超時空騎団サザンクロス

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超時空シリーズ > 超時空騎団サザンクロス
超時空騎団サザンクロス
ジャンル ロボットアニメ
アニメ
シリーズディレクター 長谷川康雄
※(チーフ・ディレクター)
シリーズ構成 鳥海尽三
キャラクターデザイン 園田美世、湖川友謙(原案)
メカニックデザイン 小川浩、大倉宏俊、小野隆嗣
音楽 佐藤健、檀雄司
アニメーション制作 タツノコプロ
製作 タツノコプロ、毎日放送
放送局 毎日放送、TBS
放送期間 1984年4月15日 - 9月30日
話数 全23話
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト アニメ
ポータル アニメ

超時空騎団サザンクロス』(ちょうじくうきだんサザンクロス)とは、1984年4月15日から同年9月30日まで、毎日放送を製作局として、TBS系列ほかで放送されたSFロボットアニメ。放送時間は、毎週日曜14:00 ‐14:30(JST)。全23話。

概要[編集]

超時空シリーズ
通番 題名 放映期間
第1作 超時空要塞マクロス 1982年10月
〜1983年6月
第2作 超時空世紀オーガス 1983年7月
〜1984年4月
第3作 超時空騎団サザンクロス 1984年4月
〜1984年9月

超時空要塞マクロス』『超時空世紀オーガス』に続く超時空シリーズ第3弾にして最終作。SF作品分類ではファーストコンタクト物に当たり、惑星グロリエを襲う異星人ゾル人との戦いを若い3人の女性兵士を通して描く。

超時空シリーズの前2作と異なり、『超時空要塞マクロス』に関して外部企画作品への制作協力的な立場で参加したタツノコプロが実制作した。前作オーガスの不振から心機一転を図り、メインスタッフを総入れ替えしている。

当初は全39話を予定していた。しかし視聴率は低迷し、16話分のエピソードを残したまま番組が打ち切りとなった。このため、ゾル人の起源などのストーリーの核心となる部分が結局最後まで明かされないままとなっている[1]

日本国外では、『超時空要塞マクロス』、『機甲創世記モスピーダ』と共に ハーモニーゴールド USA 社(Harmony Gold USA)が著作権商標権をタツノコプロから買い取り、各作品が同じ作品世界の違う時代を扱った1つの大河シリーズ翻案作品『ロボテック』(ROBOTECH)の第二シーズン " The Robotech Masters " (aka. " Southern Cross "; 24 episodes) として、演出や脚本・音楽等を改変、一部新作作画を加えた再編集された版が放映された。また『メガゾーン23』の再編集版である劇場版 『Robotech The Movie - Untold story -』(ロボテック・ザ・ムービー: - 語られざる物語 - )にも、本作の映像が多く使用されている。

当初、『超時空世紀オーガス』の後番組としては、キャラクターデザインに漫画家の内山亜紀を起用したコミカルタッチのヒロインアクションものが企画されていた。その企画が不採用となり、本作が放送されるに至った経緯がある。

ストーリー[編集]

21世紀末、戦争等により汚染され居住不可能になった地球を捨てた人類は「マルス・ベース」、「ジュピター・ベース」を介し、新天地を目指した。既に開発に目処のついた近隣のプロキシマ・ケンタウリ恒星系の惑星「リベルテ」に次ぐ新たな植民地として開拓されつつあるエリダヌス座イプシロン恒星系惑星グロリエは、人々が住む都市部を離れると荒野と砂漠が広がる過酷な環境ではあるが、資源・食料などの必需物資の自給もようやく可能となり始めていた。

西暦2120年[2]のある日、突如惑星の上空に異星人「ゾル」の率いる大規模な宇宙船団が現れ、惑星の明け渡しを要求する。

到底受け入れられない要求を前に開戦を余儀なくされた、惑星グロリエの警備と守備を司る開拓惑星軍サザンクロス軍」は、開拓母星である殖民惑星「リベルテ」からの支援を受けられず、[3]独力で全く正体不明の敵、ゾルを迎え撃たなければならない。危機を迎えたサザンクロス軍。その中には奔放ながら持ち前の行動力で物事に立ち向かう戦略機甲師団の分隊長「ジャンヌ・フランセーズ」少尉、男勝りで姉御肌の宇宙機甲隊の中隊長「マリー・アンジェル」少尉、規律と職務に忠実な憲兵隊少尉の「ラーナ・イザヴィア」、そしてジャンヌの部下の面々といった多くの若者達がいた。

彼女らの前に現れるゾルの人造生物材料工学による構造と駆動系を持つ人型機動兵器バイオロイド」のパイロット「サイフリート」とは何者なのか、そして、同じ姿をした者が常に3人1組として行動する三位一体のゾル人の秘密、「生命の花」とゾル人の関係、ジャンヌの部下「ボウイ・エマーソン」と出逢った異星人の民間人音楽奏者「ムジカ(ムジエ、ムゼル)」の正体、地球人が開拓した惑星グロリエが異星人ゾル人の故郷というのは真実なのかといった謎が提示されてゆく。

登場人物[編集]

ロボテック版の登場人物一覧についての詳細は、下記を参照されたい。



  • は、本編における主要人物(三人娘)を表す。

サザンクロス軍・現場部隊[編集]

陸海局[編集]

