ブリンク 182

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
Blink-182
}
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州、パウエイ
ジャンル ポップ・パンク
活動期間 1992年- 2005年
2009年- 現在
レーベル Geffen Records
公式サイト http://www.blink182.com/
メンバー
トム・デロングボーカルギター
マーク・ホッパス(ボーカル、ベース
トラヴィス・バーカードラムス
旧メンバー
スコット・レイナー(ドラムス)

ブリンク 182 (Blink-182、ワンエイティートゥー) はアメリカポップ・パンク・バンド。もともとは「Blink」というバンド名だったが、アイルランドの同名のバンドから訴訟を起こされ、やむなく「Blink 182」と変更した。「182」という数字の由来ははっきりとはせず、ベースのマーク・ホッパスによれば、「たまたま泊まっていたホテルの部屋番号から」、ギターのトム・デロングによれば、「マークが逮捕され、法廷に呼び出されたときの整理番号」とのこと。

ポップ・パンクの代表的なバンドの一つ。 裸で街の中を駆け回ったり、アイドルグループを馬鹿にしたPVが若者を中心に支持され、MTVで大量にオンエアされる。その同時期に発表した「エニマ・オブ・アメリカ」が全世界で700万枚の売り上げを突破し、世界各国で数々の賞を総なめにするなど、爆発的なヒットを記録した。同アルバムは、新世代パンクの始まりを告げるようにランシドグリーン・デイの作品を担当していたジェリー・フィンをプロデューサーに迎え、パンクにもかかわらずポップで洗練された音を実現させた。

また、スケボーサーフィンなどのブランドを中心としたファッションが特徴である。自らもマークとトムがATTICUSMACBETH、トラヴィスがFamous stars and strapsというブランドを立ち上げた。(現在、マークは両ブランドのオーナー権を売却し、トムもATTICUSのオーナー権を破棄をしている)

2005年で無期限の活動休止を宣言し、現在までにオリジナルアルバムを5枚リリースした。売上の総合計は全世界で2000万枚以上を記録している。音楽のみならず、クロージングブランドも自ら経営し、その影響はストリートカルチャー 全体をも巻き込んだ。

2009年活動再開。2011年9月に再結成後としては初、そして実に8年ぶりとなるニューアルバム『ネイバーフッズ』がリリースされた。

メンバー[編集]

現メンバー[編集]

2008年撮影。
左から、トム、マーク、トラヴィス。

旧メンバー[編集]

  • スコット・レイナー (Scott Raynor) ドラム、1998年脱退

略歴[編集]

1992年~1998年 : 「結成」[編集]

1992年カリフォルニア州サンディエゴ郊外のパウエイで結成。

1993年、『Fly Swatter』を自主制作し、リリース。

1994年カセットテープ作品の3rdデモ『ブッダ』を限定販売。2月には1stアルバム『チェシャー・キャット』をリリース。

1997年、2ndアルバムの『デュードランチ』をリリース。これを機にメージャー・レーベルであるMCAと契約。

1998年1月から行われたワープド・ツアー'98にNOFXペニーワイズらとともに参加、2度目の来日を果たす。ツアー後にはスコット・レイナーが脱退し、後任としてトラヴィス・バーカーが加入した。

1999年~2000年 : 「エニマ・オブ・ザ・ステイト」[編集]

1999年、3rdアルバム『エニマ・オブ・ザ・ステイト』をリリースする。全米で500万枚、全世界で700万枚以上のセールスを記録し、出世作となった。このアルバムからジェリー・フィンがプロデューサーを務めることになる。なお、この作品はニュースクールパンクの音作りを象徴するものとなり、ポップパンクのアホなキャライメージを植えつけることになった。

2000年MTV、ベスト・グループ・ビデオ・アワード受賞(米)。ベスト・ニュー・アクト・アワード(欧)受賞。前作のヒットした直後のライヴを収録したアルバム『ザ・マーク、トム、アンド・トラヴィス・ショウ(エニマの逆襲!)』をリリース。「ファンへのプレゼント」という彼らの意向が反映され、約2か月で廃盤になる。

2001年~2002年 : 「テイク・オフ・ユア・パンツ・アンド・ジャケット」[編集]

2001年、通算4作目となる『テイク・オフ・ユア・パンツ・アンド・ジャケット』をリリース。全米初登場1位、全世界で400万枚の売り上げを記録。前作の洗練された音をベースに、激しいパンクサウンドや、キーボードを駆使してエモ的な要素を見せた。この頃、頭角を現し始めていた後輩バンドSum 41ニュー・ファウンド・グローリーシンプル・プランなどへのゲスト・PV参加といった援助をしていた。

2003年~2005年 : 5thアルバム「Blink-182」~活動休止へ[編集]

2003年、通算5作目のアルバム『Blink-182』をリリース。全米最高3位、全世界で600万枚以上の売り上げを記録した。このアルバムで今までのポップパンク路線から脱却し、エレクトロニックヒップホップニューウェーブなど様々なジャンルをパンクにミックスした新たな音楽に取り組んだ。彼らが好きなアーティストとしてあげている、ザ・キュアーロバート・スミスもボーカルでゲスト参加をし、ダークな一面をのぞかせている。

