メルセデス・ベンツ W140

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メルセデス・ベンツ Sクラス(W140)
前期型500SE
後期型S320(US仕様)
左から300SE/500SE/S600L
メーカー {{{メーカー}}}
親会社 {{{親会社}}}
製造国 {{{製造国}}}
製造期間 1991年-1998年
設計統括 {{{設計統括}}}
デザイナー {{{デザイナー}}}
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
ハイブリッド
エンジン 2.8L直列6気筒DOHC
3.2L直列6気筒DOHC
4.3LV8DOHC
5LV8DOHC
6LV12DOHC
モーター
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
最高出力 {{{最高出力}}}
最大トルク {{{最大トルク}}}
変速機 4速AT/5速AT
駆動方式 FR
サスペンション 前:ダブルウイッシュボーン式 後:マルチリンク式
全長x全幅x全高 {{{全長x全幅x全高}}}
全長 5120mm(下記以外)
5220mm(long)
全幅 1885mm
全高 1490mm
最低地上高 {{{最低地上高}}}
ホイールベース 3040mm(下記以外)
3140mm(long)
車両重量 2040-2240kg
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
総重量 {{{総重量}}}
最大積載量 {{{最大積載量}}}
燃料タンク容量 {{{燃料タンク容量}}}
燃費 {{{燃費}}}
トランク容量 525リットル
最高速度 215~250Km/h(リミッター付)
別名 {{{別名}}}
先代 メルセデス・ベンツ W126
後継 メルセデス・ベンツ W220
姉妹車/OEM {{{姉妹車}}}
車台共有車 メルセデス・ベンツ C140
同クラスの車 {{{同クラス}}}
-自動車のスペック表-

メルセデス・ベンツ W140(Mercedes-Benz W140)は、ドイツの自動車メーカーダイムラー・ベンツ(1998年よりダイムラー・クライスラー)社がメルセデス・ベンツブランドで展開していた3代目Sクラスである(W140はそのコードネーム)。1991年から1998年まで生産・販売された。

目次

[編集] 概要

W116型Sクラスから数えて3代目にあたり、当時はクーペタイプ600SEC及びS500クーペ(内部コードC140)現在のCLクラスも、Sクラスとして発売されていた。 このW140が「最善か、無か」と企業ポリシーで製造していた最後の車であり、以後のW220型Sクラスからは品質とコストの狭間での苦悩が始まる。 その巨大さ故に本国では「環境破壊車」などと批判を浴びたが、日本では逆に押し出しの強さで販売が好調であり、次期型登場後もしばらくは人気が高かった。しかし、さすがにアメリカでも販売不振であり、そのことが世界的不人気車だった事実を端的に表している。

39年間メルセデス・ベンツに在籍し、デザイン部門のチーフを務めていたブルーノ・サッコ(Bruno Sacco)は、Automobile誌とのインタビューのなかで、自身の手によるW140型Sクラスのデザインが痛恨の作だったことを明かしている。彼の理想より4インチ、約10cm全高が高かったことがその理由。人間の平均身長は伸び続けてるとの理由で大型化したため全高の確保はやむをえなかったのであろうが、結果相撲取りやプロレスラーが愛用することになる。[1]

グレード名称は前期モデルが数字3桁+モデル名称(500SEなど)であったが、中期モデルからはモデル名称+数字3桁(S500など)と現在のモデル名称となる。またモデル末期の1997年よりクーペモデルが独立したCLクラスへと移行した。

[編集] モデル変遷(正規輸入車のみ)

  • 1991年8月、ヤナセにより販売を開始。初期のラインナップは300SE/500SE/500SEL/600SEL(いずれもLHDのみ)であった。導入間もなくして後席がセパレートタイプの600SEL・4シーターリミテッドを限定販売。
  • 1992年の小変更で300SE/500SE/500SELにRHD車が加わり、RHDのみの400SELも追加された。同時にアルミホイールが新造形の8穴タイプに変更されている。
  • 1993年5月にはクーペの600SECの販売を開始する。しかし、後述する'94モデルから呼称をS600クーペと変更しているので正規輸入車のSECは極めて少ない。
  • 1993年8月より導入された'94モデルでは300SE→S320、400SEL→S400L、500SE/SEL→S500/S500L、600SEL→S600Lと名称の変更のほか、エントリーモデルのS280(RHDのみ)とノーマルホイールベースのS600(LHDのみ)、RHDのS600Lも追加され、クーペには新たにS500クーペ(RHDのみの設定)が追加された。このときがW140において正規輸入の車種が一番多くなり、本国さながらのバリエーションが揃う事になる。装備面ではS600/S600Lにクーペにしか設定のなかったガラススライディングルーフが標準装備され、S320のウッドパネルがゼブラからウォールナットになり、質感のアップがはかられた(S280はゼブラ)。
  • 1994年8月にマイナーチェンジモデル('95モデル)の販売を開始、前後バンパー及びサイドプロテクトパネル(サッコプレート)が量感あるデザインに変更され、フロントウインカーレンズがアンバーからホワイトに変わり、アルミホイールも半光沢タイプの物に変更された。またラインナップも、セダン系はS320/S500/S500L/S600Lと4グレードに削減。同時にS600Lは専用の目の細かいフロントグリル(通称「S600グリル」)が与えられ、シートもクーペ系の本革製スポーツタイプが標準装備となりベロアの設定が落とされた。このときから正規輸入車ではスライディングルーフがガラス製のみの設定となる(S320のみオプション、その他は標準装備)。
  • 1996年8月に'97モデルが発表され、クーペが新たにCL500/CL600と名称を変え、新たに設定されたCLクラスに移行(但し、モデル呼称はC140のまま)したほか、ヘッドライトをディスチャージ式に変更、リアウインカーの色がホワイトになり、ボディ上下でトーニングとなっていたボディカラーが他のメルセデス・レンジに併せてモノトーンとなった。アルミホイールもセダンが新造形の6穴タイプ、クーペが18インチの5穴タイプに変更されている。機能面ではナビゲーションシステム対応のモニターが採用された他、サイドエアバッグが追加装備されている。そのため、蓋の付いたアームレスト兼用のドアポケットがなくなり、小型のドアポケットが下部につけられた。また600系ではリアガイドロッドが廃止され、いわゆるコーナーセンサー/バックソナーのパークトロニックが装備された。機関系における最大の変更点は、熱を起因とする故障の多かった600用M120の点火方式にダイレクトイグニッション式を採用、あわせてガスケットの素材をベークライトからポリアセタールにアルミ板の芯材を入れたものに変更するなど、主に熱対策を中心に大幅な改良を施し信頼性を向上させた。駆動系ではそれまでの機械式4速オートマチックから電子制御5速オートマチックに変更、最終減速比を引き上げることによって燃費を約15%改善させ、燃料タンク容量を100リッターから90リッターに減らした。
  • 1998年にはモデル末期の梃入れとしてS320/S500/S500Lに本革シートなどを標準装備としたリミテッドモデルを投入し、600系ではセダンにブラックバーズアイ、クーペにチェストナットのウッドパネルをオプションに追加した。同年秋W220系の販売を開始。約7年という当時のメルセデスでは異様に短いスパンで販売を終えた(クーペのみ1999年5月まで受注販売)。