  •  ジャンヌ・フランセーズ
声 - 富沢美智恵
本作の主人公。戦略機甲隊第15分隊小隊長。軍規違反の常習犯で、営倉に入れられるのも日常茶飯事という札付きの女性軍人。第1話ではジャンヌとシャルルで営倉入れ替わりという光景もみられる。元々シャルルの部下で副隊長だったが彼が降格処分となり、隊長が営倉入営にて不在時に指揮を執った第2話に於ける戦功により、次席の地位と階級( 曹長 )であった彼女が少尉に任命され、小隊を指揮する事となる。
軍人であることを除けば、少尉任官式でスパルタス頭部にウサギの耳を模した飾りを付けるなど茶目っ気あふれ、シャワーを浴びるのが大好きで、おしゃれにも結構うるさい、年頃の少女である。
ロボテック版では、「超時空要塞マクロス」のマクシミリアン・ジーナスミリア・ファリーナ夫妻の娘(長女)、コミリア・マリア・ジーナスに相当する人物になっている。
アンジェイ・スラウスキー
声 - 目黒裕一
グロリエ内戦内乱の鎮圧)を経験したジャンヌ小隊こと第15分隊軍曹。実戦経験もない小隊の兵士達を事あるごとに馬鹿にする。小隊内では数少ない軍人気質の堅物で、ジャンヌが小隊長に任命された際、一番猛反対をする。
ロボテック版では、マイクローン化した元ゼントラーディ人という設定。
シャルル・ドゥ・エトワード
声 - 島田敏
中尉でジャンヌの上官だったが、上官の恋人に手を出したとの事で営倉に入れられ、そのまま二等兵に降格処分される。ただし、降格に関して本人はあまり気にしていない。飄々とした性格で数々の女性遍歴があるプレイボーイだが、宇宙機甲隊のマリーと恋仲になる。
ちなみにプラモデルは中尉時代のアーミング・ダブレットの姿で発売された。
ルーイ・デュカス
声 - 二又一成
ジャンヌ小隊きってのメカおたくの兵士で、暇さえあれば銃やメカの整備をしている。 階級伍長。メカの扱いにかけては天才的で、独力で戦術支援システムを開発するほど。
後に第16話で、彼の考案が不本意にもスパルタスの射撃管制装置プログラムに取り入れられた際には、「自分の考案が戦争の道具に利用された事」 に対し憤慨し、火炎放射器でスパルタスを焼き払おうとした行動を、ジャンヌ隊長や元敵方であるサイフリート・ヴァイスに一喝され、我に返るエピソードがある。
なお海外「ロボテック:シャドウ・クロニクル」(Robotech:The Shadow Chronicles)では、 ルーイ・ニコルス [4]という氏名に変更され、サザンクロス軍崩壊後に、、遠征艦隊軍(UEEF/REF)の科学調査艦「デュカリオン」の艦長として、深宇宙の科学探査に活躍し、技術少佐に昇進している。
更には ヴィンス・グラント [5] 艦長の片腕として航空宇宙重巡宙艦イカロス」に乗船し、他の同作品の登場人物と共に リック・ハンター [6]一条輝提督リサ・ハイエス [7]早瀬未沙) 艦隊司令を捜索・救助に向かうなどの活躍をみせる。
アラン・デイビス
声 - 井上和彦
ラーナ少尉の上司で憲兵隊中尉。融通の利かない性格ではラーナと同等かそれ以上。
第15話で、レオン総司令官の意に沿わない人物を第三次攻撃隊に編入する人選リスト作成で、誤って「デニス・ブラウン中尉」を編入したラーナ少尉のミスを庇うが、参謀本部ジョー・ヤザワ大佐に叱責される。
マウリ・セキーシマ
声 - 拡森信吾
都市防衛隊長で大尉。彼の勇み足(ロルフ参謀長官の発言)による対衛星/宇宙艦ミサイルによる先制攻撃から戦端が開かれる。
ボウイ・エマーソン
声 - 長谷有洋
グロリエ惑星軍の参謀総長(副司令官)を父親に持つ、ジャンヌ小隊の上等兵ピアニストになりたかったが、無理やり軍隊に入隊させられており、父親には反発している。隊舎ではいつもピアノを弾いている、心優しい少年兵である。 ジャズピアノ演奏を得意とする。戦闘中にムジカと出会い、彼女に恋心を抱く。
サイフリート・ヴァイス
声 - 平野義和
回収された敵バイオロイドに搭乗していたパイロット。どうやら素性はグロリエの第2衛星アルス基地[8]の兵士で、基地が襲撃された際に敵に捕らえられ洗脳されていたようである。元友軍兵士という事で、監視の意味も含めてジャンヌ小隊の預かりとなっている。
ロボテック版では、プロトカルチャーの生き残りとしてのかつてのゾル人の科学者「ゾア・デリルダ」[9] の情報を探るため製造されたクローン「ゾア プライム」[10] であり、かつ捕らわれた地球人(グロリエ人)に偽装して送り込まれたスパイという複雑な設定を持ったキャラクターとして登場する。
サイモン二等兵
声 - - 飛田展男
ジャンヌの部下の一般兵卒。
クラント / エディ一等兵
声 - 拡森信吾
ジャンヌの部下の一般兵卒。

航空宇宙局[編集]

  •  マリー・アンジェル
声 - 水倉久美子
宇宙機甲隊の男勝りの女性少尉。あだ名はコスモアマゾネス。戦闘で負傷し入院していた際にシャルルが見舞いに訪れ、急速に仲が進展していく。
パウル・ノードフ軍団長  (Commander Paul Nordoff)
声 - 沢木郁也
階級は大佐。マリーの所属する「戦術機甲宇宙軍団」( Tactical Armored Space Corps , TASC ) の軍団長で、マリー少尉の直属の上司にあたる。今井科学から発売された 1/12 の「アーミング・ダブレット」のプラモデルは左利きと設定され、「ポール中尉」の商品名にて過去の時代の階級にて模型化された。
デニス・ブラウン中尉  (Dennis Brown)
声 - 戸谷公次
宇宙機甲軍団内の 飛行/航宙中隊 「ブラック・ライオンズ」(Escadrille "Black Lions") [11]の中隊長。
ラーナ・イザビア少尉が 第15話「ラブ・ストーリー」("Love Song") の後半の逸話(Bパート)に於いて、マリーが男女関係のもつれにより自暴自棄になり、自車を暴走させた騒動について、実行者がマリーであると 軍警察 に発覚しないようにと、身代わり運転手となりマリーを庇った行動と、ラーナの憲兵将校という立場を踏まえた彼の対応の好漢振りに片思いする男性。マリーと同じ宇宙機甲軍団所属で、最終決戦でも マリー少尉 や ロルフ参謀長官と行動を共にしていた。
ジョージ・ルーカス少尉 (George Lucas)
声 - 戸谷公次
古参のマリー少尉にとって「格下の同僚」で 可変戦闘機である VFH-10A「オーロラン」 飛行小隊長。彼の指揮する飛行小隊は、度々マリー指揮下の飛行隊の応援に助けられている。 
命名の由来は アメリカ映画監督映画プロデューサー脚本家である「ジョージ・ウォルトン・ルーカス・ジュニア」(George Walton Lucas, Jr.) より。

サザンクロス軍・参謀本部[編集]

  •  ラーナ・イザビア
声 - 土井美加
泣く子も黙るグロリエ惑星軍憲兵隊少尉。軍規違反を繰り返すジャンヌやシャルルを目の敵にしている。
クロード・レオン
声 - 郷里大輔
陸軍の軍閥出身のサザンクロス軍最高司令官(陸軍大将)。頑固で和平交渉など念頭に無い典型的なタカ派軍人。第9話では捕らえた捕虜を治療・調査尋問もせず「既に死亡した」として焼却するなど、横暴さが目立つ。最終話では、ゾル軍の総攻撃により大量破壊兵器による攻撃を受けて、司令本部の消滅と運命を共にした。海外ロボテック版では設定が肉付けされ、各種の漫画作品で主人公達の市民感情や和平への道を阻害する自軍の悪役的人物(獅子身中の虫)として公式設定作品や様々な二次的連続性作品に登場する。
ロルフ・エマーソン
声 - 麦人
ボウイの父親でグロリエ惑星軍の副司令官(参謀総長)。顔には出さないが、前線で戦う息子の身を案じている。息子のボウイと分かり合えることなく終盤で戦死し、ボウイとムジカに臨終を看取られる。
なお、ロボテック版では、実の親子ではなく養父であり、遠征艦隊軍(UEEF/REF)に参加する艦長 ヴィンス・グラント [12] 、軍医 ジーン・グラント[13] 夫妻が養子として預けたという設定になっている。
  • マーカス "エース" グリーン大佐 - 郷里大輔
  • コクトー博士 - 井上和彦
  • ジョー・ヤザワ大佐 - 笹岡繁蔵
  • ロシェル・アントワーヌ大佐 / ベケット博士 / ルドルフ・クリーガー中佐 - 沢木郁也
クロムウェル技術少佐 (Major Cromwell)
声 - 山口健
「特殊技術院」[14]の技術少佐。 第16話「ハンター・キラー」で、ルーイ伍長の戦術支援システムを新兵の訓練装置に応用すると偽り、ジャンヌ少尉とルーイ伍長をコンピュータープログラムおよび装置の試作品完成に向けて協力させ、そのデータを解析して スパルタスの射撃管制装置プログラム  Sight Vison Tracking Link - system 、略称 「 S.V.T.L 」 (サイト・ビジョン・トラッキング・リンクシステム、邦訳 : 「視線画像化・誘導追跡・連繋照準システム」 )に取り入れた。

