山本清史

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やまもと きよし
山本 清史
生年月日 (1978-08-14) 1978年8月14日(45歳)
出生地 日本の旗 東京都八丈島
血液型 O型
職業 映画監督脚本家
ジャンル ホラーサスペンス時代劇
公式サイト [1]
主な作品
水霊 ミズチ
のぞき屋
新撰組PEACE MAKER
魔法★男子チェリーズ
ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
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山本 清史(やまもと きよし、1978年8月14日 - )は、日本映画監督脚本家東京都八丈島出身。血液型はO型。

人物[編集]

幼少期をマレーシアペナン島で育ち、都立両国高校明治学院大学文学部心理学科を卒業。大学在学中に第7回創元推理短編賞の最終選考に残る[1]。その後、映像分野に転向し、CS番組やメイキング監督として活動した後、2003年、「ほんとうにあった怖い話 怨霊 劇場版」で映画監督デビュー[2]

その後、「ほんとにあった! 呪いのビデオ」などビデオ作品を経て、2004年、第二回監督作品として、怪奇漫画の巨匠日野日出志の漫画を原作にした映画「日野日出志のザ・ホラー 怪奇劇場」シリーズの「オカルト探偵団 死人形の墓場」を手がける(他監督としては、中村義洋熊切和嘉白石晃士など)[3]

2005年、角川ホラー文庫から出版され、伝奇ホラーとして名高い小説『水霊 ミズチ』を映画化。当時26歳ながら、井川遥渡部篤郎といったメジャーキャストを迎えた本作は、2006年、全国70館で上映され、「水を飲むと呪われ」るテーマが話題を呼んだ(他星井七瀬山崎真実柳ユーレイ三輪ひとみなどが出演)。[4]

「水霊 ミズチ」公開と同時期にテレビドラマも監督(『心霊探偵 八雲』)[5]したほか、2007年には「殺し屋1」「ホムンクルス」で知られる漫画家・山本英夫の初期作品『のぞき屋』のテレビドラマを全話脚本・監督。[6]盗聴というアンダーグラウンドな世界観にリアリティを加えるため、盗聴の専門家が撮影協力している。[7]

2008年には、初の日米合作映画(『END CALL』)[8]の他、時代劇恋愛映画「大河ロマンシリーズ」三部作を監督。[9]また2009年には自身初プロデュース映画となる『学校裏サイト』[10]を公開。同作品では原作・脚本も手がけ、新しい分野へ活動の幅を広げた。

2010年1月黒乃奈々絵原作の漫画「新撰組 PEACE MAKER」をテレビドラマ化。[11]全話脚本・メイン監督を務めている。また同年、コーエーより発売中のゲームシリーズ「真・三國無双 MULTI RAID 2」のオープニングムービー演出を手がけ、CG映像、モーションキャプチャを担当。

同年10月、日米合作ホラー映画「END CALL」を渋谷シアターNで公開する一方で、ニコニコ動画公式チャンネル「ほらーちゃんねる」創設に関わり、声優の清水香里と生放送番組「がんばれ! ホラーズ」に出演しているほか、漫画雑誌「ビキマガデコポン」創設に関わり、監修と構成でクレジットされている。

2012年、パイロット版として、時代劇ゾンビ短編映画「EDO OF THE DEAD」を制作。同年ロサンゼルスで開催されたLA EigaFest 2012コンペティション部門にノミネートされた。[12][13]

2013年、不動産業界の常識を生ける屍の「ゾンビ」に例えた企業PR映像[14][15]を手がけた他、テレビドラマ「東京トイボックス」を監督。

2014年、東京トイボックスの続編である「大東京トイボックス」を監督したのに続き、「魔法★男子チェリーズ[16]を全話監督[17]

そして2017年、累計1000万PVを超える人気ブログ「一撃確殺SS日記」に連載され、話題をさらった「ファイナルファンタジー XIV 光のお父さん」を実写ドラマ化。ファイナルファンタジー XIVの公開サーバー内において、ゲームに実装された機能と実際のプレイヤーたちだけを使って放送に耐えうるドラマを制作。MBS/TBS系列にて放送後はNETFLIXにて19言語190か国に配信され、2019年現在も人気を博している。[18]

同作品は2019年に映画化され、2019年6月21日に全国公開された。[19]

監督・脚本作品[編集]

劇場公開用映画[編集]

CM[編集]

テレビドラマ[編集]

舞台[編集]

  • ザ・シックス・メカニクス(2008年)
  • スパイライルスパイス(2009年)

オリジナルビデオ[編集]

2004年[編集]

2005年[編集]

2006年[編集]

  • 病院怪談
  • 続病院怪談
  • 職場怪談
  • 学校怪談
  • 家怪談
  • 水霊縁起録
  • 心霊写真奇譚
  • LOST 呪われた島

2007年[編集]

