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2008年2月24日に東京競馬場で行われた第25回フェブラリーステークスについて詳述する。
当初出走を予定していたダイワスカーレットが調教中の負傷で直前に回避した一方で、川崎記念を疾病で取り消したヴァーミリアンが矛先をこちらに変えて参戦した。急遽の参戦であること、前々年のこのレースで完敗していることを不安視する向きもあったが、前年末の圧倒的なパフォーマンスからここでも単勝1番人気に推された。そのヴァーミリアンが回避した川崎記念を制したフィールドルージュ、根岸ステークスを制したワイルドワンダーがそれに続く人気となった。当日の天候は晴、馬場状態は良。
レースは前年の皐月賞馬でダート初挑戦のヴィクトリーが引っ張った。デアリングハートとメイショウバトラーがそれに続き、ヴァーミリアンは5~6番手の好位外目を進んだ。スタートで躓いて出遅れたフィールドルージュは最後方を進むが、ペースが全く上がらず馬群から大きく離され、そのまま競走を中止した。直線入口で先頭に立ったデアリングハートの外から、ヴァーミリアンとワイルドワンダーが並びかけて先頭を奪う。しかしすぐにヴァーミリアンが抜け出し、後続を引き離しにかかった。内からブルーコンコルドが伸びて2番手に上がるが、先頭に届く脚色ではなかった。結局ヴァーミリアンが優勝、ダートGIの5勝目(中央競馬のGIは2勝目)を挙げた。
着順 |
馬番 |
競走馬名 |
タイム |
着差
|
上がり3ハロン
|
1 |
15 |
ヴァーミリアン |
1.35.3 |
|
35.9
|
2 |
10 |
ブルーコンコルド |
1.35.6 |
1 3/4馬身
|
36.2
|
3 |
16 |
ワイルドワンダー |
1.35.9 |
2馬身
|
36.3
|
4 |
8 |
ロングプライド |
1.36.1 |
1 1/4馬身
|
36.3
|
5 |
12 |
リミットレスビッド |
1.36.2 |
1/2馬身
|
36.6
|
6 |
5 |
クワイエットデイ |
1.36.3 |
3/4馬身
|
36.5
|
7 |
14 |
デアリングハート |
1.36.5 |
1 1/4馬身
|
37.3
|
8 |
9 |
メイショウトウコン |
1.37.0 |
3馬身
|
37.0
|
9 |
7 |
ドラゴンファイヤー |
1.37.1 |
クビ
|
36.8
|
10 |
3 |
アンパサンド |
1.37.3 |
1 1/4馬身
|
37.7
|
11 |
6 |
メイショウバトラー |
1.37.5 |
1 1/4馬身
|
38.2
|
12 |
1 |
フジノウェーブ |
1.37.7 |
1 1/2馬身
|
37.2
|
13 |
13 |
ビッググラス |
1.37.8 |
クビ
|
38.5
|
14 |
2 |
ノボトゥルー |
1.37.9 |
1/2馬身
|
37.9
|
15 |
11 |
ヴィクトリー |
1.38.9 |
6馬身
|
39.8
|
中止 |
4 |
フィールドルージュ |
- |
競走中止
|
|
600m通過タイム |
34.8秒(ヴィクトリー)
|
上がり4ハロン |
48.6秒
|
上がり3ハロン |
36.5秒
|
優勝馬上がり3ハロン |
35.9秒
|
リミットレスビッド |
1.36.2
|
単勝
|
15 |
240円
|
複勝
|
15 |
140円
|
10
|
360円
|
16
|
160円
|
枠連
|
5-8 |
680円
|
馬連
|
10-15 |
2,820円
|
馬単
|
15→10 |
3,520円
|
ワイド
|
10-15
|
950円
|
15-16
|
350円
|
10-16
|
1,020円
|
3連複
|
10-15-16
|
3,820円
|
3連単
|
15→10→16
|
17,550円
|
- フィールドルージュは、左肩跛行のため向正面で競走中止。
- クワイエットデイを管理する松元省一調教師は、このレースを最後に調教師を引退した。
- ノボトゥルー、デアリングハートは、このレースを最後に中央競馬の競走馬登録を抹消した。