行政府&民間人[編集]

レオン大将の捕虜処刑にて落ち込むジャンヌが、気晴らしに部下のボウィ上等兵を連れて出かけたピアノラウンジ「ハーフムーン」(Half Moon)[15]の男性ステージ歌手。持ち歌は『STAR DUST MEMORY』。
ジャンヌに後日二人きりで会いたいと持ちかけ、デートの予感に彼女は色めき立つ。しかし真意は妹「ミレーネ・サリヴァン」 (Mylene Sullivan) の死に目に際して憲兵に連行され、「特殊技術院」[14]に強制徴用された根本原因であるゾル軍艦隊への復讐にヒロインのジャンヌを利用しただけだった。それでも真意を知った上で尚、待ち合わせ場所に来たジャンヌに感銘し作戦に協力したが、マリー搭乗の VF-8「ローガン」可変軽戦闘機 が、バイオロイドが彼を捕獲していることを知らずに誤射したことにより死亡し、作戦も失敗に終わった。

惑星リベルテ[編集]

第10話「アウトサイダー」にて惑星リベルテのラインハルト総司令官の命によりサザンクロス軍の支援に派遣されたリベルテ辺境警備艦隊に所属する、トクガワ級・超時空々母 (SCV)、二番艦「ハンニバル」の艦長。副長と共に破壊されつつある脱出ポッドにて生還、惑星グロリエに到着し、親書が失われた為に口頭にてラインハルト大将より言付かった極秘の返答を伝達した。
  • ロバート少佐 - 沢木郁也
ジョージ・ロンバル艦長の「副長」。(単艦による遠征支援任務につき副官職を兼ねる。)艦長と共に脱出ポッドにて惑星グロリエに到着し、出迎えた第15分隊が用意した軍用トラックにて司令本部へ向かった。

ゾル[編集]

ムジカ・ノヴァ
声 - 日髙 のり子
生粋のゾル人で、バッキ人(びと)(貴族( パトリキ)、 かつ文民の市民を指す彼らの身分階級の呼称)のシャンタール音楽家の意味→ラテン語の「歌い手」から)でゾル人の人格分担である「情報・判断・行動」のうち、情報を担当し、判断・行動を担当するムジエ・ムゼルと共に3人で1個人を形成する。楽器担当は「デージピセル」( Leve ficelle , ラテン語 "Leve" とフランス語 "Ficelle" の合成語で「光の弦」の意味 ) と彼等の言語で呼ばれる[16]レーザーハープ。なお、本編をみる限り、姉妹間でも完全に対等な関係ではなく、ムジカは他の2姉妹から妹分的な扱いを受けている。
第15分隊の侵入の際にボウイと出会い、当初は音楽家同士として、次第に男女間の恋愛感情の相手として意識し、ゾル人の間に定められていた禁忌を犯す。この結果としてムジエ、ムゼルは不完全者「アンフェタード」 ( : Unfettered ) の収容施設に入れられることになり、ムジカは同胞を裏切ったことで思い悩むことになる。
ロボテック版では三姉妹のオリジナル「ムジカ」が欠損(死亡)したために、新たに製造されたクローンであるとして、ムジエ・ムゼルとの力関係の差の整合性をつけている。
デス・デラ・デミ
声 - 鈴置洋孝(ナレーションも兼任)
元老「ゾスマ・ゾスム・ゾスモ」の命を受け、惑星グロリエの地球人との戦争の指揮を執る総司令官。目的のためには同胞を犠牲にすることも厭わない。
ゾスマ・ゾスム・ゾスモ
声 - 沢木郁也(ゾスマ・ゾスム)、飛田展男(ゾスモ)
ゾル人の船団の長老(Robotech Elders)とでも言うべき存在。高齢のため、実権はすでにデス達に譲り、作戦、政治に関する助言等を行っている。
ロボテック版ではゾル人(The Zor)は、別名ロボテック・マスターズ(Robotech Masters)或いはティロリアン(Tirolian)と呼ばれ、「超時空要塞マクロス」本編で未登場の監察軍に相当する。
  • ムジエ - 日髙のり子
  • ムゼル - 水倉久美子
  • ファイド - 沢木郁也
  • ファイダ - 飛田展男
  • ヴィーダ - 笹岡繁蔵
  • ヴィーラ - 郷里大輔
  • ヴィーア - 安藤ありさ
  • ファイズ / ミゲレ / ミゲル - 大塚芳忠
  • ミゲア - 安藤ありさ
  • ジェラール - 中原茂
  • ラテル - 平松広和

登場メカニック[編集]

サザンクロス軍側[編集]

主力可変戦闘車輌・航空機[編集]

