プロデューサー - 末川研
  • アニメーションプロデューサー - 村岡秀昭
  • 制作統括 - 斉藤健治、横尾堅示
  • アニメーション制作 - ビィートレイン
  • 制作 - 総合ビジョン
  • 制作・著作 - NHK

[編集] 主題歌

オープニングテーマ
Key -Phase1-」(第1話 - 第3話)
「Key -Phase2-」 (第4話 - 第6話)
「Key -Phase3-」 (第7話)
作詞 - 酒井ミキオ / 作曲・編曲 - R・O・N / 歌 - Jangled Cat(小野大輔
エンディングテーマ
Missing You
作詞・作曲 - 小峰理紗 / 編曲 - 窪田ミナ / 歌 - コミネリサ


[編集] 各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督 放送日
FILE 01 開かずの間 川崎ヒロユキ 黒川智之 天﨑まなむ 番由紀子 2010年10月3日
FILE 02 白狐の祟り モリヲカヒロシ 渡辺亜彩美 2010年10月10日
FILE 03 トンネルの闇 澤井幸次 紋地笙 2010年10月17日
FILE 04 魂をつなぐもの 〜憑依〜 山本秀世 佐々木睦美 天﨑まなむ 2010年10月24日
FILE 05 魂をつなぐもの 〜蘇生〜 川面真也 平田豊 樋口香里 番由紀子 2010年10月31日
FILE 06 格安の物件 モリヲカヒロシ 吉本毅 天﨑まなむ - 2010年11月7日
FILE 07 つながる想い 〜罠〜 澤井幸次 渡辺亜彩美 番由紀子 2010年11月14日
FILE 08 つながる想い 〜縁〜 山本秀世 平田豊 紋地笙 天﨑まなむ 2010年11月21日
FILE 09 つながる想い 〜光〜 モリヲカヒロシ 佐々木睦美 番由紀子 2010年11月28日
FILE 10 失意の果てに 〜告知〜 山本秀世 吉本毅 天﨑まなむ - 2010年12月5日
FILE 11 失意の果てに 〜凶刃〜 澤井幸次 渡辺亜彩美 番由紀子 2010年12月12日
FILE 12 失意の果てに 〜憎悪〜 澤井幸次 平田豊 遠藤大輔 天﨑まなむ 2010年12月19日
FILE 13 失意の果てに 〜久遠〜 黒川智之 佐々木睦美 番由紀子 2010年12月26日

[編集] 放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 備考
日本全域 NHK BS2 2010年10月3日 - 12月26日 日曜 23時00分 - 23時25分 衛星アニメ劇場」枠
NHK BShi 2010年12月31日 金曜 23時45分 - 29時10分 全話一挙放送
NHK総合 2011年2月5日 - 2月19日 土曜 24時50分 - 27時00分(2月5日)
土曜 24時50分 - 26時35分(2月12日)
土曜 24時50分 - 26時30分(2月19日)
集中放送
2011年10月31日 - 月曜 25時05分 - 25時30分 実質再放送
NHK BS2 衛星アニメ劇場 日曜 23:00 - 23:25枠
前番組 番組名 次番組
心霊探偵 八雲
NHK総合 月曜 25:05 - 25:30枠
GIANT KILLING
(地上波再放送)
心霊探偵 八雲
(実質再放送)
-

[編集] DVD

巻数 発売日 収録内容 規格品番
心霊探偵八雲 第1巻 2011年1月26日 FILE 01〜FILE 02 FCBN-0077(豪華版)
FCBN-0083(通常版)
心霊探偵八雲 第2巻 2011年2月23日 FILE 03〜FILE 04 FCBN-0078(豪華版)
FCBN-0084(通常版)

[編集] 外部リンク

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