ラサール郡 (イリノイ州)

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座標: 北緯41度16分 西経88度53分 / 北緯41.267度 西経88.883度 / 41.267; -88.883

イリノイ州ラサール郡
ラサール郡の位置を示したイリノイ州の地図
郡のイリノイ州内の位置
イリノイ州の位置を示したアメリカ合衆国の地図
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1831年1月15日
郡名の由来 ロベール=カブリエ・ド・ラ・サール
郡庁所在地 オタワ
最大の都市 オタワ
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

2,973 km2 (1,148.04 mi2)
2,939 km2 (1,134.92 mi2)
34 km2 (13.12 mi2), 1.14%
人口
 - (2010年)
 - 密度

113,924人
38人/km2 (98.3人/mi2)
標準時 中部: UTC-6/-5
ウェブサイト www.lasallecounty.org
注: [1][2]

ラサール郡: LaSalle County)は、アメリカ合衆国イリノイ州の北部に位置するである。2010年国勢調査での人口は113,924人であり、2000年の111,509人から2.2%増加した[3]郡庁所在地オタワ市(人口18,768人[4])であり、同郡で人口最大の都市でもある。

ラサール郡はオタワ・ストリーター小都市圏に属している。シカゴメディア市場の中にあるが、川のある町や広大な農地などが混在し独自性を保っている。シカゴばかりでなく、ピオリア、クワッドシティーズおよびロックフォードのテレビ市場が交差する所にあり、4つの市場から広告宣伝を行って地域に強い影響を与えているので、シカゴからは約60マイル (100 km) と比較的短距離にあるにも拘わらず、必ずしもシカゴ都市圏に属しているとは見なさず、州北部あるいは北中部にあると見ている。

歴史[編集]

ラサール郡は1831年1月15日にテーズウェル郡パットナム郡の一部を合わせて設立された。郡名は初期フランス人探検家ロベール=カブリエ・ド・ラ・サールに因んで名付けられた。ラ・サールは地域に入って記録を残した最初のヨーロッパ人だった。メキシコ湾からミシシッピ川を遡り、その地域全体をフランス国王ルイ14世の領土とし、ルイジアナと名付けた。1860年、ラ・サールと他のフランス人交易業者2人がイリノイ川沿い、現在のラサール郡内にクレーブクール砦を建設し、1862年にはスターブドロックにセントルイス砦を建てた。1857年までにイリノイ・セントラル鉄道の列車が1日2便来るようになっていた。

W・D・ボイスがオタワでアメリカ・ボーイスカウトを立ち上げたとされており、その評議会はボイスの名前が付けられた。ボイスと他に2人の設立者がボーイスカウトを設立したが、組織内でボイスの派が競合する他の2派を吸収したので、ボイス1人が設立者の名誉を得ている。ラサール郡は、W・D・ボイス評議会のロワヌー・リージョンと呼ばれるものの中にある。

オタワ市は有名なリンカーン・ダグラス論争の最初の開催地となり、リンカーンが「分かれたる家」演説を行った。オタワの町はリンカーンに強い愛着をもっており、その中心街は19世紀半ばの建築様式を残している。郡民は大半が奴隷制度廃止論者であり、南北戦争以前に多くの地下鉄道の場所が維持されていた。

ユーティカはスターブドロック地域への入り口と考えられている。ここには3つの公園がある。中でもスターブドロックが珠玉のものであり、マティーセンはスターブドロックと同じ様相を持っているが小規模である。その西にはバーミリオン川がある。バッファローロックはアメリカバイソンのいる囲いがあり、またエフィジーツムリと呼ばれる彫刻のあるマウンドもある。この村は2004年に竜巻に襲われ、中心街が破壊され、9人が死亡した。

地理[編集]

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は1,148.04平方マイル (2,973.4 km2)であり、このうち陸地1,134.92平方マイル (2,939.4 km2)、水域は13.12平方マイル (34.0 km2)で水域率は1.14%である[6]

主要高規格道路[編集]

  • Illinois 17.svg イリノイ州道17号線
  • Illinois 18.svg イリノイ州道18号線
  • Illinois 23.svg イリノイ州道23号線
  • Illinois 71.svg イリノイ州道71号線
  • Illinois 170.svg イリノイ州道170号線
  • Illinois 178.svg イリノイ州道178号線
  • Illinois 251.svg イリノイ州道251号線
  • Illinois 351.svg イリノイ州道351号線

隣接する郡[編集]

ラサール郡は9つの郡と境を接しており、国内でも多い方の部類に属している。イリノイ州には他にパイク郡も同様である。州内では面積でマクリーン郡に次いで第2位である。

郡住民の多くはイリノイ川に沿った都市や町に住んでいる。オタワ、ラサール、ペルー、マーセイルの町がこれにあたる。南部にあるストリーターなどが例外的な存在である。川の南北にある地域は大半が農業地帯であり、大きな町は少ない。

気候と気象[編集]

オタワ
雨温図説明
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 
 
1.5
 
30
12
 
 
1.3
 
37
18
 
 
2.6
 
49
29
 
 
3.4
 
62
39
 
 
4
 
73
50
 
 
4.1
 
82
59
 
 
3.6
 
85
63
 
 
3.8
 
83
61
 
 
3.5
 
77
53
 
 
2.6
 
65
41
 
 
3
 
49
30
 
 
2.3
 
36
18
気温(°F
総降水量(in)
出典:The Weather Channel[7]

