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監察軍 (ロボテック)

監察軍 (ロボテック) とは、[[1985年]]3月4日 <ref> [http://www.imdb.com/title/tt0917892/releaseinfo?ref_=tt_dt_dt "Robotech" Boobytrap (TV Episode 1985) - Release Info - IMDb] </ref> より、[[アメリカ合衆国]] や [[南米諸国連合]] ( UNASUR ) , さらには [[フランス]]ほかの国々で放送された [[サイエンス・フィクション|SF]][[ロボットアニメ]]で、[[竜の子プロダクション]]製作の『[[超時空要塞マクロス]]』・『[[超時空騎団サザンクロス]]」 ・『[[機甲創世記モスピーダ]]』 <ref> 以上の2作品は日本の広告代理店[[ビックウエスト]]との共同制作作品。 「[[超時空シリーズ]]」の『[[超時空世紀オーガス]]』は[[東京ムービー新社]]製作で放送権が異なる、また、『[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか]]』はライセンスの売却に含まれていない。</ref> の3作品を[[ハーモニーゴールド USA]] 社([[:en:Harmony Gold USA|Harmony Gold USA]])が[[ライセンス]]取得、同一世界の異なる時代と世代を描いた、連続する一つの[[サガ|大河シリーズ]]として[[翻案]]、再編集された作品『'''ロボテック'''』([[英語]]:Robotech)は、に登場する架空の軍隊である。
監察軍 (ロボテック) とは、[[1985年]]3月4日 <ref> [http://www.imdb.com/title/tt0917892/releaseinfo?ref_=tt_dt_dt "Robotech" Boobytrap (TV Episode 1985) - Release Info - IMDb] </ref> より、[[アメリカ合衆国]] や [[南米諸国連合]] ( UNASUR ) , さらには [[フランス]]ほかの国々で放送された [[サイエンス・フィクション|SF]][[ロボットアニメ]]で、[[竜の子プロダクション]]製作の『[[超時空要塞マクロス]]』・『[[超時空騎団サザンクロス]]」 ・『[[機甲創世記モスピーダ]]』 <ref> 以上の2作品は日本の広告代理店[[ビックウエスト]]との共同制作作品。 「[[超時空シリーズ]]」の『[[超時空世紀オーガス]]』は[[東京ムービー新社]]製作で放送権が異なる、また、『[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか]]』はライセンスの売却に含まれていない。</ref> の3作品を[[ハーモニーゴールド USA]] 社([[:en:Harmony Gold USA|Harmony Gold USA]])が[[ライセンス]]取得、同一世界の異なる時代と世代を描いた、連続する一つの[[サガ|大河シリーズ]]として[[翻案]]、再編集された作品『'''ロボテック'''』([[英語]]:Robotech)は、に登場する架空の軍隊である。
<ref>[http://www.robotech.com/ ROBOTECH.COM(公式サイト)]:タツノコプロとハーモニーゴールド社の間のライセンス契約上の問題で、オンラインショップの発送先として日本を選ぶことは出来ない。</ref>
<ref>[http://www.robotech.com/ ROBOTECH.COM(公式サイト)]:タツノコプロとハーモニーゴールド社の間のライセンス契約上の問題で、オンラインショップの発送先として日本を選ぶことは出来ない。</ref>


== 「狭義の定義による監察軍」とその由来 ==
『[[ロボテック]] 』では、[[プロトカルチャー (マクロスシリーズ)|プロトカルチャー]] の生き残りで、『[[超時空騎団サザンクロス]]』の敵勢力である [[衛星]]・「[[ティロル (架空の衛星)|ティロル]]」を母星とする[[ゾル人]]( ティロル人 , Tirolian ) がこれに相当し、[[マクロス (架空の兵器)|SDF-1 マクロス]] 超時空要塞艦 も彼らの開発・建造したものとされている。
『[[ロボテック]] 』では、[[プロトカルチャー (マクロスシリーズ)|プロトカルチャー]] の生き残りで、『[[超時空騎団サザンクロス]]』の敵勢力である [[衛星]]・「[[ティロル (架空の衛星)|ティロル]]」を母星とする[[ゾル人]]( ティロル人 , Tirolian ) がこれに相当し、[[マクロス (架空の兵器)|SDF-1 マクロス]] 超時空要塞艦 も彼らの開発・建造したものとされている。


