トーマス・シェリング

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トーマス・シェリング
生誕 1921年4月14日(93歳)
カリフォルニア州オークランド
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
研究機関 イェール大学
ハーバード大学
メリーランド大学
ニューイングランド・コンプレックス・システムズ研究所
研究分野 ゲーム理論
母校 カリフォルニア大学バークレー校
ハーバード大学
イェール大学
実績 紛争の戦略
武器と影響
ミクロ動機とマクロ行動
受賞 ノーベル経済学賞 (2005年)
情報 - IDEAS/RePEc
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ノーベル賞受賞者 ノーベル賞
受賞年:2005年
受賞部門:ノーベル経済学賞
受賞理由:ゲーム理論の分析を通じて対立と協力の理解を深めた功績を称えて

トーマス・クロンビー・シェリング(Thomas Crombie Schelling, 1921年4月14日 - )は、アメリカ経済学者政治学者であり、専門はゲームの理論である。

来歴[編集]

業績[編集]

  • 戦略研究の権威として著名。
  • シェリングの最も有名な著書は、1960年に発表された『紛争の戦略』(The Strategy of Conflict)である。この著書は交渉と戦略的行動に関する先駆的な研究を記述したものであり、1945年以降の西側諸国で最も影響力のある100冊のうちの1冊として賞賛された。
  • 1971年、シェリングは論文 "Dynamic Models of Segregation"(住み分けの動学的モデル)を発表し、たとえ白人と黒人が隣同士で暮らすことに抵抗がなくとも、いつの間にか白人が多く居住する地域と黒人が多く居住する地域に分かれてしまう理由をゲーム理論(マルチエージェントシミュレーション,Multi-Agent Simulation,MAS)的に説明した。シェリングはこの住み分け現象を隣人に対する寛容性あるいは我慢の強弱に起因するものであると仮定し、この論文は人種問題を扱う数多くの文献に引用された。

著書[編集]

単著[編集]

  • National Income Behavior: An Introduction to Algebraic Analysis, (McGraw-Hill, 1951).
  • International Economics, (Allyn and Bacon, 1958).
高中公男訳『国際経済学』(時潮社, 1997年)
  • The Strategy of Conflict, (Oxford University Press, 1963).
河野勝監訳『紛争の戦略――ゲーム理論のエッセンス』(勁草書房, 2008年)
  • Arms and Influence, (Yale University Press, 1966).
  • Micromotives and Macrobehavior, (Norton, 1978).
  • Choice and Consequence, (Harvard University Press, 1984).

共著[編集]

  • Strategy and Arms Control, with Morton H. Halperin, (Twentieth Century Fund, 1961).
『戦略と軍備管理』(防衛研修所, 1963年)

編著[編集]

  • Incentives for Environmental Protection, (MIT Press, 1983).

関連項目[編集]

外部リンク[編集]