関西棋院第一位決定戦
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関西棋院第一位決定戦 | |
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公式戦 | |
正式名称 | 山陽新聞杯 関西棋院第一位決定戦 |
概要 | |
主催 | 山陽新聞社、関西棋院 |
優勝賞金 | 非公開 |
挑戦手合 | 三番勝負 |
棋戦形式 | 32名によるトーナメントで挑戦者決定 |
持ち時間 | 3時間 |
秒読み | 5分前より |
創設年 | 1957年 |
開催時期 | 挑戦手合: 8-9月 |
記録 | |
現第一位 | 余正麒(第67期) |
名誉称号 | 橋本昌二・余正麒(名誉第一位) |
最多優勝 | 橋本昌二(12期) |
最長連覇 | 余正麒(7連覇) |
山陽新聞杯 関西棋院第一位決定戦(さんようしんぶんはい かんさいきいんだいいちいけっていせん)は、囲碁の棋戦で、関西棋院の棋士が出場する。1957年から開始。
山陽新聞社主催。同社はかつて「山陽新聞三番碁」を主催していた。
方式
[編集]- 第1期から第8期までは決勝一番勝負、第9期から第50期までは決勝三番勝負、第51期からは挑戦手合三番勝負で第一位を決する。
- 第48期までは賞金ランキング上位22人と山陽新聞社推薦10人(岡山・広島・香川出身者、若手・女流棋士など)の計32人によるトーナメント。第49期からは賞金ランキング上位17人、山陽新聞社推薦5人、予選通過者10人の計32人によるトーナメント。
- 予選には「山陽本因坊」(山陽新聞社主催)をはじめとする岡山県在住のアマ強豪も参加する。
歴代優勝者と決勝戦
[編集](左が優勝者)
- 1957年 佐藤直男 - 半田道玄
- 1958年 半田道玄 - 橋本昌二
- 1959年 宮本直毅 - 藤木人見
- 1960年 半田道玄 - 鯛中新
- 1961年 半田道玄 - 佐藤直男
- 1962年 小山靖男 - 宮本直毅
- 1963年 窪内秀知 - 赤木一夫
- 1964年 佐藤直男 - 窪内秀知
- 1965年 橋本昌二 2-0 白石裕 - 今期より決勝戦三番勝負
- 1966年 橋本昌二 2-0 窪内秀知
- 1967年 橋本昌二 2-1 関山利夫
- 1968年 橋本宇太郎 2-0 鯛中新
- 1969年 橋本宇太郎 2-0 半田道玄
- 1970年 橋本昌二 2-0 佐藤直男
- 1971年 橋本昌二 2-0 宮本直毅
- 1972年 橋本昌二 2-0 東野弘昭
- 1973年 橋本昌二 2-0 宮本義久
- 1974年 橋本昌二 2-0 東野弘昭
- 1975年 本田邦久 2-1 大山国夫
- 1976年 本田邦久 2-1 橋本昌二
- 1977年 関山利夫 2-0 石井新蔵
- 1978年 橋本昌二 2-0 太田清道
- 1979年 橋本昌二 2-0 橋本宇太郎
- 1980年 橋本宇太郎 2-1 石井新蔵
- 1981年 佐藤直男 2-1 関山利夫
- 1982年 大山国夫 2-1 牛之浜撮雄
- 1983年 苑田勇一 2-0 白石裕
- 1984年 苑田勇一 2-0 牛之浜撮雄
- 1985年 牛之浜撮雄 2-0 苑田勇一
- 1986年 宮本義久 2-0 牛之浜撮雄
- 1987年 東野弘昭 2-0 白石裕
- 1988年 橋本昌二 2-1 苑田勇一
- 1989年 東野弘昭 2-0 白石裕
- 1990年 橋本昌二 2-1 宮本義久
- 1991年 関山利夫 2-0 小山靖男
- 1992年 清成哲也 2-1 倉橋正蔵
- 1993年 白石裕 2-1 久保勝昭
- 1994年 今村俊也 2-1 苑田勇一
- 1995年 苑田勇一 2-0 宮本直毅
- 1996年 結城聡 2-1 本田邦久
- 1997年 本田邦久 2-0 苑田勇一
- 1998年 今村俊也 2-1 橋本昌二
- 1999年 森山直棋 2-1 長谷川直
- 2000年 今村俊也 2-1 長谷川直
- 2001年 本田邦久 2-0 久保勝昭
- 2002年 今村俊也 2-1 倉橋正行
- 2003年 坂井秀至 2-1 湯川光久
- 2004年 清成哲也 2-1 坂井秀至
- 2005年 横田茂昭 2-0 中野泰宏
- 2006年 結城聡 2-0 矢田直己
- 2007年 結城聡 2-1 坂井秀至 - 今期より挑戦手合制
- 2008年 結城聡 2-1 清成哲也
- 2009年 結城聡 2-1 今村俊也
- 2010年 村川大介 2-0 結城聡
- 2011年 坂井秀至 2-0 村川大介
- 2012年 坂井秀至 2-0 村川大介
- 2013年 坂井秀至 2-0 古谷裕
- 2014年 結城聡 2-1 坂井秀至
- 2015年 結城聡 2-0 中野泰宏
- 2016年 結城聡 2-0 村川大介
- 2017年 余正麒 2-0 結城聡
- 2018年 余正麒 2-0 横田茂昭
- 2019年 余正麒 2-0 渡辺貢規
- 2020年 余正麒 2-0 村川大介
- 2021年 余正麒 2-0 佐田篤史
- 2022年 余正麒 2-0 村川大介
- 2023年 余正麒 2-0 佐田篤史
記録
[編集]- 名誉号が関西棋院により規定されており、10期もしくは連続5期で名誉第一位を60歳以降名乗る資格を得る。10連覇達成時は、60歳未満でも名誉第一位を名乗ることが可能[1]。
- 名誉第一位として、5連覇を含む優勝12回の橋本昌二が名乗り、2021年5連覇により余正麒が、有資格者となっている。
- 2005年1月より、大手合廃止に伴い昇段規定が変更され、勝ち星による昇段の対象棋戦となる。また、優勝者が六段以下であった場合は七段に飛付昇段する。この対象となったのは、第63期(2019年)終了時点で村川大介(五段から七段に昇段)のみ。
脚注
[編集]- ^ 5連覇達成 余第一位たたえる 囲碁・関西棋院、大阪で表彰式山陽新聞 2022年3月18日
関連項目
[編集]- 日本棋院第一位決定戦(日本棋院が開催されていた同様の棋戦)