ATAC・01-SCA スパルタス( Spartas )[17]
ヒロインであるジャンヌ少尉が所属する戦略機甲隊(ATAC)が使用するホバー式の戦闘車輌。状況に応じて、
  1. 「スナイピング・クラッパー」と呼ばれる移動用のホバークラフト形態。
  2. 「ウォーカー・キャノン」と呼ばれる2脚の「翼の無いガウォーク類似」の形状を持つ 自走高射砲形態。
  3. 「バトル・スナイパー」と呼ばれる人型(バトロイド)形態。
の3形態に変形可能。
バトル・スナイパー(バトロイド)以外の形態では標準では開放型操縦室(オープン・コクピット)で、防護は“操縦者が着用する動力付き甲冑に頼ることになる”が、選択装備として気密装備も取り付け可。
なお、ポピーが1984年8月に発表した完全変形玩具に関する報道向け資料では、『汎用・発達型・ホバークラフト自走砲』として、MAHG / Multi‐purpose Advanced Hovercraft self-propelled Gun の兵装システム名称が付与されている[18]
ロボテック版 での形式番号は、ベリテック・ホバー・タンク (Veritech Hover Tank) の略号 VHT-2[19]旧来型を A1 とし、気密装備と無防備だったホバー及びガウォーク形態に透明ガラス防護風防と気密装備、宇宙空間での敵艦占拠を目的とした降下用スラスターを追加した A2 などの派生型があり、VHT-2A1, VHT-2A2 などと記載する。
TASC・01-SCF ローガン( Logan )[20]
ヒロインの一人、マリー少尉が所属する宇宙機甲隊(TASC)が 第11話 まで使用した可変戦闘爆撃機。全長 6m 強 と、この種の機体としては小型簡易化の傾向。状況に応じて
  1. リフティングボディの機体形状を持つ戦闘爆撃機形態。
  2. 半人半鳥の形態である「ガウォーク」形態。
の2形態を選択可能。
ただし、この機体の「ガウォーク」は有翼ではあるが、膝が逆関節ではなく正立であるなど、その特性は人型(バトロイド)形態に近い。
ロボテック版 での形式番号は、ベリテック・ファイター (Veritech Fighter ) の略号 VF-8 。その可変戦闘機としてはあまりにも小さな寸法と重量により軽戦闘機〔軽・可変戦闘機〕 (Light Veritech Fighter ) と区分される。なお、アンモナイトによる初期設定では主役機の交代劇を前提としない別デザインも存在した。[21]
TASC・02-SCF オーロラン( Auroran )[22]
宇宙機甲隊が第12話以降、激化する戦局に対応して使用した可変戦闘機。全長(全高)12 m 強、戦闘機形態でのローター除く胴体長 9 m と本作品の可変戦闘機としては最も大型の部類に入る。
  1. 宇宙空間・高空ではファイター形態。
  2. 低空・対地攻撃では安定性・信頼性の高いヘリコプター形態。(二重反転式ローター 及び ホットサイクル式ローター
  3. 追撃掃討作戦に適した人型(バトロイド)形態。
の3形態に変形する。超時空シリーズの脚付き変形メカとしては珍しくガウォーク形態を持たず、その形態の代替用途に当るものとしてヘリコプター形態が設定されている。[23]
ゾルとの実戦参加後、直ちに主戦場を宇宙空間に移して展開したため、大気圏内低空での対地攻撃を任務とするヘリコプター形態が本編で活躍することは一度も無かった。
なお、同年8月に発表のポピーの完全変形玩具に関する報道向け資料では、『汎用・発達型・攻撃ヘリコプター』として、MAAH / Multi‐purpose Advanced Attack Helicopter の兵装システム名称が付与されている[18]。デザインの基になったのは、ロッキードによって開発された、アメリカ陸軍向けの試作攻撃ヘリコプターAH-56 シャイアンシコルスキー S-72 ( Sikorsky S-72 )。
ロボテック版 での形式番号は、ベリテック・ファイター/ヘリコプター (Veritech Fighter / Helicopter) の略号 VFH-10 。バトロイド形態での頭部の火器を廃止した替わりにハードポイント倍増と装甲、エンジンを強化した「VFH-12 スーパー・オーロラン」なる発展型も存在する。[24]

その他の戦闘ロボット・戦闘車輌および戦闘航空機[編集]

VF-7 シルフィード
航空隊の多目的戦闘機。第2話から登場。全長12.8m と小型。制空やゾル単艦への対艦攻撃機としても用いられた。本編では描写はないが、ナレーションやデザイングループ「アンモナイト」によれば可変戦闘機であるとのこと。
F-206 ファルコン II
防衛航空隊(防空軍に当たる)の 迎撃機。第4話から登場。全長19.8m と戦闘機としては大型。
AF-2 キマイラ
宇宙隊の全長20.1m の大型護衛戦闘機。第6話から登場。大気圏内では大口径主砲を活かした前世紀の ヘンシェル Hs129 の運用と同じく対地攻撃が可能。宇宙空間では宇宙艦艇や輸送シャトルの護衛艇として用いられる。
C-37 アルバトロス
大型貨物の長距離空輸能力を持つ高速戦術輸送機。全長73.4m、最大有償荷重 250t。5話と16話でジャンヌと配下の15分隊をスパルタスごとゾル母艦まで輸送した。
VC-150 フォティナス 重貨物輸送艇 ( 西洋ホタルの派生種の学名 " Photinus" に由来。 )
垂直離着陸による、大型貨物の近距離・超低空(4,000 ft. 、メートル法換算 1,219.2 m 以下)の空輸に特化した戦術輸送機。最大有償荷重 120t。[25]
ARV-15 バンブルビー
サザンクロス軍・陸軍で直協偵察機。(戦術偵察機・近距離偵察機)、同軍・海軍対潜哨戒機、同軍・戦術空軍観測機または偵察機と、三軍で共用(トライ・サービス)される内装式回転翼による垂直離着陸機。全長7.3 m。 6話で陸軍の「偵察分隊」( RE.P )所属機が、第5話でグロリエ地表に不時着した総司令官「デス・デラ・デミ」らの座乗した旗艦 (アズシャール級)上空を偵察していた。

ARR-15 モノクル
サザンクロス陸軍・戦略偵察分隊( RE.P )が第5話でゾルの科学調査艦 (キルトラ・ドラニッツ級)に対する偵察攻撃に出動したが、応援に駆けつけたゾルの母艦からの戦術核兵器報復攻撃により部隊は壊滅。 他の陸戦バトロイドと異なり航空機開発企業ノースロップ・グラマン社による陸軍納品のため「航空偵察ロボット」と定義され、各種センサーが充実し跳躍飛行が可能だが、装甲は最小限で 乾燥重量 12.0tと軽量。海外ロボテック版ではサイクロプス(FRB-7 Reconnaissance Battloid "Cyclops")の別名。 全高 6.1m 。
GMP・05-SCP ガルム
1話より登場の惑星グロリエ軍事警察( 憲兵隊, GMP )が用いる人工知能 搭載の軍法執行ロボット。 「番犬」の意味どおり、憲兵自らは搭乗せず、軽微な軍規則違反であれば、軍法データベース 内部ストレージ及びコンピュータネットワーク検索 )により、過去の判例と照合して自らその場で兵士の処分を決定する[26]。海外ロボテック版では QRP-19「ゴーレム」と改称され、憲兵指揮下で一般操縦士の搭乗する運用が前提の、人工知能を搭載しない派生型 SRP-19「ボビィ」もあり。
MBR-13 サラマンダ
2話より、最終23話まで登場。 戦略隊( Tactics Corp , TC )が用いる。型式名 MBR (Main Battle Robot)は現用の主力戦車、MBT (Main Battle Tank) に由来する。
MBR-21 バジリスク
5話より、最終23話まで登場。過酷な砂漠の環境に対応した機体で、主に砂漠分隊が用いているが、元来は MBR-13 サラマンダの後継機であるという設定であり、最終決戦では『戦略隊』など他の陸軍主力部隊が用いている状況を確認出来る。

それ以外にも惑星グロリエの開拓守備軍であるサザンクロス軍では、宇宙機甲隊を除く空宇局(航空宇宙局)の各軍団には非変形の戦闘用航空機もしくは戦闘用宇宙艇が、戦略機甲隊を除く陸海局の各軍団には非変形の戦闘用ロボット(バトロイド)が配備されている。
当時、放送前から玩具店に無料配布された三社合同冊子「超時空情報」によれば、都市部守衛を戦術主眼に置いた戦略隊( TC )、そして防衛隊( CDU )配備機以外の局地部隊のロボットやパワードスーツは、極地防衛 と 開拓支援(工兵)目的ゆえの独特なデザインが多い。その理由として戦闘のみを想定した運用のみに非ず、屯田兵のように植民惑星開拓事業にも従事していたものと考えられる[27]

