カリン (マメ科)

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カリン
Pterocarpus indicus Blanco1.205.png
カリン
保全状況評価[1]
絶滅危惧IA類環境省レッドリスト
Status jenv CR.pngVULNERABLE (IUCN Red List Ver. 2.3 (1994))
Status iucn2.3 VU.svg
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ類 fabids
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
: ツルサイカチ連 Dalbergieae
: インドカリン属 Pterocarpus
: カリン P. indicus
学名
Pterocarpus indicus Willd.
和名
カリン
英名
Burmese rosewood
Narra
Angsana
Pashu Padauk
Malay Paduak
New Guinea Rosewood

カリン(花梨、花林、花櫚、学名:Pterocarpus indicus)は、マメ科シタン属広葉樹。別名インドシタンインドカリン

庭木として知られるバラ科カリンとは全くの別種。八重山諸島に分布するヤエヤマシタン(八重山紫檀)とは近縁種である。

特徴[編集]

タイミャンマーなどの東南アジアからフィリピンニューギニアの熱帯雨林に自生する。

日本では八重山諸島が北限。金木犀に似たオレンジ色の小さな花が密集して咲く。芳香があるが、花期は短く1-2日。東南アジアの緑化や街路樹や公園に好んで使用される。シンガポールのメインストリートであるオーチャード通りやバンコク、ホーチミン、クアラルンプールなどでも多く見られる。

フィリピンの国樹であり、タイのチョンブリー県プーケット県の県樹である。

フィリピン名ではナーラ(ナラ)、ミャンマーではパドウク、インドネシアではアンサナ、マレーシアではセナ、パプアニューギニアではニューギニアローズウッドと呼ばれる。

ビルマパドウク(Burma padauk / 学名 : Pterocarpus macrocarpus)、アフリカンパドウク(African Padauk / 学名 : Pterocarpus soyauxii)とも近縁種。

用途[編集]

カリン材

古くから唐木細工に使用される銘木。心材は黄色がかった紅褐色から桃色がかった暗褐色。木材にはバラの香りがあり、赤色染料が取れる。木材を削り、試験管に入れて水を注ぎ、これを太陽にかざすと、美しい蛍光を出す。

家具仏壇床柱床框装飾楽器ブラシなどに使われる。シタンに似ており、代用材としても使われる。16世紀から18世紀のヨーロッパでは利尿薬として飲まれた。

保全の現状[編集]

材木として利用されるために伐採が続いており、違法な伐採が行われている地域もある。また、開発により自生地の環境が脅かされている。ベトナムの個体群は300年前に絶滅し、スリランカで行われた大規模な調査では本種は見つからなかった。マレー半島の個体群は絶滅した可能性が高い。インド、インドネシア、フィリピンの個体群も減少している。ニューギニアに残る本種最大の個体群も、深刻な伐採にさらされている。国際自然保護連合レッドリストでは危急にランクされている。

ヤエヤマシタンも伐採が進み、現在、絶滅危惧IA類に指定されている。

脚注[編集]

  1. ^ World Conservation Monitoring Centre 1998. Pterocarpus indicus. In: IUCN 2007. 2007 IUCN Red List of Threatened Species. <www.iucnredlist.org>. Downloaded on 19 February 2008.