近年、郡庁所在地であるオタワ市の平均気温は1月の12°F (-11 ℃) から7月の85°F (29 ℃) まで変化している。過去最低気温は1985年1月に記録された-25°F (-32 ℃) であり、過去最高気温は1936年7月に記録された112°F (44 ℃) である。月間降水量は2月の1.32インチ (34 mm) から6月の4.13インチ (105 mm) まで変化している[7]

人口動態[編集]

人口ピラミッド[8]
人口推移
年度 人口 変動率
1840 9,348
1850 17,815 90.6%
1860 48,332 171.3%
1870 60,792 25.8%
1880 70,403 15.8%
1890 80,798 14.8%
1900 87,776 8.6%
1910 90,132 2.7%
1920 92,925 3.1%
1930 97,695 5.1%
1940 97,801 0.1%
1950 100,610 2.9%
1960 110,800 10.1%
1970 111,409 0.5%
1980 112,003 0.5%
1990 106,913 −4.5%
2000 111,509 4.3%
2010 113,924 2.2%

以下は2000年国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 111,509人
  • 世帯数: 43,417 世帯
  • 家族数: 29,827 家族
  • 人口密度: 38人/km2(98人/mi2
  • 住居数: 46,438軒
  • 住居密度: 16軒/km2(41軒/mi2

人種別人口構成

先祖による構成

  • ドイツ系:25.8%
  • アイルランド系:12.7%
  • イタリア系:8.8%
  • アメリカ人:7.6%
  • イギリス系:7.3%
  • ポーランド系:7.3%

言語による構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 25.2%
  • 18-24歳: 8.1%
  • 25-44歳: 28.0%
  • 45-64歳: 22.3%
  • 65歳以上: 16.4%
  • 年齢の中央値: 38歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 97.9
    • 18歳以上: 96.4

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 31.7%
  • 結婚・同居している夫婦: 55.7%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 9.2%
  • 非家族世帯: 31.3%
  • 単身世帯: 27.4%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 13.3%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.49人
    • 家族: 3.04人

収入[編集]

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 40,308米ドル
    • 家族: 49,533米ドル
    • 性別
      • 男性: 39,256米ドル
      • 女性: 22,097米ドル
  • 人口1人あたり収入: 19,185米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 9.1%
    • 対家族数: 6.9%
    • 18歳未満: 13.1%
    • 65歳以上: 6.2%

郡区[編集]

ラサール郡は下記37の郡区に分割されている。

  • アダムズ
  • アレン
  • ブルックフィールド
  • ブルース
  • デイトン
  • ディアパーク
  • ディミック
  • イーグル
  • アール
  • イーデン
  • フォールリバー
  • ファームリッジ
  • フリーダム
  • グランドラピッズ
  • グローブランド
  • ホープ
  • ラサール
  • マンリアス
  • メンドータ
  • メリデン
  • ミラー
  • ミッション
  • ノースビル
  • オーファー
  • オーセージ
  • オタワ
  • オッタークリーク
  • ペルー
  • リッチランド
  • ラトランド
  • セレナ
  • サウスオタワ
  • トロイグローブ
  • ユーティカ
  • バーミリオン
  • ウォレス
  • ウォルサム

都市と町[編集]

  • シーダーポイント
  • ダルゼル - 大半はビュロー郡
  • ダナ
  • アールビル
  • グランドリッジ
  • ハーディン
  • カングリー
  • ラサール
  • リーランド
  • レオノア
  • ロスタント
  • マーセイル
  • ミリントン - 一部はケンドール郡
  • メンドータ
  • ナプレイト
  • ノースユーティカ

教育[編集]

郡内には11の公立高校とイリノイ・バレー・コミュニティカレッジ(オグルスビーとオタワにキャンパス)がある。そのた私立学校が5校ある。

政治[編集]

大統領選挙の結果は次の通りだった。

見どころ[編集]

  • バッファローロック州立公園のエフィジーツムリ
  • ストリーター公共図書館
  • クライスト・エピスコパル教会のW・H・L・ウォーレス将軍の窓(オタワ市)
  • フォックス川送水路
  • バーミリオン川
  • マーセイルの中東紛争記念の壁

著名な出身者[編集]

脚注[編集]

  1. ^ La Salle County, Illinois - Fact Sheet”. American FactFinder. United States Census Bureau (2000年). 2010年2月26日閲覧。
  2. ^ USGS GNIS: LaSalle County
  3. ^ Quickfacts.census.gov - LaSalle County - accessed 2011-12-06.
  4. ^ Quickfacts.census.gov - Ottawa, Illinois - accessed 2011-12-06.
  5. ^ White, Jesse. Origin and Evolution of Illinois Counties. State of Illinois, March 2010. [1]
  6. ^ Census 2010 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2011年11月5日閲覧。
  7. ^ a b Monthly Averages for Ottawa, Illinois”. The Weather Channel. 2011年1月27日閲覧。
  8. ^ Based on 2000 United States Census data

参考文献[編集]

  • Forstall, Richard L. (editor) (1996). Population of states and counties of the United States: 1790 to 1990 : from the twenty-one decennial censuses. United States Department of Commerce, Bureau of the Census, Population Division. ISBN 0-934213-48-8. 

外部リンク[編集]