艦船[編集]

  1. バンシー級/グレムリン級・駆逐艦 :全長 約195.1 m。
  2. ジュネーヴ級/バトル級/ディフェンダー級・巡宙艦 :全長 約286.5 m
  3. トリスター級・重巡宙艦 、アルゴノーツ級・巡宙戦艦:全長 約466.6 m (トリスター級)/ 470.6 m(アルゴノーツ級)。
開拓惑星の工業生産力の事情から、全て同一の竜骨構造材を共通構造として船体の延長および拡張と装備(装甲・兵装など)の追加により駆逐艦から重巡宙艦、さらには巡宙戦艦までの規模を実現した艦船群。いずれも艦船規模により移動能力に差はあるがフォールド航行能力を持つ。駆逐艦など小型の艦船は惑星グロリエからブースターにより打ち上げられ(第13話ほか)、それ以外は第2衛星アルスに設営された「アルス開発基地」から曳船に曳航され衛星軌道上に投入された。(第14話ほか)
駆逐艦級の竜骨を基本単位とし、この共用された竜骨を組み合わせて巡宙艦以上の大型艦船を建造せざるを得なかった為、開拓母星「リベルテ」の第一線の主力艦艇に較べて構造強度が劣る。また、ゾルの艦船に対しては能力的にもかなり見劣りし、数的に優勢ながら陸軍出身のレオン総司令官の稚拙な戦略と無謀な命令もあって、停戦までにその大半が撃破されてしまった。
なお、設計開発と建造及び回航まで一貫してリベルテ側で行われ、ベージュ色を基調に艦首にネービーブルーのワンポイントの入った、いわゆる「リベルテ塗装仕様」のこれら三種の艦級がリベルテ宇宙海軍でも採用され、トクガワ級など主力艦級の補助艦級として運用されている。
惑星リベルテ[編集]
トクガワ級・超時空々母/揚陸艦[28]
第10話「アウトサイダー」にて惑星リベルテのラインハルト総司令官の命によりサザンクロス軍の支援に派遣された全長 1,120m の大型宇宙空母。惑星グロリエの艦船群より能力的に優れ、大気圏内外で活動可能な艦載機 (宇宙戦闘機) AF-1「ヴァルター」( Vulture )[29]を搭載し、単艦で長駆フォールド航法により惑星グロリエの衛星軌道の近傍に到達可能。
ジョージ・ロンバル大佐を艦長とする二番艦「ハンニバル」は単艦でリベルテのラインハルト総司令官からの極秘の返答を通信ではなく、直接サザンクロス軍総司令官「クロード・レオン」に通告する任務を帯びて、大気圏再突入進入経路上を塞いでいたゾル母船アズシャール級艦隊中の1隻に対して単艦同士の一騎討ちを挑んだが、やはり科学技術力で人類側の造船技術を超越したゾル艦船の前では艦載機共々その攻撃力および防御力では歯が立たず、撃破されてしまった。

個人用装備[編集]

HR-32「フラッシュ・クラッパー」(Flash clapper, 閃光を発生する柏木の意味。)
民生品の自動二輪車に較べて高価になるホバークラフトによる浮上型トライク[30]にも関わらず、陸海局の兵士の全員に行き渡るべく大量産が掛けられた個人用装備品。愚連隊気風の第15分隊はパトロール名目で市街地遊覧に用いることもあり、憲兵隊長の取り締まり対象となる場面が多々みられた。
アーミング・ダブレット(A.D)
ヒロイン「ジャンヌ」ほか、惑星グロリエの軍隊で着用されている、動力付き[31]甲冑の総称。
戦闘車両等にはこれを着用して搭乗する。特に車両・航空機との操縦伝達等のためのリンク機構などは設けられておらず、この点では通常のパイロットスーツと大差はない。
動力アシストは、「倍力無し。補助比率:1対1のみ」から 特別な外骨格の補強を必要としない、倍力限界 である 「最大値 4 倍 = 0.8馬力」まで。
軍隊内の各々の役割である小隊長(尉官級)、分隊長(軍曹伍長下士官級 )、一般兵と階級に合わせてヘルメットのデザインや小火器の形状が変えられている。
小口径の小銃や、小口径粒子ビーム銃にある程度の距離で耐えるボディアーマー程度の装甲しか無いが、パワードスーツのように着用者の動きを妨げることなく、着用したままヘルメットを外すだけで、飲食や用便を足せるなど、衣服のように使用できる点と、惑星グロリエの厳しい高温・低温の温度差や乾燥・高湿度等の自然環境を緩和する環境スーツの役割を持つ。極寒で活動する寒冷地分隊、偵察分隊や砂漠分隊、海洋分隊など作戦を展開する環境や任務特性に合わせて部隊ごとに甲冑のデザインが異なっている。
航空宇宙局(空宇局)の甲冑に関して、航空隊(戦術空軍)や 防衛航空隊(防空軍)は耐Gスーツの機能を兼ね備え、宇宙隊(戦術宇宙軍団)や宇宙機甲隊(戦術宇宙機甲団)に関しては宇宙服の機能を兼ね備えている。[32]
地上部隊のスーツに関しては厳密な意味での気密は施されていないため、本来は宇宙空間での使用には耐えない。そのためジャンヌ達が宇宙空間で作戦する16話以降、簡易宇宙服の機能を有するように改造が加えられたようである。
なお、アーミング・ダブレット(Arming doublet)とは、15世紀から17世紀頃の、主に男性向けの腰のくびれたフェンシング胴着に由来する。
運用特性[編集]

アンモナイトによる運用特性の設定[31]は、以下の通り。

  1. 強化甲冑を着用するには、先に専用のプロテクターを着用しなければならないが、プロテクター側で甲冑と筋肉の動きを読み取り、甲冑に連動させる。
  2. 強化甲冑同士の対戦(原文「強化甲冑 対 強化甲冑」)の場合、体力の勝る方が比較的勝算が高いが、例外もある。
  3. 例えば着用者が強化甲冑の手を動かそうとしたとき、着用者の微妙な筋肉の動きを読み取り、倍力比例動作により強化甲冑側の手を大きく動かす。故に慣れにより体力の消耗を最低限に抑えることが出来る。逆に云えば初心者など扱いに慣れない場合、大きく疲労する。
  4. 熟練者同士の戦闘では、体力よりもむしろ戦略と戦闘経験(原文「知恵と勘」)が大きく影響する。
  5. 指揮官級は、敵陣の数百メートル上空よりその戦力や状況を正確に把握する携行無人偵察機 を標準装備する。

ゾル軍側[編集]

機動兵器[編集]

バイオロイド(グロリエ側呼称)[33]
異星人ゾルが使用する全高約 5 m 程度の生体部品使用の人型機動兵器。パイロットは胸部と頭部の間にある気密繭(まゆ)に座位で姿勢し、機体と生体的にリンクして自分の手足の延長として動かすため、厳密には操縦するロボットでは無くパワードスーツに近い。