2008年[編集]

  • リアル・ヒーローズ
  • 不都合な日本の真実
  • 盗聴王国ニッポン

2009年[編集]

  • テレビ放送できなかった禁断映像〜盗聴取材編〜
  • テレビ放送できなかった禁断映像〜鬼畜セレブ合コン潜入取材編〜

2010年[編集]

  • テレビ放送できなかった禁断映像〜コスプレイヤー密着取材編〜※監修
  • テレビ放送できなかった禁断映像〜最新風俗密着取材編〜※監修

2014年[編集]

  • 本当の心霊動画「影」13〜17※監修

ゲーム[編集]

2010年[編集]

2011年[編集]

2014年[編集]

2015年[編集]

  • ウィンドソウル ※シナリオ・世界観設定監修
  • ワールドギミック ※世界観設定・シリーズ構成

2016年[編集]

  • ワールドロジック ※世界観設定・シリーズ構成

2018年[編集]

  • MASS FOR THE DEAD(原作:「オーバーロード」丸山くがね) ※シナリオディレクター・画面演出

出演[編集]

2009年[編集]

  • テレビ放送できなかった禁断映像シリーズ

2010年[編集]

  • ニコニコ動画公式生放送「がんばれ! ホラーズ」

小説・漫画[編集]

  • 「カバネ 〜脱法ゾンビドラッグ〜」(TO文庫発刊)
  • 「呪怨 終わりの始まり」(小学館ジュニア文庫発刊)
  • 「呪怨 ザ・ファイナル」(小学館ジュニア文庫発刊)
  • 「貞子vs伽椰子」(小学館ジュニア文庫発刊)
  • 「ヒイミさま」(LINEノベル連載)
  • 「身の毛もよだつ話を聞いてみないか?」(TO文庫発刊)※山本十号名義
  • 「モンスターズ・ナイト〜魔人ドラキュラ・フランケンシュタイン・狼男〜」(小学館ジュニア文庫)

脚注[編集]

  1. ^ 『創元推理20 人形の夢』(2000年10月刊/品切)に掲載
  2. ^ ブロードウェイ | http://net-broadway.com/shop/shop/detail.cgi?code=BWD-1388
  3. ^ 『日野日出志のザ・ホラー怪奇劇場 オカルト探偵団 死人形の館』初日舞台あいさつ | http://www.fjmovie.com/main/news/2004/1204_kaikigekijou.html
  4. ^ シネマトピックオンライン | http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=6712
  5. ^ テレビドラマデータベース | http://www.tvdrama-db.com/drama_info/p/id-39032
  6. ^ テレビ東京 | https://www.tv-tokyo.co.jp/nozokiya/
  7. ^ TRS盗聴リサーチソリューション | http://www.trs-s.co.jp/blog/2007/03/post-8-45665.html
  8. ^ シネマトゥデイ | https://www.cinematoday.jp/movie/T0009437
  9. ^ 日本映画情報専門サイトfjmovie.com | http://www.fjmovie.com/main/news/2008/0828_taiga-roman.html
  10. ^ シネマトピックオンライン | http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=10279
  11. ^ 毎日放送 | http://www.mbs.jp/peacemaker/
  12. ^ シネマトゥデイ2012年11月13日 | https://www.cinematoday.jp/news/N0047725
  13. ^ LA EigaFest 2012 | http://www.laeigafest.com/edo-of-the-dead/
  14. ^ セレコーポレーション、ゾンビ映画作ってPR| http://www.nikkei.com/article/DGXNZO59395090W3A900C1L83000/
  15. ^ 岩田さゆり 主演映画型CM『MY STYLE OR DEAD』が完成!共演のアノ人の入浴シーンも!? | http://news.ameba.jp/20130920-552/
  16. ^ ジャニーズA.B.C-Zがドラマ初主演!異色の戦隊もの「魔法★男子チェリーズ」| https://www.cinematoday.jp/news/N0062578
  17. ^ 公式サイト | https://www.tv-tokyo.co.jp/cherrys/staff/
  18. ^ 株式会社インプレス (2019年5月21日). “「劇場版 FFXIV 光のお父さん」、ゲームパート撮影現場を訪問 「CGと思わせたら勝ちです」マイディーさんとエオルゼアパート監督山本清史氏のインタビューもお届け!”. GAME Watch. 2019年5月24日閲覧。
  19. ^ 坂口健太郎さん、吉田鋼太郎さんらに加え、“マイディー”も登壇した、映画『劇場版 FF14 光のお父さん』完成披露試写会のオフィシャルリポートが到着”. ファミ通.com. 2019年5月24日閲覧。

外部リンク[編集]