ランシド

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Rancid
2008年のライブ
2008年のライブ
基本情報
出身地 アメリカ合衆国カリフォルニア州
ジャンル メロディック・ハードコア
スカコア
ハードコア・パンク
活動期間 1991 -
レーベル エピタフ・レコード
ヘルキャット・レコード
メンバー
ティム・アームストロング(Gt, Vo)
ラーズ・フレデリクセン(Gt, Vo)
マット・フリーマン(Ba, Vo)
ブランテン・スタインエッカート(Dr)
旧メンバー
ブレット・リード(Dr)

ランシド (Rancid) は、1991年アメリカ合衆国カリフォルニア州バークレー(通称イースト・ベイ)で結成されたパンクバンド

略歴[編集]

1987年に、ティム・アームストロングマット・フリーマンが中心となり、ランシドの前身バンドであるオペレーション・アイヴィーが結成される。パンク・ロック・シーンの聖地ともいわれるギルマン・ストリートで活動していたが、「あまりにも人気が出すぎてしまった」ために、わずか3年でバンドは解散してしまう。

目標を失ったティム・アームストロングは、アルコールドラッグに溺れ、一時はホームレスにまで転落したが、故エリック・ホーガン(アメリカン・グラフィティー・タトゥー”TIME BOMB”は彼のことを歌っている)や、マット・フリーマンの助けで何とか立ち直る。その後、ダンス・ホール・クラッシャーズを経て、1991年に、当時ルームメイトであったブレット・リードとマット・フリーマンの3人により、ランシドが結成される。

1992年に、シングルEPRancid』をルックアウト・レコードよりリリース、翌1993年には、エピタフ・レコードと契約し、1stアルバム『ランシド - Rancid - 』をリリースする。このデビューアルバムに伴うUS・ヨーロッパツアー後に、元UKサブスラーズ・フレデリクセンギタリストボーカリストとして加入する。またこの年には、NOFXファット・マイクが経営するファット・レック・コーズよりシングルEP『Radio Radio Radio』をリリースする。

1994年には、2ndアルバム『レッツ・ゴー - Let's Go - 』をリリースし、それに伴うワールドツアー後は多くのメジャー・レーベルからオファーが殺到するが、バンドはインディーズ・レーベルにとどまることを選択する。

1995年には、それまでレコーディングに1週間以上費やしたことのなかった彼らが、プロデューサーとしてグリーン・デイなどを手掛けたジェリー・フィンを、ミキサーとしてニルヴァーナソニック・ユースなどを手掛けたアンディ・ウォーラスらを迎え、1ヶ月以上をかけて制作した3rdアルバム『…アンド・アウト・カム・ウルヴズ - ...And Out Come The Wolves - 』をリリース。シングルカットされた「タイム・ボム - Time Bomb - 」の大ヒット、ワールドツアーの成功などにより、このアルバムはアメリカや日本など各国でゴールドディスクを獲得する。

1998年にリリースされた4thアルバム『ライフ・ウォウント・ウエイト - Life Won't Wait - 』では、ブジュ・バントンら多彩なゲストを迎えてニューオーリンズニューヨークロサンゼルスジャマイカなどの各地をまわり、1年以上かけてレコーディングされた。このアルバムではレゲエダブが積極的に取り入れられ、好評価を得た。

2000年には再度セルフタイトルを冠した5thアルバム『ランシドV - Rancid -』をリリース。このアルバム以降は、ティム・アームストロングが主宰するエピタフ・レコード内のレーベル『ヘルキャット・レコード』からリリースされることとなり、さらにマネージメントからも離れ、まさしくDIYによるアルバム制作を行っていくこととなる。その後ティム・アームストロングはトランスプランツ、ラーズ・フレデリクセンはラーズ・フレデリクセン・アンド・ザ・バスターズ、マット・フリーマンはデヴィルズ・ブリゲイドなど、各メンバーのソロプロジェクトを開始する。

そして、前作から約3年経った2003年に再びランシドとして復活した彼らは6thアルバム『インデストラクティブル - Indestructible - 』をリリースする。

2009年6月2日(日本6月3日)7thアルバム『レット・ザ・ドミノズ・フォール』をリリースする。

メンバー[編集]

初期メンバーはティム・アームストロングマット・フリーマンブレッド・リードの3人である。1994年に元UK SUBSラーズ・フレデリクセンが加入(ラーズは古くからの友人であり、1stアルバムのレコーディングには参加しなかったもののツアーには帯同)。しかし2006年11月3日にブレット・リードが脱退を表明。代わりにThe Usedのドラマーであったブランテン・スタインエッカートが加入。 かつて、ランシドのギタリストとして現グリーン・デイのボーカルであるビリー・ジョー・アームストロングを誘っていたらしい。

交流[編集]

2002年にランシドとNOFXがお互いの曲をカヴァーし合ったアルバムをBYO Recordsから発売。全12曲入り。ジャケットは緑とオレンジがある。緑はNOFXが先に収録されていて、オレンジはランシドが先に収録されている。順番が違うだけで中身は同じ。お互いのバンド色が出ており、まるで自分達の曲かの様に思える仕上がりになっている。 ラーズの亡くなった兄が始めたグループ"SKUNX"のリーダーをラーズが現在つとめている。メンバーにはTHE FORGOTTENのゴーディー、MERCY KILLERSのクレッグ、ディスグラントルT・HIRO,ティム・ショウ,ビッグ・ジェイ,YOSHIYA(元SOBUT)などがいる。

ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

  • ランシド - Rancid (1993)
  • レッツ・ゴー - Let's Go (1994)
  • アンド・アウト・カム・ウルヴズ - ...And Out Come The Wolves (1995)
  • ライフ・ウォウント・ウエイト - Life Won't Wait (1998)
  • ランシドV - Rancid (2000)
  • インデストラクティブル - Indestructible (2003)
本作のテーマは「死」と「喪失」である。
マット・フリーマンは祖母を、ラーズ・フレデリクセンは兄を亡くし、ティム・アームストロングは離婚を経験。さらには、ジョー・ストラマー(元ザ・クラッシュ)の死。それらの辛い経験を乗り越え、その先に見えた希望を込めた作品がこのアルバムである。
1曲目のインデストラクティブルは、ジョー・ストラマーとラモーンズジョーイ・ラモーンディーディー・ラモーンの追悼の曲でもある。
  • レット・ザ・ドミノズ・フォール - Let The Dominoes Fall (2009)

PV[編集]

  • HYENA
  • NIHILISM
  • SALVATION
  • TIME BOMB
  • RUBY SOHO
  • Bloodclot
  • Let Me Go
  • GGF
  • Fall Back Down
  • Red Hot Moon
  • Last One to Die

外部リンク[編集]

  • (英語) Rancid.com - 公式ウェブサイト