派生型(サブタイプ)、形式等記号は未解読につき不明。

なお、ゾル側呼称のカタカナ【英文字綴り】は、海外ロボテック版で、オリジナル・メカデザイン・グループの「アンモナイト」が名づけた機種の愛称である。

グロリエ側区分 ゾル側呼称
【 英文字綴り 】
邦訳 解説 備考
前期I型 ノス・ドュール
【 Nous'dohl 】
戦士 初期量産型。 劇中「青色」塗装。
前期II型 トゥ・シィエンドラル
【 T'siendral 】
歩哨 上記センサー能力改良型。 劇中「緑色」塗装。
前期II型改 ジスタ・ドュール
【 Gister'dohll 】
戦将または指揮官 上記II型をマイナーチェンジした指揮官仕様。サイフリート・ヴァイス搭乗。 劇中「濃赤色」塗装。
中期I型 トゥ・シィエランプ
【 T'sienramp 】
観察者 耐圧&耐衝撃性能、センサー等探査能力強化型。
偵察機として、戦域偵察にも多用される。
劇中「淡水色」塗装。
中期II型 インヴィダ・シィエンディエル
【 Inbida -T'siendiel 】
インビット 用・歩哨 立体的な「三位一体」立体攻撃作戦行動の為に 3機1組 で行動出来るように、連動行動の戦術リンク & 通信システムや、コンビネーション作戦用の行動ソフトウェアが組まれている。 劇中「鮮赤色」塗装。
後期I型 スザッチ・ドュール
【 Szatchi'dohl 】
革命的戦士 前期I型の改良型。
量産性及びセンサー能力向上。エネルギー資源枯渇の為、性能を維持しながら、省資源性が考慮されている。
劇中18話以降登場。青または赤色塗装。
対地上戦投入分はサンディ・ブラウン&ブロンズ塗装。
後期II型 ツゼンシィ・ドュール
【 Tzensi'dohl 】
前線指揮官 前期II型及びII型改の後継機。
主な改良点は耐衝撃性能。その他の改良点は後期I型に同じ。
劇中「古代紫」塗装。
バイオバー(グロリエ側呼称)
飛行能力を持たないバイオロイドを載せて低空を最大速度 約 400 km 弱で飛行可能で、移動や立体攻撃に使われる支援機動兵器。海外ロボテック版ではスカイ・スレッド( 飛行橇(そり) )の名称で呼ばれ、マッチボックス社から単独で玩具も発売された。

艦艇など[編集]

母船 (アズシャール[34] 級)
全長約7kmから10km程度の六角平面形の巨大な船体長を持ち、長距離・超光速航法を可能にするフォールド航行機能や資源循環再利用システムを搭載した殖民船。緊急時には惑星大気・重力圏に降下可能で、 救援及び回収を目的として母船同士を上下に吊り下げ連結可能。(9話)[31]
当初の設定図面では大気圏への降下に際して、空気抵抗を低減する為に最適化された形状に変形可能な構造を持つ予定だった。[35] ジョルジュ・サリバン死亡回 第9話「スターダスト」にて描写された前記の連結機能は、その名残りである。
元々は輸送船であり、ゾル人の故郷への帰還に際して、武装や宇宙空間に浮遊している粒子やスペースデブリ小惑星などの衝突、放射線などの自然災害から身を守る為の複数種の 防御幕シールドが設置され、空軍航空隊の要撃機 VF-7 「シルフィード」の対艦ミサイル攻撃を全く受け付けない。(5話)
ランディング・フリゲート (グロリエ側呼称)[36] 
異星人ゾルが母船と惑星間の往来( 再使用型宇宙往還機 )に使用する揚陸艦。 船体長約 120 m 程度と我々の水上艦艇の基準で 駆逐艦 ほどの寸法と質量を持ちながら、空軍航空隊の VF-7 「シルフィード」を全く寄せ付けない、隔絶した機動力と飛行速度を持つ。(2話ほか)
本来の揚陸艦あるいは輸送機用途としての「バイオロイド」及び兵員輸送のほか、斥候艦、「トゥール・デトレル級」駆逐艦の補佐、単独攻撃や地上部隊の指揮など、母船が行えない様々な多目的任務に用いられる汎用艦艇である。
駆逐艦 (トゥール・デトレル[37] 級)
船体長 約 350 m と、我々の水上艦艇の基準で 原子力空母 ほどの寸法と質量を持ち、艦首の周囲に 4 門 配置されている触角のような形状の主砲粒子砲は、惑星グロリエはおろか、惑星リベルテの主力艦艇をも一撃で撃破する。(16話)
科学調査艦 (キルトラ・ドラニッツ[38] 級)
ゾル人の生命の源「生命の花」の原種(プロト・ゾル)が自生する惑星グロリエの地域で、サザンクロス軍 コードネームで SX83地点(SX Point-83)と呼ばれる遺跡を事前調査していた(4話)、船体長 約 510 m の科学調査艦。
無人探査機(ドローン)52機のほか、バイオロイドとバイオバーの組み合わせを自衛艦載機として 30組、内火艇として ランディング・フリゲートを3艇積載可能。 

スタッフ[編集]

主題歌・挿入歌・劇中歌など[編集]

オープニングテーマ - 『星のデジャ・ブー
歌 - 鹿取容子 / 作詞 - 三浦徳子 / 作曲・編曲 - 佐藤健
エンディングテーマ - 『約束』
歌 - 鹿取容子 / 作詞 - 三浦徳子 / 作曲・編曲 - 佐藤健
挿入歌
『WALKING IN THE SUN』
歌 - 鹿取容子 / 作詞 - 三浦徳子 / 作曲・編曲 - 佐藤健
『恋のサザンウインド』
歌 - 富沢美智恵 / 作詞 - 庄司菜穂子 / 作曲 - 檀雄司 / 編曲 - 富田芳正
『Let's GO!SOUTHERN-CROSS』
歌 - 山中のりまさ / 作詞 - 竜の子プロ文芸部 / 作曲 - 佐藤健 / 編曲 - 和田春彦
第15分隊歌。
『私の白い部屋』
歌 - 富沢美智恵 / 作詞 - 庄司菜穂子 / 作曲 - 檀雄司 / 編曲 - 富田芳正
劇中歌
『STAR DUST MEMORY』
歌 - 影山ヒロノブ / 作詞 - 寺田憲史 / 作曲・編曲 - 檀雄司
9話の舞台のピアノ・バーで、ジョルジュ・サリバンが歌手として歌う。
『MUSICA』
歌 - 日髙のり子 / 作詞 - 竜の子プロ文芸部 / 作曲・編曲 - 檀雄司
ムジカのハープ状楽器「デージピセル 」の伴奏と共に歌われる、即興の望郷歌。
『いのちのはな・生命の花/(乙女達)』
歌 - 日髙のり子 / 作詞 - 竜の子プロ文芸部 / 作曲・編曲 - 檀雄司
ゾルの民族歌。同作品のサウンド・トラック中、唯一音源化がなされていない。
AR歌 - 『星のデジャ・ブー
歌 - 富沢美智恵 / 作詞 - 三浦徳子 / 作曲 - 佐藤健 / 編曲 - フラワーズランド

