ディーバ (映画)
| ディーバ | |
|---|---|
| Diva | |
| 監督 | ジャン=ジャック・ベネックス |
| 脚本 | ジャン=ジャック・ベネックス ジャン・ヴァン=アム |
| 製作 | セルジュ・シルベルマン |
| 音楽 | フィリップ・ルースロ |
| 公開 | |
| 上映時間 | 118分 |
| 製作国 | |
| 言語 | フランス語 |
『ディーバ』(Diva)は、1981年制作のフランス映画。フランス人監督ジャン=ジャック・ベネックスの長編映画。
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概要[編集]
ディーバはジャン=ジャック・ベネックスが35歳で初監督した初長編映画であるが、セザール賞の4部門を受賞するなど高く評価された。アメリカや日本へもニュー・フレンチ・アクション・シネマとして紹介され、それぞれにヒットしている。50年代末から60年代のヌーヴェルヴァーグ映画以降、これといった話題に乏しかったフランス映画においてエポック・メーキングな作品とされ、ベネックス自身の『ベティ・ブルー』(1986)、ベッソン監督『グラン・ブルー』(1988)、カラックス監督『ポンヌフの恋人』(1991)などへと続く80年以降のフランス映画の幕開けとされている。
原作はデラコルタ(fr:Daniel Odierの変名)の悪漢ミステリー小説であるが、ベネックス監督はそれとはまた違う作品世界を構築した。憧れのオペラ歌手の歌声を高性能録音機で「盗む」郵便配達夫でクラシックマニアの主人公、「波を止めること」を夢見ながらロフトで膨大な数のジグゾーパズルに耽っているギリシャ人と彼のガールフレンドのベトナム人少女、いつもイヤホンでシャンソンを聴きながら「仕事」をしている殺し屋、主人公が逃走に使うモビレット等、スタイリッシュでありながらガジェットに満ちた画面は、それまでのフランス映画には無いものだった。
ベネックス監督は後年、フランスのテレビ局用のドキュメンタリー番組「Otaku」を撮影しに日本を訪れ、秋葉原を初めとして日本の「おたく」たちの風俗を取材したが、ジュール(『ディーバ』の主人公)も自分も「おたく」だったことが分ったと述べている。
注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。
ストーリー[編集]
郵便配達員ジュールはオペラ歌手シンシア・ホーキンスのファンで、パリ公演にやってきた彼女のリサイタルを隠れて録音する。
前回の公演では彼女のドレスを盗んだため、返却するために彼女の宿泊ホテルを訪れる。最初は憤慨したシンシアも素朴なジュールと話すうちに心を許し、二人は親密になっていく。
その一方で、ジュールの録音したリサイタルテープと、瀕死の売春婦がジュールのミニバイクのカバンに滑り込ませたテープの2本が発端となり、それぞれのテープを追う2組の敵から追われる身となったジュールは、ベトナム人少女アルバとその恋人ゴロディッシュに助けられる。
スタッフ[編集]
- 監督 : ジャン=ジャック・ベネックス
- 脚本 : ジャン=ジャック・ベネックス、 ジャン ヴァン アーム( 原案:ドラコルタ小説)
- 製作者 : イレーヌ・シルベルマン
- 音楽 : ウラディミール・コスマ (オリジナル音楽), アルフレード・カタラーニ (オペラ ラ・ワリー抜粋)
- 撮影 : フィリップ・ルースロ
- 装飾 : ヒルトン・マックコニコ
- 編集 : マリー=ジョジェフ・ヨヨット
キャスト[編集]
- フレデリック・アンドレイ : ジュール
- ウィルヘルメニア=ウィンギンス・フェルナンデス : シンシア・ホーキンス
- リシャール・ボーランジェ : ゴロディッシュ
- シャンタル・デリュアズ : ナディア
- ジャック・ファブリ : ジャン・サポルタ
- チュイ=アン・リュー : アルバ
- ドミニク・ピノン : キュレ
賞[編集]
- セザール賞 最優秀新人監督作品賞 : ジャン=ジャック・ベネックス
- セザール賞 最優秀音楽賞 : ウラディミール・コスマ
- セザール賞 最優秀撮影賞 : フィリップ・ルースロ
- セザール賞 最優秀音響賞 : ジャン=ピエール・リュ
- 全米映画批評家協会賞 (NSFC) 最優秀撮影賞: フィリップ・ルースロ
その他[編集]
外部リンク[編集]
- カルゴ・フィルム/ジャン=ジャック・ベネックス制作プロダクションサイト(フランス語)
- ディーバ - allcinema
- Diva - インターネット・ムービー・データベース(英語)