ココボロ

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ココボロで製作されたチェス駒

ココボロ (cocobolo) は、中米原産のマメ科ツルサイカチ属の植物Dalbergia retusaの心材として得られる木材である。ここでは、植物についても説明する。

植物[編集]

メキシコからパナマまでの中央アメリカに原産する樹で、成長すると20メートル以上の高さになる。通常、幹は直立して円柱状の樹形になるが、根本近くで分枝することもある。ココボロとなる心材はオレンジ色から赤褐色だが、辺材はクリームがかった黄色と色味がくっきりと分かれる。辺材が利用される事は稀である。

樹皮は褐色で縦に裂け目ができることがある。葉は奇数羽状複葉で、小葉は9ないし13枚あり、明るい黄緑色で裏側は白っぽい。白い蝶形花を1月から3月にかけて開く。

木材[編集]

ココボロ材は、密度(比重)が1以上ある「沈木」で、乾燥品はくすんだ色をしているが、ニスで仕上げると鮮やかなオレンジ色・朱色または赤褐色になり、木目が美しい。

ナイフの柄、銃器の把、チェスの駒などの小さな木工品に好んで使われるが、ギターやベースなど楽器の胴にも使われる。幅1メートル以上の大きな材もとれるため、建具や家具、建築材にも使われている。