上記の殆んどの曲を収録したLPレコード(サウンド・トラック)、CDは、いずれも徳間ジャパン徳間ジャパンコミュニケーションズ)より発売された。また、主題歌のEPレコードの発売元も、徳間ジャパンである。

各話リスト[編集]

話数 放送日 サブタイトル 邦訳 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
第1話 1984年
4月15日
プリズナー
Prisoner
囚人 鳥海尽三 長谷川康雄 山村正幸
第2話 4月22日 メイク・アップ
Make-up
化粧 古川順康 須永司 鈴木英二
第3話 4月29日 スター・エンゼル
Star-angel
星天使 下河内久登 康村正一 田代文夫 山田高広
第4話 5月6日 ハーフム-ン
Half-moon
半月 高野太 須永司 鈴木英二
第5話 5月13日 トラブル・シティ
Trouble-city
混乱都市 鳥海尽三 山田勝久 長尾粛 新井豊
小泉謙三
第6話 5月20日 プレリュード
Prelude
前哨 川崎知子 矢沢則夫 小島正幸 野崎恒伸
第7話 5月27日 ラビリンス
Labyrinth
迷宮 須永司 なかじまちゅうじ
第8話 6月10日 メタルファイア
Metal-fire
銃火 下河内久登 秦義人 新井豊
第9話 6月17日 スター・ダスト
Star-dust
星屑 寺田憲史 吉田浩 田代文夫 山田高広
第10話 6月24日 アウト・サイダー
Outsider
部外者 下河内久登 古川順康 鈴木幹雄 野崎恒伸
第11話 7月1日 デジャ・ブー
D・j・ vu
既視感 鳥海尽三 長尾粛 高橋朝雄
第12話 7月8日 ロストメモリー
Lost-memory
失われた記憶 川崎知子 鈴木幹雄 野崎恒伸
第13話 7月15日 トリプルミラー
Triple-mirror
三面鏡 鳥海尽三 吉田浩 五月女有作 高田三郎
第14話 7月22日 アイアン・レディー
Iron-lady
鉄の女 寺田憲史 秦義人 新井豊
第15話 7月29日 ラブ・ストーリー
Love-story
恋愛小説 古川順康 山田高広
第16話 8月5日 ハンター・キラー
Hunter&killer
索敵と殺戮 川崎知子 鈴木幹雄 野崎恒伸
第17話 8月19日 バイオサイカー
Bio-psycher
生或る魂達
(テレパシスト)
鳥海尽三 古川順康 鈴木幹雄 高橋朝雄
第18話 8月26日 ワンダー・ランド
Wonder-land
御伽の国 長谷川康雄 五月女有作 高田三郎
第19話 9月2日 クライシス
Crysis
危機 寺田憲史 鈴木幹雄 野崎恒伸
第20話 9月9日 デイ・ドリーム
Day-dream
白昼夢 秦義人 新井豊
第21話 9月16日 ナイトメア
Nightmare
悪夢 古川順康 山田高広
第22話 9月23日 カタストロフ
Catastrophe
大破局 鳥海尽三 小島正幸 鈴木幹雄 野崎恒伸
第23話 9月30日 ジェネシス
Genesis
創世(生) 長谷川康雄 高田三郎
1984年6月3日は1984年全米女子プロゴルフ選手権中継、8月12日はロサンゼルスオリンピック (1984年)関連の中継番組を放送した為休止。
海外ロボテック版では、本編の前に前夜祭的な構成の特別編集版の追加エピソード「ダーナの物語」(Dana's Story)が挿入される[39]など、放映サブタイトルが多少異なる。 詳細は英語版エピソード・リスト(The Super Dimension Cavalry Southern-Cross#Episode-List)を参照せよ。

商品化[編集]

前作までのタカトクトイスに代わりバンダイがメインスポンサーになった。番組開始時にアニメ雑誌等で公表された情報によると、1/35 縮尺の「スパルタス」及び「オーロラン」の変形玩具を発売する予定となっていた[18] が、関連商品を一切発売しないままスポンサーを離れた。TVCMは当時公開を控えていた『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』の商品のものが放映された。

プラモデルは前作までのイマイ有井製作所エルエスが加わり、3社共同となった。しかし、ラインアップは1/12スケールの各種アーミング・ダブレットが9種発売されたものの、それ以外には1/48スケールのサイフリート・ヴァイス専用バイオロイド前期II型改(赤)と1/20スケールのフラッシュ・クラッパー(ホバーバイク・ジャンヌのフィギュア付)の2種がエルエスから発売されたのみ。ロボットアニメであるにもかかわらず、主人公側(サザンクロス軍)のロボット類の玩具は、結局これらスポンサーからは発売されなかった。 イマイの1/12プラモデルでは各部隊のメタルエンブレムのキーホルダーと、メタル製の足先と肩アーマーが付いていた。

有井製作所の憲兵隊・ラーナ少尉のアーミング・ダブレットのプラモデルには、装甲を外すと裸の上半身が露出するギミックがついている[40]。TVCMにもその画像が使用された。初版の上半身パーツを収めたブリスターパックの台紙には、「ロリコンを採り入れたボディ」なる謎のキャッチ・フレーズが添えられている。

当初エルエスの戦略機甲隊・ジャンヌ少尉のアーミング・ダブレットのプラモには、上記ラーナ少尉や、今井科学の宇宙機甲隊長マリー少尉に付属した素顔の部品がなく、ヘルメット時の頭部のみだったが、主演声優の富沢美智恵及び当時のファンの強い要望で、第2版から素顔の頭部がブリスターパック入りで付属するようになった。

なお、主役三人娘にはボーナスパーツとして、プラスチック製の六角形台座やハンドバッグ小銃を肩に担ぐための革ベルト(スリング・ベルト)が付属した。

海外商品[編集]

海外ではロボテックの放映時に、変形可能なスパルタスやバイオロイド(後期 I 型)、バイオロイド用・飛行橇(『スカイ・スレッド』名義)、ゾル軍の動力付き甲冑(『バイオロイド・ターミネーター』名義)、ヒロインのジャンヌの可動フィギュアが騎乗できる構造のホバーバイク(『HR-32 ホバーサイクル』名義)など、数種の玩具が発売されている。 また、ロボテック公式ストア・ウェブサイトでは、本放送(西暦1985年)から28年振りとなる、2012年4月下旬に「ジョルジュ・サリバン」役の「ケント・ハリソン・ヘイズ」[41] の歌うコンパクト盤(EP盤)ミニアルバムコンパクトディスク(CD) " It's You "(邦訳例:「君だけに・・・」 )が発売された。[42]

ただし日本国内では、それらの商品もタツノコとビックウエストの権利裁判闘争の煽りで、第三国を経由するか輸入代行業者を利用するか、個人海外旅行の帰路にて手荷物として日本国内に持ち込む等の手法しか手段が無く、日本国内の販売店や通信販売を含めて公式には入手不可能という実態である。

ネット局[編集]

以下の各局は、1984年9月の時点で本作を放送していた局である。 系列は本放送当時のもの[43]

