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え、エは、日本語の音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図において第1行第4段(あ行え段)に位置する。また第8行第4段(や行え段)を空欄としない場合、そこに再出する。
[編集] え に関わる諸事項
- 奈良時代以前にはあ行え段とや行え段(いぇ)は区別されていた。当時の実際の発音は「イェ」だったらしい。だが、奈良時代後期から平安時代前期にかけての平仮名・片仮名成立以前の時期には既に区別されなくなっていたため、「いぇ」を表す仮名はない。ただ、区別のために変体仮名を用いて記述する事もあった。
- 後に「ゑ」と語中・語尾の「へ」も発音が「ウェ」から変化して「え」と同じになった。このため、歴史的仮名遣における「ゑ」および語中・語尾の「へ」(エと発音するもの)は、現代仮名遣いでは「え」と書くことになっている。
- ただし、助詞の「へ」は、「エ」と発音するが、現代仮名遣いでも「へ」と書くのが普通である。
- え段のあとに「い」が置かれた場合には、「エ」と発音することが多い。
- 例:「成形」=せいけい→セエケエ=セーケー
- ただし、これについては地方差・個人差が大きく、普段「エー」と発音する人でも、ゆっくりした発音では「エイ」となりがちである。『現代仮名遣い』でも「えい」について、『エ列の長音として発音されるか,エイ,ケイなどのように発音されるかにかかわらず,エ列の仮名に「い」を添えて書く』とわざわざ記しており、これはむしろ、「えい」が長音「エー」だとは決め付けられないことの証左である。
- 現代仮名遣いではえ段の長音は「え」と書き、例外的に「い」と書くとされている。実際には、「え」と書くのは「ねえさん(姉さん)」「ええ」(返事)「へえ」(感嘆詞)くらいしかなく、例外の方が多い。
- 「ぇ」のように小さく書いた場合は、拗音と同じように直前の文字と合わせて1つの音を構成する。すなわち、前の文字と合わせて1モーラを形成する。基本的に前の文字の母音をなくして子音だけにするか母音を半母音化して、それに/e/を合わせた音を表す。
- ただし、俗にえ段の仮名のあとに使われることがあり、この場合は大書きしたのと同様長音となり、単独で1モーラを構成する。
- 外来語の「イェ」は「エ」と表記することが多い:エルサレム(正確にはイェルサレム)、エリツィン(イェリツィン)など。逆に日本語の「え」をローマ字でyeと表記することもある(円Yen、井上Inouyeなど)。
- インターネットスラングでは、「5」を意味する(→みかか)。主に数字等のあからさまな表記を避ける場合に用いられる。
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