[編集] 特徴

  • CANデータバス
  • 二重構造の窓ガラス
  • オートドアクロージャー
  • パノラマワイパー
  • リアガイドロッド(前期モデルのみ)
  • パークトロニック(97年モデル以降)

[編集] 車種

  • S280 (直列6気筒DOHC 2799cc)
  • 300SE/300SEL/S320/S320L (直列6気筒DOHC 3199cc)
  • 400SE/400SEL/S420/S420L/S420C/CL420 (V型8気筒DOHC 4196cc)
  • 500SE/500SEL/500SEC/S500/S500L/S500C/CL500 (V型8気筒DOHC 4973cc)
  • 600SE/600SEL/600SEC/S600/S600L/S600C/CL600 (V型12気筒DOHC 5987cc)
  • 350SD/350SDL (直列6気筒OHCターボディーゼル 3449cc)

[編集] 日本における価格設定の変遷

発売当初(1991年)と、呼称変更を含めた小変更後(1994年)における主なモデルの正規販売価格(定価消費税抜き)は次の通り。

(1991年)

  • 600SEL; 2,100万円 →
  • 500SE: 1,400万円 →
  • 300SE: 1,000万円 →

(1994年)

  • S600L; 1,620万円
  • S500: 1,180万円
  • S320: 820万円



1991年に発表された600SELの価格2,100万円は前モデル(W126)のフラッグシップ560SELの最終価格1,355万円の1.5倍弱で世間を驚かせたが、直後に発表されたベントレー・ブラックランズのコーンズ正規輸入車が1,950万円だったので、実質的には1,800万円程度で販売されていた。

1994年の価格改定は、実質的におよそ180~500万円もの値下げであった。いずれもバブル景気終末期までに策定された強引な価格政策の失敗によるものと同時に、バブル崩壊後の急激な円高進行の差益還元とも言えるだろう。この時期の大幅値下げの類例には、1994年のレンジローバーにおける価格改定(1000万→700万円と約300万円の値下げ)があり、クライスラー・ネオンやサターンなど低価格な輸入車が相次いで発売された。

[編集] 定番トラブル

  • ウィンドレギュレーター
  • 各種オイル漏れ
  • エバポレーター
  • ブロアレジスター
  • クロージングポンプ
  • 前期エアコンコントロールパネル
  • エンジンハーネス
  • ASRコンピュータ
  • ガスケット(熱劣化によるヒビ割れ)

トラブルは、特に大排気量エンジン搭載モデルで多く見受けられる。

[編集] 各モデルの画像

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ Q&A: Mercedes-Benz's Bruno Sacco(英語)


メルセデス・ベンツ ロードカー タイムライン 1980年代-
  
タイプ クラス 1980年代 1990年代 2000年代
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
ハッチバック Aクラス W168 W169
Bクラス W245
セダン Cクラス W201(190E) W202/S202 W203/S203/CL203 W204
Eクラス W123 W124 W210 W211 W212
CLSクラス C219
Sクラス W126/C126 W140 W220 W221
マイバッハ W240
クーペ CLKクラス C208/A208 C209/A209
CLクラス C140 C215 C216
ロードスター SLKクラス R170 R171
SLクラス R107 R129 R230
スーパーカー SLRマクラーレン C199
SUV Gクラス W460/W461 W463
クロスオーバー
SUV
Mクラス W163 W164
Rクラス W251
GLKクラス X204
GLクラス X164
ミニバン Vクラス(ビアノ) W638 W639
バネオ W414
ライトバン スプリンター スプリンター