2005年2月24日に無期限の活動停止を発表。活動停止を発表後、マーク・ホッパスはプロデューサーとしても活躍しつつ、2005年にドラムのトラヴィス・バーカーと共に結成した4人組の新バンド+44でアルバム『When Your Heart Stops Beating』をリリースし、全米で初登場2位を獲得した。同アルバムはブリンク 182の延長上にあり、エレクトロニックR&Bなどの要素がより一層強い。トム・デロングは元オフスプリングのドラマー、アトム・ウィラードと新バンドエンジェルズ・アンド・エアウェーブズを結成、デビュー・アルバム『We Don’t Need To Whisper』、セカンドアルバム『I-Empire』をリリース。ローリング・ストーン誌で報じられたようにU2ピンク・フロイドに類似しているとの意見がある。

2008年9月19日夜、アメリカ・サウスカロライナ州コロンビアで6人を乗せたプライベートジェット機が、離陸前に滑走路を突き抜けフェンスに衝突、隣接する道路に突っ込んで炎上し、搭乗の4名が死亡、トラヴィス・バーカー他1名が重体となる事故が発生。24日現在アメリカ国家運輸安全委員会は、事故の原因を調査することを発表。トラヴィスは無事に退院し、怪我は既に完治している。

2009年~2010年 : 活動再開[編集]

2009年2月5日、51回目のグラミー賞でブリンク182がプレゼンターとして登場すると発表された。メンバーの3人が一緒にステージの上を立つのは2004年の12月以来[1]エンジェルズ・アンド・エアウェーブズのデイビッド・ケネディーがバンドのMODLIFEでブリンク182が2009年に新しいアルバムをレコードする事を語った[2]。しかし、そのアルバムリリースは、後に大幅に延期される事となる。

2011年~現在 : 「ネイバーフッズ」[編集]

2011年9月27日、約8年ぶりとなる6枚目のアルバム『ネイバーフッズ』をリリース。全米ビルボード200にて、初登場2位を記録。その他、イギリスカナダでも初登場上位を記録するなど、彼らの復帰を決定付ける作品となった。

メジャーを離れ、2012年のクリスマスに5曲入りEP 「Dogs Eating Dogs」をデジタル配信のみのリリースをした。

『エニマ・オブ・アメリカ』(Enema of the state)[編集]

3枚目のオリジナルアルバムとなる、『エニマ・オブ・アメリカ』はロックシーンにおいて1つの流れを生み出した作品である。ランシドグリーン・デイなどの作品で知られるパンク界ではヒットメーカーのプロデューサー、ジェリー・フィンと共同制作した同アルバムは、パンクにもかかわらず洗練された音作り、キーボードの使用、複雑なドラムパターンなど、発売当時としては斬新な作風であった。このアルバムはメロコアブームが落ち着いた1999年にリリースされ、カットされたシングル3枚が全て米ロックチャートの10位以内に入り込んだ。さらに、アルバム収録曲のPVが裸で街を走り回ったり、ボーイズグループを茶化したパロディアとなって大きな反響を呼んだ。音楽だけでなく、ファッション、明るいバカキャラ、下ネタといったことが人気に追い打ちをかける。アルバムはその年だけでオーストラリアニュージーランドイタリアなどでプラチナディスクアメリカイギリスなどではゴールドディスクに認定され、全世界で700万枚の売上を記録した。その結果、後に新世代パンクといわれるポップ・パンクのブームを引き起こす。ちなみに、アルバムタイトルの『エニマ・オブ・アメリカ』はウィル・スミス主演の映画『エネミー・オブ・アメリカ』のパロディである。

シングル[編集]

発表
タイトル
収録アルバム
1995年 "M+M's"
チェシャー・キャット
1996年 "Wasting Time"
1996年 "Lemmings"
デュードランチ
1997年 "Dammit"
1997年 "Apple Shampoo"
1998年 "Dick Lips"
1998年 "Josie"
1999年 "What's My Age Again?"
エニマ・オブ・ザ・ステイト
1999年 "All the Small Things"
2000年 "Adam's Song"
2000年 "Man Overboard"
ザ・マーク,トム,アンド・トラヴィス・ショウ(エニマの逆襲!)
2000年 ""Dumpweed (live)"
2001年 "The Rock Show"
テイク・オフ・ユア・パンツ・アンド・ジャケット
2001年 "First Date"
2001年 "I Won't Be Home for Christmas"
アルバム未収録シングル
2002年 "Stay Together for the Kids"
テイク・オフ・ユア・パンツ・アンド・ジャケット
2003年 "Feeling This"
ブリンク-182
2004年 "I Miss You"
2004年 "Down"
2004年 "Always"
2005年 "Not Now"
Blink-182 Greatest Hits
2011年 "Up All Night"
ネイバーフッズ

アルバム[編集]

スタジオアルバム[編集]

ライブアルバム[編集]

約2か月で廃盤になる。

ベストアルバム[編集]

EP[編集]

デモアルバム[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]