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2011年11月24日 (木) 14:10時点における版
カレル・アブラハム | |
---|---|
2011年 イギリスGP | |
国籍 | チェコ |
生年月日 | 1990年1月2日(34歳) |
出身地 | ブルノ |
ロードレース世界選手権での記録 - MotoGPクラスに参戦 - | |
現在のチーム | カルディオンABモトレーシング |
ゼッケン | 17 |
チャンピオン | 0 |
レース数 | 93 |
優勝回数 | 1 |
表彰台回数 | 2 |
PP回数 | 0 |
FL回数 | 1 |
通算獲得ポイント | 249 |
2010年の成績 | 10位 ( 96ポイント - Moto2 ) |
カレル・アブラハム ( Karel Abraham, 1990年1月2日 - ) は、チェコ・ブルノ出身のオートバイレーサー。2010年はロードレース世界選手権Moto2クラスに参戦し、2011年からはMotoGPクラスに参戦する。
経歴
キャリア初期
6歳から11歳のときまではアルペンスキー競技に参加していたが、その後ロードレースに転向。2003年にはチェコ国内のロードレース選手権125ccジュニアBクラスでシリーズ3位に入り、「タレント・オブ・ザ・イヤー」賞を受賞した。翌2004年はチェコ、ドイツ、そしてヨーロッパロードレース選手権に参戦した[1]。
125ccクラス
2005年にはチーム・センプルッチよりダリオ・ギウセペッティをチームメイトにロードレース世界選手権125ccクラスにデビューを果たしたが、ノーポイントに終わった。2006年には現在も所属する、父カレル・アブラハム・シニアがオーナー兼チームマネージャーを務める「カルディオン・ABモトレーシング」に移籍。2度ポイント圏内での完走を果たしシリーズランキング24位を記録した。なおカルディオンはチェコの医療機器メーカーであり、ブルノ・サーキットで開催されるチェコグランプリの冠スポンサーとなっている[2]。またアブラハム・シニアはブルノ・サーキットの運営にも携わっている[3]。
250ccクラス
2007年シーズンは250ccクラスにステップアップを果たした。クラス1年目は2度10位入賞したのがベストリザルトとなり、シリーズ16位を記録した。翌2008年は2度の7位を記録し、同じくシリーズ16位となった。
250ccクラス最後となった2009年シーズンは、第14戦オーストラリアGPと最終戦バレンシアGPでベストリザルトとなる6位入賞を記録、74ポイントを獲得しシリーズ14位を記録した。
Moto2クラス
グランプリ参戦6年目となる2010年は、250ccクラス後継のMoto2クラスに参戦。当初チームはRSV製のシャシーを使用していたが、第3戦フランスGPからはFTR製に変更した[4]。この変更はうまく行き、第7戦カタルーニャGPでは、それまでの自己ベストリザルトとなる4位でフィニッシュを果たした。また第10戦チェコGPの間には、2011年からチームとともにドゥカティのマシンでMotoGPクラスに挑戦することも発表された[5]。それまでに思うような成績を出せていなかったため、MotoGPへの進出は疑問視されていた部分もあったが、第14戦日本GPでアレックス・デ・アンジェリスとの熾烈なバトルを制し自身初の表彰台を獲得[6]。そして最終戦バレンシアGPでは、トニ・エリアス、フリアン・シモン、アンドレア・イアンノーネらとの四つ巴の激戦を展開。ラストラップの混乱に乗じて、MotoGP進出を前に自身初優勝を飾った[7]。同レースではファステストラップもマークしており、最高の形での中量級クラスのラストレースとなった。ポイントランキングでもこのレースで順位を一気に引き上げ、自己最高のシリーズ10位となった。
ロードレース世界選手権 戦績
- 凡例
- ボールド体のレースはポールポジション、イタリック体のレースはファステストラップを記録。
シーズン | クラス | バイク | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 順位 | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2005年 | 125cc | アプリリア | SPA 22 |
POR Ret |
CHN 27 |
FRA 21 |
ITA 27 |
CAT Ret |
NED Ret |
GBR 17 |
GER 17 |
CZE Ret |
JPN 28 |
MAL Ret |
QAT 28 |
AUS | TUR 18 |
VAL Ret |
NC | 0 | |
2006年 | 125cc | アプリリア | SPA 23 |
QAT 24 |
TUR 22 |
CHN 26 |
FRA 25 |
ITA Ret |
CAT 21 |
NED Ret |
GBR 28 |
GER Ret |
CZE Ret |
MAL 18 |
AUS 17 |
JPN 13 |
POR 11 |
VAL Ret |
24位 | 8 | |
2007年 | 250cc | アプリリア | QAT Ret |
SPA 15 |
TUR 12 |
CHN Ret |
FRA Ret |
ITA 16 |
CAT 14 |
GBR 10 |
NED 15 |
GER Ret |
CZE 14 |
RSM 14 |
POR 10 |
JPN Ret |
AUS 13 |
MAL 12 |
VAL Ret |
16位 | 31 |
2008年 | 250cc | アプリリア | QAT 7 |
SPA 13 |
POR 16 |
CHN Ret |
FRA Ret |
ITA 7 |
CAT Ret |
GBR 12 |
NED Ret |
GER Ret |
CZE Ret |
RSM 10 |
IND | JPN | AUS 11 |
MAL 12 |
VAL 17 |
16位 | 40 |
2009年 | 250cc | アプリリア | QAT Ret |
JPN 9 |
SPA Ret |
FRA 12 |
ITA 13 |
CAT 8 |
NED 7 |
GER Ret |
GBR 14 |
CZE Ret |
IND 10 |
SMR 11 |
POR 10 |
AUS 6 |
MAL 12 |
VAL 6 |
14位 | 74 | |
2010年 | Moto2 | RSV | QAT 14 |
SPA 28 |
10位 | 96 | |||||||||||||||
FTR | FRA Ret |
ITA 17 |
GBR Ret |
NED 9 |
CAT 4 |
GER 5 |
CZE DNS |
IND DNQ |
SMR DNS |
ARA 18 |
JPN 3 |
MAL 6 |
AUS 10 |
POR 10 |
VAL 1 |
脚注
- ^ http://www.motogp.com/en/riders/Karel+Abraham
- ^ http://paddocktalk.com/news/html/modules.php?op=modload&name=News&file=article&sid=54955
- ^ http://www.pragueeventscalendar.cz/en/sport/superbike-world-champion-1001
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2010/Abraham+to+use+FTR+chassis
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2010/Abraham+Ducati+MotoGP+project+confirmed+at+Brno
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2010/Abraham+on+first+podium+result
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2010/abraham+reviews+valencia+race
外部リンク
- karelabraham.com 公式ウェブサイト
- motogp.com カレル・アブラハム経歴