ヶ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 平仮名 | |
|---|---|
| 文字 |
ゖ
|
| 字源 | けの小書き |
| JIS X 0213 | 1-4-86 |
| Unicode | U+3096 |
| 片仮名 | |
| 文字 |
ヶ
|
| 字源 | 「箇」または「个」の略字 |
| JIS X 0213 | 1-5-86 |
| Unicode | U+30F6 |
| 言語 | |
| 言語 | ja |
| ローマ字 | |
| JIS X 4063 | xke |
| 発音 | |
| 種別 | |
| 五十音 | |||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ゕ | ん | わ | ら | や | ま | は | な | た | さ | か | あ |
| ゖ | っ | ゐ | り | ※ | み | ひ | に | ち | し | き | い |
| ゝ | ※ | る | ゆ | む | ふ | ぬ | つ | す | く | う | |
| ゔ | ゑ | れ | ※ | め | へ | ね | て | せ | け | え | |
| ー | を | ろ | よ | も | ほ | の | と | そ | こ | お | |
ヶは、日本語に使われる文字。片仮名の「ケ」を小書きにしたように見える字体の文字で、主に数助詞や連体助詞「が」の用途として使用される。
数助詞や助詞「が」の用途として使用される場合は、「か」、「が」、「こ」と発音される。また、表記としては大きな「ケ」を使うこともある。
数助詞や連体助詞「が」の用途として使用される場合の「ヶ(ケ)」は、片仮名の「ケ」とは由来を別にし、「箇」または「个」の略字とされる。「个」は、「箇」の竹かんむり部分、あるいは「介」の略字から来ていると考えられている。なお「箇」は「個」の異体字であり、意味の違いはない。
戦後の公用文や教科書などでは固有名詞を除き平仮名の「か」で統一して使用していることがほとんどである。
平仮名の「ゖ」という文字もあるが、数助詞や助詞「が」の用途で使用することは一般的ではない。
目次 |
用途 [編集]
- 助数詞「箇」「個」の代わりに使われる。
- 例:3ヶ、4ヶ所、5ヶ条、6ヶ月
- 主に地名を表す固有名詞の中で、連体助詞「が」の代わりに使われる[1]。「雁ヶ音」(茎茶)にも使われる。
- 方言で語尾が「〜っけ」という場合に「〜ヶ」や「〜ゖ」が使用されることがある。
読み [編集]
- 「か」および「が」、「こ」と読まれる。
- 助数詞の場合は原則として「か」と発音するが、稀に「こ」と発音する場合もある(例:2ヶの賽)。
- 助詞「が」の用途で使用される時は、「が」と発音する。
- 方言の語尾で使用される時は、「け」や「っけ」と発音される。
ヶ に関わる諸事項 [編集]
- 「カ」と発音される場合、「ヵ」と書かれることもある(4ヵ所、5ヵ条、6ヵ月)。
- JIS規格では「小書き片仮名ケ」、Unicodeでは「KATAKANA LETTER SMALL KE」と、いずれも片仮名「ケ」を小さくした文字としている。
- JISキーボードは、「:」のキーをかな入力でシフトキーを押しながら入力したとき「ヶ」が入力されるようになっているが、環境によっては実際には入力できないことも多い。
- 中国の簡体字では「个」が、「個」や「箇」に対応する正規の字体である。
注釈 [編集]
- ^ 自治体によっては、正式表記に大きな「ケ」を使っている(袖ケ浦市、鎌ケ谷市など。外部リンク先参照)。また、東京都新宿区の市谷(いちがや)は、地域や建物の通称などには「市ヶ谷」が使われ、東京地下鉄(メトロ)の駅名のみ「市ケ谷」と表記されており、同じく千代田区の「かすみがせき」は、住所表示が「霞が関」、地下鉄の駅名が「霞ケ関」となっている。このように表記は揺れる場合がある。他には、「雑司が谷」の「雑司ヶ谷霊園」、「雑司ケ谷停留所」、「雑司谷中学校」や、住所表示が「七里ガ浜」で、江ノ島電鉄の駅名が「七里ヶ浜駅」となっている七里ヶ浜などの例もある。なお、中国語での表記はこの「ヶ」や「ケ」は省略される。
関連項目 [編集]
外部リンク [編集]
- 龍ヶ崎市?龍ケ崎市?「ヶ」「ケ」はどちらが正しい? - 2006年の初頭に、「が」と読む「ヶ」「ケ」の付く自治体にメールで問合せた結果がある。