バッファローグローブ (イリノイ州)

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バッファローグローブ (Buffalo Grove) はアメリカ合衆国イリノイ州の北東部のクック郡及びレイク郡に位置するビレッジ (市町村) である。2000年現在の国勢調査で、このビレッジは総人口42,909人である。シカゴ都市部からクルマ (時速55マイル・90キロ) で北へ約1時間。西部開拓時代は名もない農村だったが、南北と東西の通路が交わる主要箇所である。また、日本では見ない郡をまたぎ、飛び石状に土地を持つ町である。緯度は日本の青森くらい。

地理[編集]

バッファローグローブは北緯42度9分59秒、西経87度57分48秒 (42.166332, -87.963391)1に位置する。

アメリカ合衆国統計局によると、このビレッジは総面積23.9 km² (9.2 mi²) である。このうち23.8 km² (9.2 mi²) が陸地で0.1 km² (0.04 mi²) が水地域である。総面積の0.22%が水地域となっている。

インターステート高速290号線 (I-290 Expressway) の最北端の町であり、南のクック郡と北のレイク郡を分割する Lake Cook Road(旧:County Line Road) をまたいで存在している。また、隣接するプレーリーヴュー (Prarie View) の町とは飛び石状にお互いの村の中に土地を有する、いわゆる Unincorporated な箇所もある。

南はアーリントンハイツ (Arlington Heights)、東はディアフィールド (Deerfield) とウィーリング (Wheeling)。西はレイクズーリック (Lake Zurich) とパラタイン (Palatine)、そして北はロンググローブ (Long Grove)、プレーリーヴュー (Prarie View)、リンカーンシャイアー (Lincolnshire) に囲まれている。

その面積のほとんどは住宅地であり、いわゆる郊外 (Suburb) である。シカゴ市と同じクック郡に部分的に存在するので、商業的にはシカゴランドエリア(Greater Chicagoland Area)にも含まれ、シカゴの電話帳にも載っている。

人口動静[編集]

2000年現在の国勢調査2で、このビレッジは人口42,909人、15,708世帯、及び11,655家族が暮らしている。人口密度は1,802.7/km² (4,666.9/mi²) である。679.2/km² (1,758.2/mi²) の平均的な密度に16,166軒の住宅が建っている。このビレッジの人種的な構成は白人88.70%、アフリカン・アメリカン0.76%、先住民0.06%、アジア8.43% 、太平洋諸島系0.01%、その他の人種0.91%、及び混血1.14%である。人口の3.32%はヒスパニックまたはラテン系である。

人口のほとんどがユダヤ系アメリカ人。80年代全般シカゴ市内から郊外へのエグゾーダス(脱出)の際、ちょうど開発途上だったバッファーローグローブに住み着いた。だからと言うわけなのか、比較的収入が高く、土地も高く、税金も高い。だがそのおかげで犯罪も少なく、学校も設備が整っており、警察や消防も新型車両やテクノロジーを保有している。

日本人の人口は少ないが、韓国人、中国人も多いので、普通な態度で接する・接される。英語は必須である。また、イリノイ州は21世紀に入ってから中南米系の人口が多くなり、バッファーローグローブでも町のいたるところにスペイン語の語彙の表示がみられる。

この郡の世帯ごとの平均的な収入は80,525米ドルであり、家族ごとの平均的な収入は92,583米ドルである。男性は63,107米ドルに対して女性は41,039米ドルの平均的な収入がある。この郡の一人当たりの収入 (per capita income) は36,696米ドルである。人口の2.3%及び家族の1.3%は貧困線以下である。全人口のうち18歳未満の2.6%及び65歳以上の2.2%は貧困線以下の生活を送っている。

社会基盤[編集]

商業[編集]

町の東部、ミルウォーキー・ロード (Milwaukee Road) 沿いにはビジネスパーク(オフィス街)が並ぶ。JCCC加盟の日本企業も多々存在する。

町内の主力スーパーマーケットはジュエル (Jewel) とドミニクス (Dominick's)。量販店はウォルマートとターゲット (Target)。マクドナルドは3軒ある。町内にはデパートが連結している様な大型ショッピングモールは無いが、映画館が隣接している中型ショッピングセンターが2つ、レストランが軒並み並ぶ小型ショッピングセンターは十数軒ある。

交通[編集]

住民の交通は主に自家用車。クルマが無いと生活できないくらいなにもかも遠いが時速45マイル (時速73キロ) で飛ばすのだから、不自由ではない。電車は2路線、いずれも200貨車級の貨物列車と相互乗り入れである。路線には州外の町を結ぶアムトラックとシカゴエリアを往来するメトラ(Metra)が1時間に1.2本の割合で走る。また、これらの駅と主要商社を結ぶペース (Pace) バスも朝夕のラッシュ時にだけ見ることができる。

教育[編集]

バッファローグローブには公立学区が複数存在し、その面積と人口を物語っている。高等学校の学区はふたつ、必ずしも道路や郡の境界線と重なっているわけではないが、クック郡の生徒はバッファーローグローブ高校 (Buffalo Grove High School) へ、レイク郡の生徒はスティーブンソン高校 (Adlai E. Stevenson High School) へ通うことになっている。

通信環境[編集]

市街局番は「847」。当初はシカゴ市と同じく「312」であったが、郊外への人口移動が進むとともに、電話会社も局番を増やすことになり「708」に続き「847」を起用。現在では長距離信号「1」と市外局番を含む合計11桁の電話番号をプッシュしなけらばつながらない。

テレビ受信はケーブルテレビ。80年代には庶民のステータスシンボルであったが、現在はパラボラを立てている住民も多くなった。しかし、電話局の施設が町内にないため、高速でインターネットに接続する場合はケーブルをしようする家庭がほとんどで、受信料を安く保つためにテレビもインターネットもケーブルにするユーザーが多い。

平たい地形とシカゴ市内シアーズ・タワーに配置されたアンテナから地上波でもテレビ受信できる。同じアンテナ群から高周波信号でおくられるハイ・デフィニションデジタル信号 (HDTV) は高周波のため、距離的に受信はむずかしい。シカゴエリアを管轄するケーブルテレビ会社コムキャスト (Comcast) はケーブルをとおしてデジタルコンテンツを提供しているが、地上波HDTVとは異なる規格の (SQ??) 信号なので、独自のデジタルレコーダーでなければ録画は不可能。

外部リンク[編集]