放送地域 放送局 放送系列 備考
近畿広域圏 毎日放送 TBS系列 製作局
北海道 北海道放送
青森県 青森テレビ
岩手県 岩手放送
宮城県 東北放送
山形県 山形テレビ フジテレビ系列 木曜 16:30 - 17:00に放映。
福島県 テレビユー福島 TBS系列
関東広域圏 東京放送
山梨県 テレビ山梨
新潟県 新潟放送
長野県 信越放送
静岡県 静岡放送
石川県 北陸放送
中京広域圏 中部日本放送
鳥取県
島根県
山陰放送
岡山県
香川県
山陽放送
広島県 中国放送
山口県 テレビ山口 TBS系列
フジテレビ系列
高知県 テレビ高知 TBS系列
福岡県 RKB毎日放送
長崎県 長崎放送
熊本県 熊本放送
大分県 大分放送
宮崎県 宮崎放送
鹿児島県 南日本放送
沖縄県 琉球放送

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 近代映画社『ジ・アニメ』1984年11月号。
  2. ^  今井科学発行の販売促進用小冊子「超時空情報 Vol.8」の記載では、「西暦2120年、植民惑星「グロリエ」 (: The planet Grorie) を巡り・・・」と記載。 また、秋田書店出版の 月刊マイアニメ 4月号 新番組情報 超時空騎団サザンクロス 制作発表会でも21世紀末と配布資料に印刷され、口頭で2120年と補足言及。
  3. ^ 第10話 「アウト・サイダー」(Outsider)エピソードより。
  4. ^ : Louie Nichols
  5. ^ : Vince Grant
  6. ^ : Rick Hunter
  7. ^ : Lisa Hayes
  8. ^ 惑星グロリエには、第1衛星ルナト、第2衛星アルスという2つの衛星があり、より大きな衛星アルスには開発基地が地下に設営されている。
  9. ^ : Zor Derelda
  10. ^ : Zor Prime
  11. ^ Dennis Brown is the TASC commander of the Black Lions Squadron.
  12. ^ : Vince Grant
  13. ^ : Jean Grant
  14. ^ a b 統合技術研究開発部 (特殊技術院) - ロボテック・クロニクル
  15. ^ 第20話で、第15分隊の“命の恩人”であるムジカの惑星「グロリエ」の初訪問を祝う為にジャンヌ隊長が歓迎会を催した、星都「セントラル・シティ」に所在する将官倶楽部「ハバナ・ムーン」(HAVANA Moon)とは姉妹店。
  16. ^ 原作 第12話「ロストメモリー」20分46秒付近の英語字幕より。
  17. ^ (車体解説):VHT-02(ロボテック版形式記号)「スパルタス」解説
  18. ^ a b c Popy participation document to the Southern Cross Joint Investment Groups
  19. ^ VHT-1 セントール (Centaur) ・可変式 巡航戦車 の後継車輛。
  20. ^ (機体解説):VF-08(ロボテック版形式記号)「ローガン」解説
  21. ^ ブライアン・マニング によるデザイングループ「アンモナイト」による初期デザイン清書 (GIF画像形式)
  22. ^ (機体解説):VFH-10(ロボテック版形式記号)「オーロラン」解説
  23. ^ ただし、後述のデザイン元から考慮すれば、ヘリコプター形態が通常の可変戦闘機(「VF-1 バルキリー」など)の基本形態( ファイター形態 )に相当し、通常の可変戦闘機での中間形態(ガウォーク形態)が、本機の「ファイター形態」に相当する設計・運用思想であると思われる。
  24. ^ VFH-12 スーパー・オーロラン - ロボテック・クロニクル
  25. ^ サザンクロス軍・揚陸艇 (VC-150 フォティナス 重貨物輸送艇) - ロボテック・クロニクル
  26. ^ 秋田書店「月刊マイアニメ」1984年7月号 第55頁。『ミリタリーファイル・ 3「鉄の規律はわが命」 - 憲兵隊 -』。 軍事設定考証:庄司 菜穂子
  27. ^ 小学館発行 超時空騎団サザンクロス スペシャルガイドブック 46ページ参照
  28. ^ トクガワ級・超時空々母(超時空揚陸艦)
  29. ^ AF-1 ヴァルター 航空宇宙・護衛戦闘機
  30. ^ 移動に車輪を用いないので厳密にはトライクの区分には定義出来ないが、本体重量を3箇所の推力による“脚”で支持し浮上、かつ前進にもこの推力成分の一部を偏向して用いることから、便宜的に前記名称を用いた。
  31. ^ a b c imaifiles_final_9 第102頁 、第109頁
  32. ^ 秋田書店「月刊マイアニメ」1984年8月号 第55頁 『ミリタリーファイル・ 4「星のかなたが死に場所だ」 - 宇宙機甲隊 -』。 軍事設定考証:庄司 菜穂子
  33. ^ 「非公式ロボテック技術ファイル・西暦2066年版」バイオロイドの項目(英語)
  34. ^ : Azashar
  35. ^ (昭和58年)1983年2月20日 今井科学 第2設計係 imaifiles_final_9 第110頁 PDF より GIF 画像 1,880 pixel x 1,486 pixel 抽出
  36. ^ グロリエ側呼称「フリゲート」に反して、ゾル艦隊の用途により コルベットを意味する「ロイル」(Roil)を接頭詞とする 攻撃型「ロイル・チュルヴォ」(Roil Tiluvo)、電子戦用「ロイル・クエル」(Roil Quel)、指揮用「ロイル・ロウトヅ」(Roil Luhoutzs)、砲艦「ロイル・リヒナル」(Roil Lihinal)、強襲用「ロイル・デストリン」(Roil Destrin)、歩兵強襲作戦用「ロイル・ティルボセン」(Roil Tiluvosen)、軌道往還軽輸送艇/民間人員貨物輸送艇「リストラディン」(Listradin)など7種の派生艦級がある。
  37. ^ : Taul Detrel
  38. ^ : Quiltra Draenitzs
  39. ^ ロボテックのみの独自エピソード第37話「ダーナの物語」のコミコ・ザ・コミックカンパニー社のスペシャル番外編の漫画本の表紙【左】と独自に描かれたフィルム箇所のセル画。【右】 超時空騎団サザンクロス第1話をロボテック第38話とし、その前に挿入されたジャンヌを超時空要塞マクロスのマックスミリアの長女とする為のオリジナル話
  40. ^ [1]
  41. ^ : Kent Harrison Hayes
  42. ^ The Robotech Store (ロボテック公式ストア)≫ Videos & Music (映像ソフトウェアと音楽)≫ ROBOTECH : It's You - Limited Edition EP-CD (ロボテック:「君だけに・・・」限定生産版・コンパクトディスク)
  43. ^ アニメディア 1984年10月号』 1984年、学研パブリッシング、テレビ局ネットワーク(92 - 94頁)

外部リンク[編集]


TBS系列 日曜14時台前半
前番組 番組名 次番組
超時空世紀オーガス
(1983年7月3日 - 1984年4月8日)
超時空騎団サザンクロス
(1984年4月15日 - 9月30日)
日本列島縦断クイズ
(1984年10月7日 - 1985年3月31日)