また[[ロボテック]]([[:en:Robotech|Robotech]])版に於いては、[[ゾル人]] の植民地である星間連邦「シ・ヴォニアン」 (Ci' Vonian) 連邦に投入されたゼントラーディ分遣隊の「文化汚染」から[[銀河帝国|星間帝国]]軍の規律を回復、つまり「監察」する為に緊急展開されたことが由来とされている。
また[[ロボテック]] ([[:en:Robotech|Robotech]]) 版に於いては、[[ゾル人]] の植民地である 星間連邦 「シ・ヴォニアン連邦」 ( "Ci' Vonian" Steller Federation) に投入されたゼントラーディ分遣隊の「文化汚染」から[[銀河帝国|星間帝国]]軍の規律を回復、つまり「監察」する為に緊急展開されたことが由来とされている。



== 後の時代の転用 ==
上記の本来の意味での監察軍は、10万年単位の長い年月の経過により、ゼントラーディの艦隊群の統制が失われ、分裂することにより失われた。


後の時代になり、超古代星間文明人 [[プロトカルチャー (マクロスシリーズ)|プロトカルチャー]]の末裔である[[衛星]]・[[ティロル (架空の衛星)|ティロル]] ([[:en:Tirol (fictional planet)|Tirol]]) の主要国家 [[テイレシアース|テイレシア]](Tiresia)の科学者; ゾア・デリルダ ( Zor Derelda )が、自ら発明したプロトカルチャーやゼントラーディを利用したロボテックマスターズの[[帝国主義]]を見兼ねたて当時の支配達に対し反逆。
== 後の時代の転用 ==


唯一のプロトカルチャー・[[マトリクス]]を奪い、「'''シアン・マクロス級・超時空要塞'''」の[[ネームシップ]]である一番艦「'''マクロス'''」<ref>[http://ptn.home.xs4all.nl/Naval/bor_Battlefortress.html ROBOTECH: Tirolian Naval Vessels - Border Fleet - Sian Macross-class Battlefortress] {{Accessdate|2015-03-08}}</ref>(後の 「[[マクロス (架空の兵器)|SDF-1 マクロス]]」) とゾア自身を警護するゼントラーディ兵による[[親衛隊]] <ref>「ゾアの弟子達」 (The Disciples of Zor) と呼ばれる。</ref> を引き連れて逃亡した際のゼントラーディのゾア親衛隊艦隊 '''通称: ゾアの弟子たち''' 後世になって先の時代の故事にならい、今度は'''新秩序回復の意味合いを込めて監察軍の別名で呼称'''するようになった。
上記の本来の意味での監察軍は、万年単位の長い年月の経過により、ゼントラーディの艦隊群の統制が失われ、分裂することにより失われた。


後の時代になり、超古代星間文明人 [[プロトカルチャー (マクロスシリーズ)|プロトカルチャー]]の末裔である[[衛星]]・[[ティロル (架空の衛星)|ティロル]] ([[:en:Tirol (fictional planet)|Tirol]]) の主要国家 [[テイレシアース|テイレシア]](Tiresia)の科学者; ゾア・デリルダ ( Zor Derelda )が、自ら発明したプロトカルチャーやゼントラーディを利用したロボテックマスターズの[[帝国主義]]を見兼ねたゾアが支配達に対し反逆。唯一のプロトカルチャー・[[マトリクス]]を奪い、「'''シアン・マクロス級・超時空要塞'''」の[[ネームシップ]]である一番艦「'''マクロス'''」<ref> [http://ptn.home.xs4all.nl/Naval/bor_Battlefortress.html ROBOTECH: Tirolian Naval Vessels - Border Fleet - Sian Macross-class Battlefortress] {{Accessdate|2015-03-08}}</ref>(後の 「[[マクロス (架空の兵器)|SDF-1 マクロス]]」) とゾア自身を警護するゼントラーディ兵による[[親衛隊]] <ref>「ゾアの弟子達」 (The Disciples of Zor) と呼ばれる。</ref> を引き連れて逃亡した際のゼントラーディのゾア親衛隊艦隊〔通称:ゾアの弟子たち〕を後世になり、先の時代の故事にならい、今度は新秩序回復の意味合いを込めて監察軍の別名で呼称するようになった。
これが、広義の意味での“監察軍”である。
これが、広義の意味での“監察軍”である。
{{Main|ロボテックシリーズの登場人物}}
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2016年3月20日 (日) 09:50時点における版

