トリュフォーの思春期
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| トリュフォーの思春期 | |
|---|---|
| L'Argent de poche | |
| 監督 | フランソワ・トリュフォー |
| 脚本 | フランソワ・トリュフォー シュザンヌ・シフマン |
| 製作 | マルセル・ベルベール |
| 音楽 | モーリス・ジョベール |
| 撮影 | ピエール=ウィリアム・グレン |
| 編集 | ヤン・デデ |
| 配給 | ユナイテッド・アーティスツ |
| 公開 | |
| 上映時間 | 105分 |
| 製作国 | |
| 言語 | フランス語 |
『トリュフォーの思春期』(L'Argent de poche)は1976年公開のフランスの映画。フランソワ・トリュフォー監督。主題曲はシャルル・トレネの『日曜日は退屈』。原題は直訳すると「おこづかい」。登場人物は思春期というよりは思春期前の幼い子供たちである。
子供好きのトリュフォーが、夏休み前の子供たちの何気ない日常を断片的なエピソードでつづった話。児童虐待や子供の権利向上を訴えるシーンもある。主要な役を演じたのは数百人のオーディションから選ばれた子供たちであるが、モリエールの『守銭奴』の朗読がおもしろかった子供にはしかるべき役を与えたそうである(フランクとマチューの兄弟など)。
映画を小説化した作品『子供たちの時間』が発表されている。
目次 |
ストーリー [編集]
フランスの小都市ティエールの小学校。
薄汚いなりをしたジュリアン(フィリップ・ゴールドマン)が転入してくる。彼は工場地帯のあばら家に住んでいて、家では母と祖母からいじめられていた。身体検査のとき、服を脱ぎたがらないジュリアンをむりやり裸にすると、その体には夥しい数のアザがあった…。学校側は警察に通報し、彼の母と祖母は逮捕される。
パトリック(ジョリー・ド・ジブレー)は同級生の男の子の母親に恋をしてしまう。なけなしの小遣いをはたいて買ったバラの花束をプレゼントするが、「お父さんにありがとうって伝えて」と言われてがっかりする。夏休みに林間学校でマルチーヌと知り合い、2人ははじめてのキスをした。
キャスト [編集]
- リシェ先生:ジャン=フランソワ・ステヴナン
- プチ先生:シャンタル・メルシエ
- 校長先生:マルセル・ベルベール
- パトリック・デムーソー:ジョリー・ド・ジヴレー
- ジュリアン・ルクルー:フィリップ・ゴールドマン
- マルチーヌ:パスカル・ブリュション
- パトリシア:エヴァ・トリュフォー
- マドレーヌ・ドワネル:ローラ・トリュフォー
解説 [編集]
- 冒頭で絵葉書を出すマドレーヌの父親役としてトリュフォーが出演している。
- パテ社風のニュース映画に登場する「口笛吹のオスカル」は、ジャン・ルノワール監督の『フレンチ・カンカン』に出てくる口笛吹のピエロのパロディー。なお、オスカルの母親の名前「マドレーヌ・ドワネル」は、トリュフォーの前妻マドレーヌ・モルゲンステルヌと『大人は判ってくれない』の主人公アントワーヌ・ドワネルを組み合わせたものであり、トリュフォーとマドレーヌの間にできた娘ローラ・トリュフォーが演じている。またパトリシアを演じたエヴァ・トリュフォーも実の娘である。
- 10階から落ちて助かったグレゴリー坊やのエピソードは実際にあったニュースから。アパートの11階、25メートルの高さから落ちたミミール坊やが、軽い骨折をしただけで助け起こされ、「ミミールどしんしちゃった」と言ったというもの。ミミールはフランス政府から「最も強いフランス人」として表彰された。
- パトリックが同級生の母親に恋をしてバラを贈ると「パパにありがとうって伝えて」と言われてしまうエピソードは劇作家のサシャ・ギトリの少年時代の体験から。
外部リンク [編集]
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