監察軍 (ロボテック) とは、1985年3月4日 [1] より、アメリカ合衆国南米諸国連合 ( UNASUR ) , さらには フランスほかの国々で放送された SFロボットアニメで、竜の子プロダクション製作の『超時空要塞マクロス』・『超時空騎団サザンクロス」 ・『機甲創世記モスピーダ』 [2] の3作品をハーモニーゴールド USA 社(Harmony Gold USA)がライセンス取得、同一世界の異なる時代と世代を描いた、連続する一つの大河シリーズとして翻案、再編集された作品『ロボテック』(英語:Robotech)は、に登場する架空の軍隊である。 [3]

「狭義の定義による監察軍」とその由来

ロボテック 』では、プロトカルチャー の生き残りで、『超時空騎団サザンクロス』の敵勢力である 衛星・「ティロル」を母星とするゾル人( ティロル人 , Tirolian ) がこれに相当し、SDF-1 マクロス 超時空要塞艦 も彼らの開発・建造したものとされている。

またロボテックRobotech) 版に於いては、ゾル人 の植民地である 星間連邦 「シ・ヴォニアン連邦」 ( "Ci' Vonian" Steller Federation) に投入されたゼントラーディ分遣艦隊の「文化汚染」から星間帝国軍の規律を回復、つまり「監察」する為に緊急展開されたことが由来とされている。

後の時代の転用

上記の本来の意味での監察軍は、10万年単位の長い年月の経過により、ゼントラーディの艦隊群の統制が失われ、分裂することにより失われた。

後の時代になり、超古代星間文明人 プロトカルチャーの末裔である衛星ティロル (Tirol) の主要国家 テイレシア(Tiresia)の科学者; ゾア・デリルダ ( Zor Derelda )が、自ら発明したプロトカルチャーやゼントラーディを利用したロボテックマスターズの帝国主義を見兼ねたて当時の支配達に対し反逆。

唯一のプロトカルチャー・マトリクスを奪い、「シアン・マクロス級・超時空要塞」のネームシップである一番艦「マクロス[4](後の 「SDF-1 マクロス」) とゾア自身を警護するゼントラーディ兵による親衛隊 [5] を引き連れて逃亡した際のゼントラーディのゾア親衛隊艦隊 〔 通称: ゾアの弟子たち 〕 を、後世になって先の時代の故事にならい、今度は新秩序回復の意味合いを込めて監察軍の別名でも呼称するようになった。

これが、広義の意味での“監察軍”である。

脚注

  1. ^ "Robotech" Boobytrap (TV Episode 1985) - Release Info - IMDb
  2. ^ 以上の2作品は日本の広告代理店ビックウエストとの共同制作作品。 「超時空シリーズ」の『超時空世紀オーガス』は東京ムービー新社製作で放送権が異なる、また、『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』はライセンスの売却に含まれていない。
  3. ^ ROBOTECH.COM(公式サイト):タツノコプロとハーモニーゴールド社の間のライセンス契約上の問題で、オンラインショップの発送先として日本を選ぶことは出来ない。
  4. ^ ROBOTECH: Tirolian Naval Vessels - Border Fleet - Sian Macross-class Battlefortress 2015年3月8日閲覧。
  5. ^ 「ゾアの弟子達」 (The Disciples of Zor) と呼ばれる。